辞書/事典こぼれ話

パソコンで使える“辞書ソフト”アレコレ

ごく個人的な使用雑感

【目次】






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Macmillan English Dictionary

2002 first edition
FOR ADVANCED LEARNERS OF AMERICAN ENGLISH
Editor-in-Chief:Michael Rundell
Macmillan
Software ©TEXTware A/S, Copenhagen 2002

イギリスの Macmillan が出している、いわゆる「英語学習者向け辞書」。CD-ROM版の辞書が付属したものもあります。辞書ソフトの説明書として小冊子付き。

■スプラッシュスクリーン■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):Splash Screen

ソフト起動時に出現するスプラッシュスクリーン。メインウインドウに移るまで、筆者のPC環境では数秒間待たされます。非表示にはできない模様。

■メインウインドウ(1)■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):main window(1)
↑クリックすると大きい画像(700×564)が開きます
  • 検索手順:左上の検索ボックスに検索語を入力すると、インクリメンタル方式で検索開始。検索ボックスの下のペイン(pane)に、ヒットした語句とその次に並ぶ見出し語をリスト状に表示します。検索語が決定した時点で[Enter]を押すと、ここで初めて中央のペイン(pane)に語句の意味、発音、例文、その他を表示。
  • 結果表示:左下のペイン(pane)には、検索語を含む句動詞や熟語の見出しを表示します。クリックするとその項目にジャンプして、中央のペイン(pane)に語句の意味などを表示します。
  • 検索範囲:左下のペイン(pane)に表示する項目は、検索ボックスのすぐ下の"WordSearch"ボタンと"TextSearch"ボタンで増減が可能。"WordSearch"は検索範囲を見出し語のみから派生語、複合語、句動詞、熟語、コロケーションまで含めることが可能。"TextSearch"は検索範囲を定義、例文、その他まで含めることが可能。
  • 追加情報:右端のペイン(pane)には検索語について、そのコロケーションやイラスト、類義語、反意語、派生語、語法の説明(例:イギリス英語とアメリカ英語での用法の違い)、などの追加情報を随時表示します。
  • 発音再生:発音はほとんどすべての見出し語について、イギリス英語、アメリカ英語両方の発音を聞くことができます。またオプションで、検索語がヒットしたと同時に発音再生が可能。
  • サウンド:いくつかの見出し語の右には音符マーク(♪)が付いており、見出し語が擬音語ならその音が実際に聞けます。見出し語が音楽のジャンルの場合、ごく短いサンプルミュージックが流れるものもあり。
  • 検索履歴:検索履歴をドロップダウンリストに保存します。ただし、ソフト終了時にすべての履歴はクリアされ、履歴を次回の起動時に持ち越すことはできません。
  • 表示変更:ウインドウサイズは自由に変更可能。フォントのサイズは大、中、小の三段階。フォントの種類は変更できません。
  • コピー:定義文、例文、例句などの辞書内容のコピーは可能。ただし、発音記号やアイコン、ボタンは文字に化けます。コピーした文字列が改行を含む場合、他のアプリケーションにペーストすると"© Macmillan Publishers Ltd. 2002"という著作権表示の一文の文字列が自動的に付加されます。
  • ペースト:検索ボックスへのペーストは不可。別のアプリケーションで語句をコピーしても、検索ボックスにペーストすることは一切できません。
  • 印刷:印刷は可能。Print Optionsウインドウでいろいろと設定を変えることができます。印刷前のプレビューもできる。CD-ROMからの印刷であることを示す著作権表示の一文が、必ず一緒に打ち出されます。

■メインウインドウ(2)■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):main window(2)
↑クリックすると大きい画像(700×520)が開きます

定義文や例文、例句、文法用語などをダブルクリックすると別に"PREVIWE"という小窓が開き、クリックした語句を見出しとして、その発音や定義、例文、例句を表示します。

小窓の中の語句をクリックすると、小窓を閉じることなく、クリックした語句の見出しにジャンプ。わからない語句は次々に小窓の中のみで調べることができます。

■Smart Searchウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):smart search

メニューバーの[SmartSearch]をクリックと小さな別窓が開き、詳細な検索オプションを設定してこの窓から検索ができます。検索でヒットした語句は、メインウインドウの左下のペイン(pane)に表示する。

「and検索、or検索、not検索」の指定、さらに、検索範囲を「見出し語、句動詞、熟語、定義、例文、注」の中から複数指定が可能。その他、「品詞」や「文法事項」なども検索対象として指定できます。

■Sound Search検索ウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):sound search
↑クリックすると大きい画像(339×440)が開きます

メニューバーの[SoundSearch]をクリックと小さな別窓が開き、発音から語句を検索できます。下の一覧で発音記号を一つ一つマウスでクリックすると、検索ボックスに発音記号が入力されます。

全部打ち終えたところで、検索ボックスの右の[Go]ボタンで検索開始。検索結果をメインウインドウのほうに表示します。

■Quick Searchウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):quick search window

メニューバーの右にある[Quick]をクリックすると、メインウインドウが閉じて、"Quick Search"という小さいウインドウが出現します。上のペイン(pane)に表示するのは見出し語一つ分のみ。下のペイン(pane)には派生語、句動詞、熟語などを表示。

ウインドウは必ず他のアプリケーションよりも手前に表示します。最前面表示の解除はできない模様。タスクバーへの最小化は可能。

■Print Optionsウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):print options

メニューバーの[Edit]をクリックしてドロップダウンメニューを出し、"Print"をクリックするとPrint Preview"という小窓が別に開きます。ここで印刷前に印刷結果を確認できます。メインウインドウの検索でヒットした見出し語は、定義や例文を含めて印刷することが可能。発音記号やイラストも正確に刷り上がります。範囲指定による部分印刷は不可。

