【ゼロから始める英文法】
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞 間投詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
挿入句 語順 倒置
このコーナーについて
簡易文法用語集
【ゼロから始める代名詞】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める代名詞

語句編
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞 間投詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
構文編
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
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ゼロから始める代名詞(1)
「代名詞」って何だっけ?
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代名詞は名詞の代役

お馴染み"you"やら"they"やらです。実は《代名詞》は他にもたくさんあります。

"somebody"や"nothing", "themselves", "these", "which"なども《代名詞》として使います。日本語では「誰か、何も〜ない、彼ら自身、これら、どれか」などが《代名詞》に相当します。

《代名詞》はどれも名詞「代役」として使います。

代名詞の種類
  1. 人称代名詞(I, you, they, itなど)
  2. 不定代名詞(somebody, any, nothingなど)
  3. 再帰代名詞(myself, themselvesなど)
  4. 指示代名詞(this, these, that, thoseなど)
  5. 関係代名詞(who, which, thatなど)
  6. 疑問代名詞(who, whom, what, whichなど)
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人称代名詞

ゼロから始める代名詞(2)
人称代名詞(I, us, them, etc)
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「人称」を表わす代名詞

人称代名詞とは、しょっちゅう目にする"I"や"you", "they", "theirs"などのこと。

日本語とは異なり、英語では同一の名詞の繰り返しをかなり嫌がります。同じ名詞を繰り返すときは、代わりによく人称代名詞を使います。日本語の「彼」や「彼女」「それ」などは人称代名詞ですが、英語ほど頻繁には使いません。

一人称や二人称、三人称を表わすので人称代名詞です。決して「人」を表わすという意味ではありません。"it"や"they"は動物や機械なども指します。

人称代名詞"it"は仮主語など色々な使い方が可能です→【参照】: 『間違えやすい人称代名詞の"it"

和訳のとき、間違えやすいのが"they"です。必ずしも「彼ら、彼女ら」とは限りません。「物」を指す場合、"they"の和訳は「それらは」です。

【例文】:I have lots of potted plants. They may relax me.
【 × 】:私はたくさんの鉢植えを植物を持っている。彼らは私を癒してくれるかもしれない。
【 ○ 】:私はたくさんの鉢植えを植物を持っている。私はそれらで癒されるような気がする。
→"they" = "plants"(それら)

すべての人称代名詞をまとめておきます。

【人称代名詞】

主格所有格目的格独立所有格
単数 一人称Imymemine
二人称youyouryouyours
三人称he, she, ithis, her, itshim, her, ithis, hers, (*)
複数 一人称weourusours
二人称youyouryouyours
三人称theytheirthemtheirs

独立所有格(所有代名詞)

"mine"や"yours"などの「独立所有格」は「所有代名詞」とも言います。たいてい、前に出て来た名詞の言い換えとして使います。

独立所有格(所有代名詞)
  • mine(私のもの), ours(私達のもの)
  • yours(あなたのもの、あなた方のもの)
  • his(彼のもの), hers(彼女のもの), theirs(彼らのもの、彼女らのもの)

【例文】:A friend of mine went to the US to study.
【和訳】:友人の一人がアメリカへ留学した。
→"mine" = "my friends"(私の友人たち)

【例文】の場合、"mine"は"my friends"の言い換えです。"a friend of my friends"と表現すると"friend"が二つ出て来てまどろっこしくなるので、"friend"を一つのみにして"a friend of mine"と短く表現します。

【例文】:Is this motorcycle yours?
【和訳】:このバイクは君のかな。
→"yours" = "your motorcycle"(あなたのバイク)

【例文】の場合、"yours"は"your motorcycle"の言い換えです。"your motorcycle"と表現すると"motocycle"が二つ出て来てまどろっこしくなるので、"motorcycle"を一つのみにして"yours"と短く表現します。

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間違えやすい人称代名詞の"it"

ゼロから始める代名詞(3)
間違えやすい人称代名詞の"it"(1)
"it"を「それ」と和訳しない場合
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前に出て来た語句の代役ではない"it"

"it"が前に出て来た他の語句の言い換えではなく、漠然と天気や時間などを表わすことがあります。この場合、たいてい"it"を「それ」と和訳すると不自然になります。

"it"の意味が「それ」ではない使い方をまとめます。

「それ」と和訳しない"it"の用法
  1. 【天気、天候】: It's snowing.(雪が降っている)
  2. 【気温、温度】: It's 30 degrees.(気温は30度だ)
  3. 【距離、長さ】: It's ten kilometers from here.(ここから十キロある)
  4. 【時間、時刻】: It's eight o'clock.(ちょうど八時だ)
  5. 【曜日、日にち】: It's Sunday today.(今日は日曜日だ)
  6. 【状況、様子】: It seems that we lost our way.(道に迷ったようだ)
  7. 【強調構文】: It's today that we have a test.(今日はテストの日だ)
  8. 【仮主語】: 意味上の主語が別に存在することを表わす
    1. 仮主語の"it"は和訳しない
    2. 仮主語の"it"の構文
      1. 仮主語の"it": It takes 「時間」 to 〜.(〜するには「時間」が必要だ)
      2. 仮主語の"it": It costs 「費用」 to 〜.(〜するには「費用」が必要だ)
      3. 仮主語の"it": It amazes me that 〜.(〜であることに驚く)
      4. 仮主語の"it": It's thought that 〜.(〜であると思われる)
      5. 仮主語の"it": It's a pity that 〜. It is a pity to 〜.(〜であるのは残念だ)
      6. 仮主語の"it": It's important that 〜. It's important to 〜.(〜は重要だ)
      7. 仮主語の"it": It's obvious that 〜.(〜であることは明らかだ)
      8. 仮主語の"it": It's hard for A to 〜.(Aが〜することはむつかしい
      9. 仮主語の"it": It's careless of A to 〜.(Aが〜することは不注意だ)
  9. 仮目的語の"it": I think it hard to 〜.(〜することはむつかしいと思う)
    1. 仮目的語の"it"は和訳しない
    2. 仮目的語を使う動詞
    3. 仮目的語の構文
    4. 仮目的語を使うイディオム
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ゼロから始める代名詞(4)
間違えやすい人称代名詞の"it"(2)
【天気、天候】: It's snowing.(雪が降っている)
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「天気、天候、気候、空模様、気象状態」を表わす"it"

日本語では「雨が降る、風が強い」のように、「雨」や「風」などの天候の状態を表わす語句を主語に使います。英語ではたいてい、天候の状態を表わすときは主語に"it"を使います。

天気や天候を表わす"it"は前に出て来た語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【動詞】: rain(雨が降る), snow(雪が降る), etc
「天気、天候、気候、空模様、気象状態」を表わす"it"(1) この項目の先頭へ↑

気象を表わす動詞の中で、「天気、天候」の"it"を主語に使う主なものをまとめます。

「天気、天候」の"it"を使う主な動詞
  • 【 雨 】: rain(雨が降る), drizzle(霧雨が降る), mist(霧雨が降る), pelt(雨が激しく降る), pour(雨が激しく降る), teem(雨が激しく降る), shower(にわか雨が降る), sprinkle(小雨がぱらつく)
  • 【 雪 】: snow(雪が降る), hail(雹[ひょう]や霰[あられ]が降る), sleet(霙[みぞれ]が降る)
  • 【 嵐 】: lighten(稲光りがする), thunder(雷が鳴る), storm(大荒れの天気となる)
  • 【 寒 】: freeze(底冷えする)
  • 【 風 】: breeze(そよ風が吹く)

【例文】:It's been drizzling for a week. During the morning it was misting.
【 × 】:それは一週間雨がシトシト降り続いている。それは午前中はずっと霧雨が降っていた。
【 ○ 】:一週間雨がシトシト降り続いている。午前中はずっと霧雨が降っていた。
→"it"は和訳しない

【例文】:It's just sprinkling now, but it poured until an hour ago.
【 × 】:それは小雨が降っているがそれは一時間前までは大雨だった。
【 ○ 】:今は小雨が降っているだけだが、一時間前までは大雨だった。
→"it"は和訳しない

【例文】:It is hailing and thundering outside. I hear it'll sleet tomorrow.
【 × 】:それは外は雷が鳴り、雹(ひょう)が降っている。明日はそれは霙(みぞれ)が降るそうだ。
【 ○ 】:外は雷が鳴り、雹(ひょう)が降っている。明日は霙(みぞれ)が降るそうだ。
→"it"は和訳しない

【例文】:It stormed all day yesterday. It froze last night.
【 × 】:それは昨日は一日中大荒れの天気だった。それは昨日の夜は底冷えした。
【 ○ 】:昨日は一日中大荒れの天気だった。昨日の夜は底冷えした。
→"it"は和訳しない

"lighten"はたいてい"thunder"と一緒に使います

【例文】:If it starts to thunder or lighten, we'd better go inside.
【 × 】:それは電がゴロゴロ鳴り出したり、稲光りがし始めたら、屋内に逃げたほうがいいよ。
【 ○ 】:電がゴロゴロ鳴り出したり、稲光りがし始めたら、屋内に逃げたほうがいいよ。
→"it"は和訳しない
【例文】:It thundered and lightened for hours on the summit.
【 × 】:それは山頂では何時間も雷鳴が轟き稲光りが走り続けた。
【 ○ 】:山頂では何時間も雷鳴が轟き稲光りが走り続けた。
→"it"は和訳しない

大雨を表わす"it pours"と"it pelts"と"it teems"はいずれも"with rain"を追加することがあります。意味に変化はありません。

【例文】:It's been pouring since early this morning.
【例文】:It's been pelting since early this morning.
【例文】:It's been teeming since early this morning.
【例文】:It's been pouring with rain since early this morning.
【例文】:It's been pelting with rain since early this morning.
【例文】:It's been teeming with rain since early this morning.
【和訳】:早朝からずっとザーザー降りだ。

【形容詞】: hot(暑い), cold(寒い), etc
「天気、天候、気候、空模様、気象状態」を表わす"it"(2) この項目の先頭へ↑

気象を表わす形容詞の中で、「天気、天候」の"it"を主語に使う主なものをまとめます。多くの単語は建物の中や部屋の中の寒暖や乾燥、湿潤を表わすこともできます。【例】:It's humid in this room.(この部屋は蒸し暑い)

「天気、天候」の"it"を使う主な形容詞
  • 【 暑 】: warm(暖かい), hot(暑い), boiling(うだるように暑い), sweltering(うだるように暑い), roasting(焼け付くように暑い), scorching(焼けるように暑い)
  • 【暑湿】: humid(ジメジメする、むしむしする), close(暑苦しい、息苦しい), heavy(蒸し暑い、むしむしする), muggy(蒸し暑い), oppressive(蒸し暑い、むんむんする), steamy(蒸し暑い、むしむしする), stifling(蒸し暑い、息苦しい), stuffy(蒸し暑い、暑苦しい)
  • 【 湿 】: damp(ジメジメする), clammy(べとつくような), soggy(ジトジトする、ベタベタする)
  • 【 寒 】: cool(涼しい), chilly(ひんやりする), cold(寒い), bitter(刺すように寒い), nippy(刺すように寒い), icy(極寒の), freezing(凍りつくように寒い), frosty(凍りつくように寒い), snowy(雪が積もった)
  • 【 晴 】: fine(晴天の), clear(晴れた、快晴の), lovely(いい天気の), nice(いい天気の), light(明るい), sunny(日が照っている), calm(穏やかな), balmy(穏やかな、心地良い), dry(乾燥した、雨が降らない)
  • 【 曇 】: cloudy(曇った), dull(どんよりと曇った), gloomy(どんよりと曇った), heavy(どんよりと曇った), gray(一面曇った), overcast(一面曇った), dark(暗い), black(真暗な), foggy(霧深い), hazy(もやがかかった), misty(霧が出ている)
  • 【 雨 】: rainy(雨が降っている、雨が多い), dirzzly(霧雨が降っている), showery(にわか雨が降っている、にわか雨が多い), wet(雨が降っている)
  • 【 風 】: breezy(そよ風が吹く), windy(風が強い), blowy(風が強い), gusty(突風が吹く), blustery(強風が吹き荒れる)
  • 【 荒 】: rough(荒れた), stormy(嵐の), thundery(雷が鳴っている)

【例文】:It's a bit chilly in this room, but we don't need to turn the heater on.
【 × 】:それはこの部屋はちょっとひんやりするけれど、暖房を入れるほどではない。
【 ○ 】:この部屋はちょっとひんやりするけれど、暖房を入れるほどではない。
→"it"は和訳しない

【例文】:It was windy last night. Outside it's blustery and freezing.
【 × 】:それは昨日の夜は風が強かった。外はそれは強風が吹き荒れ、凍てつくように寒い。
【 ○ 】:昨日の夜は風が強かった。外は強風が吹き荒れ、凍てつくように寒い。
→"it"は和訳しない

【例文】:It was foggy in the morning but it is sunny and getting warm.
【 × 】:今朝、それは霧が深かったが、それは日が照っていて暖かくなってきた。
【 ○ 】:朝方は霧が出ていたが、今は日が射して暖かくなってきた。
→"it"は和訳しない

【例文】:It's cloudier today than yesterday. It was stuffy and muggy in the factory.
【 × 】:それは今日は昨日より雲が多い。それは工場内は息苦しくて蒸し暑かった。
【 ○ 】:今日は昨日より雲が多い。工場内は息苦しくて蒸し暑かった。
→"it"は和訳しない

【例文】:It's damp inside because it's been wet for a few days outside.
【 × 】:それは数日間外は雨が降っているのでそれは部屋の中はジメジメしている。
【 ○ 】:数日間外は雨が降っているので、部屋の中はジメジメしている。

【例文】:It's dry in winter. It has been dry for several weeks.
【 × 】:それは冬は空気が乾燥する。それは数週間雨が降っていない。
【 ○ 】:冬は空気が乾燥する。数週間雨が降っていない。
→"it"は和訳しない

暑さを表わす"boiling, sweltering, roasting, scorching"はいずれも"hot"を追加することがあります。意味はほぼ同じ。

【例文】:It's boiling during the day, but cool when twilight comes.
【例文】:It's sweltering during the day, but cool when twilight comes.
【例文】:It's boiling hot during the day, but cool when twilight comes.
【例文】:It's sweltering hot during the day, but cool when twilight comes.
【和訳】:日中はうだるように暑いが、暗くなってくると涼しい。

【例文】:It was roasting during the day, but it's breezy after sunset.
【例文】:It was scorching during the day, but it's breezy after sunset.
【例文】:It was roasting hot during the day, but it's breezy after sunset.
【例文】:It was scorching hot during the day, but it's breezy after sunset.
【和訳】:日中はジリジリと焼けるように暑かったが、日が沈むと気持ち良い風が吹いてきた。

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ゼロから始める代名詞(5)
間違えやすい人称代名詞の"it"(3)
【気温、温度】: It's 28 degrees.(気温は28度だ)
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「気温、温度」を表わす"it"

日本語では「気温は28度だ、外は零下だ」のように、「気温」や「気温」を測った場所などを主語に使います。英語ではたいてい、気温を表わすときは主語に"it"を使います。

気温や温度を表わす"it"は前に出て来た語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

屋内や屋外の特定の場所が「暖かい、寒い」などを表わすときも主語に"it"を使います→【参照】: 『間違えやすい人称代名詞の"it": 天気、天候……It's snowing.(雪が降っている)

【例文】:It's twenty eight degrees celsius in this room.
【 × 】:それはこの部屋の中で摂氏28度だ。
【 ○ 】:この部屋の気温は摂氏28度だ。
→"it"は和訳しない

【例文】:It was under zero celsius outside last night.
【 × 】:それは昨日の夜外で摂氏ゼロ度以下だった。
【 ○ 】:昨日の夜、外の気温は摂氏0度を下回った。
→"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(6)
間違えやすい人称代名詞の"it"(4)
【距離、長さ】: It's ten kilometers from here.(ここから十キロある)
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「距離、長さ、間隔」を表わす"it"

日本語では距離を表現する場合、「ここから駅まで一キロある」と言います。英語では主語に"it"を使って、"It is one kilometer from here to the station."と表現します。「〜キロある」に釣られて"there is 〜"は不可。

【例文】:地球から太陽までの距離は約一億五千万キロメートルあります
【 × 】:There is about 150 million kilometers from the earth to the sun.
【 ○ 】:It is about 150 million kilometers from the earth to the sun.
→距離は"it"で表わす

距離を表わす"it"は前に出て来た語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:How far is it to the nearest subway station? It's about 300 meters.
【 × 】:それは最寄りの地下鉄の駅まではどれくらいですが。それは約三百メートルほどです。
【 ○ 】:最寄りの地下鉄の駅まではどれくらいですが。約三百メートルほどです。
→"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(7)
間違えやすい人称代名詞の"it"(5)
【時間、時刻】: It's eight o'clock.(ちょうど八時だ)
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「時間、時刻」を表わす"it"

日本語では時刻を表わす場合、「今は八時だ」のように「今」など時を表わす語句を主語に使うことがあります。英語ではたいてい主語に"it"を使います。

【例文】:今はちょうど夜中の十二時だ。
【 × 】:Now is twelve o'clock in the night.
【 ○ 】:It is twelve o'clock in the night.
→時刻は"it"で表わす

時間や時刻を表わす"it"は前に出て来た語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:What time is it now? It's nearly ten thirty.
【 × 】:それは今は何時ですか。それはほとんど十時半だ。
【 ○ 】:今何時ですか。もうすぐ十時半だ。
→"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(8)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6)
【曜日、日にち】: It's Sunday today.(今日は日曜日だ)
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「曜日、日にち、月、年」を表わす"it"

日本語では「曜日、日にち、月、年」を表わす場合、「今日は日曜日だ」「今は七月だ」のように「今日」や「今」など時を表わす語句を主語に使うことがあります。英語ではたいてい主語に"it"を使います。特に、質問の「何月ですか、何曜日ですか」に答えるときは、"it"を主語に使うのが普通です。

曜日や日にちを表わす"it"は前に出て来た語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:今日は何曜日ですか。今日は金曜日です。
【 △ 】:What day is it today? Today is Friday.
【 ○ 】:What day is it today? It's Friday.

【例文】:今日は何日ですか。今日は四月一日です。
【 △ 】:What date is it today? Today is April 1st.
【 ○ 】:What date is it today? It's April 1st.

【例文】:今は何月ですか。今月は十一月です。
【 △ 】:What month is it now? This month is November
【 ○ 】:What month is it now? It's November.

【例文】:今年は何年ですか。今年は2000年です。
【 △ 】:What year is it? This year is 2000.
【 ○ 】:What year is it? It's 2000.

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ゼロから始める代名詞(9)
間違えやすい人称代名詞の"it"(7)
【状況、様子】: It seems that we lost our way.(道に迷ったようだ)
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その場の状況や様子を表わす"it"

"it"が漠然とその場の状況や様子を表わすことがあります。他に主語に置くものがないので取り敢えず"it"を主語に置いて、状況や様子のくわしい説明はたいていthat節を使います。

その場の状況や様子を表わす"it"を主語に使える動詞は比較的少数なので、ここでまとめます。どの動詞も主語に"it"を使いますが、"it"を「それ」と和訳することはありません。

状況や様子を表わす"it"を使う主な動詞
  • appear: it appears that 〜(〜のようだ)
  • look: it looks like 〜(〜のようだ)
  • seem: it seems that 〜(〜のようだ)
  • feel: it feels like 〜(〜のようだ)
  • sound: it sounds like 〜(〜のようだ)
  • follow: it follows that 〜(〜という結果になる)
  • happen: it happens that 〜(偶然〜する)
  • turn out: it turns out that 〜(〜だとわかる)
  • come out: it comes out that 〜(〜だとわかる)
  • emerge: it emerges that 〜(〜だと判明する)
  • transpire: it transpires that 〜(〜であることが明らかになる)
  • occur: it occurs to A that 〜(Aが〜を思いつく)
  • cross: it crosses A's mind that 〜(Aの頭を〜がよぎる)
  • dawn: it dawns on A that 〜(Aが〜を理解し始める)

仮主語の"it"と違うところは、"it"が後ろに出てくるthat節の代役ではないところです。"it"の代わりにthat節を主語に置くと、文全体の意味が不明になります。

【例】:あなたが正しいようだ。
【×】:That you are right seems.
【○】:It seems that you are right.
→"it"はその場の状況を指す、仮主語ではない
【例】:あなたが正しいことは明らかだ。
【○】:That you are right is obvious.
【○】:It is obvious that you are right.
→"it"は仮主語、"that you are right"を指す

appear: it appears that 〜(〜のようだ)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(1) この項目の先頭へ↑

"it appears that 〜は主に見かけから判断して「〜のようだ」を表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It appears that my hamsters are fond of their new house.
(= My hamsters appear to be fond of their new house.)
【 × 】:それはハムスターたちは新しい家が気に入ったようだ。
【 ○ 】:ハムスターたちは新しい家が気に入ったようだ。
→"it"は和訳しない

"appear"の場合、"that"の代わりに"as if, as though"も使えます。"as if, as though"の次は仮定法を使わなくてもOK→【参照】: 『仮定法と条件どちらも可能: "as if 〜, as though 〜"

【例文】:It appears as if my hamsters are fond of their new house.
【例文】:It appears as though my hamsters are fond of their new house.
【 × 】:それはハムスターたちは新しい家が気に入ったようだ。
【 ○ 】:ハムスターたちは新しい家が気に入ったようだ。
→"it"は和訳しない

look: it looks like 〜(〜のようだ)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(2) この項目の先頭へ↑

"it looks like 〜"は主に見かけから判断して「〜のようだ」を表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It looks like the rainy season has passed.
【 × 】:それは梅雨が明けたようだ。
【 ○ 】:梅雨が明けたようだ。
→"it"は和訳しない

"look"の場合、"like"の代わりに"as if, as though"も使えます。"as if, as though"の次は仮定法を使わなくてもOK→【参照】: 『仮定法と条件どちらも可能: "as if 〜, as though 〜"

"that"を使った"it looks that 〜"という構文はありません。

【例文】:It looks as if the rainy season has passed.
【例文】:It looks as though the rainy season has passed.
【 × 】:それは梅雨が明けたようだ。
【 ○ 】:梅雨が明けたようだ。
→"it"は和訳しない

seem: it seems that 〜(〜のようだ)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(3) この項目の先頭へ↑

