辞書/事典こぼれ話

パソコンで使える“辞書ソフト”アレコレ

独断的総評
ソフトの使い勝手について言いたい放題

【目次】






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Cambridge Advanced Learner's Dictionary

2003 first edition
Edited by Waltraud Puzicha
Cambridge University Press
Software ©TEXTware A/S, Denmark 2003(version 1.1)

○なところ # 解説ページへ

定義文や例文は書籍と同じと思われる。例文が豊富。インクリメンタルサーチの表示が素早く、小気味よい。検索語ヒット同時に発音を再生することができる。英語・米語のどちらかを選択可能。音声データの音質も良好。発音がクリアで聞きやすい。

検索対象を例文や定義文、句動詞、熟語、コロケーションまで含めることができる。さらに、and検索も可能。たとえば、検索ボックスに"go home"とタイプして[Enter]を叩くと、"go"と"home"の二語を含む例文や定義文の見出し語がリスト状に表示される。

定義文や例文に使われている単語をダブルクリックすると、別窓でその単語を見出し語とした定義文や例文などを表示。発音も聞ける。さらに、このウインドウで単語をクリックすると、その単語の定義、例文などを同じウインドウで表示する。

"put up with"のような句動詞や"thanks to"のような熟語も見出し語として多数登録されている。たとえば、"put up with"を調べる場合、"put"の項目を延々と下にスクロールして探す必要はなく、"put up with"と連続してタイプし、[Enter]を叩くだけで定義文や例文が表示される。

メインウインドウのサイズは自由に変更可能。フォントはサイズのみ変更可能。大、中、小の三サイズ。実用上はさほど問題ないと思われる。各ウインドウの白い背景にやや肉太のフォントは、きわめて見やすい。

シソーラスも別窓で表示。広い範囲にわたって収録しているので、リストアップした語句数はかなり多め。すべての類義語に意味や品詞なども載せている。見出し語の解説に使われるイラストも、一覧から選んで単独で見ることができる。

辞書の見出し語に続いて記される"verb"や"[C]"(=countable noun)などの文法用語は左クリックでバルーンヘルプが表示される。

フォーカスがアプリケーションウインドウのどこにあっても文字を入力すると、検索ボックスに入力した文字が表示される。個人的には、絶対に欠かすことのできない機能の一つ。

スペリングの自動補正機能あり。検索語入力の際、多少の綴りミスは辞書側で補正して、近似の綴りを持つ見出し語をリストで表示。

検索履歴を保存可能。別窓の小さいウインドのリストからいつでも以前調べた語句へジャンプできる。

×なところ # 解説ページへ

ソフト起動時、スプラッシュスクリーンが出てやや待たせる。イライラするほどではない。

メインウインドウから開く別窓はすべてウインドウサイズ変更不可。フォントのサイズも、メインウインドウのものよりはかなり小さく、これもサイズ変更不可。

ソフト起動後、必ず検索ボックスには前回の検索語が入り、検索した状態でウインドウが開かれる。検索ボックスを空欄のままソフトを起動することはできない模様。ソフト終了時に検索ボックスを空欄にして終了させても、次回起動時には消す前の検索語が自動的に入力される。

検索履歴の参照で、別窓を新たに開くのはやや煩わしい。別窓を開かず、ドロップダウンリストなどで選ぶほうが手軽で便利。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【A】(大きな不満はなく常用できる)

現在、個人的に大変重宝しているソフトです。特に、メインウインドウのサイズとフォントサイズの変更可能なところと、明るく見やすい画面構成がお気に入り。詳細検索ウインドウを開かずに、検索ボックスへの入力のみでand検索ができるのも便利。

Heinle's Newbury House Dictionary of American English

2004 fourth edition
The Core of English Language Learning
Heinle & Hainle Publishers