印刷オプションで印刷する項目の指定が可能。見出し語のみ、例文のみ、句動詞のみ、あるいは、見出し語と熟語のみ、といった指定が可能です。CD-ROMからの印刷であることを示す著作権表示の一文が、必ず一緒に打ち出されます。

■Note Bookウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):note book

メニューバーの[Edit]をクリックしてドロップダウンメニューを出して[Add note]をクリックすると、"NoteBook"という小窓が別に開きます。ここで各見出し語に対してコメントを記入することができます。

左側のペイン(pane)にある語句が、コメントを書く対象の見出し語。右側のペイン(pane)にコメントを書き込み、[Go]ボタンで保存します。削除は[Delete]ボタン。書き込んだコメントのエクスポートや、他のテキストからのインポートはできない模様。

■メインウインドウ(3)■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):main window(3)
↑クリックすると大きい画像(700×521)が開きます

"NoteBook"でコメントが書き込むと、見出し語の左に小さな「赤鉛筆のアイコン」が出現します。アイコンのダブルクリックで"NoteBook"ウインドウを表示、コメントの追加や編集が可能。

また、見出し語にコメントが存在する場合、メインウインドウの右のペイン(pane)の"NoteBook"の欄に記入したコメントを自動的に表示します。

■Word Listsウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):word lists

メニューバーの[View]をクリックしてドロップダウンメニューを出し、"Wordlists"をクリックすると、小さな別窓が開きます。簡易メモのような機能で、目についた語句をジャンルごとに分けて記録保存できます。

語句の登録はメインウインドウのメニューバーの[Edit]をクリックしてドロップダウンメニューを出し、"Add to wordlists"で行います。

■Flash Cards Optionウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):flash cards option

"WordLists"ウインドウの[Run flashcards]ボタンをクリックすると、小さな別窓が開きます。ここでフラッシュカードのオプションを設定します。

フラッシュカードとは、クイズ形式で学習する一種のドリルです。この辞書ソフトの場合は、「この単語の意味はなあに」という問いに対して、答えの単語をタイプし、正誤判定を行うタイプと、知っていれば[Yes]のボタン押して次の語句に進み、知らなければ[Show entry]ボタンを押して発音や定義を別窓でチェックするタイプの二つがあります。

表示する単語は"WordLists"で登録済みの語句のみ。辞書全体の見出し語が出てくるわけではありません。

■Flash Cardsウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):flash cards

フラッシュカードの中で、問いに対する答えをタイプして答えるもの。上の"Definitions:"にある定義に相当する語句を、下の"Type mystery words:"の欄にタイプして"Check"ボタンを押し、正誤判定を行います。

■Illustrationsウインドウ(1)■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):Illustrations window(1)
↑クリックすると大きい画像(700×563)が開きます

メニューバーの[View]をクリックしてドロップダウンメニューを出し、"Illustrations"をクリックすると、収録してある全イラストを一覧から選択して見ることができます。

左のペイン(pane)にイラスト付きの見出し語がリスト状に並びます。各見出し語をクリックすると、右のペイン(pane)に次々とイラストを表示します。

■Illustrationsウインドウ(2)■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition)Illustrations window(2)
↑クリックすると大きい画像(700×563)が開きます

右のペイン(pane)のイラストをクリックすると、メインウインドウと同様に"PREVIEW"という小窓が開いて、クリックしたイラストの発音記号、可算/不可算、定義などを見ることができます。

小窓の中の語句をダブルクリックすると、その小窓を閉じることなく、クリックした単語の見出しにジャンプします。"PREVIEW"の[Go]ボタンをクリックすれば、小窓が閉じてメインウインドウへもどります。

■Pronunciation Practiceウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):pronunciation practice

メニューバーの[Pronunciation]をクリックしてドロップダウンメニューを出し、"Pronunciation practice"をクリックすると、自分の声を録音して再生することができます。サウンドカード、スピーカー、マイク、などが必要です。

■Study Pagesウインドウ■

Macmillan English Dictionary(2002 first edition):study pages window

メニューバーの[View]をクリックしてドロップダウンメニューを出し、"Study Pages"をクリックすると、"Menu"が開きます。この辞典の序文や辞書の使い方、語学的な解説や論文・一般文章の書き方、世界地図などを収録。

【Study Pagesの内容】
この辞書について英語について地図
  • Foreword(序文)
  • Introduction(前書き)
  • Using the Dictionary(辞書の使い方)
  • Gammar Codes(文法略語)
  • Labels(スピーチレベル)
  • Pronunciation Guide(発音の手引き)
  • Defining Vocabulary(定義に使われた単語一覧)
  • Irregular Verbs(不規則変化動詞一覧)
  • Entries that are Numbers(数字を含む見出し語一覧)
  • Credits(編集スタッフ・後書き)
  • Language Awareness(使用上の注意)
  • Numbers(「数」について)
  • Phrasal Verbd(句動詞)
  • Academic Writing(論文の書き方)
  • College Composition(文章の書き方)
  • Metaphor(比喩)
  • Computer Words(コンピューター用語)
  • Pragmatics(実践的英語)
  • Spoken Discourse(会話の表現)
  • Sensitivity: Avoiding Offense(使用に注意が必要な表現)
  • American and British English(アメリカ英語とイギリス英語)
  • Business English(ビジネス英語)
  • Word Formation(語形成)
  • 世界
  • アフリカ
  • アメリカ
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
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