"it seems that 〜は自分の判断にやや自信がないので断定を避けて「〜のようだ」を表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It seems that I didn't catch flu.
(= I didn't seem to have caught flu.)
【 × 】:それはインフルエンザにかかったわけではないようだ。
【 ○ 】:インフルエンザにかかったわけではないようだ。
→"it"は和訳しない

"seem"の場合、"that"の代わりに"like, as if, as though"も使えます。"as if, as though"の次は仮定法を使わなくてもOKです→【参照】: 『仮定法と条件どちらも可能: "as if 〜, as though 〜"

【例文】:It seems like I didn't catch flu.
【例文】:It seems as if I didn't catch flu.
【例文】:It seems as though I didn't catch flu.
(= I didn't seem to have caught flu.)
【 × 】:それはインフルエンザにかかったわけではないようだ。
【 ○ 】:インフルエンザにかかったわけではないようだ。

feel: it feel like 〜(〜のようだ)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(4) この項目の先頭へ↑

"it feels like 〜は自分の判断にやや自信がないので断定を避けて「〜のようだ」を表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It felt like it was going to shower soon.
【 × 】:それはすぐにもにわか雨が降りそうだった。
【 ○ 】:すぐにもにわか雨が降りそうだった。
→"it"は和訳しない

"feel"の場合、"like"の代わりに"as if, as though"も使えます。"as if, as though"の次は仮定法を使わなくてもOKです→【参照】: 『仮定法と条件どちらも可能: "as if 〜, as though 〜"

"that"を使った"it feels that 〜"という構文はありません。

【例文】:It felt as if it was going to shower soon.
【例文】:It felt as though it was going to shower soon.
【 × 】:それはすぐにもにわか雨が降りそうだった。
【 ○ 】:すぐにもにわか雨が降りそうだった。
→"it"は和訳しない

sound: it sounds like 〜(〜のようだ)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(5) この項目の先頭へ↑

"it sounds like 〜は自分の判断にやや自信がないので断定を避けて「〜のようだ」を表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It sounds like one of the plane's engines have failed.
【 × 】:それは飛行機のエンジンが一基故障したようです。
【 ○ 】:飛行機のエンジンが一基故障したようです。
→"it"は和訳しない

"sound"の場合、"lik"の代わりに"as if, as though"も使えます。"as if, as though"の次は仮定法を使わなくてもOKです→【参照】: 『仮定法と条件どちらも可能: "as if 〜, as though 〜"

"that"を使った"it sounds that 〜"という構文はありません。

【例文】:It sounds as if one of the plane's engines have failed.
【例文】:It sounds as though one of the plane's engines have failed.
【和訳】:飛行機のエンジンが一基故障したようです。
→"it"は和訳しない

follow: it follows that 〜(〜という結果になる)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(6) この項目の先頭へ↑

"it follows that 〜"は物事が当然そうなることを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It doesn't necessarily follow that slim people are light eaters.
【 × 】:それは痩せているから少食であるとは必ずしも言えない。
【 ○ 】:痩せているから少食であるとは必ずしも言えない。
→"it"は和訳しない

happen: it happens that 〜(偶然〜する)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(7) この項目の先頭へ↑

"it happens that 〜"は意図的ではなくたまたまそうなることを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It happened that I was out that day.
(= I happened to be out that day.)
【 × 】:それはその日はたまたま外出していた。
【 ○ 】:その日はたまたま外出していた。
→"it"は和訳しない

turn out: it turns out that 〜(〜だとわかる)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(8) この項目の先頭へ↑

"it turns out that 〜"は意外な事実が判明することを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It turned out that the grenade was just a toy.
【 × 】:それはその手榴弾はただのおもちゃだと判明した。
【 ○ 】:その手榴弾はただのおもちゃだと判明した。
→"it"は和訳しない

come out: it comes out that 〜(〜だとわかる)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(9) この項目の先頭へ↑

"it comes out that 〜"は隠された事実が明らかになることを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It came out that ten of teachers and students had contracted tuberculosis.
【 × 】:それは先生と生徒の合わせて十人が結核に感染していることがわかった。
【 ○ 】:先生と生徒の合わせて十人が結核に感染していることがわかった。
→"it"は和訳しない

emerge: it emerges that 〜(〜だと判明する)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(10) この項目の先頭へ↑

"it emerges that 〜"は調査や研究などで新たな事実が判明することを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It emerged that the missing airliner had been hijacked.
【 × 】:それは行方不明機は実はハイジャックされたと判明した。
【 ○ 】:行方不明機は実はハイジャックされたと判明した。
→"it"は和訳しない

transpire: it transpires that 〜(〜であることが明らかになる)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(11) この項目の先頭へ↑

"it transpires that 〜"は隠された事実が明らかになることを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It later transpired that the city councillor had been arrested for drunk driving.
【 × 】:それはその市議会議員は過去に飲酒運転で逮捕されていたことが後に明らかになった。
【 ○ 】:その市議会議員は過去に飲酒運転で逮捕されていたことが後に明らかになった。
→"it"は和訳しない

occur: it occurs to A that 〜(Aが〜を思いつく)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(12) この項目の先頭へ↑

"it occurs to A that 〜"は突然何かを思いつくことを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It never occurred to me that the transportation expenses of the part-time job was paid.
【 × 】:それはアルバイトの交通費が出るとは思いも寄らなかった。
【 ○ 】:アルバイトの交通費が出るとは思いも寄らなかった。
→"it"は和訳しない

cross: it crosss A's mind that 〜(Aの頭を〜がよぎる)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(13) この項目の先頭へ↑

"it crosss A's mind that 〜"は考えや不安などが頭の中をよぎることを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

【例文】:It crossed my mind that the president might be impeached for the leak of official secrets.
【 × 】:それは大統領が機密の漏洩のため弾劾されることを思いが頭をよぎった。
【 ○ 】:大統領が機密漏洩のため弾劾されるかもしれないという思いが頭をよぎった。
→"it"は和訳しない

dawn: it dawns on A that 〜(Aが〜を理解し始める)
間違えやすい人称代名詞の"it"(6): 状況や様子を表わす"it"(14) この項目の先頭へ↑

"it dawns on A that 〜"はそれまでわからなかったことが急に理解できたことを表わします。主語の"it"は前や後ろに出て来る語句を指すわけではないので、「それ」と和訳する必要はありません。

"dawn"の元々の意味は「夜が明ける、日が昇って来て一日が始まる」です。

【例文】:It dawned on us that nuclear power does not bring so much benefit to us.
【 × 】:それは原子力が人類に対してそれほどの利益をもたらすものではないことがわかってきた。
【 ○ 】:原子力は人類に対してそれほどの利益をもたらすものではないことがわかってきた。
→"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(10)
間違えやすい人称代名詞の"it"(8)
【強調構文】: It's today that we have a test.(今日はテストの日だ)
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強調構文を表わす"it"

"it"が強調構文の主語を表わすことがあります。強調構文は別のコーナーでくわしく扱っています→【参照】: 『ゼロから始める強調構文

強調構文の場合、"it"は次に強調する語句が来るよという目印なので、"it"を和訳する必要はありません。

【例文】:It is wind power that we should adopt as an eco-friendly power generation.
【 × 】:それは風力発電こそ私達が環境にやさしい発電として採用すべきです。
【 ○ 】:風力発電こそ環境にやさしい発電として採用すべきです。
→"it"は和訳しない

【例文】:It was only a few days ago that I started using the Internet.
【 × 】:それは私がインターネットを使い始めたのはほんの数日前だ。
【 ○ 】:私がインターネットを使い始めたのはほんの数日前だ。
→"it"は和訳しない

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仮主語の"it"
ゼロから始める代名詞(11)
間違えやすい人称代名詞の"it"(9)
【仮主語】: 意味上の主語が別に存在することを表わす
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"it"は後ろに意味上の主語があることを示す目印

"it"が仮主語(形式主語)を表わすことがあります。

【例文】:The flu has spread widely. It is important to wash our hands before eating.
【 × 】:インフルエンザが大流行しています。それは食事の前に手を洗うことは重要です。
【 ○ 】:インフルエンザが大流行しています。食事の前に手を洗うことは重要です。

【例文】の場合、"it"の意味は「それは」ではありません。

"it"は前のセンテンスや語句を指すわけではなく、意味的には"it" = "to wash our hands before eating"です。なので、"to wash our hands before eating"を主語の位置に置くこともできます。

【例文】:インフルエンザが大流行しています。食事の前に手を洗うことは重要です。
【英訳】:The flu has spread widely. To wash our hands before eating is important.

ただし、英語ではto不定詞やthat節を主語として文の先頭に置くのをたいてい嫌います。なので、とりあえず主語の位置に"it"のみを置いて、後ろに意味上の主語が来る“目印”とします。

【例文】:インフルエンザが大流行しています。食事の前に手を洗うことは重要です。
【 △ 】:The flu has spread widely. To wash our hands before eating is important.
【 ○ 】:The flu has spread widely. It is important to wash our hands before eating.
→"it"は仮主語、意味上の主語が後ろに来ることを表わす

おそらく、英語では語数が多くて長い主語を不自然と感じるので、長くなりがちなto不定詞やthat節の主語を避けると思われます→【参照】: 『英語の“クセ”: 英語は、長い主語が嫌い

仮目的語の"it"もただの“目印”

仮目的語の"it"もただの“目印”です→【参照】:『仮目的語……I think it hard to 〜.(〜することはむつかしいと思う)

to不定詞やthat節を使って目的語が語数的に長くなると英文としてわかりにくくなります。なので、とりあえず"it"を先に置いて次に長い目的語が来る“目印”とします。

【例文】:かつて、原子力で発電することは安全だと考えられていました。
【 × 】:Formerly we considered to generate electricity from nuclear power safe.
【 ○ 】:Formerly we considered it safe to generate electricity from nuclear power.
(= Formerly we considered that it was safe to generate electricity from nuclear power.)
→"it"は仮目的語、"safe"は補語"to generate electricity from nuclear power"は意味上の目的語

【例文】を英訳する場合、補語の"safe"に比べて目的語の"to generate electricity from nuclear power"は語数的にかなり長くなります。文尾にポツンと"safe"のみを置くと英語としてはかなり不自然。なので、動詞の"considered"の次に仮目的語"it"を置いて、後ろに語数的に長い目的語が来る“目印”とします。

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ゼロから始める代名詞(12)
間違えやすい人称代名詞の"it"(10)
【仮主語】: 仮主語の"it"は和訳しない
先頭へ

仮主語の"it"は和訳不要

仮主語の"it"には具体的な意味が存在しないので和訳も不要です→【参照】:『仮主語の"it"……意味上の主語が別に存在することを表わす

「それ」と和訳するとかえって不自然。和訳のときは、仮主語の"it"の後ろに語数的に長い意味上の主語が来る“ただの目印”と考えればたいていOKです。

【例文】:It is tiring to repeat the same thing over and over again.
(= To repeat the same thing over and over again is tiring.)
【 × 】:それは同じことを何度も何度も繰り返すのは飽き飽きする。
【 ○ 】:同じことを何度も何度も繰り返すのは飽き飽きする。
→"it"は和訳しない

【例文】の場合、to不定詞(= To repeat the same thing over and over again)を主語にするよりも、仮主語の"it"を使うほうが英語としてナチュラルです。和訳はto不定詞を主語にして「同じことを何度も何度も繰り返すのは」です。

【例文】:It is a pity that my foutune slip is great curse.
(= That my foutune slip is great curse is a pity.)
【 × 】:それはおみくじが大凶なのは悲しい。
【 ○ 】:おみくじが大凶なのは悲しい。

【例文】の場合、that節(= that my foutune slip is great curse)を主語にするよりも、仮主語の"it"を使うほうが英語としてナチュラルです。和訳はthat節を主語にして「おみくじが大凶なのは」です。

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仮主語の"it"の構文
ゼロから始める代名詞(13)
間違えやすい人称代名詞の"it"(11)
【仮主語】: 仮主語の"it"の構文
先頭へ

仮主語"it"を使う構文

よく見かける仮主語"it"の構文をまとめます。意味上の主語はたいていto不定詞やthat節で表わします。

よく見かける仮主語"it"の構文
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ゼロから始める代名詞(14)
間違えやすい人称代名詞の"it"(12)
【仮主語】: It takes 「時間」 to 〜.(〜するには「時間」が必要だ)
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仮主語"it"を使う"take"

"take"は仮主語"it"を使って「必要な時間、努力、労力」を表わすことができます。意味上の主語はたいていto不定詞を使います。お金が必要なときは"cost"を使います→【参照】: 『It costs 「費用」 to 〜.(〜するには「費用」が必要だ)

# it + take + 人 + 時間/努力 + to不定詞(人が〜するには時間/努力が必要だ)
# it + take + 時間/努力 + for + 人 + to不定詞(人が〜するには時間/努力が必要だ)

【例文】:学校まで歩いて三十分かかります。
【 △ 】:To go to school on foot takes me thirty minutes.
【 ○ 】:It takes me thirty minutes to go to school on foot.
【 ○ 】:It takes thirty minutes for me to go to school on foot.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:小説を一本書き上げるには膨大な努力が必要だ。
【 △ 】:To complete a single novel takes me immense effort.
【 ○ 】:It takes me immense effort to complete a single novel.
【 ○ 】:It takes immense effort for me to complete a single novel.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(15)
間違えやすい人称代名詞の"it"(13)
【仮主語】: It costs 「費用」 to 〜.(〜するには「費用」が必要だ)
先頭へ

仮主語"it"を使う"cost"

"cost"は仮主語"it"を使って「必要な金銭の額、費用」を表わすことができます。意味上の主語はたいていto不定詞を使います。時間や努力が必要なときは"take"を使います→【参照】: 『It takes 「時間」 to 〜.(〜するには「時間」が必要だ)

# it + cost + 人 + 金額/費用 + to不定詞(人が〜するは金額/費用が必要だ)

【例文】:このロールケーキは八千円もした。
【 △ 】:To buy this Swiss roll cost me eight thousand yen.
【 ○ 】:It cost me eight thousand yen to buy this Swiss roll.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:原子炉一機を廃炉にするには巨額の費用が必要だ。
【 △ 】:To decomission a nuclear reactor costs a great deal of money.
【 ○ 】:It costs a great deal of money to decomission a nuclear reactor.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(16)
間違えやすい人称代名詞の"it"(14)
【仮主語】: It amazes me that 〜.(〜であることに驚く)
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仮主語"it"を使う動詞
間違えやすい人称代名詞の"it"(14)仮主語の"it": It amazes me that 〜.(〜であることに驚く)(1) この項目の先頭へ↑

"surprise"や"please"など感情を表わす動詞の一部は、仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はたいていthat節やwhy 〜, how 〜で表わします。

意味上の主語がthat節やwhy 〜, how 〜などで長くなる場合はたいてい、文の先頭に仮主語の"it"を置いて、意味上の主語は動詞の目的語の次に置きます。英語ではなるべく主語の語数を短くします→【参照】: 『英語の“クセ”: 英語は、長い主語が嫌い

# it + 動詞 + 目的語 + that節 (= that節 + 動詞 + 目的語)

【例】:二十時間も寝てたなんてびっくりだ。
【△】:That you slept for twenty hours amazes me.
【○】:It amazes me that you slept for twenty hours.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない、"that 〜 hours"は意味上の主語

仮主語"it"を使う代表的な動詞(感情を表わすもの)
  • 【驚き】: amaze(びっくり仰天させる), astonish(驚かせる), astound(びっくり仰天させる), stagger(呆然とさせる), stun(呆然とさせる), surprise(驚かせる)
  • 【困惑】: baffle(困惑させる), bother(困らせる), dismay(うろたえさせる), disturb(困惑させる), puzzle(まごつかせる), upset(かき乱す)
  • 【心配】: concern(心配にさせる), trouble(不安にさせる), worry(不安にさせる)
  • 【嫌悪】: disgust(ムカつかせる), sicken(不快にさせる), hurt(不快にさせる), pain(苦しませる)
  • 【怒り】: anger(怒らせる), annoy(イライラさせる), irritate(イライラさせる), infuriate(激怒させる)
  • 【恐怖】: alarm(不安に陥れる), appall(ぞっとさせる), frighten(おびえさせる), horrify(恐がらせる), scare(おどかす), shock(ぎょっとさせる), terrify(おびやかす)
  • 【悲哀】: depress(落胆させる), distress(悲しませる), sadden(悲しませる)
  • 【喜び】: gratify(喜ばせる), please(喜ばせる), satisfy(満足させる)
  • 【感動】: impress(感動させる)

【例文】:排他主義で人種差別的な発言を繰り返して来た人物が次期大統領とは唖然とさせられる。
【 △ 】:That the next president was a man who had repeated xenophobic and racist remarks staggered me.
【 ○ 】:It staggered me that the next president was a man who had repeated xenophobic and racist remarks.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:その芸人が子供達に人気があって好かれていることは大人たちにはまったく理解不能だ。
【 △ 】:That the comedian is very popular and loved by children totally baffles adults.
【 ○ 】:It totally baffles adults that the comedian is very popular and loved by children.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:脱線事故の原因が未だに不明であることは非常に不安だ。
【 △ 】:That the cause of the derailment is still unknown greatly troubles me.
【 ○ 】:It greatly troubles me that the cause of the derailment is still unknown.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:毎日数千トンも売れ残りの食料が捨てられていることはきわめて不愉快だ。
【 △ 】:That several thousand tons of unsold food is disposed of every day utterly disgusts me.
【 ○ 】:It utterly disgusts me that several thousand tons of unsold food is disposed of every day.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:飼い猫がしょっちゅうドアを爪でガリガリやるのは頭に来る。
【 △ 】:That my cat often scratches the door irritates me.
【 ○ 】:It irritates me that my cat often scratches the door.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:少年が学校でどれほどひどいいじめを受けていたかを考えるとぞっとしました。
【 △ 】:That I thought about how badly the boy had been bullied at school appalled me.
【 ○ 】:It appalled me that I thought about how badly the boy had been bullied at school.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:子供だけでなく大人までもがネット上でいじめを行っていることに悲しくなった。
【 △ 】:That children and even adults participate in cyber-bullying distressed me.
【 ○ 】:It distressed me that children and even adults participate in cyber-bullying.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:毎日何千人もの人が私のブログを見に来てくれるのでうれしい。
【 △ 】:That several thousand people visit my blog every day pleases me.
【 ○ 】:It pleases me that several thousand people visit my blog every day.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:地震の震度が7だったにもかかわらず犠牲者はゼロだったことに感動した。
【 △ 】:That there was no victim though the intensity of the earthquake was seven impressed me.
【 ○ 】:It impressed me that there was no victim though the intensity of the earthquake was seven.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

that節の代わりにto不定詞を使う場合
間違えやすい人称代名詞の"it"(14)仮主語の"it": It amazes me that 〜.(〜であることに驚く)(2) この項目の先頭へ↑

"surprise"はthat節の代わりにto不定詞を使うこともできます。

【例文】:風呂場でゴキブリがコソコソと逃げて行ったのを見てぎょっとした。
【 △ 】:To find a roach creeping away in the bath greatly surprised me.
【 ○ 】:It graealy surprised me to find a roach creeping away in the bath.
【 ○ 】:It graealy surprised me that I found a roach creeping away in the bath.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(17)
間違えやすい人称代名詞の"it"(15)
【仮主語】: It's thought that 〜.(〜であると思われる)
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受動態で仮主語"it"を使う動詞
間違えやすい人称代名詞の"it"(15)仮主語の"it": It's thought that 〜.(〜であると思われる)(1) この項目の先頭へ↑

"think"や"know"など人間の思考や行動を表わす動詞の一部は、受動態で仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はたいていthat節や"what 〜", "how 〜"などで表わします→【参照】: 『受動態の作り方:「動詞 + that節」(thinkやsay)の場合

意味上の主語がthat節やwhy 〜, how 〜などで長くなる場合はたいてい、文の先頭に仮主語の"it"を置いて、意味上の主語は動詞の目的語の次に置きます。英語ではなるべく主語の語数を短くします→【参照】: 『英語の“クセ”: 英語は、長い主語が嫌い

# it is + 動詞の過去分詞形 + that節 (= that節 is + 動詞の過去分詞形)

【例】:宇宙は約百五十億年前にできたと考えられている。
【×】:That the universe was created about 15 billion years ago is thought.
【○】:It is thought that the universe was created about 15 billion years ago.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない、"that 〜ago"は意味上の主語

「仮主語"it" + is + 動詞の過去分詞形 + that」の構文が使える主な動詞
  • 【思考】: assume(〜だと思う), believe(〜だと信じる)consider(〜だと考える), feel(〜だと思う), presume(〜だと思う), reckon(〜だと思う), suspect(〜だと疑う), think(〜だと思う)
  • 【理解】: discover(〜だと判明する), find(〜だと気づく), know(〜だと知っている), learn(〜だとわかる), understand(〜だと理解する)
  • 【結論】: conclude(〜だと結論づける)
  • 【発言】: announce(〜だと発表する), explain(〜だと説明する), imply(〜だと暗に言う), mention(〜だと言う), report(〜だと報じる), rumor(〜であると噂する), say(〜だと言う), state(〜だと言う)
  • 【提案】: advise(〜と助言する), propose(〜を提案する), recommend(〜と勧める), suggest(〜を提案する)
  • 【主張】: allege(〜だと主張する), argue(〜だと主張する), assert(〜だと言い張る), claim(〜だと言い張る)
  • 【決定】: decide(〜だと決める)
  • 【同意】: agree(〜に同意する)
  • 【暴露】: disclose(〜であることを明らかにする), reveal(〜であることを明らかにする)
  • 【予想】: anticipate(〜だと予想する), estimate(〜だと予想する), expect(〜だと予想する)

「it is + 動詞の過去分詞形 + that節」の形が使える動詞の一部は、「there is + 過去分詞」も使えます→【参照】: 『ゼロから始めるthere構文: there + 受動態

【例文】:衝突事故が起ったとき、すでに運転手は気を失っていたと考えられます。
【 × 】:That the driver had already fainted when the crash happened is presumed.
【 ○ 】:It is presumed that the driver had already fainted when the crash happened.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:後になってそのパンダはオスであることがわかった。
【 × 】:That the giant panda was male was later discovered.
【 ○ 】:It was later discovered that the giant panda was male.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:納豆が健康によいことはよく知られている。
【 × 】:That natto has health benefits is widely known.
【 ○ 】:It is widely known that natto has health benefits.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:このUFOが写った写真は偽ものであると結論づけられた
【 × 】:That the the photograph of a UFO was fake was concluded.
【 ○ 】:It was concluded that the photograph of a UFO was fake.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:選挙で不正が行われたと報道されている。
【 × 】:That the election was rigged was reported.
【 ○ 】:It was reported that the election was rigged.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:最近の調査によると、子供の六人のうち一人は貧困に苦しんでいると言われる。
【 × 】:In a recent survey, that one out of six children suffers from poverty is stated.
【 ○ 】:In a recent survey, it is stated that one out of six children suffers from poverty.