○なところ # 解説ページへ

定義文や例文は書籍と同一と思われる。定義文や例文に出て来る単語をクリックすると、その単語の見出しにジャンプ。単語から単語へ次々と調べていくことができる。

インクリメンタルサーチで一文字入力するたびに、ヒットした単語がリスト状に表示。派生語もリストの中でチェックすることができる。検索ボックスの検索語は[Esc]キー一打で全消去が可能。意外と便利。

検索履歴の保存可能。ドロップダウンリストからいつでも以前調べた語句へジャンプできる。

フォーカスがアプリケーションウインドウのどこにあっても文字を入力すると、検索ボックスに入力した文字が表示される。個人的には、絶対に欠かすことのできない機能の一つ。

見出し語に写真やイラストが付属する場合、ボタンのクリックなどなしに自動的に表示。拡大にはワンクリックが必要。

付録が比較的豊富。辞書で使われている写真やイラストをから見出し語へジャンプする機能は便利。出版社のサイトに収録希望のデータを送信する機能もあり。

×なところ # 解説ページへ

ウインドウサイズの変更が一切できない。さらに、フォントサイズも変更不可。"Cambridge Advanced Learner's Dictionary"[2004:first edition]と比べて、小さい画面に小さい文字をぎゅうぎゅう詰め込んでいるように感じられる。

通常のインストールでは、音声データを再生させる際、セットアップCD-ROMを必ずドライブに入れておく必要がある。使用環境によっては「携速」などの専用ソフトを使ってもCD-ROMイメージ作成不可の場合もありえる。

"put up with"のような句動詞や"thanks to"のような熟語は見出し語として登録されていない。従って、"put up with"を探す場合、"put"の項目を下にずりずりとスクロールさせて見つけ出す必要がある。

辞書全体に対して全文検索をかけることはできない。検索ボックスにタイプした語句の検索対象は、見出し語のみ。詳細検索の機能は存在しない。

発音再生は毎回[Listen]ボタンをクリックする必要がある。検索語ヒットと同時に再生させることはできない。追加の例文を見るとき、[Examples]ボタンのワンクリックが必要なのも面倒。

筆者のPC環境において、メインウインドウをスクロールさせようとしても、マウスのスクロールボタンは機能しなかった。矢印キーやページアップ、ページダウンキーを押しても、画面はスクロールしない。メインウインドウをスクロールさせには毎回、縦スクロールバーのスライダをドラッグする必要がある。

起動時と終了時に長々と表示されるスプラッシュスクリーンはイライラの元。さらに起動時には音声とBGMまで流れる。迷惑極まりない。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【B】(やや不満はあるがそこそこ使える)

画面サイズ、フォントサイズともに変更不可、熟語や句動詞が見出し語にないなど使い勝手、内容ともに不満はありますが、動作は俊敏で、例文の量も少なくはないので常用しています。ソフト起動時の「男性の読み上げ」はできるなら聞きたくないものです。

Longman Wordwise Dictionary

2001 first edition
Director: Dellea Summers
Longman
Software ©TEXTware A/S, Copenhagen 2003

○なところ # 解説ページへ

定義文や例文は書籍と同じと思われる。インクリメンタルサーチの表示が素早く、小気味よい。検索語ヒット同時に発音を再生することができる。英語・米語のどちらかを選択可能。

定義文や例文に使われている単語をダブルクリックすると、別窓でその単語を見出し語とした定義文や例文などを表示。さらに、このウインドウで単語をクリックすると、その単語の定義、例文などを同じウインドウで表示する。

検索対象を例文や定義文、句動詞、熟語、コロケーションまで含めることができる。さらに、and検索も可能。たとえば、検索ボックスに"go home"とタイプして[Enter]を叩くと、"go"と"home"の二語を含む例文や定義文の見出し語がリスト状に表示される。

イラストや写真を多数収録。ワンクリックで拡大表示が可能。さらに、見出し語によっては、動画やサウンドデータも収録。ごく基本的な単語の場合、例文にも音声データが付属し、スピーカーアイコンのダブルクリックで読み上げが可能。

