【よくある英語のミス】
取り敢えず見ておこう編
和訳編(英語→日本語)
英訳編(日本語→英語)
スペルミスをつぶせ!!
テスト問題の読み方
ミスの実例と対策(和訳編)
ミスの実例と対策(英訳編)
英語の“クセ”
日本語の“クセ”
番外編(日本語の誤字)
このコーナーについて
簡易文法用語集
【日本語の“クセ”】
  1. 日本語では、「〜は」が主語とは限らない
  2. 日本語では、「〜した」が現在や未来も表わす
  3. 日本語では、他動詞が目的語なしで使える



よくある英語のミス

大学入試に備える高校生のためのヒント集

日本語の“クセ”
英語とは全然違う日本語の文法

最終更新日:2012/04/06(Friday) RSS Feed 2.0
取り敢えず見ておこう編
和訳編(英語→日本語)
英訳編(日本語→英語)
スペルミスをつぶせ!!
テスト問題の読み方
ミスの実例と対策(和訳編)
ミスの実例と対策(英訳編)
英語の“クセ”
日本語の“クセ”
番外編(日本語の誤字)
このコーナーについて
「ゼロから始める英文法」へジャンプ
簡易文法用語集
「英作文の“ツボ”」へジャンプ
サイト内検索:
Powered by msearch
はじめに

このコーナーでは、日本語から英語を見て文法的にと違うところをまとめています。

たとえば、日本語では「〜は」が常に主語を表わすとは限りません。「猫は嫌いだ」の「猫は」は主語ではなく、目的語を表わします。「猫は嫌いだ」=「私は猫を嫌いだ」=" I dislike cats."です。主語の「私は」はよく省略します。

このように、日本語独特の文法を知っておくと、英作文のときに主語や目的語を正確に表現できるようになり、英語らしい文を書くことができます。

日本語の“クセ”:【目次】
  1. 日本語では、「〜は」が主語とは限らない
  2. 日本語では、「〜した」が現在や未来も表わす
  3. 日本語では、他動詞が目的語なしで使える

目次へ | ホームへ | サイトマップ | 簡易文法用語集へ | 先頭へ

日本語では、「〜は」が主語とは限らない

↑このページの目次へ↑

日本語では、「〜は」や「〜が」が主語ではないことがよくあります。

【例】:朝は眠い。
【×】:Morning is sleepy.

【例】の日本語の場合、主語は「朝は」ではありません。

「眠い」のは「朝」ではなく人間です。そもそも朝が眠気を感じるなんて意味不明。【例】の場合だと、「眠い」のは話し手と考えれば主語は「私は」になります。ただし、日本語では「私は」を表現しないことがよくあります。

英語は日本語ほど自由に主語を省略できません。なので、主語として"I"を文頭に置いて、「眠い」のは「話し手自身」であることを表現します。

【例】:朝は眠い(= 私は朝眠い)。
【×】:Morning is sleepy.
【○】:I am sleepy in the morning.

あるいは、「朝は誰でも眠い」のような一般論と考えて、主語に"we"や"people"や"everybody"を置くこともできます。

【例】:朝は眠い(= 朝はみんな眠い)。
【×】:Morning is sleepy.
【○】:We are sleepy in the morning.
【○】:People are sleepy in the morning.
【○】:Everybody is sleepy in the morning.

***

今度は「〜が」が主語ではない例。

【例】:その本が欲しかったんだ。
【×】:The book wanted.

【例】の日本語の場合、主語は「その本が」ではありません。

「欲しがる」のは「本」ではなく人間です。そもそも、本が何かを欲しがるなんて意味不明。【例】の場合だと、「欲しいは」のは話し手なので、主語は「私は」になります。ただし、日本語では「私は」を表現しないことがよくあります。

【例】:その本が欲しかったんだ(= 私はその本を欲しかったんだ)。
【×】:The book wanted.
【○】:I wanted the book.

【例】の場合、主語を「私は」で始めると「その本が」の意味が実は「その本を」であることがわかります。欲しがる主語→「私は」、何を欲しい→「本を」。

日本語を英訳する際、「〜は」や「〜が」と来たらすぐに主語とは考えずに、日本語を別の表現に言い換えて、動詞主語が何なのか確認する必要があります。「私は」や「みんなは」が隠れている可能性あり。

***

追加の例文でチェック!
日本語で省略した「主語」を見つけ出そう!
【例】:むつかしい漢字が読めない。
(= 私はむつかしい漢字を読めない)
【×】:Difficult kanji can't read.
【○】:I can't read difficult kanji.
→【例】の主語は「漢字が」ではなく省略した「私は」、英文では"I"が必要
【例】:昨日は雪だった。
(= 昨日は雪が降った)
【×】:Yesterday was snow.
【○】:It snowed yesterday.
→【例】の主語は「昨日は」ではなく「雪が」、英文では天気を表わす主語の"it"が必要
【例】:生きるためには水が必要だ。
(= 私達が生きるためには水が必要だ)
【×】:Water need to live.
【○】:We need water to live.
→【例】の主語は「水が」ではなく「私達が」
【関連トピック】
英語は、「主語 + 動詞」の順番をなるべく保つ
ゼロから始める語順

目次へ | ホームへ | サイトマップ | 簡易文法用語集へ | 先頭へ

日本語では、「〜した」が現在や未来も表わす

↑このページの目次へ↑

「見た」「終った」のように、日本語の「〜した」はたいてい時制が過去であることを表わします。ところが、「〜した」で終わるのに、時制現在や未来のことがあります。

【例】:掃除が終ったら帰ってもよい。
【×】:You can go home if you finished cleaning.
【○】:You can go home if you finish cleaning.