【例文】:火口を調べるためにドローンを使ってみてはという提案がなされた。
【 × 】:That a drone be used to investigate the volcano crater was suggested.
【 ○ 】:It was suggested that a drone be used to investigate the volcano crater.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

"suggest"や近い意味を表わす"advise, propose, recommend"は提案を表わすので、that節内はたいてい仮定法現在を使います→【参照】: 『"if"を使わない仮定法アレコレ: 提案」を表わす動詞: suggest, propose, advise, recommend

【例文】:間接喫煙は直接喫煙よりも有害だという主張がある。
【 × 】:That secondhand smoking is more harmful than firsthand is alleged.
【 ○ 】:It is alleged that secondhand smoking is more harmful than firsthand.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:生徒たちは教科書の代わりにタブレットを使うことが決定した。
【 × 】:That students would use tablets instead of textbooks was decided.
【 ○ 】:It was decided that students would use tablets instead of textbooks.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:地震の被災者のための義援金は引き続き募集することで意見が一致した。
【 × 】:That we would continue to ask for donation for the earthquake victims was agreed.
【 ○ 】:It was agreed that we would continue to ask for donation for the earthquake victims.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:テロリストたちは人質解放のために巨額の身代金を要求していたことが明らかになった。
【 × 】:That the terrorists had demanded a huge ransom for the hostage release was disclosed.
【 ○ 】:It was disclosed that the terrorists had demanded a huge ransom for the hostage release.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:海水温が高いためサンゴの白化現象が今後も続くと予想された。
【 × 】:That the coral reefs would continue bleaching due to high sea temperature was anticipated.
【 ○ 】:It was anticipated that the coral reefs would continue bleaching due to high sea temperature.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

「主語 + is + 動詞の過去分詞形 + to不定詞」の構文
間違えやすい人称代名詞の"it"(15)仮主語の"it": It's thought that 〜.(〜であると思われる)(2) この項目の先頭へ↑

「it is + 動詞の過去分詞形 + that節」の構文が使える動詞の一部は、that節の代わりにto不定詞を使うこともできます。that節内の主語を文全体の主語として使います。

# 主語 + is + 動詞の過去分詞形 + to不定詞 = it is + 動詞の過去分詞形 + that節

【例】:宇宙は約百五十億年前にできたと考えられている。
【訳】:The universe is thought to have been created about 15 billion years ago.
(= It is thought that the universe was created about 15 billion years ago.)

「主語 + is + 動詞の過去分詞形 + to不定詞」の構文を使える主な動詞
  • 【思考】: assume(〜だと思う), believe(〜だと信じる), presume(〜だと思う), reckon(〜だと思う), think(〜だと思う)
  • 【理解】: discover(〜だと判明する), find(〜だと気づく), know(〜だと知っている)
  • 【発言】: report(〜だと報じる), rumor(〜であると噂する), say(〜だと言う)
  • 【主張】: allege(〜だと主張する) claim(〜だと言い張る)
  • 【予想】: estimate(〜だと予想する), expect(〜だと予想する)

【例文】:後になってそのパンダはオスであることがわかった。
【英訳】:The giant panda was later discovered to be male.
(= It was later discovered that the giant panda was male.)

【例文】:納豆が健康によいことはよく知られている。
【英訳】:Natto is widely known to have health benefits.
(= It is widely known that natto has health benefits.)

【例文】:選挙で不正が行われたと報道されている。
【英訳】:The election was reported to be rigged.
(= It was reported that the election was rigged.)

【例文】:間接喫煙は直接喫煙よりも有害だという主張がある。
【英訳】:Secondhand smoking is allged to be more harmful than firsthand.
(= It is alleged that secondhand smoking is more harmful than firsthand.)

【例文】:海水温が高いためサンゴの白化現象が今後も続くと予想された。
【英訳】:The coral reefs were anticipated to continue bleaching due to high sea temperature.
(= It was anticipated that the coral reefs would continue bleaching due to high sea temperature.)

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ゼロから始める代名詞(18)
間違えやすい人称代名詞の"it"(16)
【仮主語】: It's a pity that 〜. It is a pity to 〜.(〜であるのは残念だ)
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仮主語"it"を使う名詞

"pity"や"shame"など「感情」を表わす名詞は仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はたいていthat節で表わしますが、"wonder"(驚き)以外はto不定詞を使うこともあります。

# it is + 名詞 + that節……【例】:It is a pity that 〜.(〜であるのは残念だ)
# it is + 名詞 + to不定詞……【例】:It is a pity for A to 〜.(Aが〜するのは残念だ)

仮主語"it"を使う代表的な名詞
  • pity(残念), shame(残念)
  • surprise(驚き), wonder(驚き)

【例文】:幹部連中が事故の責任を認めようとしないのはきわめて遺憾だ。
【 △ 】:That the executive officers evaded the responsibility for the accident is a great pity.
【 ○ 】:It is a great pity that the executive officers evaded the responsibility for the accident.
【 ○ 】:It is a great pity for the executive officers to evade the responsibility for the accident.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:飲酒運転によるひき逃げ事故が発生したのは誠に残念だ。
【 △ 】:To hear a drunk driver caused some hit-and-run accident is a real shame.
【 ○ 】:It is a real shame that I hear some drunk driver caused a hit-and-run accident.
【 ○ 】:It is a real shame to hear some drunk driver caused a hit-and-run accident.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:ウチの猫が半年ぶりに帰って来て心底おどろいた。
【 △ 】:That our cat came home after six months absence was a great wonder.
【 ○ 】:It was a great wonder that our cat came home after six months absence.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:転校するって聞いてびっくりしたよ。
【 △ 】:To hear that you will transfer is a surprise.
【 ○ 】:It is a surprise that I hear you will transfer.
【 ○ 】:It is a surprise to hear you will transfer.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(19)
間違えやすい人称代名詞の"it"(17)
【仮主語】: It's important that 〜. It's important to 〜.(〜は重要だ)
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仮主語"it"とto不定詞、that節のどちらも使える形容詞
仮主語の"it": It's important that 〜. It's important to 〜.(〜は重要だ)(1) この項目の先頭へ↑

"important"や"essential"など「物事の状況や状態」を表わす形容詞の一部は、仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はto不定詞やthat節で表わします。

# it is + 形容詞 + to不定詞……【例】:It is important to 〜.(〜するのは重要だ)
# it is + 形容詞 + that節……【例】:It is important that 〜.(〜であるのは重要だ)

仮主語"it"とto不定詞やthat節を使う代表的な形容詞
  • important(重要な), essential(不可欠の), natural(当り前な), necessary(必要な), vital(不可欠な)
  • convenient(便利な)、inconvenient(不便な)
  • possible + that節(〜がありえる), possible + to不定詞(〜することは可能)
  • impossible + that節(〜はありえない), impossible + to不定詞(〜することは不可能)

【例文】:子供たちが勉強よりも遊びを好むのはごく当たり前のことだ。
【 △ 】:For children to prefer playing to studying is only natural.
【 ○ 】:It is only natural for children to prefer playing to studying.
【 △ 】:That children prefer playing to studying is only natural.
【 ○ 】:It is only natural that children prefer playing to studying.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:あなたの場合、人の話をきちんと聞くことが一番大切です。
【 △ 】:For you to listen carefully to what others tell you is very vital.
【 ○ 】:It is very vital for you to listen carefully to what others tell you.
【 △ 】:That you should carefully listen to what others tell you is very vital.
【 ○ 】:It is very vital that you should carefully listen to what others tell you.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

【例文】:家が学校に近いと何かと便利だ。
【 △ 】:For us to live near the school is extremely convenient.
【 ○ 】:It is extremely convenient for us to live near the school.
【 △ 】:That we live near the school extremely convenient.
【 ○ 】:It is extremely convenient that we live near the school.
→仮主語"it"を使うほうが普通、"it"は和訳しない

意味が変化する"possible"と"impossible"
仮主語の"it": It's important that 〜. It's important to 〜.(〜は重要だ)(2) この項目の先頭へ↑

"possible, impossible"は後ろにto不定詞を置くか、that節を置くかで意味が変化します。

that節を使うときは「可能性」を表わして「〜がありうる、〜がありえない」、to不定詞を使うときは「能力」を表わして「〜することができる、〜することができない」を意味します。

# 【能力】:it is possible + to不定詞(〜することは可能だ)
# 【能力】:it is impossible + to不定詞(〜することは不可能だ)
# 【可能性】:it is possible + that節(〜であることはありうる)
# 【可能性】:it is impossible + that節(〜であることはありえない)

【例文】:一日に十五種類の野菜を食べることは充分に可能だ
【 × 】:It is quite possible that we eat fifteen kinds of vegetables a day.
【 ○ 】:It is quite possible for us to eat fifteen kinds of vegetables a day.
【例文】:一日に十五種類の野菜を食べることはまったくもって不可能だ
【 × 】:It is completely impossible that we eat fifteen kinds of vegetables a day.
【 ○ 】:It is completely impossible for us to eat fifteen kinds of vegetables a day.
→"possible, impossible"で「できる、できない」を表わす場合、that節は不可

【例文】:誰かがあなたの暗証番号を盗んだ可能性は充分にある
【 × 】:It is quite possible for someone to have stolen your passowrd.
【 ○ 】:It is quite possible that someone stole your passowrd.
【例文】:誰かがあなたの暗証番号を盗んだ可能性はまったくない
【 × 】:It is absolutely impossible for anyone to have stolen your passowrd.
【 ○ 】:It is absolutely impossible that anyone stole your passowrd.
→"possible, impossible"で「ありうる、ありえない」を表わす場合、to不定詞は不可

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ゼロから始める代名詞(20)
間違えやすい人称代名詞の"it"(18)
【仮主語】: It's obvious that 〜.(〜であることは明らかだ)
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仮主語"it"とthat節使う形容詞

"obvious"や"likely"など「物事の状況や状態」を表わす形容詞の一部は、仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はもっぱらthat節で表わします。

# it is + 形容詞 + that節……【例】:It is obvious that 〜.(〜であることは明らかだ)

仮主語"it"とthat節を使う代表的な形容詞
  • clear(明らかな), obvious(明らかな)
  • fortunate(幸運な), unfortunate(不運な)
  • likely(ありそうな), unlikely(ありそうにない), probable(ありうる), improbable(ありえない)
  • certain(確かな)

「it is + 形容詞 + that節」の形が使える形容詞の一部は、「there is + 形容詞」も使えます→【参照】: 『ゼロから始めるthere構文: there is + 形容詞

【例文】:子供たちを守るために警官が発砲したことは私の目にはきわめて明らかでした。
【 × 】:It was quite clear to me for the policeman to fire to protect the children.
【 △ 】:That the policeman fired to protect the children was quite clear to me.
【 ○ 】:It was quite clear to me that the policeman fired to protect the children.
→it is clear + to不定詞は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:そんなに大きな看板が落ちて来て誰もケガをしなかったのは幸運以外の何ものでもない。
【 × 】:It was very fortunate for nobody to get hurt when that large billboard fell.
【 △ 】:That nobody got hurt when that large billboard fell was very fortunate.
【 ○ 】:It was very fortunate that nobody got hurt when that large billboard fell.
→it is fortunage + to不定詞は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:誰も私のことを覚えていないのは充分にありうる。
【 × 】:It is very likely for nobody to remember me.
【 △ 】:That nobody remembers me is very likely.
【 ○ 】:It is very likely that nobody remembers me.
→it is likely + to不定詞は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:世界中で洪水や干ばつなどの異常気象が多発しているのは間違いない。
【 × 】:It is certain for abnormal weather such as floods or droughts to often occur around the world.
【 △ 】:That abnormal weather such as floods or droughts often occurs around the world is certain.
【 ○ 】:It is certain that abnormal weather such as floods or droughts often occurs around the world.
→it is certain + to不定詞は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(21)
間違えやすい人称代名詞の"it"(19)
【仮主語】: It's hard for A to 〜.(Aが〜することはむつかしい)
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仮主語"it"とto不定詞を使う形容詞

"difficult"や"dangerous"などの形容詞「物事の状況や状態が人にとってどうなのか」を表わすとき、仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はもっぱら「for 〜 + to不定詞」で表わします。→【参照】: 『よく使う形容詞の構文「It + be動詞 + 形容詞 + for + to不定詞」

# it is + 形容詞 + for 〜 + to不定詞……【例】:It is hard for A to 〜.(Aが〜することはむつかしい)

「人の様子や性格、行ないを評価して良い、悪いなど」を判断するときは、前置詞"for"の代わりに"of"を使います→【参照】: 『間違えやすい人称代名詞の"it"……【仮主語】:It's careless of A to 〜.(Aが〜することは不注意だ)

仮主語"it"と"for"、to不定詞を使う代表的な形容詞
  • dangerous(危険な), risky(危ない), safe(安全な)
  • difficult(むつかしい), hard(むつかしい), easy(やさしい), simple(簡単な)
  • useful(役に立つ), useless(役に立たない), pointless(役に立たない)
  • usual(通常の), unusual(珍しい)

【例文】:スズメバチを見てびっくりして大声を上げるのは危険です。
【 × 】:It is dangerous that you cry out in terror when you see hornets.
【 △ 】:To cry out in terror when you see hornets is dangerous.
【 ○ 】:It is dangerous for you to cry out in terror when you see hornets.
→it is dangerous + that節は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:ここの川の水は料理に使っても問題ない。
【 × 】:It is safe that we use the river water for cooking.
【 △ 】:For us to use the river water for cooking is safe.
【 ○ 】:It is safe for us to use the river water for cooking.
→it is safe + that節は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:寿司を百個食べるなんて朝飯前だ。
【 × 】:It is very easy that I eat a hundred pieces of sushi.
【 △ 】:For me to eat a hundred pieces of sushi is very easy.
【 ○ 】:It is very easy for me to eat a hundred pieces of sushi.
→it is easy + that節は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:両国が軍拡競争をエスカレートさせるのはまったくの無駄である。
【 × 】:It is utterly pointless for both countries to escalate an arms race.
【 △ 】:For both countries to escalate an arms race is utterly pointless.
【 ○ 】:It is utterly pointless for both countries to escalate an arms race.
→it is pointless + that節は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

【例文】:この時期に台風が接近するのはきわめてまれだ。
【 × 】:It is extremely unusual that a typhoon approaches at this time of year.
【 △ 】:For is extremely unusual for a typhoon to approach at this time of year.
【 ○ 】:It is extremely unusual for a typhoon to approach at this time of year.
→it is unusual + that節は不可、仮主語"it"を使う、"it"は和訳しない

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ゼロから始める代名詞(22)
間違えやすい人称代名詞の"it"(20)
【仮主語】: It's careless of A to 〜.(Aが〜することは不注意だ)
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仮主語"it"とto不定詞を使う形容詞

"careful"や"wise"などの形容詞「人の様子や性格、行ないを評価して良い、悪いなど」を判断するとき、仮主語"it"を使うことがあります。意味上の主語はもっぱら「of 〜to不定詞」で表わします→【参照】: 『よく使う形容詞の構文「It + be動詞 + 形容詞 + of + to不定詞」

# it is + 形容詞 + of 〜 + to不定詞……【例】:It's careless of A to 〜.(Aが〜することは不注意だ)

前置詞に"of"を使う形容詞はたいてい、仮主語の"it"を使わずに「主語 + is + 形容詞 + to不定詞」の構文も使えます。仮主語の"it"を使わないと、面と向かってはっきりと言うニュアンスを強調します。

【例】:It is careless of you to leave your wallet home.
【訳】:財布を持って来ないなんてうっかりしてる。
【例】:You are careless to leave your wallet home.
【訳】:あなたが財布を持って来ないなんてうっかりしてる。

「物事の状況や状態が人にとってどうなのか」を表わすときは、前置詞"of"の代わりに"for"を使います→【参照】: 『間違えやすい人称代名詞の"it"……【仮主語】:It's hard for A to 〜.(Aが〜することはむつかしい)

仮主語"it"と"of"、to不定詞を使う代表的な形容詞
  • bad(非道徳的な), wicked(ひどい), wrong(非道徳的な)
  • foolish(馬鹿な), rude(無礼な), silly(愚かな), stupid(馬鹿な)
  • honest(正直な), dishonest(不誠実な), polite(丁寧な), impolite(失礼な)
  • bold(大胆な), brave(勇敢な), courageous(勇気がある)
  • clever(利口な), wise(賢明な), unwise(愚かな), sensible(分別がある)
  • careful(注意深い), careless(軽率な), prudent(慎重な), imprudent(迂闊な)
  • generous(気前がいい), good(親切な), gracious(親切な), kind(親切な), unkind(不親切な), nice(親切な)
  • considerate(思いやりがある), inconsiderate(不親切な), thoughtful(思いやりがある), thoughtless(軽率な)

【例文】:タバコのポイ捨ては本当に怪しからん。
【 × 】:It is really wicked that you toss a cigarette butt.
【 ○ 】:It is really wicked of you to toss a cigarette butt.
(= You are really wicked to toss a cigarette butt.)
→it is wicked + that節は不可

【例文】:女性に年齢を尋ねるのはかなり失礼ですよ。
【 × 】:It is quite impolite that you ask woman's age.
【 ○ 】:It is quite impolite of you to ask woman's age.
(= You are quite impolite to ask woman's age.)
→it is impolite + that節は不可

【例文】:プロサッカー選手になるために海外で一人暮しをするとは相当勇気がある。
【 × 】:It is fairly bold that you live abroad alone with the aim of becoming a professional soccer player.
【 ○ 】:It is fairly bold of you to live abroad alone with the aim of becoming a professional soccer player.
(= You are fairly bold to live abroad alone with the aim of becoming a professional soccer player.)
→it is bold + that節は不可

【例文】:百万円の壷を買うなんてまったくもって馬鹿げている。
【 × 】:It is very unwise that you buy a jar that costs you a million yen.
【 ○ 】:It is very unwise of you to buy a jar that costs you a million yen.
(= You are very unwise to buy a jar that costs you a million yen.)
→it is unwise + that節は不可

【例文】:災害発生時にどこに避難するのか知っておくことはきわめて賢明だ。
【 × 】:It is very prudent that we know which shelter we should go to in case of a disaster.
【 ○ 】:It is very prudent of us to know which shelter we should go to in case of a disaster.
(= We are very prudent to know which shelter we should go to in case of a disaster.)
→it is prudent + that節は不可

【例文】:自分たちの全楽曲を無料で配布するとは信じられないほどに気前がいいバンドだ。
【 × 】:It is incredibly generous that the band provide all their songs for free.
【 ○ 】:It is incredibly generous of the band to provide all their songs for free.
→it is generous + that節は不可

【例文】:災害が原因で飼主がいなくなったペットを引き取ることは思いやりがある行いだ。
【 × 】:It is thoughtful that you adopt the pets left homeless by a disaster.
【 ○ 】:It is thoughtful of you to adopt the pets left homeless by a disaster.
→it is thoughtful + that節は不可

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仮目的語の"it"
ゼロから始める代名詞(23)
間違えやすい人称代名詞の"it"(21)
【仮目的語】: I think it hard to 〜.(〜することはむつかしいと思う)
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仮目的語を表わす"it"

"think"や"make"などの動詞は仮目的語の"it"を使うことがあります。

【例文】:I think it hard to predict earthquakes.
【 × 】:地震の予知のそれはむつかしいと思う。
【 ○ 】:地震を予知することはむつかしいと思う。

【例文】の場合、"it"は仮目的語として機能します。「それ」という意味はありません。意味上の本当の目的語は"to predict earthquakes"(地震を予知すること)です。

なぜ、わざわざ仮目的語を置くのか。

それは、to不定詞やthat節などを目的語として使うのを嫌う場合があるからです。特に、「主語 + 動詞 + 目的語 + 補語」の場合、目的語にto不定詞やthat節などを置くと構文がわかりにくくなります。なので、仮目的語の"it"を先に“目印”として置いておき、意味上の目的語を"it"の後ろに置きます。

よく見る仮目的語の構文
  1. 「主語 + 動詞 + it(仮目的語) + 補語(to不定詞) + 意味上の目的語」
    【例】:I think it hard to 〜……「〜するのはむつかしいと思う」
  2. 「主語 + 動詞 + it(仮目的語) + 補語(that節) + 意味上の目的語」
    【例】:I think it hard that節 〜……「〜であることはむつかしいと思う」

【例文】:地震を予知することはむつかしいと思う。
【 × 】:I think to predict earthquakes hard.
【 ○ 】:I think it hard to predict earthquakes.
(= I think that it is hard to predict earthquakes.)

