【ゼロから始める英文法】
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【ゼロから始める挿入句】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める挿入句

語句編
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形容詞 副詞 前置詞 接続詞 間投詞
関係代名詞 関係副詞
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構文編
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ゼロから始める挿入句(1)
「挿入句」って何だっけ?
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「挿入句」とは割り込んで来る語句

《挿入句》は日本語でもよく使います。

【例文】:「戦争のない世の中は、私見だが、絶対に来ないと思う」
【例文】:「おふくろの味と言えば、私は味噌汁だが、最近の若い人はカレーやハンバーグらしいね」
【例文】:「日本だって、その気になりゃあ、月ロケットぐらいすぐに打ち上げるさ」

【例文】では、読点(、)ではさまれた部分が《挿入句》です。日本語の場合、《挿入句》は特に会話でよく使います。

英語では書き言葉でもよく使います。日本人から見ると、センテンスの途中にいきなり“関係のない語句”が乱入したように見えますが、センテンスの流れに変化を与える目的でよく使います。

【例文】:I must after all have a dental checkup.
【和訳】:結局、歯科検診を受けなければならない。

"after all"が《挿入句》として、助動詞"must"と動詞"have"の間に割り込んでいます。"after all"を文頭や文末に置いても文全体の意味はほとんど変化しませんが、"must"の次に置くと、"after all"自体の意味をやや強調します。

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ゼロから始める挿入句(2)
「主語 + 助動詞 + 挿入句 + 動詞」の形
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助動詞と動詞の間に割り込む「挿入句」

英語の場合、《挿入句》助動詞動詞の間に割り込んで来ることがあります。たいてい、《挿入句》の前後のコンマ(,)がありますが、コンマ(,)を省略することもあります。

【例文】:We must, if possible, have a dental checkup.
※2014/03/24:綴りミスを修正→詳細
(= We must have a dental checkup, if possible.)
【和訳】:できることなら、歯科検診を受けるべきだ。
→イディオムの"if possible"が割り込んでいる

【例文】は、パッと見はイヤに複雑な構文ですが、要は"if possible"が《挿入句》です。"must"は"if possible"を飛び越えて"have"に掛かります。和訳のコツは“挿入句を先に和訳”です。先に"if possible"を「できることなら」と和訳して、次に残りの部分を日本語にすれば問題ありません。

《挿入句》をはさむコンマ(,)はよく省略します。

【例文】:I can if I will travel overseas by myself.
(= I can travel overseas by myself, if I will.)
【和訳】:オレだってその気になれば、一人で海外旅行できるさ。
→副詞句の"if I will"が割り込んでいる、コンマ(,)を省略している

コンマ(,)を省略すると、《挿入句》がどこまでなのかわかりにくくなります。【例文】の場合、"if I will"が《挿入句》です。"can"は"if I will"を飛び越えて"travel"に掛かります。

「挿入句は助動詞と動詞の間に割り込むこともある」とわかっていると、"can"と"travel"の間に何やら語句が入り込んでいることに気づきます。"if I will"を先に「その気になれば」と和訳して、残りを日本語に直していけばOKです。

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ゼロから始める挿入句(3)
主語や目的語が長い場合
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見つけにくい「挿入句」

主語や目的語が長くなると、《挿入句》はどこまでか、文全体の主語はどれか、動詞はどれか、迷いがちです。

【例文】:Office workers and students must, if they will, have a dental checkup which will take them about a few minutes.
(= Office workers and students must have a dental checkup which will take them about a few minutes, if they will.)
【 × 】:サラリーマンや学生も、もし歯科検診を受けることになれば、それは二三分しか掛からない。
【 ○ 】:その気になったら、サラリーマンや学生も歯科検診を受けるべきです。歯科検診は数分で終ります。

【例文】の場合、"if they will"を"have a dental checkup"以下につなげて、「もし歯科検診を受けることになれば」と誤訳しがちです。ところが、"will"を"have"につなげてしまうと、"must"がどの動詞にも掛からす宙ぶらりんになります。

「助動詞 + 挿入句 + 動詞」の語順が可能であること知っていると、コンマ(,)ではさんだ"if they will"が《挿入句》であることがすぐにわかります。また、"will"の次にコンマ(,)があるので、"will"は"have"には掛からないこともわかります。

"must"は"if they will"を飛び越えて、"have"に掛かります。"if they will"は前後にコンマ(,)があるので《挿入句》。最初に「その気になったら、」と訳します。あとは残りの部分を、「サラリーマンや学生も歯科検診を受けるべきです。歯科検診は数分で終ります」と和訳します。

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ゼロから始める挿入句(4)
「主語 + 動詞 + 挿入句」の形
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動詞の次に割り込む「挿入句」

動詞のすぐ後ろに《挿入句》が割り込むこともあります。このときもたいてい、《挿入句》の前後にコンマ(,)を置きます。

【例文】:You should take, I think, cold medicine.
【和訳】:風邪薬を飲んどいたほうがいいと思うよ
→コンマ(,)ではさんだ"I think"は挿入句