"put up with"のような句動詞や"thanks to"のような熟語も見出し語として多数登録されている。たとえば、"put up with"を調べる場合、"put"の項目を延々と下にスクロールして探す必要はなく、"put up with"と連続してタイプし、[Enter]を叩くだけで定義文や例文が表示される。

メインウインドウのサイズは自由に変更可能。フォントはサイズのみ変更可能。大、中、小の三サイズ。実用上はさほど問題ないと思われる。他のソフトと比べて、画面内のコマンドボタンの数が少なく、各ボタンのサイズも大きめ。どこに何のボタンがあるのかパッと見て視認しやすく、使いやすい。

フォーカスがアプリケーションウインドウのどこにあっても文字を入力すると、検索ボックスに入力した文字が表示される。個人的には、絶対に欠かすことのできない機能の一つ。

スペリングの自動補正機能あり。検索語入力の際、多少の綴りミスは辞書側で補正して、近似の綴りを持つ見出し語をリストで表示。

検索履歴を保存可能。画面最下部の右矢印、左矢印ボタンで辿ることができる。履歴のリスト表示はできないが、ボタンだけでもかなり使いやすい。

ソフト起動時、検索ボックスは必ず空の状態で立ち上がる。前回終了時の検索語が表示されたり、ランダムな見出し語が表示されるようなことはない。

×なところ # 解説ページへ

ソフト起動時、スプラッシュスクリーンが出てやや待たせる。イライラするほどではない。

メインウインドウから開く別窓はすべてウインドウサイズ変更不可。フォントのサイズも、メインウインドウのものよりはかなり小さく、これもサイズ変更不可。

スペリングの自動補正ウインドウのフォントが極端に小さく、非常に見づらい。メインウインドウやサブウインドウのフォントと比べると、不自然なほどに小さい。

見出し語や例文の音声データの品質にやや難あり。音がこもり気味で音量もかなり低い。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【A】(大きな不満はなく常用できる)

現在、"Cambridge Advanced Learner's Dictionary"[2004 first edition]とともに、個人的に大変重宝しているソフトです。特に、メインウインドウのサイズとフォントサイズの変更可能なところがお気に入り。大きめサイズのコマンドボタンも見やすくてクリックが楽。例文の読み上げや動画データの再生も便利。

Macmillan English Dictionary

2002 first edition
Editor-in-Chief:Michael Rundell
Macmillan
Software ©TEXTware A/S, Copenhagen 2002

○なところ # 解説ページへ

定義文や例文は書籍と同じと思われる。例文が豊富。インクリメンタルサーチの表示が素早く、小気味よい。検索語ヒット同時に発音を再生することができる。英語・米語のどちらかを選択可能。

定義文や例文に使われている単語をダブルクリックすると、別窓でその単語を見出し語とした定義文や例文などを表示。発音も聞ける。この窓は最前面で固定。さらに、このウインドウで単語をクリックすると、その単語の定義、例文などを同じウインドウで表示する。

検索対象を例文や定義文、句動詞、熟語、コロケーションまで含めることができる。詳細検索を使えばand検索なども可能。

メインウインドウのサイズは自由に変更可能。フォントはサイズのみ変更可能。大、中、小の三サイズ。実用上はさほど問題ないと思われる。

フォーカスがアプリケーションウインドウのどこにあっても文字を入力すると、検索ボックスに入力した文字が表示される。個人的には、絶対に欠かすことのできない機能の一つ。

スペリングの自動補正機能あり。検索語入力の際、多少の綴りミスは辞書側で補正して、近似の綴りを持つ見出し語を別窓にリストで表示。

付録が豊富で充実している。語学的な読み物や英文ライティングのマニュアル、世界地図など。見出し語の解説に使われるイラストも、一覧から選んで単独で見ることができる。

×なところ # 解説ページへ

ソフト起動時、スプラッシュスクリーンが出てやや待たせる。イライラするほどではない。

不正コピー防止のため、三十日ごとにセットアップCD-ROMをドライブに入れて認証させる必要あり。きわめて煩わしい。しかも、この機能にはバグがありマクミラン社のサイトには修正プログラムがいくつか用意されている。(2006/04現在)