【例文】を英訳すると、"think"の目的語はto不定詞の"to predict earthquakes"(地震を予知すること)、補語は"hard"(むつかしい)です。

"think"の次に目的語の"to predict eathquakes"を置いて"hard"のみを文末にポツンと置くと、目的語が長すぎて英語としては文の構造がわかりにくくなります。なので、とりあえず目的語の位置に"it"のみを置いて、後ろに意味上の目的語が来る“目印”とします。そして、"it"の次に補語の"hard"、その次に意味上の目的語(to predict earthquakes)をつなげます。

仮主語の"it"もただの“目印”

"To predict earthquakes is hard."よりも、仮主語"it"を使う"It is hard to predict earthquakes."を好む理由も同じです→【参照】:『仮主語の"it"……意味上の主語が別に存在することを表わす

英語の場合たいてい、主語に"to predict earthquakes"を置くことを嫌います。

補語が"hard"一語なのに、to不定詞の"to predict earthquakes"は主語として語数的に長すぎるからです。なので、後ろに意味上の主語が来る“目印”として仮主語の"it"を取り合えず先に置き、次に補語の"hard"を置いて、その後ろに意味上の主語(to predict earthquakes)をつなげます→【参照】: 『英語の“クセ”: 英語は、長い主語が嫌い

【例文】:地震を予知することはむつかしい。
【 △ 】:To predict earthquakes is hard.
【 ○ 】:It is hard to predict earthquakes.
→簡潔な主語"it"のほうが英語としてナチュラル

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ゼロから始める代名詞(24)
間違えやすい人称代名詞の"it"(22)
【仮目的語】: 仮目的語の"it"は和訳しない
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仮目的語"it"は和訳不要

仮目的語の"it"には具体的な意味が存在しないので和訳も不要です→【参照】:『仮目的語……I think it hard to 〜.(〜することはむつかしいと思う)

仮目的語の"it"を「それ」と和訳するとかえって不自然。和訳のときは、仮目的語の"it"の後ろに語数的に長い意味上の目的語が来る“ただの目印”と考えればたいていOKです。

【例文】:I believe it very dangerous to stay here without wearing hazmat suit.
(= I believe that it is very dangerous to stay here without wearing hazmat suit.)
【 × 】:防護服を着用せずにこの場に留まるそれをきわめて危険であると思います。
【 ○ 】:防護服を着用せずにこの場に留まるのはきわめて危険であると思います。
→"it"は和訳しない

【例文】の場合、意味上の目的語は"to stay here without wearing hazmat suit"、補語は"very dangerous"。和訳は「防護服を着用せずにこの場に留まるのはきわめて危険である」です。

【例文】:I thought it highly unlikely that I would get full marks in mathematics.
(= I thought that it was highly unlikely that I would get full marks in mathematics.)
【 × 】:数学で百点を取るなんてそれを絶対にありえないと思っていた。
【 ○ 】:数学で百点を取るなんて絶対にありえないと思っていた。
→"it"は和訳しない

【例文】の場合、意味上の目的語は"that I would get full marks in mathematics"、補語は"highly unlikely"。和訳は「数学で百点を取るなんて絶対にありえない」です。

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ゼロから始める代名詞(25)
間違えやすい人称代名詞の"it"(23)
【仮目的語】: 仮目的語を使う動詞
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仮目的語はそんなには使わない

仮目的語の"it"を使う動詞はごく少数です。

仮目的語を使う代表的な動詞
  • believe(〜だと思う), find(〜だとわかる), think(〜だと思う), consider(〜だと考える), feel(〜だと感じる、〜だと思う)
  • make(〜にする)

目的語にthat節を取ることができる動詞の場合たいてい、構文としては仮目的語を使うよりも、that節を使うほうが好まれます。

【例文】:話がこれからどうなるのか予測するのは不可能だと悟った。
【 ○ 】:I found it impossible to predict where the story would go.
【 ○ 】:I found that it was impossible to predict where the story would go.
【 ○ 】:I found it was impossible to predict where the story would go.

"I found it impossible to 〜"より、"I found that it was impossible to 〜"やthatを省略した"I found it was impossible to 〜"のほうをよく使います。

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ゼロから始める代名詞(26)
間違えやすい人称代名詞の"it"(24)
【仮目的語】: 仮目的語の構文
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目的語がto不定詞、動名詞、that節、what/where節の場合

語数的に長くなりがちなthat節、to不定詞動名詞、what節やwhere節などが補語付きで目的語に来る場合、仮目的語の"it"をよく使います。

よく見かける仮目的語"it"の構文
  1. 目的語がthat節の場合………【例】:I think it good that 〜.(〜であることは良いと思う)
  2. 目的語がto不定詞の場合……【例】:I think it good to 〜.(〜することは良いと思う)
  3. 目的語が動名詞の場合………【例】:I think it good ing形.(〜することは良いと思う)
  4. 目的語がwhat節の場合………【例】:I make it clear what 〜.(〜であることをはっきりさせる)
  5. 目的語がwhere節の場合 ……【例】:I make it clear where 〜.(どこで〜なのかはっきりさせる)

目的語がthat節の場合
仮目的語: 仮目的語の構文(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:そのロボットがあまりに人間そっくりだったので子供たちは気味が悪くなった。
【 × 】:The children felt that that the robot too much resembled a human being weird.
【 ○ 】:The children felt it weird that the robot too much resembled a human being.
(= The children felt that it was weird that the robot too much resembled a human being.)
→"felt"の意味上の目的語がthat節、補語は"weird"

補語の"weird"のみを文末にポツンと置くと、英文として構文がわかりにくくなります。なので、構文をわかりやすくするために仮目的語の"it"を前に置いて、その次に補語の"weird"と意味上の目的語の"that the robot too much resembled a human being"を置きます。

目的語がto不定詞の場合
仮目的語: 仮目的語の構文(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:紙をリサイクルすることは環境に非常に良いことだと思います。
【 × 】:I think to recycle paper very good for the environment.
【 ○ 】:I think it very good for the environment to recycle paper.
(= I think that it is very good for the environment to recycle paper.)
→"think"の意味上の目的語がto不定詞、補語は"very good for the environment"

補語の"very good for the environment"のみを文末にポツンと置くと、英文として構文がわかりにくくなります。なので、構文をわかりやすくするために仮目的語の"it"を前に置いて、その次に補語の"very good for the environment"と意味上の目的語の"to recycle paper"を置きます。

目的語が動名詞の場合
仮目的語: 仮目的語の構文(3) この項目の先頭へ↑

【例文】:砂浜を裸足で歩くと気持ちいいことに気づいた。
【 × 】:I found walking barefoot on the sandy beach comfortable.
【 ○ 】:I found it comfortable walking barefoot on the sandy beach.
(= I found that it was comfortable walking barefoot on the sandy beach.)
→"found"の意味上の目的語が動名詞、補語は"comfortable"

補語の"comfortable"のみを文末にポツンと置くと、英文として構文がわかりにくくなります。なので、構文をわかりやすくするために仮目的語の"it"を前に置いて、その次に補語の"comfortable"と意味上の目的語の"walking barefoot on the sandy beach"を置きます。

目的語がwhat節の場合
仮目的語: 仮目的語の構文(4) この項目の先頭へ↑

【例文】:私に何をして欲しいのかはっきりしなさい。
【 × 】:You must make what you want me to do obvious.
【 ○ 】:You must make it obvious what you want me to do.
→"make"の意味上の目的語がwhat節、補語は"obvious"

補語の"obvious"のみを文末にポツンと置くと、英文として構文がわかりにくくなります。なので、構文をわかりやすくするために仮目的語の"it"を前に置いて、その次に補語の"obvious"と意味上の目的語の"what you want me to do"を置きます。

目的語がwhere節の場合
仮目的語: 仮目的語の構文(5) この項目の先頭へ↑

【例文】:その男は自分がどこから来たのかわからないようだった。
【 × 】:The man seemed unable to make where he came from clear.
【 ○ 】:The man seemed unable to make it clear where he came from.
→"make"の意味上の目的語がwhere節、補語は"clear"

補語の"clear"のみを文末にポツンと置くと、英文として構文がわかりにくくなります。なので、構文をわかりやすくするために仮目的語の"it"を前に置いて、その次に補語の"clear"と意味上の目的語の"where he came from"を置きます。

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ゼロから始める代名詞(27)
間違えやすい人称代名詞の"it"(25)
【仮目的語】: 仮目的語を使うイディオム
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イディオムでも仮目的語の"it"は和訳しない

イディオムの中で仮目的語"it"を使う表現をまとめます。どのイディオムでも"it"は後ろに意味上の目的語があるという“目印”なので、"it"を「それ」と和訳することはありません。

仮目的語を使うイディオム
  1. 主語 + have it that 〜(主語は〜である言う、主語は〜であると主張する)
  2. 主語 + leave it to A 〜(主語は〜をAに任せる、主語は〜をAに委ねる)
  3. 主語 + make it a rule to 〜(主語は習慣的に〜することにしている)
  4. 主語 + owe it to A + 〜(主語はAに〜してもらう必要がある、主語が〜であるのはAのおかけだ)
  5. 主語 + take it that 〜(主語は〜であると受け止める、主語は〜であると解釈する)
  6. 主語 + take it for granted that 〜(主語は〜を当然であると思う、主語は〜を当り前だと思う)

主語 + have it that 〜(主語は〜である言う、主語は〜であると主張する)
仮目的語: 仮目的語を使うイディオム(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:The report has it that oil will be depleted within forty years.
(= The report says that oil will be depleted within forty years.)
【 × 】:その報告書はそれを持ち石油は四十年以内に枯渇する。
【 ○ 】:その報告書によれば、石油は四十年以内に枯渇する。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"that oil will be depleted within forty years"を指します。"it"は和訳しません。

主語 + leave it to A 〜(主語は〜をAに任せる、主語は〜をAに委ねる)
仮目的語: 仮目的語を使うイディオム(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:I'll leave it to you what to make for dinner.
【 × 】:私はそれを夕飯に何を作るかはあなたに任せます。
【 ○ 】:夕飯に何を作るかはあなたに任せます。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"what to make for dinner"を指します。"it"は和訳しません。

主語 + make it a rule to 〜(主語は習慣的に〜することにしている)
仮目的語: 仮目的語を使うイディオム(3) この項目の先頭へ↑

【例文】:I make it a rule to drink coffee without cream and sugar.
【 × 】:私はそれを規則を作りクリームと砂糖と一緒にコーヒーを飲まない。
【 ○ 】:コーヒーには砂糖もミルクも入れないことにしている。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"not to drink coffee with cream and sugar"を指します。"it"は和訳しません。

主語 + owe it to A + 〜(主語はAに〜してもらう必要がある、主語が〜であるのはAのおかけだ)
仮目的語: 仮目的語を使うイディオム(4) この項目の先頭へ↑

【例文】:We owe it to future generations to solve the problem of nuclear waste.
【 × 】:私達はそれを核のゴミ問題の解決することは未来の世代に負っている。
【 ○ 】:核のゴミ問題の解決はこれからの世代に委ねる必要がある。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"to solve the problem of nuclear waste"を指します。"it"は和訳しません。

【例文】:I owe it to my doctor that I have been able to play soccer again.
【 × 】:私がそれをまたサッカーができるのは医者に負っている。
【 ○ 】:またサッカーができるのは医者のおかげです。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"that I have been able to play soccer again"を指します。"it"は和訳しません。

主語 + take it that 〜(主語は〜であると受け止める、主語は〜であると解釈する)
仮目的語: 仮目的語を使うイディオム(5) この項目の先頭へ↑

【例文】:I take it that our teacher comes from Kyoto.
(= I assume that our teacher comes from Kyoto.)
【 × 】:私はそれを先生は京都出身であることを取る。
【 ○ 】:先生は京都出身だと思うよ。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"that our teacher comes from Kyoto"を指します。"it"は和訳しません。

主語 + take it for granted that 〜(主語は〜を当然であると思う、主語は〜を当り前だと思う)
仮目的語: 仮目的語を使うイディオム(6) この項目の先頭へ↑

【例文】:My daughter took it for granted that I would buy her a cell phone.
【 × 】:私の娘はそれを取って与えられるために私が彼女に携帯電話を買うだろう。
【 ○ 】:娘はてっきり私が携帯電話を買ってくれると思い込んでいた。

"it"は仮目的語です。意味上の目的語"that I would buy her a cell phone"を指します。"it"は和訳しません。

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不定代名詞

ゼロから始める代名詞(28)
不定代名詞(some, nothing, both, etc)
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不定代名詞は断定を避けた表現

意外に見かける不定代名詞。"somebody"や"somthing", "another"などのこと。

よく使う不定代名詞

たいていの場合、不定代名詞は断定を避けた物の言い方です。特に誰かさん限定の話と言うわけではなく、正確なことがわからないのでちょっとあいまいなままに話を進めたり、正体がなんだかよくわからないものについて語るときによく使います。

日本語でも「誰か、何か、みんな、全部、どちらか、どちらも」などの表現があります。不定代名詞はこれらと似たようなニュアンスを持ちます。

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ゼロから始める代名詞(29)
不定代名詞(1)
another(もう一人、もう一つ)
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同種の人やものの追加を表わす"another"

【目次】: 不定代名詞"another"

another(もう一人、もう一つ)
不定代名詞: another(1) この項目の先頭へ↑

"another"のニュアンスは「同じ種類の人やものをあと一つ」です。複数の人やものを表わすときは"others"を使います→【参照】: 『other(別の人、別のもの)

"one more person"や"one more thing"も"another"とほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:We have two children and we want another.
(= We have two children and we want one more child.)
【和訳】:子供は二人いますが、あと一人欲しい。

語源が"an" + "other"なので"another"は必ず単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です→【参照】: 『必ず単数扱いの不定代名詞"another"

【例文】:別のを持って来ましょう。大きめなものです。
【 × 】:I'll take you another. They are a larger one.
【 ○ 】:I'll take you another. It is a larger one.
→"another"は単数扱いなので、単数形の"it is"を使う

「another + 単数名詞」(もう一人の〜、もう一つの〜)
不定代名詞: another(2) この項目の先頭へ↑

「another + 名詞」も可能です。"another"の意味は「もう一人の〜、もう一つの〜」なので、次に置く名詞はたいてい単数形です。

【例文】:もう一杯コーヒーが欲しい。
【 × 】:I want another cups of coffee.
【 ○ 】:I want another cup of coffee.
→"another cups"は不可

【例文】:また別の日に会いましょう。
【 × 】:We shall meet another days.
【 ○ 】:We shall meet another day.
→"another days"は不可

「another + 複数名詞」(もうひとまとまりの〜)
不定代名詞: another(3) この項目の先頭へ↑

"another"の語源は"an" + "other"なので、次に置く名詞はたいてい単数形です。ただし、すでに存在する分に対して追加を表現するときは「another + 名詞の複数形」を使います。

【例文】:I've ordered to arrange another five security guards at the airport.
【和訳】:空港に警備員をもう五人追加で配置するよう命じた。
→すでに警備員は五人が配置ずみで、さらに五人を追加する

【例文】:I wonder if human beings can survive another thousands years.
【和訳】:果たして人類はあと数千年を生き延びることができるであろうか。
→すでに数千年は生き延びてきたが、あと数千年を生き延びる

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ゼロから始める代名詞(30)
不定代名詞(2)
other(別の人、別のもの)
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「その他」を表わす"other"

【目次】: 不定代名詞"other"

some 〜, other 〜(〜もいれば〜もいる)
不定代名詞: other(1) この項目の先頭へ↑

"other"のニュアンスは「同じ種類の別のもの」です。"another"と異なり、複数形の"others"で複数の物事を表わすことができます。

"other"はよく複数形の"others"の形で"some"と対比させて使います。意味は「〜の人もいれば、〜の人もいる」「〜のものもあれば、〜のものある」です。複数形の"others"に合わせて"some"は複数扱いです。

【例文】:犬好きの人もいれば猫好きの人もいる
【 × 】:Some likes dogs, others like cat.
【 ○ 】:Some like dogs, others like cat.
→"some"は複数扱いなので"like"にする

some 〜 or other(〜か何か、〜のようなもの)
不定代名詞: other(2) この項目の先頭へ↑

"some 〜 or other"の形で今一つはっきりと覚え出せないもの、判断に迷うものを表わします。和訳は「〜か何か、〜のようなもの、何かの〜、どこかの〜」です。

【例文】:I took this photo at some zoo or other.
【和訳】:この写真はどこかの動物園で撮ったものだ。

【例文】の場合、"or other"は「行ったことのある動物園のうちのどれか」を表わします。

"somewhere or other, someone or other, something or other"なども可能です。「なんか知らないけれど、よくわからんけれど」といったニュアンスがあります。

【例文】:A man who came from somewhere and other saved the boy from drowning in the river.
【和訳】:どこからともなく現われた男性が川で溺れていた少年を助け上げた。
→"somewhere or other"は男性がどこから来たのかはたいして重要視していないことを表わす

【例文】:This is the cat cafe someone or other mentioned.
【和訳】:ここが誰かが言っていた猫カフェだ。
→"someone or other"は話していたのが誰なのかはたいして重要視していないことを表わす

【例文】:I bumped my head on a wardrobe when I was searching for something or other.
【和訳】:何かを探していたらタンスに頭をぶつけてしまった。
→"something or other"は探し物自体はたいして重要視していないことを表わす

others(他人、他の人)
不定代名詞: other(3) この項目の先頭へ↑

自分以外の「他人」は冠詞なしの複数形で"others"、または"other people"をよく使います。

【例文】:You need to listen to what others say.
【例文】:You need to listen to what other people say.
【和訳】:他人の言葉に耳を傾ける必要がある。

the other, the others(二つに分けた残りのほう)
不定代名詞: other(4) この項目の先頭へ↑

定冠詞(the)を付けた"the other, the others"のニュアンスは「物事を二つに区分して残りのほう」です。

【例文】:I can find one boot in the shoe box. But where is the other?
【和訳】:長靴の片っ方は靴箱にあるけど、もう片方はどこに行った。
→長靴の片方だけが見つからない

【例文】:The others succeeded in observing the lunar eclipse.
【例文】:The other people succeeded in observing the lunar eclipse.
【和訳】:残りの人々は月食の観察に成功した。
→月食の観測に失敗した人もいる

「other + 名詞」(他の〜、その他の〜)
不定代名詞: other(5) この項目の先頭へ↑

"other"は「other + 名詞」の形で使うこともできます。意味は「別の〜、その他の〜」です。

【例文】:We have other ways to extract rare metal from discarded cell phones.
【和訳】:廃棄された携帯電話からレアメタルを取り出す方法は他にもあります。

"the/any/some/my, her, etc + other"
不定代名詞: other(6) この項目の先頭へ↑

"other"は前に定冠詞(the)や"any, some"や《代名詞》の所有格(my, her, etc)などを置くことができます。

【例文】:If I had chosen the other road, I might have avoided the traffic jam.
【和訳】:別の道を選んでいれば、渋滞に巻き込まれなかったかもしれない。
→"the other"のニュアンスは「二つのうちのもう一つの」

【例文】:Five factories have been closed down due to the flood, but the others are sitll in operation.
【和訳】:洪水のため五つの工場が操業を中止したが、その他はまだ動いている。
→"the others"のニュアンスは「一部を除いてその他全部の」

【例文】:We'll talk about it some other day.
【和訳】:そのことについてはまた別の日に話し合いましょう。
→"some other"のニュアンスは「選択可能な別のほうの」

【例文】:Is there any other way to shut down the nuclear reactor?
【和訳】:何か他に原子炉を停止させる方法はないものか。
→"any other"のニュアンスは「どんなものでもいいから何か他の」

【例文】:Compared to your other siblings, you most closely resemble your mother.
【和訳】:他の兄弟姉妹と比べると、あなたが一番母親似だね。
→"your other"のニュアンスは「あなたのほかに」

「other than 〜」(〜以外の、〜は除いて)
不定代名詞: other(7) この項目の先頭へ↑

"other than 〜"のニュアンスは「〜以外の、〜は除いて」です。

【例文】:No one other than staff will be allowed to enter the facilities.
(= No one except staff will be allowed to enter the facilities.)
【和訳】:関係者以外の方は施設に入ることができません。

【例文】:Several windows were broken. Other than that our house suffered no damage from the blast.
【和訳】:窓ガラスが数枚割れたことを除けば、我が家の突風による被害はゼロでした。

「other than + to不定詞」も可能です。

【例文】:We had no choice other than to wait for the arrival of a rescue team.
(= We had no choice but to wait for the arrival of a rescue team.)
【和訳】:救助隊の到着を待つ以外に手がありませんでした。

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ゼロから始める代名詞(31)
不定代名詞(3)
one(名詞の言い換え、人々)
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名詞の言い換えや漠然と人々を表わす"one"

【目次】: 不定代名詞"one"

名詞の言い換え
不定代名詞: one(1) この項目の先頭へ↑

"one"の前に出て来た「数えられる名詞」の言い換えに使います。同じく名詞の言い換えを表わす"her"や"it"などの人称代名詞は同一の人やものを指します。一方、不定代名詞の"one"はたいてい種類は同じだけど別の人やものを指します。

【例文】:同じCDを二枚買っちゃったから、よかったら一枚持って行っていいよ。
【 × 】:I bought the same two CDs, so you can have it if you like.
【 ○ 】:I bought the same two CDs, so you can have one if you like.

【例文】の場合、「二枚のCDのうちのどちらか一枚」なので"it"は不可。"one"を使います。「二枚とも」だったら、"them"や"both"を使います。

複数形の名詞は"ones"で受けます。

【例文】:小型犬より大型犬のほうが好きだ。
【和訳】:I like large dogs more than little ones.
(= I like large dogs more than little dogs.)

「a/an + 形容詞 + one」(〜であるもの、〜であるもの)
不定代名詞: one(2) この項目の先頭へ↑

"one"に形容詞を付けて「新しいもの」や「もっと大きなもの」と表現するときは不定冠詞(a, an)を使います。

【例文】:中古じゃなくて新品の自転車が欲しい。
【 × 】:I don't want a used bike. I want new it.
【 × 】:I don't want a used bike. I want new one.
【 ○ 】:I don't want a used bike. I want a new one.
(= I don't want a used bike. I want a new bike.)

【例文】の場合、"it"を使うと"a used bike"を指すことになります。欲しいのは中古ではく新品の自転車なので、同種で別のものを表わす"one"を使います。

"one"に形容詞が付く場合、"new one"は不可。必ず不定冠詞を付けて"a new one"とします。

the + one(具体的な人やものを指す)
不定代名詞: one(3) この項目の先頭へ↑

"one"に補足説明を追加して具体的な人やものを指す場合は、「the + one」を使います。

【例文】:我が家は築百年のです。
【 × 】:My house is one which was built a hundred years ago.
【 × 】:My house is a one which was built a hundred years ago.
【 ○ 】:My house is the one which was built a hundred years ago.
(= My house is the house which was built a hundred years ago.)