【例文】:Oil depletion is, anybody agrees, one of the most serious problems.
【和訳】:誰もが認めるように、石油資源の枯渇は最も深刻な問題の一つだ。
→コンマ(,)ではさんだ"anybody agrees"は挿入句

上記の二つの【例文】では、"I think"や"anybody agrees"を文頭に置いてもほとんど変化しません。しかし、文章の流れに変化をつけるため、ときどき、動詞のすぐ後ろに《挿入句》として割り込みます。

【例文】:I think you should take cold medicine.
(= You should take, I think, cold medicine.)
【和訳】:風邪薬を飲んどいたほうがいいと思うよ

【例文】:Anybody agrees that oil depletion is one of the most serious problems.
(= Oil depletion is, anybody agrees, one of the most serious problems.)
【和訳】:誰もが認めるように、石油資源の枯渇は最も深刻な問題の一つだ。

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ゼロから始める挿入句(5)
「主語 + 挿入句 + 動詞」の形
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主語の次に割り込む「挿入句」

主語のすぐ後ろに《挿入句》が割り込むこともあります。このときもたいてい、《挿入句》の前後にコンマ(,)を置きます。

【例文】:Hay fever, to be sure, is not a disease specific in Japanese people.
【和訳】:確かに、花粉症は日本人独特の病気というわけではありません。
→コンマ(,)ではさんだ"to be sure"は挿入句

《挿入句》助動詞の前に入り込んで「主語 + 挿入句 + 助動詞 + 動詞」の形になることもあります。

【例文】:Advances in medical science, I believe, will conquer AIDS and cancer.
【和訳】:医学の進歩はエイズや癌を克服すると信じています
→コンマ(,)ではさんだ"I believe"は挿入句

上記の二つの【例文】では、"to be sure"や"I believe"を文頭に置いてもほとんど変化しません。しかし、文章の流れに変化をつけるため、ときどき、主語のすぐ後ろに《挿入句》として入り込みます。

【例文】:To be sure hay fever is not a disease specific in Japanese people.
(= Hay fever, to be sure, is not a disease specific in Japanese people.)
【和訳】:確かに、花粉症は日本人独特の病気というわけではありません。

【例文】:I believe advances in medical science will conquer AIDS and cancer.
(= Advances in medical science, I believe, will conquer AIDS and cancer.)
【和訳】:医学の進歩はエイズや癌を克服すると信じています

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ゼロから始める挿入句(6)
「文章 + 挿入句」の形
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文の最後にぶら下がる「挿入句」

文の最後尾に付け足しで《挿入句》が入り込むこともあります。このときもたいてい《挿入句》の前にコンマ(,)を置きます。

【例文】:You are the fastest runner in our class, I think.
【和訳】:あなたがクラスで一番足が速いと思います
→前にコンマ(,)がある"I think"は挿入句

文の最後尾なので厳密に言えば《挿入句》とは言えませんが、接続詞でつないだ文の途中に割り込むこともあります。

【例文】:This town is very rural, I admit, but no one has ever seen wild boars.
【和訳】:なるほど、この町はけっこうな田舎だけど、イノシシはいません。
→コンマ(,)ではさんだ"I admit"は挿入句

【例文】はコンマ(,)が二つあり、何やら複雑な構文に見えますが、要は接続詞の"but"の前に《挿入句》の"I admit"が付け足しで入り込んでいるだけです。"I admit"を先に「なるほど」と和訳して、それから"This town is very rural" = 「この町はけっこうな田舎だ」とすれば問題ありません。

上記の二つの【例文】では、《挿入句》の"I think"や"I admit"を文頭に置いても、意味はほとんど変化しません。

【例文】:I think you are the fastest runner in our class..
(= You are the fastest runner in our class, I think)
【和訳】:あなたがクラスで一番足が速いと思います

【例文】:I admit this town is very rural, but no one has ever seen wild boars.
(= This town is very rural, I admit, but no one has ever seen wild boars.)
【和訳】:なるほど、この町はけっこうな田舎だけど、イノシシはいません。

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ゼロから始める挿入句(7)
「名詞 + 挿入句」の形
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名詞に追加説明を付ける「挿入句」

名詞の次に、追加説明として《挿入句》を置くことがあります。このときもたいてい、《挿入句》の前後にコンマ(,)を置きます。

【例文】:Tokyo, the capital of Japan, has been annihilated by Godzilla several times.
【和訳】:日本の首都東京はゴジラに数度、破壊されました。
→コンマ(,)ではさんだ"the capital of Japan"は挿入句

"the capital of Japan"は《挿入句》です。"Tokyo"の追加説明です。和訳のときは、先に《挿入句》の"the capital of Japan"を和訳して、あとは前から順々に日本語に直していけばOK。

【例文】:Jupiter, the largest planet in the solar system, has sixty satellites or more.
【和訳】:太陽系最大の惑星木星は六十以上の衛星を持っている。
→コンマ(,)ではさんだ"the largest planet in the solar system"は挿入句