メインウインドウから開く別窓はすべてウインドウサイズ変更不可。フォントのサイズも、メインウインドウのものよりはかなり小さく、これもサイズ変更不可。

メニューバーの文字のサイズがかなり小さい。マウスポインタを合わせるのにやや苦労する。また、メニューバーから開くドロップダウンメニューのフォントも小さく、見づらい。

見出し語によっては音声データによる発音再生が聞き取りにくいことがある。"Cambridge Advanced Learner's Dictionary"[2003 first edition]と比べると、全体に音質がこもり気味。

ソフト起動後、検索ボックスに入る語句は、前回終了時の検索語ではなく、毎回ランダムに変化する。前回終了時の検索語を出すことや空白にすることはできない模様。

検索ボックスからand検索をすることはできない。and検索をするには毎回、詳細検索のウインドウを開く必要がある。

"Cambridge Advanced Learner's Dictionary"[2004:first edition]の画面と比べると、薄いクリーム色の背景に濃い赤を基調にした画面構成は、やや見づらい。細めのフォントに対してコントラストが今一つはっきりしないように感じられる。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【B】(30日ごとの認証がなければ【A】)

現在、個人的に"Cambridge Advanced Learner's Dictionary"[2004 first edition]の次に重宝しています。特に、メインウインドウのサイズとフォントサイズの変更可能なところがお気に入り。例文やコロケーションも豊富。情報量の多さは一番ではないかと思われます。

Oxford Advanced Learner's Dictionary

2000 sixth edition
Edited by Sally Wehmeier
Phonetics Editor Michael Ashby
Oxford University Press

○なところ # 解説ページへ

定義文や例文は書籍と同一と思われる。定義文や例文に出て来る単語をクリックすると、その単語の見出しにジャンプ。単語から単語へ次々と調べていくことができる。定義文などで使われる文法用語の略語をクリックすると、バルーンが出てフルスペリングを表示。

他のソフトと比べて、必要ハードディスク容量がかなり少ない。筆者のPC環境では音声データなどを含めてフルインストールしても300MBを下回った。同音異義語の解説などを記した囲み記事もそのまま収録。

動きがかなり素早い。定義に使われている語句をクリックすると、瞬時にその語句を見出し語にした項目へジャンプ。動作が俊敏で非常に小気味よい。

"put up with"のような句動詞や"thanks to"のような熟語も見出し語として多数登録されている。たとえば、"put up with"を調べる場合、"put"の項目を延々と下にスクロールして探す必要はなく、"put up with"と連続してタイプし、[Enter]を叩くだけで定義文や例文が表示される。

×なところ # 解説ページへ

メインウインドウがかなり小さく、ウインドウサイズの変更は一切できない。フォントはサイズのみ三段階に変更可能。フォントの種類の変更は不可。定義文や例文が複数行に渡る場合、ずりずりとスクロールを余儀なくされる。ディスプレイが大きめの環境ではかなり使いにくい。

メインウインドウは最前面に固定。調べ物が終わって別のアプリケーションを使う場合、毎回ウインドウを最小化する手間がかかる。きわめて面倒くさい。

辞書全体に対して全文検索をかけることはできない。検索ボックスにタイプした語句の検索対象は、見出し語のみ。詳細検索の機能は一切付けられていない。

検索語ヒット同時に発音を再生することはできない。見出し語の右にあるスピーカーのアイコンを毎回クリックする必要がある。

イラストや写真は一切なし。語学的な読み物やドリルなどの付録もまったく付いていない。発音記号も省略されている。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【C】(かなり不満があり非常に使いにくい)

ウインドウサイズ変更不可なので、個人的にはきわめて使いにくい。定義文や例文が長い場合、延々とスクロールするのは極度の苦痛です。ウインドウが最前面に固定されるのも邪魔。フォントはサイズを最大に設定してもかなり小さく、見づらい。