"one"に補足説明として"which was built a hundred years ago"(築百年の)が付いているので、"the one"とします。

"the ones, this one, that one, these ones, those ones"も可能です。

【例文】:現代人は江戸時代の人間よりも二倍も長生きすると言われている。
【英訳】:It is said that people today live twice as long as the ones in the Edo period.
(= It is said that people today live twice as long as people in the Edo period.)
→"in the Edo period"という補足説明があるので"ones"に"the"を付ける

【例文】:ここにあるいくつかの絵の中で、この絵が最も高価です。
【英訳】:Among these pictures, this one is most expensive.
(= Among these pictures, this picture is most expensive.)

"one"の前に形容詞を置くこともできます。

【例文】:小犬を五匹飼っていますが、一番大きな子が一番臆病です。
【英訳】:I have five puppies. The largest one is timidest.
(= I have five puppies. The largest puppy is timidest.)

一般の人々を表わす"one"
不定代名詞: one(4) この項目の先頭へ↑

"one"は「漠然と人々」の意味を表わすことがあります。意味的には複数の人間を指しますが、複数形の"ones"は不可。必ず単数形の"one"を使います。やや堅苦しい表現です。

【例文】:緊急時にはすぐにAEDを使うべきだ。
【 × 】:Ones should use an AED quickly in case of emergency.
【 ○ 】:One should use an AED quickly in case of emergency.
→複数形"ones"は不可

人称代名詞の"we"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:緊急時にはすぐにAEDを使うべきだ。
【英訳】:We should use an AED quickly in case of emergency.
→"we" = "one"(人は)

「one of + 複数形の名詞」(〜のうちの一人、〜のうちの一つ)
不定代名詞: one(5) この項目の先頭へ↑

「one of + 複数形の名詞」で「〜の中の一人、〜の中の一つ」の意味を表わします。複数の選択肢から一つを選ぶので、"one of"の次の名詞はたいてい複数形です。

【例文】:ここにいる漁師の一人の話によると、くじらの群れが北に向かって泳いでいたそうだ。
【 × 】:According to one of this fisherman, a group of whales were swimming north.
【 ○ 】:According to one of these fishermen, a group of whales were swimming north.
→"these fishermen"(複数)にする

「one of + 複数形の名詞」が主語になる場合、「数」は"one"に合わせて単数を使うのが普通です。

【例文】:仔猫は一匹だけが黒猫だ。
【 × 】:One of the kittens are black.
【 ○ 】:One of the kittens is black.
→「数」は"one"に合わせて単数にする

「one of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物の中から一人、一つ」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:ここにいる漁師の一人の話によると、くじらの群れが北に向かって泳いでいたそうだ。
【 × 】:According to one of fishermen, a group of whales were swimming north.
【 ○ 】:According to one of these fishermen, a group of whales were swimming north.
→「ここにいる漁師」を指すので"fishermen"に"these"を付ける

【例文】:仔猫は一匹だけが黒猫だ。
【 × 】:One of kittens is black.
【 ○ 】:One of the kittens is black.
→話題にしている仔猫たちのを指すので"kittens"に定冠詞(the)を付ける

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ゼロから始める代名詞(32)
不定代名詞(4)
none(誰も〜ない、どれも〜ない)
先頭へ

該当する人は誰もいない、何もないことを表わす"none"

【目次】: 不定代名詞"none"

none(誰も〜ない、どれも〜ない)
不定代名詞: none(1) この項目の先頭へ↑

"none"のニュアンスは「人やもののがどれも〜ない」です。

【例文】:"Do you still have croquettes?" "Sorry we have none left."
【和訳】:「コロッケはまだあるかい」「すいません、なくなりました
→"none"は"croquettes"を指す

none of 〜(〜のうちの誰も〜ない、〜のうちの何も〜ない)
不定代名詞: none(2) この項目の先頭へ↑

"none of 〜"の意味は「〜のどれも〜ない」です。"nobody, no one"や"nothing"とほぼ同じ意味ですが、"of 〜"が使えるのは"none"だけです。

【例文】:その時間に外で遊んでいる子供は一人もいませんでした
【 × 】:Nobody of the children played outside at that hour.
【 × 】:No one of the children played outside at that hour.
【 ○ 】:None of the children played outside at that hour.

【例文】:道路には雪はまったく積もっていない
【 × 】:Nothing of the snow has accumulated on the road.
【 ○ 】:None of the snow has accumulated on the road.

「none of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してどれも〜ではない」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:その時間に外で遊んでいる子供は一人もいませんでした
【 × 】:None of children played outside at that hour.
【 ○ 】:None of the children played outside at that hour.
→話題にしている子供たちを指すので"children"に"the"を付ける

【例文】:道路には雪はまったく積もっていない
【 × 】:None of snow has accumulated on the road.
【 ○ 】:None of the snow has accumulated on the road.
→話題にしている雪を指すので"snow"に"the"を付ける

「none of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞は直前に出て来た名詞の言い換えなので、「none of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してどれも〜でない」というニュアンスがあります。

【例文】:There were many people in the street but none of them heard the gunshot.
【和訳】:通りにはたくさんの人がいたけれど、銃声に気づいた人は一人もいなかった。
→"them" = "people"

【例文】:Lots of food was served at the smorgasbord, but I liked none of it.
【和訳】:バイキングで料理はたくさん出ていたけれど、気に入った料理は一つもなかった。
→"it" = "food"

"none"はすでに「否定の意味」を含みます。なので、「誰も食べていない」を表現しようとしてうっかり"not"を足さないように。

【例文】:誰もまだ昼飯を食べていない
【 × 】:None of us have not eaten lunch yet.
【 ○ 】:None of us have eaten lunch yet.
→"not"は不要

"not"を付け加えると「食べていないものはいない」となり、意味が正反対です。

"none"は原則として複数扱い
不定代名詞: none(3) この項目の先頭へ↑

"none"はたいてい複数扱いです。ただし、かしこまった表現では単数扱いになります→【参照】: 『原則として複数扱いの不定代名詞"none"

【例文】:この生徒たちはまだ志望大学を決めていない。
【 ○ 】:None of the students has yet decided what college he wants to go to.[※かしこまった表現]
【 ○ 】:None of the students have yet decided what college they want to go to.[※無難な表現]

「none of + 数えられない名詞」の場合は、「数」を数えられない名詞に合わせてたいてい単数扱いです。

【例文】:ガレキはまったく手付かずのままだ。
【 × 】:None of the rubble have been removed.
【 ○ 】:None of the rubble has been removed.
→「数えられない名詞」"rubble"に合わせて「数」は単数

「none + 名詞」は不可
不定代名詞: none(4) この項目の先頭へ↑

"none"を名詞の前に直接置くのは文法的に不可。代わりに、"no"や"not"を使います。

【例文】:その時間に外で遊んでいる子供は一人もいませんでした
【 × 】:None children played outside at that hour.
【 ○ 】:No children played outside at that hour.
【 ○ 】:The children did not play outside at that hour.
→「none + 名詞」は不可

【例文】:道路には雪はまったく積もっていない
【 × 】:None snow has accumulated on the road.
【 ○ 】:No snow has accumulated on the road.
【 ○ 】:The snow has not accumulated on the road.
→「none + 名詞」は不可

「none + the + 比較級」(〜どころではない、〜とは逆だ)
不定代名詞: none(5) この項目の先頭へ↑

"none"は「the + 比較級」の前に置いて「まったく反対である」のニュアンスを表わします。

【例文】:I was none the wiser for what physics teacher told us.
(= I did not at all understand what physics teacher told us.)
【和訳】:物理の先生の話はちっとも理解できなかった

"none the worse"ニュアンスは"worse"の意味が反対になり「まったく平気だ、全然大丈夫だ」です。

【例文】:The boy was trapped under the rubble for three days but he was none the worse for the experience.
【和訳】:男の子はガレキの下に三日間も閉じ込められていたが、無事に生還した。

none other than 〜(意外な〜、なんと〜)
不定代名詞: none(6) この項目の先頭へ↑

「none other than 〜」で「人や物事がびっくりするほど意外である」ことを表わします。「none other than 〜」の直訳が「〜他のいかなるものでもない」、つまり「意外な〜」です。

【例文】:The wedding was performed at none other than an aquarium.
【和訳】:結婚式はなんと水族館で行われた。

none too 〜(あまり〜ではない、たいして〜ではない)
不定代名詞: none(7) この項目の先頭へ↑

「none too 〜」で「量や程度がたいしたことはない」ことを表わします。「none too 〜」の直訳が「過度に〜ではない」、つまり「あまり〜ではない」です。

【例文】:You look none too happy.
(= You don't look very happy.)
【和訳】:あまり嬉しそうじゃないね

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ゼロから始める代名詞(33)
不定代名詞(5)
all(全部、すべて)
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例外なくすべてを表わす"all"

【目次】: 不定代名詞"all"

all(全部、すべて)
不定代名詞: all(1) この項目の先頭へ↑

"all"のニュアンスは「指定されたものは例外なくすべて」です。

【例文】:Current system of medicine and welfare can only save some of the people but not all.
【和訳】:現在の医療福祉制度が救えるのは国民の一部のみです。全員ではありません。
→"all" = "all of the people"(国民全員)

all of 〜(〜は全部、〜はすべて)
不定代名詞: all(2) この項目の先頭へ↑

"all of 〜"の意味は「〜のうちの例外なくすべて」です。"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:森の木はすべてが松だった。
【 × 】:All of the tree in the woods were pine.
【 ○ 】:All of the trees in the woods were pine.
→"of"の次は複数形の"trees"を使う

動詞の「数」は"of"の次の名詞の「数」に合わせます。【例文】の場合は"trees"に合わせて複数となり、動詞は"were"を使います。

「all + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:中学生たちが海岸のゴミをすべて拾ってくれた。
【 × 】:All of the trashes on the beach was picked up by the middle school students.
【 ○ 】:All of the trash on the beach was picked up by the middle school students.
→"trash"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

【例文】の場合、"trash"は「数えられない名詞」なので、動詞は単数形の"was"を使います。

「all of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して例外なくすべて〜である」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:森の木はすべてが松だった。
【 × 】:All of trees in the woods were pine.
【 ○ 】:All of the trees in the woods were pine.
→話題にしている森に生えている木を指すので"trees"に"the"を付ける

【例文】:中学生たちが海岸のゴミをすべて拾ってくれた。
【 × 】:All of trash on the beach was picked up by the middle school students.
【 ○ 】:All of the trash on the beach was picked up by the middle school students.
→海外に落ちているゴミを指すので"trash"に"the"を付ける

「all of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞は直前に出て来た名詞の言い換えなので、「all of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して例外なくすべて〜である」というニュアンスがあります。

【例文】:I've bought a dozen of eggs. Amazingly, all of them had twin yolks.
【和訳】:卵を一ダース買った。びっくりしたのは全部黄身が二つ入っていた。
→"them" = "eggs"

【例文】:The beach was covered with debris a week ago, but all of it was cleaned up.
【和訳】:一週間前の浜辺はガレキで埋め尽されていたが、すべて片づけられた。
→"it" = "debris"

「all + 名詞」(すべての〜、全部の〜)
不定代名詞: all(3) この項目の先頭へ↑

「all + of + 名詞」から"of"を省略した「all + 名詞」の形も可能です。

【例文】:All the trees in the woods were pine.
(= All of the trees in the woods were pine.)
【和訳】:森の木はすべてが松だった。

【例文】:All the trash on the beach was picked up by the middle school students.
(= All of the trash on the beach was picked up by the middle school students.)
【和訳】:中学生たちが海岸のゴミをすべて拾ってくれた。

「all + 主語 + 動詞」(〜するすべて、〜だけをすること)
不定代名詞: all(4) この項目の先頭へ↑

"all"を主語にした"all you have do"(あなたがすべきすべてのこと)や"all I want"(私が望むすべてのこと)も可能です。

意味的には「〜すべきすべてことは」=「唯一〜すべきことは」なので、和訳はたいてい「あなたがすべき唯一のことは〜」「私が望む唯一のことは〜」となります。"all"は単数扱いです。

【例文】:あなたに必要なすべては集中力だ。
(= あなたに唯一必要なのは集中力だ。)
【 × 】:All you need are concentration.
【 ○ 】:All you need is concentration.
(= The only thing that you need is concentration.)

"all"があるから複数の"are"を使うような気がしますが、不可。単数の"is"を使います。"all you need"の意味は「あなたに唯一必要なこと」なので意味的にも単数です。

「all + 時を表わす名詞」(〜の間ずっと、〜の最中ずっと)
不定代名詞: all(5) この項目の先頭へ↑

「all + 時を表わす名詞(day, week, month, etc)」で「その期間中ずっと継続して」の意味を表わします。時を表わす名詞は単数形を使います。

「all + 時を表わす名詞」の主な表現
  • all morning(午前中ずっと), all afternoon(午後の間ずっと), all evening(夕方の間ずっと), all night(一晩中ずっと)
  • all day(一日中ずっと), all week(一週間ずっと), all month(一ヶ月ずっと), all year(一年中ずっと)
  • all spring(春の間ずっと), all summer(夏の間ずっと), all fall/all autumn(秋の間ずっと), all winter(冬の間ずっと)
  • all one's life(一生の間ずっと), all one's life from 〜(〜の時からずっと)
  • all this time(この時までずっと、今までずっと), all that time(その間ずっと), all the time(その間ずっと、いつも), all the while(その間ずっと)

【例文】:I stayed at home and did housework like cleaning and washing all day.
【和訳】:一日中家にこもり、掃除、洗濯などの家事に勤しんでいました。

【例文】:After all this time I still contact many of my friends in my elementary school days.
【和訳】:今でもずっと小学生時代の友人の多くと連絡を取っています。

【例文】:My grandfather was a fisherman all his life from age twelve.
【和訳】:祖父は十二歳からずっと漁師をしていました。

"all the time"は「特定の期間中ずっと」と「いつも、毎回、しょっちゅう」の意味があります。

【例文】:A cat was rubbing itself around his leg all the time the professor was lecturing.
【和訳】:教授が講義をしている最中ずっと猫が教授の足にじゃれついていました。
→"all the time 〜"の意味は「〜している間ずっと」

【例文】:「またトムがドアを開けっ放しにした」「いつものことさ」
【和訳】:"Tom left the door open again." "It happens all the time."
→"all the time"の意味は「いつもそうだ」

「all + 形容詞」(まったく〜、すっかり〜)
不定代名詞: all(6) この項目の先頭へ↑

"all"は形容詞の前に置いて形容詞の意味を強調することがあります。

【例文】:When the kids came home in the rain, they were all soaked and muddy.
【和訳】:雨の中帰って来た子供たちはずぶぬれで泥まみれだった。
→"all"は"soaked"(ずぶぬれの)と"muddy"(泥で汚れた)の意味を強調する

【例文】:The audience got all excited about the match.
【和訳】:試合を見ていた観客は興奮の極みに達した。
→"all"は"excited"(興奮した)の意味を強調する

「all the + 比較級」(かえって〜、余計に〜)
不定代名詞: all(7) この項目の先頭へ↑

"all"は「all the + 比較級」の形で「〜だからこそかえって、〜が原因だから余計に」のニュアンスを表わすことがあります。たいてい、比較級の次に原因を表わす"for 〜"や"with 〜"や"because 〜"を置きます。

【例文】:I felt all the happier because we met for the first time in ten years.
【和訳】:十年ぶりに会えて喜びもいっそうだった。
→"all the"は"happier"の意味を強調する

【例文】:The Internet will be all the more dangerous with the flood of unreliable information.
【和訳】:不確かな情報があふれるとインターネットはかえって危険です。
→"all the"は"dangerous"の意味を強調する

all but 〜(〜を除くすべて、ほとんど〜)
不定代名詞: all(8) この項目の先頭へ↑

"all but 〜"の意味は「〜を除くすべて」です。"but"の次には名詞代名詞を置きます。

【例文】:The earthquake has damaged all but one of the houses in the village.
(= The earthquake has damaged every house except one in the village.)
【和訳】:地震のため集落の家屋は一軒を除いてすべて損壊した。

"all but"は形容詞の前に置いて「ほとんど〜、ほぼ〜、〜も同然」の意味を表わすことがあります。

【例文】:It is all but impossible to bridge the gap between young and old in any era.
(= It is almost impossible to bridge the gap between young and old in any era.)
【和訳】:いつの時代でも若者とお年寄りの間にある溝を埋めるのはほぼ不可能だ。

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ゼロから始める代名詞(34)
不定代名詞(6)
each(全部、それぞれ)
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「全員の中の一人一人」を強調する"each"

【目次】: 不定代名詞"each"

each(全部、それぞれ)
不定代名詞: each(1) この項目の先頭へ↑

"each"のニュアンスは「指定されたものすべて」です。"all"とほぼ同じ意味ですが、"each"は「一人一人それぞれが、一つ一つそれぞれが」のニュアンスを強調します。

【例文】:Each has already eaten lunch.
【和訳】:それぞれすでに昼食をすませました。
→全員が別々の場所で食べたことを暗示する
【例文】:All have already eaten lunch.
【和訳】:みんなすでに昼食をすませました。
→全員が同じ場所で食べたことを暗示する

each of 〜(〜の全部、〜のうちのそれぞれ)
不定代名詞: each(2) この項目の先頭へ↑

"each of 〜"の意味は「〜のうちのそれぞれ」です。"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:子供たちは一人一人が異なる個性を持っている。
【 × 】:Each of the child has a different personality.
【 ○ 】:Each of the children has a different personality.
→"of"の次は複数形の"children"を使う

「each + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【和訳】:入手したいずれの情報も今一つ信頼性を欠く。
【 × 】:Each of the informations we have obtained is somewhat incredible.
【 ○ 】:Each of the information we have obtained is somewhat incredible.
→"information"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「each of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してめいめいが〜である」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:子供たちは一人一人が異なる個性を持っている。
【 × 】:Each of children has a different personality.
【 ○ 】:Each of the children have a different personality.
→話題にしている子供たちを指すので"children"に"the"を付ける

【和訳】:入手したいずれの情報も今一つ信頼性を欠いた。
【 × 】:Each of information we have obtained was somewhat incredible.
【 ○ 】:Each of the information we have obtained was somewhat incredible.
→手に入れた情報を指すので"information"に"the"を付ける

「each of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞はたいてい直前に出て来た名詞の言い換えなので、「each of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関していずれも〜である」というニュアンスがあります。

【例文】:四人の息子がいるがそれぞれ結婚して家を出て暮らしています。
【英訳】:I have four sons and each of them is married and lives away from home.
→"them" = "four sons"

【例文】:私達一人一人がそれぞれ独自の経験を積み重ねます。その経験の一つ一つが私達の生活を彩る。
【英訳】:Each of us has our own experience. Each of it makes our life interesting.
→"it" = "experience"

"each"は単数扱い
不定代名詞: each(3) この項目の先頭へ↑

"each"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。

ただし、くだけた文章や会話では代名詞を複数形にすることがあります→【参照】: 『原則として単数扱いの不定代名詞(2)"each"

【例文】:それぞれが自分の作業を終らせた。
【 ○ 】:Each have finished their task.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Each has finished his task.[※正式な言い方]
→"each"は正式には単数形の"has, his"を使う

複数形の"have, their"を使うのはくだけた言い方です。

「each + 名詞」(全部の、それぞれの)
不定代名詞: each(4) この項目の先頭へ↑

「each + of + 名詞」から"of"を省略した「each + 名詞」の形も可能です。名詞は必ず単数形を使います。

【例文】:それぞれの猫が自分専用のお皿と寝床を与えられています。
【 × 】:Each cats have their own dish and place to sleep.
【 ○ 】:Each cat has its own dish and place to sleep.
(= All cats have their own dishes and places to sleep.)
→「each + 名詞(単数形)」の形で使う

to/with each other(お互いに、相互に)
不定代名詞: each(5) この項目の先頭へ↑

前置詞(to, with, etc) + each other」で「二人がお互いに、二人で相互に」の意味を表わします。

【例文】:I think birds can communicate with each other using their own language.
【和訳】:鳥は鳥にしかわからない言葉でお互いに意思の疎通ができると思うよ。

【例文】:The two cats carefully looked at each other.
【和訳】:二匹の猫はお互いの顔をまじまじと見つめていた。

「each time」(〜するたびに、〜するといつも)
不定代名詞: each(6) この項目の先頭へ↑

"each time"は接続詞のように使います。意味は「〜するたびに、〜すると毎回、〜するといつも」です。

【例文】:Each time the earth revolves around the sun, another year passes.
【和訳】:地球が太陽の周りを一周するたびに、一年が過ぎ去る。

"every time"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:Eevey time the earth revolves around the sun, another year passes.
【和訳】:地球が太陽の周りを一周するたびに、一年が過ぎ去る。

名詞の後ろや文尾に置く"each"
不定代名詞: each(7) この項目の先頭へ↑

"each"は名詞の後ろや文尾に置くことがあります。この時、名詞は複数形を使います。

【例文】:ウチの猫たちはそれぞれ自分だけの皿と寝床を持っています。
【 × 】:Our cat each has its own dish and place to sleep.
【 ○ 】:Our cats each have their own dishes and places to sleep.
(= Each of our cats has its own dish and place to sleep.)
→複数形の"cats"に合わせて"their, dishes, places"を使う

【例文】:缶コーヒーはどれも一本百円だ。
【 × 】:This canned coffee costs 100 yen each.
【 ○ 】:These canned coffees cost 100 yen each.
(= Each of this canned coffee costs 100 yen.)
→複数形の"coffees"に合わせて"cost"を使う

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ゼロから始める代名詞(35)
不定代名詞(7)
every(全部、あらゆる)
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形容詞の"every"

【目次】: 不定代名詞"every"

every(全部、あらゆる)
不定代名詞: every(1) この項目の先頭へ↑

"every"は単独で《代名詞》として使うことはなく、常に名詞の前に置いて形容詞として使います。しかし、意味が"all""each"と似ているのでここで扱います。

"every"の次に置く名詞はたいてい単数形です。"all"は全体を一まとめにして「全部」ですが、"every"と"each"は一人一人、一つ一つに焦点を当てて「全部」です。

