辞書/事典こぼれ話

パソコンで使える“辞書ソフト”アレコレ

ごく個人的な使用雑感

【目次】






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Oxford Essential Dictionary

2006 first edition
for elementary and pre-intermediate learners of English
Oxford University Press

イギリスの Oxford University Press が出している、いわゆる「英語学習者向け辞書」。CD-ROM版の辞書が付属したものもあります。

■スプラッシュスクリーン■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Splash Screen

ソフト起動時に出現するスプラッシュスクリーン。 メインウインドウに移るまで、筆者のPC環境では数秒間待たされます。非表示にはできない模様。

■メインウインドウ(1)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):main window(1)
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます
  • 検索手順:左上の検索ボックスに検索語を入力すると、インクリメンタル方式で検索開始。ヒットした語句とその次に並ぶ見出し語を下のペイン(pane)に次々とリスト状に表示します。検索語が決定した時点で[Enter]を押すと、ここで初めて右側のペイン(pane)に語句の意味、発音、例文、その他を表示。
  • 追加検索:見出し語の次に並ぶ品詞名や語義説明、例文、囲み記事に出て来る単語をダブルクリックすると、別窓を開くことなく、同じウインドウで内でクリックした単語のエントリーへジャンプします。
  • 発音再生:発音はほとんどすべての見出し語について、イギリス英語、アメリカ英語の両方を聞くことができます。検索語がヒットしたと同時に発音を再生させることが可能。
  • 例文読み上げ:フルセンテンスで載せている例文の多くは読み上げが可能。音声再生可能な例文の先頭には、スピーカーアイコンが付いています。
  • 発音記号:発音記号は一切なし。
  • 例文掲載:基本的な単語には例文を積極的に載せています。ただし、語義説明のみで、例文なしのエントリーも多数あります。
  • 検索範囲:句動詞やイディオムも見出し語として多数登録してあります。"look forward to"や"put up with"、"above all"、"at last"なども、検索ボックスへ入力すれば、該当エントリーへ直接ジャンプします。
  • 全文検索:例文や語義説明に出て来る語句を検索対象に含めることはできません。探す対象は見出し語のみ。
  • 追加情報:見出し語によっては囲み記事として[CULURE]や[SPEAKING], [PRONUNCIATION], [GRAMMAR]などを載せています。いずれも短い記述で、解説文の単語はごく平易なものです。見出し語によっては反意語を載せているものもあり。
  • 写真、イラスト:愉快な写真やイラストを多数収録。多くはワンクリックで別窓が開き、類義語などを絵で見て理解できるようにしてあります。画面上部の[Pictures]アイコンから、登録してあるすべての写真やイラストをリストで確認可能。
  • 動画再生:一部の見出し語には動画が付属。フィルム型のアイコンをクリックすると、別窓が開き自動的に再生します。音声付きです。画面上部の[Pictures]アイコンから、登録してあるすべての動画をリストで確認可能。
  • 検索履歴:検索履歴の保存可能。ただし、リスト表示は不可。画面上部の左にある矢印のアイコンをクリックすると、それぞれ一つ前、一つ後の履歴にジャンプします。ただし、ソフト終了時にすべての履歴はクリアされ、履歴を次回の起動時に持ち越すことはできません。
  • 表示変更:ウインドウサイズは自由に変更可能。フォントのサイズは大、中、小の三段階。フォントの種類は変更できません。
  • コピー(1):見出し語や例文などの辞書内容のコピーは、見出し語のエントリー丸ごとのみ可能。画面右上部に[Copy to the clipboard]ボタンがあります。マウスのドラッグによる範囲指定は可能ですが、指定範囲のみをクリップボードへ複写することはできません。必ず、見出し語とその語義説明、例文などエントリー丸ごと複写します。コピーした文字列の最後尾に自動的に、"Oxford Essential Dictionary for learners of English(c) Oxford University Press, 2006."という一文が追加されます。
  • コピー(2):[Ctrl]+[Ins]や[Ctrl]+[C]のショートカッキーを使えば、範囲指定した部分のみコピーすることができます。著作権表示の文字列も付加されません。
  • ペースト:検索ボックスへのペーストは可能。[Shift]+[Insert]あるいは[Ctrl]+[V]でペーストできます。検索ボックスで右クリックをすると編集メニューが出て来ます。
  • 印刷:辞書内容の印刷も可能。範囲指定による部分印刷は不可。見出し語一つ分の発音記号や文法事項、定義、例文などがプリントされます。アイコン、写真、イラスト、画像は不可。打ち出されるのは英数字のみです。印刷前のプレビューは不可。ページのヘッダ、フッタとして、小さな著作権表示の一文が必ず一緒に打ち出されます。

■Change soundウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Change sound window

メインウインドウの右上あるスピーカーのツールボタンを押すと、検索語ヒット同時に再生する音声を、イギリス英語とアメリカ英語で切り替えることができます。

■Change text size windowウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Change text size window