Oxford Essential Dictionary

2006 first edition
for elementary and pre-intermediate learners of English
Oxford University Press

○なところ # 解説ページへ

定義文や例文は書籍と同一と思われる。定義文や例文に出て来る単語をクリックすると、別窓を開くことなく、その単語の見出しにジャンプ。単語から単語へ次々と調べていくことができる。

メインウインドウのサイズは自由に変更可能。フォントはサイズのみ変更可能。大、中、小の三サイズ。実用上はさほど問題ないと思われる

かなりの数の例文は読み上げが可能。イギリス英語、アメリカ英語それぞれの発音方式で再生できる。

文法や語法、類義語の使い分け方、発音の注意事項などの囲み記事が豊富。イラストや写真、動画も数多く収録。三つともリストで一覧表示させてから、クリック一つで見ることができる。

"put up with"のような句動詞や"thanks to"のような熟語も見出し語として多数登録されている。たとえば、"put up with"を調べる場合、"put"の項目を延々と下にスクロールして探す必要はなく、"put up with"と連続してタイプし、[Enter]を叩くだけで定義文や例文が表示される。

画面の構成がすっきりしていて見易い。目障りでないほどに適度にカラフル。アイコンやボタンもかなり大きめでマウスのポインタを比較的楽に乗せることができる。

検索履歴を保存可能。矢印形のアイコンからいつでも以前調べた語句へジャンプできる。

×なところ # 解説ページへ

ソフト起動時、スプラッシュスクリーンが出てやや待たせる。イライラするほどではない。

範囲指定中などでフォーカスが検索ボックスにない場合、文字入力は無効となる。検索を再開するには、まず検索ボックス内をマウスでクリックして、それから検索語を入力することになる。かなり面倒。

辞書全体に対して全文検索をかけることはできない。検索ボックスにタイプした語句の検索対象は、見出し語のみ。詳細検索の機能は一切付けられていない。

フォントのサイズを最大に設定しても、まだ文字が小さく感じられる。すべての文字サイズはもう少し大きいほうが見やすい。

マウスのホイールを回転させると、自動的に次の見出し語へジャンプする。今見ているエントリーの中で画面をずりずりとスクロールするためには、スライドバーの最上部か最下部にある矢印アイコンをクリックし続ける必要がある。スクロールを多用する場合にはきわめて面倒。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【A】(大きな不満はなく常用できる)

現在、個人的に重宝しているソフトです。特に、メインウインドウのサイズとフォントサイズの変更可能なところと、明るく見やすい画面構成がお気に入り。他の辞典と比べると、収録語彙数は少なめですが、愉快イラストや写真、動画が盛沢山です。例文の読み上げ機能もありがたい。

Oxford Learner's Thesaurus

2008 first edition
Chief Editor: Diana Lea
Oxford University Press

○なところ # 解説ページへ

内容は書籍と同じと思われる。例文が豊富。インクリメンタルサーチの表示が素早く、小気味よい。

一般英英辞典並みの、丁寧な語義説明を掲載。見出し語やその類義語の典型的な文型やコロケーションが、リストに表示される。動詞がどのような前置詞を取るのか、名詞がどのような形容詞を取るのか、すばやく確認可能。

シソーラスながら、発音の再生が可能。イギリス英語とアメリカ英語の両方が再生できる。また、各見出し語とその類義語には例文や語法の注意事項などが盛り込まれている。一部、反意語や派生語などのクロスリファレンスもあり。

"put up with"や"look forward to"のような句動詞も見出し語として多数登録されている。たとえば、検索ボックスに"put up with"と入力して[Enter]キーを叩くと、"put up with"と似た意味を持つ語句の中で、見出し語として独立している"stand"へジャンプ。そこで、他の類義語、その語義や文型、コロケーションなどを見つけることができる。