【例文】:The biology teacher showed every student his collection of fossils.
(= The biology teacher showed each student his collection of fossils.)
【和訳】:生物の先生が生徒一人一人に化石のコレクションを見せてくれた。
【例文】:The biology teacher showed all the students his collection of fossils.
【和訳】:生物の先生が生徒全員に化石のコレクションを見せてくれた。

「化石のコレクション」を生徒一人一人に順番に見せたのなら"every student"か"each student"、全員の前でハイこれですと見せたのなら"all the students"を使います。

【例文】:I spend every morning jogging 1km.
(= I spend each morning jogging 1km)
【和訳】:私は朝一キロのジョギングします。
【例文】:I have spent all morning jogging 1km.
【和訳】:私は午前中ずっと一キロのジョギングをしている。

「来る日も来る日も朝にはジョギング」なら"every morning"か"each morning"、「午前中の間ずっとジョギングを続ける」なら"all morning"を使います。

「every + 名詞」は単数扱い
不定代名詞: every(2) この項目の先頭へ↑

「every + 名詞」の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。

ただし、くだけた文章や会話では代名詞を複数形にすることがあります→【参照】: 『原則として単数扱いの不定代名詞(2)「every + 名詞」

【例文】:生徒はそれぞれ自分の靴を自分のロッカーに入れなさい。
【 ○ 】:Every student have to put their shoes in their locker.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Every student has to put his shoes in his locker.[※正式な言い方]
→"every"は正式には単数形の"has, his"を使う

「every + 複数形の名詞」(〜ごとに)
不定代名詞: every(3) この項目の先頭へ↑

一定の間隔が空くことを示して「〜時間ごとに、〜歩ごとに」を表わす場合は、"every"と複数形の名詞を使って"every three hours(三時間ごとに), every four steps(四歩ごとに)"と表現します。

【例文】:This geyser every three hours ejects boiling water 100 meters into the air.
【和訳】:この間欠泉は三時間ごとに熱湯を百メートル吹き上げます。

【例文】:Weak volcanic earthquakes have been observed every other day for two weeks.
【和訳】:ここ二週間の間、一日おきに微弱な火山性地震が観測されている。

【例文】:The photographer stopped every four steps to take photos of the lake.
【和訳】:カメラマンは四歩ごとに立ち止まって湖の写真を撮った。

【例文】:このレストランの看板は数キロごとに見かけた。
【和訳】:I have seen the restaurant billboard every few kilometers.

every time(〜するたびに、〜するといつも)
不定代名詞: every(4) この項目の先頭へ↑

"every time"は接続詞のように使います。意味は「〜するたびに、〜すると毎回、〜するといつも」です。

【例文】:I get carsick every time you drive.
【和訳】:あなたの運転だといつも車酔いしてしまう。

"each time"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:I get carsick each time you drive.
【和訳】:あなたの運転だといつも車酔いしてしまう。

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ゼロから始める代名詞(36)
不定代名詞(8)
some(ある程度の数、ある程度の量、誰か、何か、およそ)
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数や量が全部ではないことを表わす"some"

【目次】: 不定代名詞"some"

"some"は「ゼロではない」ことを暗示する
不定代名詞: some(1) この項目の先頭へ↑

"some"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」です。似た意味の"any"とは異なり、"some"は数や量について「ゼロではない」ことを暗示します。なので、"some"はよく肯定文で使います→【参照】: 『"any"は「ゼロかもしれない」ことを暗示する

【例文】:I have visited some of these prefectures.[※肯定文]
【和訳】:この中でいくつかの県には行ったことがある。
→二つ以上の県が訪問ずみ
【例文】:Have you visited any of these prefectures?[※疑問文]
【和訳】:この中で行ったことがある県がいくつかありますか。
→訪問ずみの県はゼロかもしれない
【例文】:I've not visited any of these prefectures.[※否定文]
【和訳】:この中で行ったことがある県は一つもない。
→訪問ずみの県はゼロ

some(いくつか、いくらか、一部)
不定代名詞: some(2) この項目の先頭へ↑

"some"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」です。「ゼロではないが全部でもない」ことを表わすので、意味的にはかなり幅があり、和訳は「数えられる名詞」なら「少数、一部、若干、いくつか」、「数えられない名詞」なら「少し、一部、若干、いくらか」などが可能です。

【例文】:Some cast a negative vote.
【和訳】:数名が反対票を投じた。

【例文】:They had enough drink, so we carried some to another evacuation center.
【和訳】:飲み物は充分にあったので一部をもう一つの避難所へ運びました。

疑問文で"some"は使うと、「それはあるよ、それは持ってる」といった肯定の返事が返って来ることを期待するニュアンスを表わします。

【例文】:I've baked tons of cookies. Would you like some?
【和訳】:クッキーをたくさん焼いて来ましたよ。お一ついかが。
→相手がクッキーを食べてくれることを期待している。

【例文】:I've baked tons of cookies. Would you like any?
【和訳】:クッキーをたくさん焼いて来ましたよ。召し上がりますか。
→相手がクッキーを食べてくれるかどうかはわからない

some of 〜(〜のうちの誰か、〜のうちのどれか)
不定代名詞: some(3) この項目の先頭へ↑

"some of 〜"の意味は「〜のうちの誰か、〜のうちのいくらか」です。"some"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」なので、"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:私達の学校の生徒数人が国際数学オリンピックに参加しました。
【 × 】:Some of our school student participated in the International Mathematical Olympiad.
【 ○ 】:Some of our school students participated in the International Mathematical Olympiad.
→"of"の次は複数形の"students"を使う

「some + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【和訳】:電気の一部は太陽光発電でまかなっています。
【 × 】:Some of the electricities is generated by solar panels.
【 ○ 】:Some of the electricity is generated by solar panels.
→"electricity"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「some of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して一部は〜である」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:私達の学校の生徒数人が国際数学オリンピックに参加しました。
【 × 】:Some of school students participated in the International Mathematical Olympiad.
【 ○ 】:Some of our school students participated in the International Mathematical Olympiad.
→自分の学校の生徒を指すので"school students"に"our"を付ける

【例文】:電気の一部は太陽光発電でまかなっています。
【 × 】:Some of electricity is generated by solar panels.
【 ○ 】:Some of the electricity is generated by solar panels.
→自分のところで使っている電気を指すので"electricity"に"the"を付ける

「some of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞はたいてい直前に出て来た名詞の言い換えなので、「some of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して一部は〜である」というニュアンスがあります。

【例文】:My class has thirty students. Some of them live in the dormitory.
【和訳】:私のクラスには三十人の生徒がいます。そのうち数名が寮住まいです。
→"them" = "students"(数えられる名詞)

【例文】:We hear so much news every day. Some of it is happy and some of it is sad.
【和訳】:毎日たくさんのニュースがやって来る。うれしいニュースもあれば悲しいニュースもある。
→"it" = "news"(数えられない名詞)

「some of + 名詞」を主語に置く場合、動詞の「数」は"some"ではなく"of"の次に置く名詞に合わせるので、単数と複数の両方がありえます→【参照】: 『文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞: "some"……「some of + 名詞」のとき、「数」は名詞に合わせる

【例文】:我々の太陽系の惑星は何十個もの衛星を持つものがある。
【 × 】:Some of the planets in our solar system has dozens of satellites.
【 ○ 】:Some of the planets in our solar system have dozens of satellites.
→動詞の「数」は"planets"に合わせて複数

【例文】:捨てられた紙の一部はリサイクルされます。
【 × 】:Some of the discarded paper are recycled.
【 ○ 】:Some of the discarded paper is recycled.
→動詞の「数」は"paper"に合わせて単数、"paper"は「数えられない名詞」

「some + 名詞」(いくつかの〜、いくらかの〜)
不定代名詞: some(4) この項目の先頭へ↑

「some + 名詞」の意味は「いくつかの〜、いくらかの〜」です。

"some"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」なので、次に置く「数えられる名詞」はたいてい複数形です。「数えられない名詞」の場合は単数形のままでOK。

【例文】:If you put some pieces, then you will eventually finish this huge jigsaw.
【和訳】:あとピース置けば、この巨大ジグソーパズルもようやく完成です。
→"piece"(ジグソーパズルのピース)は「数えられる名詞」なので複数形"pieces"を使う

【例文】:We can do anything with some bravery and some patience.
【和訳】:少々の勇気と少々の忍耐さえあれば何だってできる。
→"bravery"(勇気)と"patience"(忍耐)は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「some + 単数名詞」(かなりの〜、相当な〜)
不定代名詞: some(5) この項目の先頭へ↑

「some + 名詞」の形で数や量がかなり多い、程度がかなり大きいことを表わします。たいてい、距離や時間、喜怒哀楽の感情を表わす表現を強調します。

【例文】:I was forced to push my bike for some miles since the tire had gone flat.
【和訳】:タイヤがパンクしたので何マイルも自転車を押していく羽目に陥りました。
→"some"は"miles"が多いことを表わす

【例文】:The train has been stranded in heavy snow for some hours.
【和訳】:列車が大雪の中で数時間も立ち往生している。
→"some"は"hours"が多いことを表わす

【例文】:It was some time before the second earthquake came.
【和訳】:二回目の揺れが来るまでかなりの時間がありました。
→"some"は"time"が多いことを表わす

【例文】:It was with some delight that I lost one kilogram in weight.
【和訳】:一キロやせてかなりうれしかった
→"some"は"delight"が大きいことを表わす

"some"と"others"
不定代名詞: some(6) この項目の先頭へ↑

"some"はよく"others"と対比させて使います。意味は「〜の人もいれば、〜の人もいる」「〜のものもあれば、〜のものある」です。複数形の"others"に合わせて"some"は複数扱いです→【参照】: 『不定代名詞"other": "some 〜, other 〜"……「〜もいれば〜もいる」

"ohters"の代わりに"some"を使うこともあります。

【例文】:ビール党もいれば、日本酒党もいる
【 × 】:Some likes beer, and others prefer sake.
【 × 】:Some likes beer, and some prefer sake.
【 ○ 】:Some like beer, and others prefer sake.
【 ○ 】:Some like beer, and some prefer sake.
→"some"は複数扱いなので動詞は"like, prefer"にする

「some + 複数名詞 + 〜, others + 〜」や「some + 複数名詞 + 〜, some + 〜」の形も可能です。

【例文】:早朝の勉強のほうがはかどる生徒もいれば、夜遅くの勉強のほうがはかどる生徒もいる。
【 × 】:Some students studies better in the early morning, while others study better late at night.
【 ○ 】:Some students study better in the early morning, while others study better late at night.
【 ○ 】:Some students study better in the early morning, while some study better late at night.
→「数」は"students"に合わせるので動詞は"study"にする

「some + 比較級 + than + others」の形も可能です。

【例文】:Some cats and dogs are much smarter than others.
【和訳】:他の犬や猫たちと比べるとはるかに賢い犬や猫がいる。
(= Some cats and dogs are much smarter than other cats and dogs.)

「some + 単数名詞」(詳細不明な誰か、何か)
不定代名詞: some(7) この項目の先頭へ↑

「some + 名詞の単数形」の形でよくは知らない、はっきりとはわからない人やものを指すことがあります。

【例文】:I heard that some person donated a hundred million yen to the disaster victims.
【和訳】:とある人物が被災者のためにと一億円を寄付してくれたそうだ。
→「人物」の年齢や性別などくわしい情報は不明

【例文】:I believe there is some mistake in this calculation.
【和訳】:この計算式にはどこかに誤りがあるはずだ。
→間違いの箇所が具体的にどこなのかは不明

「some + 名詞の単数形 + or other」という形もあります。

【例文】:I heard there was a small fire in some nearby shop or other.
【和訳】:近所の店かどこかでボヤがあったらしい。
→ボヤが発生した正確な場所は不明

「some + 数字」(約〜、およそ〜)
不定代名詞: some(8) この項目の先頭へ↑

"some"は数字の前に置いて「約、およそ、だいたい」の意味を表わします。

【例文】:The quake's epicenter was some 10 km underground.
【和訳】:震源の深さは十キロでした。

"something like"や"about"や"approximately"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:The quake's epicenter was something like 10 km underground.
【例文】:The quake's epicenter was about 10 km underground.
【例文】:The quake's epicenter was approximately 10 km underground.
(= The quake's epicenter was some 10 km underground.)
【和訳】:震源の深さは十キロでした。

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ゼロから始める代名詞(37)
不定代名詞(9)
any(ある程度の数、ある程度の量、いかなる)
先頭へ

数や量が全部ではないことを表わす"any"

【目次】: 不定代名詞"any"

"any"は「ゼロかもしれない」ことを暗示する
不定代名詞: any(1) この項目の先頭へ↑

"any"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」です。似た意味の"some"とは異なり、"any"は「数や量がゼロかもしれない」ことを暗示します。なので、"any"は疑問文否定文でよく使います→【参照】: 『"some"は「ゼロではない」ことを暗示する

【例文】:Have you eaten any of these ice creams?[※疑問文]
【和訳】:この中のアイスでどれか食べたことがありますか。
→食べたことのあるアイスはゼロかもしれない
【例文】:I've not eaten any of these ice creams.[※否定文]
【和訳】:この中のアイスはどれも食べたことがない。
→食べたことのあるアイスはゼロ
【例文】:I have eaten some of these ice creams.[※肯定文]
【和訳】:この中のアイスでいくつかは食べたことがある。
→数種のアイスを食べたことがある

if文で使う"any"
不定代名詞: any(2) この項目の先頭へ↑

"any"は主に疑問文否定文で使います→【参照】: 『"any"は「ゼロかもしれない」ことを暗示する

接続詞の"if"を使う文では肯定文でも"any"を使うことがあります。もしもの条件を表わす場合、可能性がほぼゼロの物事を表現するときに"any"を使います。可能性がゼロではない物事を表現するときは"some"を使います。

【例文】:If you encounter any difficulty, you should ask advice for someone.
【和訳】:もし壁にぶち当たったら誰かに相談しなさい。
→ニュアンスは「壁にぶち当たることはないと思うけれどもし…」
【例文】:If you encounter some difficulty, you should ask advice for someone.
【和訳】:もし壁にぶち当たったときは誰かに相談しなさい。
→ニュアンスは「おそらく壁にぶた当たるだろうけれどその時は…」

any(誰か、どれか、一人も、一つも)
不定代名詞: any(3) この項目の先頭へ↑

"any"は直前に出て来た名詞を指して、最低でもその一部が存在するかどうかを表わします。和訳は疑問文なら「誰か〜、どれか〜、いくつか〜、いくらか〜」、否定文なら「一人も〜、一つも〜、少しも〜」などが可能です。

【例文】:I have old unused cell phones. Do you have any?
【和訳】:使わなくなった古い携帯電話を何台か持っています。あなたもいくつか持っていますか。
→"any"のニュアンスは「使わない古い携帯電話が一台でも」

【例文】:I think I bought five custard puddings but there isn't any left in the fridge.
【和訳】:プリンは五つ買ったはずだが冷蔵庫には一つも残っていない。
→"any"のニュアンスは「五つのプリンの中の一つさえも」

any of 〜(〜のうちの誰か、〜のうちのどれか)
不定代名詞: any(4) この項目の先頭へ↑

"any of 〜"の意味は「〜のうちの誰か、〜のうちのどれか」です。"any"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」なので、"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:売れ残った弁当のいくらかは廃棄されるのですか。
【 × 】:Is any of the unsold box lunch disposed of?
【 ○ 】:Are any of the unsold box lunches disposed of?
"of"の次は複数形の"lunches"を使う

「any + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:夏休みの宿題はまったく手付かずだ。
【 × 】:I've not started any of my summer homeworks.
【 ○ 】:I've not started any of my summer homework.
→"homework"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「any of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して一部は〜である」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:売れ残った弁当のいくらかは廃棄されるのですか。
【 × 】:Are any of unsold box lunches disposed of?
【 ○ 】:Are any of the unsold box lunches disposed of?
→話題にしている「売れ残りの弁当」を指すので"undsold box lunches"に"the"を付ける

【例文】:夏休みの宿題はまったく手付かずだ。
【 × 】:I've not started any of summer homework.
【 ○ 】:I've not started any of my summer homework.
→自分の夏休みの宿題を指すので"summer homework"に"my"を付ける

「any of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞はたいてい直前に出て来た名詞の言い換えなので、「any of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して一部は〜である」というニュアンスがあります。

【例文】:I met some of my old firends at the class reunion, but I didn't recognize any of them.
【和訳】:同窓会で旧友数人と会ったけれど、誰一人としてわからなかった。
→"them" = "friends"(数えられる名詞)

【例文】:We had heavy snow yesterday, but I haven't finished shoveling any of it.
【和訳】:昨日は大雪だった。しかし、雪かきがまったくはかどらない。
→"it" = "snow"(数えられない名詞)

「any of + 名詞」を主語に置く場合、動詞の「数」は"any"に合わせて単数が基本ですが、"of"の次に置く名詞に合わせて複数にすることもあります→【参照】: 『文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞: "any"……「any of + 名詞」のとき、「数」は名詞に合わせる

【例文】:この中にあなたの自転車はありますか。
【 ○ 】:Does any of these bikes belong to you?
【 ○ 】:Do any of these bikes belong to you?
→動詞の「数」は単数、複数の両方が可能

【例文】:冷蔵庫の中の食品で期限切れのものは一つでもありますか。
【 × 】:Are any of the food in the fridge expired?
【 ○ 】:Is any of the food in the fridge expired?
→動詞の「数」は"food"に合わせて単数、"food"は数えられない名詞

「any + 名詞」(〜の誰か、〜のどれか、〜の一人も、〜の一つも)
不定代名詞: any(5) この項目の先頭へ↑

「any + 名詞」の意味は「〜の誰か、〜のどれか」です。"any of 〜"とは異なり、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して」というニュアンスはありません。

"any"のニュアンスは「ある程度の数、ある程度の量」なので、次に置く「数えられる名詞」はたいてい複数形です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:フルマラソンを走る機会一度はあるだろうか。
【 × 】:Do I have any chance to run a full marathon?
【 ○ 】:Do I have any chances to run a full marathon?
→複数形の"chances"を使うのが普通

【和訳】:このコーヒーにはカフェイン少しも入っていない。
【 × 】:There's not any caffeines in the coffee.
【 ○ 】:There's not any caffeine in the coffee.
→"caffeine"(カフェイン)は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

肯定文の"any"……「いかなる〜も、どの〜も」
不定代名詞: any(6) この項目の先頭へ↑

"any"は肯定文で使うこともあります。ニュアンスは「複数の選択肢があるがいずれを選んでも」です。どれを選んでも大した違いがないことを表わします。

肯定文で使う"any of 〜"の場合、複数の選択肢の中から選び出すニュアンスを強調するので、"any of"の次に置く「数えられる名詞」はたいてい複数形を使います。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

肯定文で使う"any 〜"の場合、一つを選び出すニュアンスを強調するので、"any"の次に置く「数えられる名詞」はたいてい単数形を使います。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:Any of these television cameras succeeded in recording the figure of a ghost.
【和訳】:テレビカメラはいずれも幽霊の姿を捉えることに成功した。
→"of"の次の「数えられる名詞」は"cameras"(複数形)にする

【例文】:This pass allows you to use any spa freely in this town.
【和訳】:このパスがあれば町中のどの温泉でも自由に入ることができる。
→"any"の次の「数えられる名詞」は"spa"(単数形)にする

【例文】:Please tell me any of your experience when you lived abroad.
【和訳】:海外で暮らした経験についてどんなことでも教えて下さい
→"of"の次の「数えられない名詞」は"experience"(単数形)にする

【例文】:We are supposed to deposit any luggage to prevent terrorism.
【和訳】:テロ対策のためどんな荷物でも預けなければならない。
→"of"の次の「数えられない名詞」は"luggage"(単数形)にする

「any + 形容詞, any + 副詞」(少しは〜、少しも〜)
不定代名詞: any(7) この項目の先頭へ↑

"any"は形容詞副詞の前に置いて「最小限度でいいから、最小限度であっても」というニュアンスを表わすことがあります。和訳は疑問文では「少しは〜」、否定文では「すこしも〜ない」です。

【例文】:Can't you talk louder?
【和訳】:もっと大きな声で話してくれませんか。
【例文】:Can't you talk any louder?
【和訳】:もう少し大きな声で話してくれませんか。
→"any"は"louder"(もっと大声で)の意味を強調する

【例文】:I can't eat more.
【和訳】:これ以上は食べられない。
【例文】:I can't eat any more.
【和訳】:これ以上は一口も食べられない。
→"any"は"more"(もっと)の意味を強調する

【例文】:Are today's bikes different from the old ones?
【和訳】:最近の自転車は昔のとは違うのかな。
【例文】:Are today's bikes any different from the old ones?
【和訳】:最近の自転車は昔のとは少しは違うのかな。
→"any"は"different"(違う)の意味を強調する

"any"と否定語(never, neither, hardly, etc)
不定代名詞: any(8) この項目の先頭へ↑

"any"は"no"や"not"で表わす否定文のほかに、意味的に否定を表わす"neither"や"never"などがある文でも使います→【参照】: 『否定を表わす副詞

よく見かける否定を表わす単語
  • neither(どちらも〜ない), never(決して〜ない)
  • hardly(ほとんど〜ない), scarcely(ほとんど〜ない)
  • rarely(めったに〜ない), seldom(めったに〜ない)
  • little(ほとんど〜ない), without(〜なしで)

【例文】:二人ともバスを運転した経験がまったくなかった。
【 × 】:Neither of us had some experience of driving a bus.
【 ○ 】:Neither of us had any experience of driving a bus.
→否定の意味を表わす"neither"(どちらも〜ない)があるので"any"を使う

【例文】:ガソリンがほとんど残っていない。
【 × 】:There was scarcely some gas left.
【 ○ 】:There was scarcely any gas left.
→否定の意味を表わす"scarcely"(ほとんど〜ない)があるので"any"を使う

【例文】:住宅地で野生のイノシシやサルを見かけたことはめったにありませんでした。
【 × 】:We have seldom seen some wild boars or monkeys in the residential area.
【 ○ 】:We have seldom seen any wild boars or monkeys in the residential area.
→否定の意味を表わす"seldom"(めったに〜ない)があるので"any"を使う