【例】の日本語の場合、時制は過去ではありません。

「終ったら」の意味は「掃除がすんだときには」なので、時制は未来です。「終ったら」はすでに終了した話ではなく、未来の出来事を表わします。「もし〜だったなら」の話の場合、英語では現在時制を使います。

***

もう一つ、「〜した」が過去ではない例。

【例】:これと似た映画を見たことがある。
【×】:I've watch a movie which looked like this.
【○】:I've watch a movie which looks like this.

【例】の日本語の場合、時制は過去ではありません。

「似た」の意味は「〜と似ている、〜と類似している」なので、時制は現在です。「似た」はすでに終了した話ではなく、現在の出来事を表わします。英語では「〜と似ている」と考えて、現在時制を使います。

***

追加の例文でチェック!
時制が過去ではないことを確認しよう
【例】:明るくなったら下山しましょう。
(= 明るくなってから下山しましょう)
【×】:When it became bright, we'll start to go down the mountain.
【○】:When it becomes bright, we'll start to go down the mountain.
→「なったら」の意味は「なってから」、時制は過去ではなく未来
【例】:怒った顔もまたかわいい。
(= 怒るときの顔もまたかわいい)
【×】:You look cute even when you got angry.
【○】:You look cute even when you get angry.
→「怒った」の意味は「怒るときの」、時制は過去ではなく現在
【例】:これが終ったら寝ます。
(=これを終らせてから寝ます)
【×】:I go to sleep after I finished this.
【○】:I go to sleep after I finish this.
→「終った」の意味は「終らせる」、時制は過去ではなく未来
【関連トピック】
「そりゃ嘘だ!」シリーズ:"if"と来たら時制は必ず過去だ?!
「そりゃ嘘だ!」シリーズ:「もし明日晴れたら〜」は過去時制?!
「そりゃ嘘だ!」シリーズ:日本語の「もし〜」はすべて仮定法?!
「仮定法」の時制ってヘンだよね

目次へ | ホームへ | サイトマップ | 簡易文法用語集へ | 先頭へ

日本語では、他動詞が目的語なしで使える

↑このページの目次へ↑

日本語では、「やるのを忘れた」と言えます。「何をやるのか」は表現していません。けれども、その時の前後の会話の内容から、たとえば「宿題をすることを忘れた」や「メールを送るのを忘れた」と自動的に、何をするのか補って理解します。

英語では、「何をやるのか」をしつこく表現します。

日本語のように前後の話からわかるので省略……とはなりません。毎回、誰が「何をやるのか」を明言します。すでに話に出て来た物事だったら、代名詞の"it"や"them"などを使います。

【例】:切手を買うつもりだっだけど、買うのを忘れちゃった。
【×】:I would have bought a stamp, but I forgot to buy.
【○】:I would have bought a stamp, but I forgot to buy it.

日本語の【例】では、「買い忘れた何か」を表現していません。しかし、文の前半から買い忘れたのは「切手」だと判断するので、「買い忘れた何か」は明言しなくても通じます。

英語では"buy it"の"it"がないと不自然です。"buy"は他動詞なので「〜を」に相当する目的語が欠けると、英語として物足りません。

日本語では、「買い忘れた何か」を表現して「切手を買うつもりだったけど、切手を買うのを忘れちゃった」とすると、逆にちょっと不自然です。「切手」が二つも出て来るとややクドい。代名詞の「それ」使って「切手を買うつもりだったけど、それを買うのを忘れちゃった」も微妙にギコチナイ。

英語では、何を買い忘れたか、毎回キッチリと表現します。一度目は"a stamp"(切手)と表現して、二回目以降は"it"(それ)と表現します。買い忘れた対象は「目的語」として動詞の次に置く。「買うのを忘れちゃった」= "I forgot to buy it (= a stamp)."

***

例をもう一つ。今度は「〜を飼う」場合。

【例】:何かペットを飼ってる? 一度も飼ったことがないよ。
【×】:Do you have any pet? I've never had.
【○】:Do you have any pet? I've never had it.

日本語の【例】では、飼ったことがないのは何なのか表現していません。一方、英語では"never had it"と「ペット」を"it"で表現します。"it"が欠けると英語として不自然。動詞の"have"は他動詞なので、目的語が必要です。「一度も飼ったことがないよ」= "I've never had it (= a pet)."

***

追加の例文でチェック!
隠れた目的語を見つけよう
【例】:この黒い点が見えますか。はい、見えます。
(= この黒い点が見えますか。はい、それは見えます)
【×】:Can you see this black dot? Yes, I can see.
【○】:Can you see this black dot? Yes, I can see it.
→"see"は他動詞なので目的語の"it (= this black dot)"が欠けると不自然
【例】:医者が適切に治療を行なったので、少年の命は救われた。
(= 医者が少年に対して適切に治療を行なったので、少年の命は救われた)
【×】:Since the doctor treated properly, the boy was saved.
【○】:Since the doctor treated him properly, the boy was saved.
→"treat"は他動詞なので目的語の"him (= the boy)"が欠けると不自然
【例】:英語は読むより話すほうが面白い。
(= 英語を読むより英語を話すほうが面白い)
【×】:It is more interesting to speak English than to read.
【○】:It is more interesting to speak English than to read it.
→"read"は他動詞なので目的語の"it (= English)"が欠けると不自然