メインウインドウのサイズは自由に変更可能。フォントはサイズのみ変更可能。特大、大、中、小の四サイズ。実用上はさほど問題ないと思われる

メインウインドウを上下に分割して、個別に語句を検索し、その類義語や文型、コロケーションを表示可能。上のウインドウは参照用に固定しておいて、下のウインドウのみで連続して調べることができる。分割位置は自由に変更可能。

検索履歴を保存可能。矢印形のアイコンからいつでも以前調べた語句へジャンプできる。

×なところ # 解説ページへ

ソフト起動時、スプラッシュスクリーンが出てやや待たせる。イライラするほどではない。

メインウインドウの語義説明や例文などに出て来る語句の意味を調べることはできない。ダブルクリックしても、意味を掲載した小窓は出現しない。

検索語ヒット同時に発音を再生することはできない。必ず、見出し語の右隣のスピーカーアイコンをクリックする必要がある。

範囲指定中などでフォーカスが検索ボックスにない場合、文字入力は無効となる。検索を再開するには、まず検索ボックス内をマウスでクリックして、それから検索語を入力することになる。かなり面倒。

自分のコメントを書き込んだ[My Notes]は、データのインポート、エクスポートがともに不可。一方、[My Topics]のほうは、CSV形式でどちらも可能。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【A】(大きな不満はなく常用できる)

現在、個人的に大変重宝しているソフトです。特に、メインウインドウのサイズとフォントサイズの変更可能なところと、明るく見やすい画面構成がお気に入り。シソーラスですが、類語のリストアップのみにとどまらず、語義説明や例文、よく取る文型やコロケーション、少数ですが写真まで収められています。高校生にもお薦めの一冊です。

Oxford Collocations Dictionary for Students of English

2009 second edition
Chief Editor: Colin McIntosh
Oxford University Press

○なところ # 解説ページへ

内容は書籍と同じと思われる。見出し語の数は書籍よりもおそらくかなり多い。インクリメンタルサーチの表示が素早く、小気味よい。

見出し語や例文に使われている単語をダブルクリックすると、別窓でその単語の意味を確認可能。発音も聞ける。さらに、このウインドウで単語をクリックすると、その単語の定義、例文などを同じウインドウ内でジャンプして表示する。

"put up with"や"look forward to"のような句動詞も見出し語として多数登録されている。たとえば、検索ボックスに"put up with"と入力して[Enter]キーを叩くと、"put up with"の目的語としてよく使う名詞が三語リンク付きで表示されて、各々のリンク先で、同じ目的語を取る動詞や句動詞を確認可能。

メインウインドウのサイズは自由に変更可能。フォントはサイズのみ変更可能。特大、大、中、小の四サイズ。実用上はさほど問題ないと思われる

フォーカスがアプリケーションウインドウのどこにあっても文字を入力すると、検索ボックスに入力した文字が表示される。個人的には、絶対に欠かすことのできない機能の一つ。

検索履歴を保存可能。矢印形のアイコンからいつでも以前調べた語句へジャンプできる。

×なところ # 解説ページへ

ソフト起動時、スプラッシュスクリーンが出てやや待たせる。イライラするほどではない。

メインウインドウから開く別窓はすべてウインドウサイズ変更不可。フォントのサイズも、メインウインドウのものよりは多少小さく、これもサイズ変更不可。

発音はメインウインドウからは再生できない。必ず、該当単語をダブルクリックして小窓を出し、その中のアイコンをクリックして再生する。

マウスのホイールを回転させると、自動的に次の見出し語へジャンプする。今見ているエントリーの中で画面をずりずりとスクロールするためには、スライドバーの最上部か最下部にある矢印アイコンをクリックし続ける必要がある。スクロールを多用する場合にはきわめて面倒。

主観的総合評価 # 解説ページへ

【A】(大きな不満はなく常用できる)

現在、個人的に大変重宝しているソフトです。特に、メインウインドウのサイズとフォントサイズの変更可能なところと、明るく見やすい画面構成がお気に入り。コロケーションの辞典ですが、各単語の意味も調べることができます。

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