【例文】:容疑者の誰かが暗殺に関与していたという証拠はほとんどない。
【 × 】:There is little evidence that some of the suspects was involved in the assassination.
【 ○ 】:There is little evidence that any of the suspects was involved in the assassination.
→否定の意味を表わす"little"(ほとんど〜ない)があるので"any"を使う

【関連トピック】
否定を表わす副詞
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ゼロから始める代名詞(38)
不定代名詞(10)
both(二つのうちのどちらも、両方とも)
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二つあるうちの両方ともを表わす"both"

【目次】: 不定代名詞"both"

both(どちらも、両方とも)
不定代名詞: both(1) この項目の先頭へ↑

"both"のニュアンスは「二つあるうちのどちらとも」です。

【例文】:Do you like udon, soba, or both?
【和訳】:うどんが好き、そばが好き、それとも両方好き?

both of 〜(どちらの〜も、〜の両方とも)
不定代名詞: both(2) この項目の先頭へ↑

"both of 〜"の意味は「二つのうちのどちらとも」です。"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:両目でこの円を見て下さい。
【 × 】:Look at this circle with both of your eyes.
【 ○ 】:Look at this circle with both of your eyes.
→"of"の次は複数形の"eyes"を使う

「both + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:その仕事はどっちも子供たちにはつら過ぎる。
【 × 】:Both of the works is too heavy for children.
【 ○ 】:Both of the work is too heavy for children.
→"work"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「both of + 関係代名詞」も可能です。

【例文】:I have two dogs, both of which have appeared on television many times.
【和訳】:犬は二匹飼っています。どっちも何回もテレビに出ています。

「both of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して二つとも〜である」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:両目でこの円を見て下さい。
【 × 】:Look at this circle with both of eyes.
【 ○ 】:Look at this circle with both of your eyes.
→あなたの両目なので"eyes"に"your"を付ける

【例文】:その仕事はどっちも子供たちには辛過ぎる。
【 × 】:Both of work is too heavy for children.
【 ○ 】:Both of the work is too heavy for children.
→話題にしている仕事なので"work"に"the"を付ける

「both of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞はたいてい直前に出て来た名詞の言い換えなので、「both of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関して両方とも〜である」というニュアンスがあります。

【例文】:Two players collided violently during the baseball game. Both of them were unhurt.
【和訳】:野球の試合中に選手二人が激しく衝突した。二人とも無傷だった。
→"them" = "two players"

【例文】:Both of us went to the same high school.
【和訳】:私達二人は同じ高校に通っていました。

二つのどちらか一つのみを指すときは"either"を使います→【参照】: 『不定代名詞……either(二つのうちのいずれか一つ、両方とも)

【例文】:Both of the men were all in black.
【和訳】:男は二人とも完全な黒ずくめだった。
→"both"は「二人とも」を表わす

【例文】:Either of the men were all in black.
【和訳】:二人の男うち一人は完全な黒ずくめだった。
→"either"は「二人のうちどちらか一人」を表わす

"both"は必ず複数扱い
不定代名詞: both(3) この項目の先頭へ↑

"both"の意味は「二つのうちの両方」なので必ず複数扱いです。受ける代名詞も複数、動詞も複数です→【参照】: 『必ず複数扱いの不定代名詞"both"

【例文】:どちらの断層も大都市の下を走り、大地震を引き起こす可能性があります。
【 × 】:Both of the faults runs under big cities. It has potential to cause major earthquakes.
【 ○ 】:Both of the faults run under big cities. They have potential to cause major earthquakes.
→"both"は複数扱いなので、複数形の"run, they, have"を使う

「both + 複数名詞」(どちらの〜、両方の〜)
不定代名詞: both(4) この項目の先頭へ↑

「both + of + 名詞」から"of"を省略した「both + 名詞」の形も可能です。"both"のニュアンスは「二つあるうちのどちらとも」なので、次に置く名詞はたいてい複数形です。

"both"を名詞代名詞の後ろに置くこともできます。たいてい、"both"をbe動詞助動詞の後ろ、動詞の前に置きます。

【例文】:男は二人とも完全な黒ずくめだった。
【 × 】:Both the man were all in black.
【 ○ 】:Both the men were all in black.
【 ○ 】:The men were both all in black.
(= Both of the men were all in black.)
→"both"はbe動詞"were"の後ろにも置くことができる

【例文】:兄さんは二人ともNASAで働いています。
【 × 】:Both my elder brother work at NASA.
【 ○ 】:Both my elder brothers work at NASA.
【 ○ 】:My elder brothers both work at NASA.
(= Both of my elder brothers work at NASA.)
→"both"は動詞"work"の前にも置くことができる

"both"の次が代名詞のときは、必ず"of"を入れて「both of + 代名詞」とします。

【例文】:交換留学生が二人クラスに入った。二人ともニュージーランド出身だ。
【 × 】:Two exchange students have joined our class. Both them came from New Zealand.
【 ○ 】:Two exchange students have joined our class. Both of them came from New Zealand.
→"of"を使って「both of + 代名詞」とする

「both + A and B」(AもBもどちらも、AもBも両方とも)
不定代名詞: both(5) この項目の先頭へ↑

"both A and B"の場合、単数形の名詞を使うことがあります。

【例文】:Both the spoon and fork were dirty at the restaurant.
【和訳】:そのレストランで出されたスプーンとフォークは両方とも汚れていた。
→スプーンとフォークは一本ずつ出された

【例文】:Both the spoons and forks were dirty at the restaurant.
【和訳】:そのレストランで出されたスプーンとフォークはどれも汚れていた。
→スプーンとフォークはどちらとも複数出された

"both"は名詞以外のものについても「両方である」ことを表現できます。

【例文】:The end of the movie was both unexpected and shocking.
【和訳】:その映画の最後は意外ショッキングなのものでした。
→"unexpected"と"shocking"は二つとも形容詞

【例文】:Wild lions currently exist both in Africa and in Asia.
【和訳】:野生のライオンは現在アフリカとアジアの両方に棲息しています。
→"in Africa"と"in Asisa"は二つとも副詞句

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ゼロから始める代名詞(39)
不定代名詞(11)
either(二つのうちのいずれか一つ、両方とも)
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二つのうちの一つを表わす"either"

【目次】: 不定代名詞"either"

either(二つのうちのいずれか一つ)
不定代名詞: either(1) この項目の先頭へ↑

"either"のニュアンスは「二つの中からどちらか一つ」です。

【例文】:"Would you like chicken or fish?" "Either will do."
【和訳】:「料理は鶏にしますか魚にしますか」「どちらでもけっこうです」
→鶏料理でも魚料理でもOK、どちらか一つ

either of 〜(〜の二つのうちのいずれか一つ)
不定代名詞: either(2) この項目の先頭へ↑

"either of 〜"の意味は「二つのうちのどちらか一つ」です。"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:どちらかの車が中央線を越えて走っていた模様です。
【 × 】:Either of the car seemed to be going across the centerline.
【 ○ 】:Either of the cars seemed to be going across the centerline.
→"of"の次は複数形の"cars"を使う

「either + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:昼食時には紅茶かコーヒーのいずれかを無料で飲めるよ。
【 × 】:You can drink either of the teas or the coffees for free at lunchtime.
【 ○ 】:You can drink either of the tea or the coffee for free at lunchtime.
→"tea"と"coffee"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「either of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してどちらかが〜である」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:どちらかの車が中央線を越えて走っていた模様です。
【 × 】:Either of cars seemed to be going across the centerline.
【 ○ 】:Either of the cars seemed to be going across the centerline.
→話題にしている二台の車を指すので"cars"に"the"を付ける

【例文】:昼食時には紅茶かコーヒーのいずれかを無料で飲めるよ。
【 × 】:You can drink either of tea or coffee for free at lunchtime.
【 ○ 】:You can drink either of the tea or the coffee for free at lunchtime.
→店で出している紅茶やコーヒーを指すので"tea"と"coffee"に"the"を付ける

「either of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞はたいてい直前に出て来た名詞の言い換えなので、「either of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してどちらかは〜である」というニュアンスがあります。

【例文】:There are two presidential candidates. I don't want to vote for either of them.
【和訳】:大統領候補は二人います。どちらにも投票したくありません。
→"them" = "two presidential candidates"

【例文】:If you have to study either of it, which will you choose chemistry or physics?
【和訳】:どちらか一つを勉強しなければならないとしたら、化学と物理学、どちらを選びますか。
→"it" = "chemistry or physics"

二つあるうちの両方を指すときは"both"を使います→【参照】: 『不定代名詞……both(二つのうちのどちらも、両方とも)

【例文】:Either of the hot dogs is super spicy.
【和訳】:どちらか一つが激辛ホットドッグである。
→"either"は「どちらか一つ」を表わす

【例文】:Both of the hot dogs are super spicy.
【和訳】:二つのどちらも激辛ホットドッグである。
→"both"は「二つとも」を表わす

"either"は正式には単数扱い
不定代名詞: either(3) この項目の先頭へ↑

"either"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞も単数、動詞も単数です。

ただし、くだけた文章や会話では複数扱いになることがあります→【参照】: 『原則として単数扱いの不定代名詞(1)"either"

【例文】:客のどちらかが傘を置き忘れて行ったようだ。
【 ○ 】:Either of the guests appear to have left their umbrella behind.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Either of the guests appears to have left his umbrella behind.[※正式な言い方]
→"either"は正式には単数形の"his"を使う

複数形の"their"を使うのはくだけた言い方です。

「either + 単数名詞」(二つのうちのいずれか一つの)
不定代名詞: either(4) この項目の先頭へ↑

「either + of + 名詞」から"of"を省略した「either + 名詞」の形も可能です。"either"の意味は「二つの中からどちらか一つ」なので、次に置く名詞はたいてい単数形です。

【例文】:私は右手でも左手でもテニスをできます。
【 × 】:I can play tennis with either hands.
【 ○ 】:I can play tennis with either hand.
(= I can play tennis with either of my hands.)

"or"を使って二つ以上の項目を並べることもできます。

【例文】:Do you speak either French, German, Spanish or Portuguese?
【和訳】:フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語のいずれかを話せますか。

"either"は名詞以外のものについても「どちらか一つであること」を表現できます。

【例文】:If you feel either cold or dizzy, you should go to see a doctor.
【和訳】:もし寒気や目まいのどちらかを感じたら、医者に診てもらって下さい。
→"cold"と"dizzy"は二つとも形容詞

【例文】:You can contact me either by phone or by email when you have trouble.
【和訳】:困った時は電話メールで連絡しなさい。
→"by phone"と"by email"は二つとも副詞句

「either + 単数名詞」(二つのうちの両方とも(= boht, each))
不定代名詞: either(5) この項目の先頭へ↑

"either"は「二つのうちのどちらも、両方とも」の意味を表わすことがあります。次に置く名詞はやはり単数形を使います。「両方とも」の意味でよく見かける表現はごく少数です。

# "either side"(両方の側)、"either end"(両方の端)、"either hand"(両方の手)

【例文】:道の両側には桜が植えてあった。
【 × 】:There were cherry trees on either sides of the road.
【 ○ 】:There were cherry trees on either side of the road.
→意味が「両方の側」の場合、単数形の"side"にする

"either side"と書くと意味的には「片側」と「両側」の相反する二つが可能です。なので、英作文の場合、「両側」を表わすときは"both"や"eath"を、「片側」を表わすときは"either"を使うのが無難です。次に置く名詞は"either"と"each"が単数形、"both"が複数形です。

【例文】:道の両側には桜が植えてあった。
【 △ 】:There were cherry trees on either side of the road.
→"either side"は「両側」と「片側」の二つの解釈が可能なのであいまい
【 ○ 】:There were cherry trees on each side of the road.
【 ○ 】:There were cherry trees on both sides of the road.
→"each side"と"both sides"は二つとも「両側」を表わす

【例文】:両手にペンを持って同時に字を書くことができます。
【 △ 】:I can hold a pen in either hand and write simultaneously.
→"either hand"は「両手」と「片手」の二つの解釈が可能なのであいまい
【 ○ 】:I can hold a pen in each hand and write simultaneously.
【 ○ 】:I can hold a pen in both hands and write simultaneously.
→"each hands"と"both handss"は二つとも「両手」を表わす

文尾に置く"either"(〜もまた)
不定代名詞: either(6) この項目の先頭へ↑

"either"は単独で文尾に置いて「〜も、〜もまた」の意味を表わします。たいてい否定文で使います。

【例文】:My big sister doesn't like sea food. I don't like it, either.
【和訳】:姉は海産物が嫌いだし、私嫌いです。

肯定文では"also"や"too"を使います。

【例文】:My big sister likes sea food. I like it, too.
【例文】:My big sister likes sea food. I also like it.
【和訳】:姉は海産物が好きだし、私好きです。

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ゼロから始める代名詞(40)
不定代名詞(12)
neither(二つとも〜ない、どちらも〜ない)
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二つとも違うことを表わす"neither"
不定代名詞: neither(1)

【目次】: 不定代名詞"neither"

neither(二つとも〜ない、どちらも〜ない)
不定代名詞: neither(1) この項目の先頭へ↑

"neither"の意味は「二つのうちどちらも〜ない」です。否定を表わします。"either 〜 not"とほぼ同じ意味。

【例文】:I took two kinds of medicine. Neither could relieve my heartburn.
(= I took two kinds of medicine. Either could not relieve my heartburn.)
【和訳】:二種類の薬を飲んでみたが、どちらも胸焼けには効かなかった
→"neither" = "two kinds of medicien"

neither of 〜(〜は二つとも〜ない)
不定代名詞: neither(2) この項目の先頭へ↑

"neither of 〜"の意味は「どちらも〜ない」です。"of"の次の「数えられる名詞」は複数形を使います。

【例文】:どちらのチームも全力を出し切れなかった
【 × 】:Neither of the team could do their best.
【 ○ 】:Neither of the teams could do their best.
(= Either of the teams could not do their best.)
→"of"の次は複数形の"teams"を使う

「neither + of + 数えられない名詞」も可能です。「数えられない名詞」は単数形のままでOK。

【例文】:どっちの経験も将来役に立たないだろう
【 × 】:Probably neither of the experiences will be useful for me.
【 ○ 】:Probably neither of the experience will be useful for me.
(= Probably eithe of the experience will not be useful for me.)
→"experience"は「数えられない名詞」なので単数形のままでOK

「neither of + 名詞」の場合、「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してどちらも〜でない」というニュアンスなので、名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格(my, your, etc)、形容詞の"these, those"などを付けるのが普通です。

【例文】:どちらのチームも全力を出し切れなかった
【 × 】:Neither of teams could do their best.
【 ○ 】:Neither of the teams could do their best.
(= Either of the teams could not do their best.)
→話題にしている二つのチームを指すので"teams"に"the"を付ける

【例文】:どっちの経験も将来役に立たないだろう
【 × 】:Probably neither of experience will be useful for me.
【 ○ 】:Probably neither of the experience will be useful for me.
(= Probably eithe of the experience will not be useful for me.)
→話題にしている二つの経験を指すので"experience"に"the"を付ける

「neither of + 人称代名詞」も可能です。人称代名詞は直前に出て来た名詞の言い換えなので、「neither of + 人称代名詞」も「ある程度範囲を絞った人や動物や物事に関してどちらも〜ではない」というニュアンスがあります。

【例文】:兄が二人います。どっちも私には似ていません。
【英訳】:I have two brothers. Neither of them resemble me.
(= I have two brothers. Either of them don't resemble me.)
→"them" = "two brothers"

【例文】:行方不明の旅客機に関して二つの情報があったが、いずれも事実とは異なっていた。
【英訳】:There were two pieces of information about the missing airliner, but neither of it was true.
(= There were two pieces of information about the missing airliner, but either of it was not true.)
→"it" = "information"

"neither"は正式には単数扱い
不定代名詞: neither(3) この項目の先頭へ↑

"neither"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。

ただし、くだけた文章や会話では複数扱いになることがあります→【参照】: 『原則として単数扱いの不定代名詞(1)"neither"

【例文】:トラもライオンもオリから出すことは禁じられています。
【 ○ 】:Neither tiger nor lion are allowed out of their cages.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Neither tiger nor lion is allowed out of his cage.[※正式な言い方]
→"neither"は正式には単数形の"is, his"を使う

複数形の"are, their"を使うのはくだけた言い方です。

「neither + 単数名詞」(二つとも〜ない、どちらも〜ない)
不定代名詞: neither(4) この項目の先頭へ↑

「neither + of + 名詞」から"of"を省略した「neither + 名詞」の形も可能です。次に置く名詞はたいてい単数形です。

【例文】:Neither team could do their best.
(= Neither of the teams could do their best.)
(= Either team could not do their best.)
【和訳】:どちらのチームも全力を出し切れたとは言い難い

【例文】:Probably neither experience will be useful for me.
(= Probably neithe of the experience will be useful for me.)
(= Probably eithe experience will not be useful for me.)
【和訳】:どっちの経験も将来役に立つとは思えない

"nor"を使って二つ以上の項目を並べることもできます。

【例文】:I speak neither French, German, Spanish nor Portuguese.
(= I don't speak either French, German, Spanish or Portuguese.)
【和訳】:私はフランス語もドイツ語もスペイン語もポルトガル語も話せません

"neither"は名詞以外のものについても、「二つとも〜ない」を表現できます。

【例文】:You can access the island neither by ship nor by plane.
(= You can't access the island either by ship or by plane.)
→"by ship"と"by plane"は二つとも副詞句
【和訳】:その島へは船も飛行機も出ていない。

【例文】:Your new cake was highly appreciated because it was neither too sweet nor too mild.
(= Your new cake was highly appreciated because it was not either too sweet or too mild.)
→"sweet"と"mild"は二つとも形容詞
【和訳】:甘すぎもせず淡白でもなかったので、あなたが作った新しいケーキは非常に好評でした。

倒置になる"neither"
不定代名詞: neither(5) この項目の先頭へ↑

"neither"や"either"を使って文のダブった部分を省略することがあります。この時、"neither"は倒置を使いますが、"either"は倒置を使わずにそのまま文尾へ置きます。

【例文】:私は花粉症ではありませんし、兄弟姉妹たちも花粉症ではありません
【英訳】:I don't suffer from hay fever, and neither do my siblings.
【英訳】:I don't suffer from hay fever, and my siblings don't, either.

二つの【英訳】で省略した部分は"suffer from hay fever"です。"neither"の場合の語順は「neither + 助動詞 + 主語」ですが、"either"の場合は「主語 + 助動詞 + either」のままです。

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ゼロから始める代名詞(41)
不定代名詞(13)
somebody, someone(誰か、どなたか)
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特に限定しないもう一人を表わす"somebody"と"someone"

【目次】: 不定代名詞"somebody, someone"

somebody, someone(誰か、どなたか)
不定代名詞: somebody, someone(1) この項目の先頭へ↑

"somebody, someone"は「名前も顔も知らない人、よくわからない人、漠然と人物」を指します。"somebody"と"someone"はほぼ同じ意味ですが、"someone"のほうが多少丁寧に聞こえます。

"somebody, somene"は、"some"と同様に、たいてい「人数がゼロではない」ことを暗示します。なので、"somebody, somene"は肯定文でよく使います。疑問文否定文で「名前も顔も知らない、わからない人物」を表わすときは"anybody, anyone"を使います→【参照】: 『不定代名詞"anybody, anyone"(誰か、誰でも)

【例文】:Someone is waving at me. But who is it?
【和訳】:誰かがこっちに向かって手を振っているけど、誰だろう。
→知り合いなのかどうかはわからない

誰になるのかは決まっていない「後釜」や「後任」を指すこともあります。

【例文】:It is very hard to find someone who can replace Kirk as a captain.
【和訳】:キャプテンとしてカークの後釜を務めることができる人物を探すのは非常にむつかしい。
→後釜が具体的には誰なのかわからない

知っている人物だけどわざと名前を伏せる場合も、"somebody, someone"を使います。

【例文】:Someone you know very well told me the rumor about you.
【和訳】:あなたがよく知っている人物があなたに関する噂を話してくれました。
→噂を話してくれた人を話し手は知っている

「話題にしている人物以外の誰か」は"someone else"や"somebody else"を使います。

【例文】:Don't count on someone else. Do it yourself.
【和訳】:他人を当てにしないで、自分でやりなさい。

somebody, someone(偉い人、大人物)
不定代名詞: somebody, someone(2) この項目の先頭へ↑

"somebody, someone"は「偉い人、大人物、偉人」の意味を表わすことがあります。代名詞ではなく名詞として使いますが、"somebody, someone"の前にはたいてい不定冠詞(a)を置きません。

疑問文否定文では"anybody, anyone"を使います→【参照】: 『不定代名詞"anybody, anyone"……「偉い人、大人物」

【例文】:Politicians should make every effort not to be someone but to do something.
【 × 】:政治家は誰かになるためではなく、何かをするためにあらゆる努力をするべきだ。
【 ○ 】:政治家は偉人になるためではなく、偉業を成し遂げるために心血を注ぐべきだ
→"somone"の意味は「偉人」

動詞は単数、代名詞は複数を使う
不定代名詞: somebody, someone(3) この項目の先頭へ↑

"somebody, someone"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。ただし、くだけた文章や会話では人称代名詞を複数形にすることがあります。

【例文】:誰かが机の上に携帯電話を置いたままにしている。
【 ○ 】:Somebody have left their cell phone on the desk.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Somebody has left his cell phone on the desk.[※正式な言い方]
→"somebody, someone"は正式には単数形の"has, his"を使う

付加疑問文では"somebody, someone"は"they"で受けるのが普通です。

【例文】:今誰か写真を撮りましたよね。
【 × 】:Somebody has taken a picture, hasn't he?
【 ○ 】:Somebody has taken a picture, haven't they?
→付加疑問の場合、"somebody"は"they"で受ける、動詞も"haven't"を使う

「somebody, someone + 形容詞」
不定代名詞: somebody, someone(4) この項目の先頭へ↑

形容詞は"somebody, someone"の後ろに置きます。

【例文】:背が高い人の隣にいると自分がいかに小柄なのかを実感する。
【 × 】:I realize how short I am when tall somebody is next to me.
【 ○ 】:I realize how short I am when somebody tall is next to me.
→形容詞"short"は"somebody"の後ろに置く