"the largest planet in the solar system"は《挿入句》です。"Jupiter"の追加説明です。和訳のときは、先に《挿入句》の"the largest planet in the solar system"を和訳して、あとは前から順々に日本語に直して行けばOK。

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ゼロから始める挿入句(8)
"the man who I think is good"の形
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主格の関係代名詞の次の"I think"や"I know"
"the man who I think is good"の形(1) この項目の先頭へ↑

関係代名詞節の中に"I think"や"we believe"などが割り込んだように見えることがあります。この場合たいてい、"I think"や"we believe"の前後にコンマ(,)は置きません。

【例文】:The accident has occurred in the nuclear power plant which we believed was perfectly safe.
【 × 】:事故は私たちが信じた完璧に安全な原子力発電所で発生した。
【 ○ 】:絶対に安全だと信じられていた原子力発電所で事故は起りました。

【例文】の場合、"we believed"は文全体ではなく、"which"以下の関係代名詞節の補足説明です。意味は、"which"以下の事実を「私たちは信じていた」です。

【例文】を関係代名詞を使わずに書くと以下の通り。

作り方を見てみます。"the nuclear power plant which we believed was 〜"の元は"the nuclear power plant"と"we believed the nuclear power plant was 〜"であることがわかります。

手順
  1. The accident has occurred in the nuclear power plant. We believed the nuclear power plant was perfectly safe.
    ↓……二つの文で"the nuclear power plant"が共通なので、二つ目の文の"the nuclear power plant"(主語)を"which"にする
  2. The accident has occurred in the nuclear power plant. We believed which was perfectly safe.
    ↓……"which"を文の先頭に置く
  3. The accident has occurred in the nuclear power plant. Which we believed was perfectly safe.
    ↓……一つ目の文の"the nuclear power plant"(先行詞)に"which 〜 safe."をつなげる
  4. The accident has occurred in the nuclear power plant which we believed was perfectly safe.
    (絶対に安全だと信じられていた原子力発電所で事故は起りました。)

コンマ(,)付きの関係代名詞の場合
"the man who I think is good"の形(2) この項目の先頭へ↑

コンマ(,)付きの関係代名詞にも"I think"や"we believe"などが割り込んだように見えることがあります。

【例文】:It turned out that the colleague, who I thought was at least 10 years older than me, was actually the same age as me.
【 × 】:私の同僚は私が少なくとも十歳は年上であると思って、そして事実上私と同じ年であることがわかった。
【 ○ 】:十歳は年上と思っていた職場の同僚が、実は同い年であることがわかった。

【例文】の場合、"I thought"は文全体ではなく、"who"以下の関係代名詞節の補足説明です。意味は、"who"以下のことであると「私は思っていた」です。

【例文】を関係代名詞を使わずに書くと以下の通り。

作り方を見てみます。"the colleague, who I thought was 〜"の元は"the colleague"と"I thought the colleague was 〜"であることがわかります。

手順
  1. It turned out that the colleague was actually the same age as me. I thought the colleague was at least 10 years older than me.
    ↓……二つの文で"the colleague"が共通なので、二つ目の文の"the colleague"(主語)を"who"にする
  2. It turned out that the colleague was actually the same age as me. I thought who was at least 10 years older than me.
    ↓……"who"を文の先頭に置く
  3. It turned out that the colleague was actually the same age as me. Who I thought was at least 10 years older than me.
    ↓……一つ目の文の"the colleague"(先行詞)に"who 〜 me."をつなげる
  4. It turned out that the colleague who I thought was at least 10 years older than me was actually the same age as me.
    ↓……話題に挙がった同僚は一人しかいないので"who 〜me"をコンマで囲む
  5. It turned out that the colleague, who I thought was at least 10 years older than me, was actually the same age as me.
    (十歳は年上と思っていた職場の同僚が、実は同い年であることがわかった)
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ゼロから始める挿入句(9)
ダッシュ(―)や丸括弧(())を使う「挿入句」
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ダッシュ(―)や丸括弧(())の挿入句

《挿入句》コンマ(,)の代わりに、ダッシュ(―)丸括弧(())を使うこともあります。意味はほぼ同じです。

コンマ(,)丸括弧(())のときは通例、《挿入句》の前後にスペースを入れます。ダッシュ(―)のときは通例、スペースを入れません。ダッシュ(―)丸括弧(())を使うと多少くだけたニュアンスになるので、英作文ではコンマ(,)を使うのが無難です。

【例文】:We must, if possible, have a dental checkup.
【例文】:We mustif possiblehave a dental checkup.
【例文】:We must (if possible) have a dental checkup.
※2014/03/24:綴りミスを修正→詳細
【和訳】:できることなら、歯科検診を受けるべきだ。

【例文】:Tokyo, the capital of Japan, has been annihilated by Godzilla several times.
【例文】:Tokyothe capital of Japan―has been annihilated by Godzilla several times.
【例文】:Tokyo (the capital of Japan) has been annihilated by Godzilla several times.
【和訳】:日本の首都東京はゴジラに数度、破壊されました。