メインウインドウの右上ある虫眼鏡のツールボタンを押すと、フォントサイズを変更することができます。サイズは大、中、小の三段階のみ。フォントサイズ以外に、操作環境や表示方法などを変更することはできません。

■メインウインドウ(2)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):main window(2)
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます

イラストや写真付きのエントリーが多数あります。[SEE MORE]のボタンがある場合は、拡大が可能。別窓が開き、大きな画像が出て来ます。

■メインウインドウ(3)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):main window(3)
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます

見出し語"home"に付属の画像をダブルクリックしたところ。建物の種類として"home"に含まれる"bungalow, detached house, semi-detached house, terraced house, apartment building, cottage, block of flats"の写真を掲載。

■Picturesウインドウ(1)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):pictures window(1)
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます

画面上部の[Pictures]タブをクリックすると、左側のペイン(pane)にイラストや画像を収録している見出し語が、リスト状に並びます。クリックすると、右のペイン(pane)に該当するイラストや画像を表示。左上の検索ボックスから、下のリストを対象としてインクリメンタル方式の検索が可能です。

画像データを持つ見出し語は、物の名前だけではなく、"among"や"inside"などの前置詞や副詞などもあります。

一部の画像はクリックすると別窓が開き、辞書本体の語義説明を表示します。発音も再生可能。このウインドウから辞書本体のウインドウに移ることはできません。

■Picturesウインドウ(2)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Pictures window(3)
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます

同じ[Pictures]ウインドウ内で画面上部の[Video]アイコンをクリックすると、動画データを持つ見出し語を左のペイン(pane)で一覧表示します。すべてのエントリーは「動作」を表わすもの。"cough"(せきをする)や"frown"(眉をひそめる)などです。左上の検索ボックスから、下のリストを対象としてインクリメンタル方式の検索が可能です。

■Speakingウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Speaking window
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます

画面上部にある[Speaking]タブをクリックすると、発音を収録した単語の一覧を下のペイン(pane)にリスト状に表示します。

収録してある例文の読み上げも可能。たとえば、左上の検索ボックスに"dictionary"と打ち込むと、"dictionary"を含むものすべて例文を右のペイン(pane)に一覧表示します(上の画像参照)。例文の読み上げはイギリス英語、アメリカ英語の両方が可能。

自分の音声の録音、再生も可能。マイク、サウンドデバイスなどが必要です。

■Exercisesウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Exercises window
↑クリックすると大きい画像(828×512)が開きます

画面左上部のボタンをクリックすると、別窓で"Exercises"ウインドウが開きます。空所補充、適語選択、語句の並び替え、ディクテーション、その他多くの練習問題を収録。

■Gamesウインドウ(1)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Games window(1)
↑クリックすると大きい画像(806×520)が開きます

メインウインドウ下部の[Games]ボタンをクリックすると、類義語を題材にしたゲームが六つ出て来ます。(1)説明文から単語当てクイズ、(2)クロスワードパズル、(3)ヒントから単語当てクイズ、(4)単語の神経衰弱、(5)制限時間内に正しいスペルをクリックするクイズ、(6)隠れた単語探し。

各ゲーム画面で右上の[Help]ボタンをクリックすると、ゲームのルールと簡単な解説が別窓で現われます。

■Gamesウインドウ(2):■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Games window(2)
↑クリックすると大きい画像(806×520)が開きます

Gamesウインドウの「神経衰弱」です。単語とその単語を描いたイラストを引き当てるゲーム。クリックすると、カードが開きます。

■Gamesウインドウ(3)■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Games window(3)
↑クリックすると大きい画像(806×520)が開きます

Gamesウインドウの「隠れた単語探し」ゲームです。マス目内に記されたアルファベットの縦横に単語が隠れています。見つけ出してマウスで範囲をドラッグすると正解。

[Test Yourself]ボタンを押すと時間計測が始まり、経過時間を下に逐一表示します。マス目のアルファベットは[New grid]ボタンのクリックひとつで瞬時にシャッフルが可能。

■Genieウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Genie window

メインウインドウの右上部にある[Genie]ボタンを押すと、コンパクトモードに移り、、メインウインドウが閉じて、"Genie"という小窓が新たに開きます。この画面では最前面で固定。解除はできないようです。イラストや写真も、省略せずに表示します。ワンクリックで別窓が開き、拡大表示も可能です。

■Practice your pronounciationウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Practice your pronounciation window

メインウインドウの上部にある赤い丸ボタンを押すと、別窓でPractice your pronounciationウインドウが開きます。アクティブなエントリーの見出し語とその例文の読み上げが可能。自分の声を録音して再生することもできます。

■Helpウインドウ■

Oxford Essential Dictionary(2006 first edition):Help Window
↑クリックすると大きい画像(800×689)が開きます

メインウインドウの右上ある[?]ボタンを押すと、ヘルプを表示します。内容はこの辞書ソフトの基本的な使い方や、付属ゲームの解説など。

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