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ゼロから始める代名詞(42)
不定代名詞(14)
something(何か)
先頭へ

知らない物事を表わす"something"

【目次】: 不定代名詞"something"

something(何か)
不定代名詞: something(1) この項目の先頭へ↑

"something"は「よく知らないこと、よくわからない物事、漠然と何か」を指します。

"something"は、"some"と同様に、たいてい「物事の数がゼロではない」ことを暗示します。なので、肯定文でよく使います。疑問文や否定文で「よく知らない、わからない物事」を表わすときは"anything"を使います→【参照】: 『不定代名詞"anything"(何か、どれでも)

【例文】:I feel I forgot something.
【和訳】:何か忘れているような気がする。
→話し手は何を忘れたか思い出せない

"something"はとりあえず内容を伏せておきたい物事を表わすこともあります。

【例文】:I have something to tell you.
【和訳】:ちょっと君に話したいことがある。
→話し手は話の内容をわざと伏せている

something(重要な事、良い事、偉い人、大人物)
不定代名詞: something(2) この項目の先頭へ↑

"something"は重要な物事や重要な人物を表わすことがあります。代名詞ではなく名詞として使いますが、"something"の前にはたいてい不定冠詞(a)を置きません。

【例文】:There was something in what the students said.
【 × 】:生徒たちが言ったことには何かがあった。
【 ○ 】:生徒たちの言い分にも一理あった。

【例文】:One who thinks he is something is often actually a nobody.
【 × 】:自分を何かだと考える人はしばしば実際は誰でもない。
【 ○ 】:自分を重要人物と考える人ほどたいてい実際はつまらない人間である。

必ず単数扱い
不定代名詞: something(3) この項目の先頭へ↑

"something"は必ず単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。

【例文】:この部屋から何かが無くなっている。しかし、それが何なのかわからない。
【 × 】:Something have disappeared from this room, but I don't know what they are.
【 ○ 】:Something has disappeared from this room, but I don't know what it is.
→"something"は必ず単数扱いなので、単数形の"has"や"it is"を使う

「something + 形容詞」
不定代名詞: something(4) この項目の先頭へ↑

形容詞は"something"の後ろに置きます。

【例文】:この洗濯機、どこか壊れてる。
【 × 】:Wrong something with this washing machine.
【 ○ 】:Something wrong with this washing machine.
→形容詞"wrong"は"anything"の後ろに置く

something like 〜(およそ〜、〜のような)
不定代名詞: something(5) この項目の先頭へ↑

"something like"は数字の前に置いて「約、およそ、だいたい」の意味を表わします。

【例文】:This mountain is something like five hundred meters.
【和訳】:この山の高さはおよそ500メートルです。

"some"や"about"や"approximately"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:This mountain is some five hundred meters.
【例文】:This mountain is approximately five hundred meters.
【例文】:This mountain is about five hundred meters.
(= This mountain is something like five hundred meters.)
【和訳】:この山の高さはおよそ500メートルです。

"something like"は名詞の前に置いて「〜のような、〜に似ている、〜に近い」の意味を表わすことがあります。断定を避ける表現です。

【例文】:The man threatened a bank clerk with something like a knife.
【和訳】:男はナイフのようなもので銀行員を脅した。
→「男」はナイフに似た何かを持っていた

〜 or something(〜か何か、〜のようなもの)
不定代名詞: something(6) この項目の先頭へ↑

"or something"は名詞形容詞の後ろに置いて「〜か何か、〜のようなもの」の意味を表わします。断定を避ける表現です。

【例文】:It seemed that the high-speed vessel hit a whale or something.
【和訳】:高速船はクジラか何かに衝突したようだ。
→衝突した相手を「クジラ」とは断定していない

【例文】:The girl felt embarrassed or something and hid behind her mother.
【和訳】:女の子は恥ずかしかったのかなんなのか、お母さんの後ろに隠れてしまった。
→女の子が隠れた理由を「恥ずかしい」とは断定していない

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ゼロから始める代名詞(43)
不定代名詞(15)
anybody, anyone(誰か、誰でも)
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anybody, anyone……知らない人物を表わす
不定代名詞: anybody, anyone(1)

【目次】: 不定代名詞"anybody, anyone"

anybody, anyone(誰か、どなたか)
不定代名詞: anybody, anyone(1) この項目の先頭へ↑

"anybody, anyone"は「名前も顔も知らない人、よくわからない人、漠然と人物」を指します。"anybody"と"anyone"はほぼ同じ意味です。

"anybody, anyone"は、"any"と同様に、たいてい「人数がゼロかもしれない」ことを暗示します。なので、"anybody, anyone"は疑問文否定文でよく使います。肯定文で「名前も顔も知らない人、よくわからない人、漠然と人物」を表わすときは"someone, somebody"を使います→【参照】: 『不定代名詞……somebody, someone(誰か、どなたか)

【例文】:Has anyone experienced sleep paralysis?
【和訳】:寝ているときに金縛りになったことがあるはいますか。
→金縛りにあった人はゼロかもしれない

【例文】:There wasn't anyone in the classroom.
【和訳】:教室には誰もいなかった。
→教室に人の気配はなかった

anybody, anyone(誰でも、どんな人でも)
不定代名詞: anybody, anyone(2) この項目の先頭へ↑

肯定文の"anybody, anyone"は「誰でも、どんな人でも」の意味を表わします。

【例文】:The ability to talk with anyone is your virtue.
(= The ability to talk with any people is your virtue.)
【和訳】:誰とでも話ができることはあなたの長所だ。
→"anyone"の意味は「誰でも」

if文で使う"anybody, anyone"
不定代名詞: anybody, anyone(3) この項目の先頭へ↑

"anybody, anyone"は主に疑問文否定文で使います→【参照】: 『"anybody, anyone"……「誰か、どなたか」

接続詞の"if"を使う文では肯定文でも"anybody, anyone"を使うことがあります。もしもの条件を表わす場合、人数がゼロかもしれないことを表現するときに"anybody, anyone"を使います。人数がゼロではないことを表現するときは"somebody, someone"を使います。

【例文】:If you see anyone being bullied, let us know.
【和訳】:もし誰かがいじめられているのを見たら知らせなさい。
→ニュアンスは「いじめは行われていないと思うけれどもし見かけたら…」
【例文】:If you see someone being bullied, let us know.
【和訳】:もし誰かがいじめられているのを見たときは知らせなさい。
→ニュアンスは「いじめが行われているかもしれないので目撃したその時は…」

anybody, anyone(偉い人、大人物)
不定代名詞: anybody, anyone(4) この項目の先頭へ↑

"anybody, anyone"は「偉い人、大人物、偉人」の意味を表わすことがあります。たいてい、疑問文否定文で使います。代名詞ではなく名詞として使いますが、"anybody, anyone"の前にはたいてい不定冠詞(an)を置きません。

肯定文では"somebody, someone"を使います→【参照】: 『不定代名詞"somebody, someone"……「偉い人、大人物」

【例文】:Sam wasn't anybody when he was a college student.
【 × 】:大学生のころのサムは誰でもなかった
【 ○ 】:大学生のころのサムはうだつの上がらない人物でした。
→"anybody"の意味は「偉大な人物、大物」

動詞は単数、代名詞は複数を使う
不定代名詞: anybody, anyone(5) この項目の先頭へ↑

"anybody, anyone"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。ただし、くだけた文章や会話では人称代名詞を複数形にすることがあります。

【例文】:自分の血液型を知らない人はいますか。
【 ○ 】:Do anyone not know their blood type?[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Does anyone not know his blood type?[※正式な言い方]
→"anybody, anyone"は正式には単数形の"does, his"を使う

"anybody, anyone"と否定語(never, neither, hardly, etc)
不定代名詞: anybody, anyone(6) この項目の先頭へ↑

"anybody, anyone"は"no"や"not"で表わす否定文のほかに、意味的に否定を表わす"neither"や"never"などがある文でも使います→【参照】: 『否定を表わす副詞

よく見かける否定を表わす単語
  • neither(どちらも〜ない), never(決して〜ない)
  • hardly(ほとんど〜ない), scarcely(ほとんど〜ない)
  • rarely(めったに〜ない), seldom(めったに〜ない)
  • little(ほとんど〜ない), without(〜なしで)

【例文】:私を含めて建物の中にいた人は誰も地震の揺れを感じなかった。
【 × 】:Neither I nor someone else in the building felt the earthquake shaking.
【 ○ 】:Neither I nor anyone else in the building felt the earthquake shaking.
→否定の意味を表わす"neither"(〜もまた〜ない)があるので"anyone"を使う

【例文】:突如道路が陥没したけれどケガ人はほとんどいなかった。
【 × 】:The sinkhole suddenly opened up on the road but hardly someone was hurt.
【 ○ 】:The sinkhole suddenly opened up on the road but hardly anyone was hurt.
→否定の意味を表わす"hardly"(ほとんど〜ない)があるので"anyone"を使う

【例文】:小学生のころの私は誰ともめったに口をききませんでした。
【 × 】:I rarely talked with someone when I was an elementary school student.
【 ○ 】:I rarely talked with anyone when I was an elementary school student.
→否定の意味を表わす"rarely"(めったに〜ない)があるので"anyone"を使う

【例文】:そんな時間に誰かがここを歩いている可能性などほとんどない。
【 × 】:There is little likelihood that somebody was walking here at that hour.
【 ○ 】:There is little likelihood that anybody was walking here at that hour.
→否定の意味を表わす"little"(ほとんど〜ない)があるので"anyone"を使う

【例文】:自分以外の誰にも頼らずに生きて行くことはむつかしい。
【 × 】:It is difficult for us to live without depending on someone else but ourselves.
【 ○ 】:It is difficult for us to live without depending on anyone else but ourselves.
→否定の意味を表わす"without"(〜なしで)があるので"anyone"を使う

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ゼロから始める代名詞(44)
不定代名詞(16)
anything(何か、どれでも)
先頭へ

anything……知らない物事を表わす

【目次】: 不定代名詞"anything"

anything(何か)
不定代名詞: anything(1) この項目の先頭へ↑

"anything"は「よく知らないこと、よくわからない物事、漠然と何か」を指します。

"anything"は、"any"と同様に、たいてい「物事がゼロかもしれない」ことを暗示します。なので、疑問文否定文でよく使います。肯定文で「よく知らない、わからない物事」を表わすときは"something"を使います→【参照】: 『不定代名詞……something(何か)

【例文】:The tourists were not told anything about why they were not permitted to enter the country.
【和訳】:旅行者はなぜ自分達が入国を拒否されたのか何も知らされなかった。
→入国拒否に関する説明は何もなかった

【例文】:Do you have anything to worry about?
【和訳】:何か心配でもありますか。
→「心配事」はないかもしれない

if文で使う"anything"
不定代名詞: anything(2) この項目の先頭へ↑

"anything"は主に疑問文否定文で使います→【参照】: 『不定代名詞"anything"……「何か」

接続詞の"if"を使う文では肯定文でも"anything"を使うことがあります。もしもの条件を表わす場合、可能性ゼロの物事を表現するときに"anything"を使います。可能性がゼロではない物事を表現するときは"something"を使います。

【例文】:If you find anything suspicious, leave it where it is and call the police.
【和訳】:不審な物を見かけたら手を触れずに警察へ連絡して下さい。
→ニュアンスは「不審物などないとは思われるがもし見かけたら…」
【例文】:If you find something suspicious, leave it where it is and call the police.
【和訳】:不審な物を見かけたときは手を触れずに警察へ連絡して下さい。
→ニュアンスは「不審物があるかもれしないのでもし見かけたら…」

【関連トピック】
不定代名詞something(何か)

anything(どれでも、何でも)
不定代名詞: anything(3) この項目の先頭へ↑

"anything"は肯定文で使うと「複数の中からどれを選んでも、複数あるうちのいずれも」のニュアンスを表わすことがあります。

【例文】:I've eaten anything since I was a child.
(= I've eaten any food since I was a child.)
【和訳】:子供のころから食べ物の好き嫌いはない
→どんな食べ物でも食べることができる

"anything"は必ず単数扱い
不定代名詞: anything(4) この項目の先頭へ↑

"anything"は必ず単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。

【例文】:要らないものがあるかい。ゴミに出すよ。
【 × 】:Are there anything useless? I'll put them out as garbage.
【 ○ 】:Is there anything useless? I'll put it out as garbage.
→"anything"は単数扱いなので、単数形の"is"や"it"を使う

「anything + 形容詞」
不定代名詞: anything(5) この項目の先頭へ↑

形容詞は"anything"の後ろに置きます。

【例文】:歯にしみるので冷たいものは一切飲むことができません。
【 × 】:I can't drink cold anything because I get toothaches.
【 ○ 】:I can't drink anything cold because I get toothaches.
→形容詞"cold"は"anything"の後ろに置く

【例文】:この世にゴキブリより怖いものなんてあるの。
【 × 】:Is there more horrible anything in the world than a cockroach?
【 ○ 】:Is there anything more horrible in the world than a cockroach?
→形容詞"more horrible"は"anything"の後ろに置く

anything but 〜(〜どころではない、とても〜ではない)
不定代名詞: anything(6) この項目の先頭へ↑

"anythign but"はイディオムとして使えます。強い否定を表わし意味は「〜どころではない、とても〜ではない」です。"but"は前置詞で意味は「〜以外の」(= except)。"anythign but"の直訳は「〜以外の何か」つまり「〜どころではない」です。

強い否定を表わす"anythign but"はたいてい形容詞の前に置いて副詞として使います。

【例文】:An encounter with aliens from outer space is anything but fictional.
(= An encounter with aliens from outer space is far from fictional.)
【 × 】:外宇宙からの宇宙人との遭遇は何かで、しかし虚構だ。
【 ○ 】:異星人との遭遇は決して絵空事ではない

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ゼロから始める代名詞(45)
不定代名詞(17)
everybody, everyone(誰でも、全員、みんな)
先頭へ

例外なく全員であることを表わす"everybody, everyone"

【目次】: 不定代名詞"evrybody, everyone"

everybody, everyone(誰でも、全員、みんな)
不定代名詞: everybody, everyone(1) この項目の先頭へ↑

"everybody, everyone"は「話題になっている人たち全員」を指します。"everybody"と"everyone"はほぼ同じ意味です。

【例文】:Everyone in the building realized the shaking.
【和訳】:建物の中にいた人は全員揺れに気がついた。

"everybody, everyone"は漠然と一般の人々を指すことがあります。

【例文】:Everyone has a right to live a happy life.
(= People have a right to live a happy life.)
【和訳】:誰でも幸せに生きる権利がある。

動詞は単数、代名詞は複数を使う
不定代名詞: everybody, everyone(2) この項目の先頭へ↑

"everbody, everyone"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。ただし、くだけた文章や会話では複数扱いになることがあります。

【例文】:みんな自分の水筒を用意して来ていた。
【 ○ 】:Everyone have their water bottles with them.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:Everyone has his water bottle with him.[※正式な言い方]
→"everybody, everyone"は正式には単数形の"has, his, him"を使う

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ゼロから始める代名詞(46)
不定代名詞(18)
everything(何もかも、最重要の人やもの、その場の状況や人物の様子)
先頭へ

"everything"……例外なく全部であることを表わす

【目次】: 不定代名詞"everything"

everything(すべてのもの、あらゆるもの)
不定代名詞: everything(1) この項目の先頭へ↑

"everything"は「話題になっている物事すべて」を指します。

【例文】:It is sad that many people lost everything in the earthquake and tsunami.
【和訳】:悲しいことに、多くの人々が地震と津波で何もかも失ってしまいました。

everything(最も大切な人、最も大切なもの)
不定代名詞: everything(2) この項目の先頭へ↑

"everything"は「最重要の人やもの」を表わすことがあります。日本語でも「お金が一番大事だ」を「お金がすべてだ」と表現します。

【例文】:Good health is everything to everyone.
【和訳】:誰にとっても一番大切なのは健康だ。
→"everything" = "the most important thing"

【例文】:My family and our dogs mean everything to me.
【和訳】:私にとって一番大切なのは家族とペットの犬たちです。
→"everything"は「人」を表わすこともできる

everything(その場の状況、人物の様子)
不定代名詞: everything(3) この項目の先頭へ↑

"everything"は漠然とその場の状況や雰囲気の善し悪し、人物の様子や具合を表わすことがあります。

【例文】:You always only talk about yourself and spoil everything!
【和訳】:あんたはいつも自分の話ばかりして雰囲気をぶち壊す。
→"everything"は場の雰囲気を表わす

【例文】:It was reported that a military coup had broken out but everything in the capital was quiet.
【和訳】:軍事クーデターが発生したが首都の状況は平穏だと伝えられた。
→"everything"は「首都」の様子を表わす

【例文】:You look fariy pale. Is everything all right?
【和訳】:顔色がかなり悪いよ。身体は大丈夫かい。
→"everything"は人の様子や具合を表わす

"everything"は必ず単数扱い
不定代名詞: everything(4) この項目の先頭へ↑

"everything"は必ず単数扱いです。受ける代名詞も単数、動詞も単数です。

【例文】:最初のうちは見慣れないものは何でも奇妙に見えるけど、すぐに慣れてしまう。
【 × 】:At first everything foreign to you look weird, but soon you think it natural.
【 ○ 】:At first everything foreign to you looks weird, but soon you think it natural.
→"everything"は必ず単数扱いなので、単数形の"looks"や"it"を使う

「everything + 形容詞」
不定代名詞: everything(5) この項目の先頭へ↑

形容詞は"everything"の後ろに置きます。

【例文】:甘い物はどれもニキビの元さ。
【 × 】:Sweet everything causes acne.
【 ○ 】:Everything sweet causes acne.
→形容詞"sweet"は"everything"の後ろに置く

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ゼロから始める代名詞(47)
不定代名詞(19)
nobody, no one(誰も〜ない)
先頭へ

"nobody, no one"……一人も該当しないことを表わす
不定代名詞: nobody, no one(1)

【目次】: 不定代名詞"nobody, no one"

nobody, no one(誰も〜ない、みんな〜ない)
不定代名詞: nobody, no one(1) この項目の先頭へ↑

"nobody, no one"は「誰一人として当てはまらないこと」を表わします。"no one"は"noeone"とはせずに、二語に分けて書きます。

【例文】:Nobody is absent today.
【和訳】:今日は欠席者なし

"nobody, no one"はすでに「否定の意味」を含みます。なので、「誰もいない」を表現しようとしてうっかり"not"を足さないように。

【例文】:今日は欠席者なし
【 × 】:Nobody is not absent today.
【 ○ 】:Nobody is absent today.
"→not"は不要

"not"を付け加えると意味は「今日は欠席者がいないことはない」となり、意味が正反対です。

nobody(平凡な人、取るに足らない人)
不定代名詞: nobody, no one(3) この項目の先頭へ↑

"nobody"に限り「平凡な人、取るに足らない人」の意味を表わすことがあります。日本語でも、他人をけなすとき「どこの誰だかわからん奴」と表現することがあります。代名詞ではなく名詞として使うのでたいてい"nobody"の前に不定冠詞(a)を置きます。複数形の"nobodies"も可能です。

"nothing"もほぼ同じ意味を表わします→【参照】: 『不定代名詞"nothing"……「つまらない人やもの、取るに足りない人もの」

【例文】:The man just a nobody trying to get some attention from media.
(= The man just a nothing trying to get some attention from media.)
【 × 】:その男は誰でもなくマスコミの注目を得ようとしている。
【 ○ 】:その男はマスコミの注目を浴びたいだけのつまらない奴だ。 
→"nobody"は名詞、意味は「つまらない奴」

【例文】:We are nobodies, but each of us has our own character and personality.
(= We are nothings, but each of us has our own character and personality.)
【 × 】:我々は誰でもない。しかし、一人一人にそれぞれの人格と個性があります。
【 ○ 】:我々は取るに足らない人間です。しかし、一人一人にそれぞれの人格と個性があります。
→"nobodies"は名詞、意味は「取るに足らない人間」

動詞は単数、代名詞は複数を使う
不定代名詞: nobody, no one(3) この項目の先頭へ↑

"nobody, no one"の場合、正式には単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。ただし、くだけた文章や会話では複数扱いになることがあります。

【例文】:誰も責められるべきではない。全員がベストを尽くした。
【 △ 】:No one are to be blamed. They did do their best.[※くだけた言い方]
【 ○ 】:No one is to be blamed. He did do his best.[※正式な言い方]
→"nobody, no one"は正式には単数形の"is, he, his"を使う

複数形の"are, they, their"を使うのはくだけた言い方です。

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ゼロから始める代名詞(48)
不定代名詞(20)
nothing(何も〜ない)
先頭へ

"nothing"……一つも該当しないことを表わす
不定代名詞: nothing(1)

【目次】: 不定代名詞"nothing"

nothing(何も〜ない、どれも〜ない)
不定代名詞: nothing(1) この項目の先頭へ↑

"nothing"は「物事が一つも当てはまらないこと」を表わします。

【例文】:Nothing interests me at all.
【和訳】:面白いものは何一つないな

"nothing"はすでに「否定の意味」を含みます。なので、「何もない」を表現しようとしてうっかり"not"を足さないように。

【例文】:面白いものは何一つないな
【 × 】:Nothing doesn't interests me at all.
【 ○ 】:Nothing interests me at all.
→"doesn't"は不要

"not"を付け加えると意味は「何一つないことはない」となり、意味が正反対です。

nothing(つまらない人やもの、取るに足りない人もの)
不定代名詞: nothing(2) この項目の先頭へ↑

"nothing"はさして重要ではない人やものを表わすことがあります。代名詞ではなく名詞として使うので"nothing"の前に不定冠詞(a)を置くことがあります。複数形の"nothings"も可能です。

【例文】:Don't make a fuss about nothing.
【 × 】:何もないことに騒ぐな。
【 ○ 】:つまらんことで騒ぐな。
→"nothing"の意味は「つまらないこと」

特に、会話文でお礼の返事に「どういたしまして、たいしたことではありませんよ」のニュアンスでよく使います。

【例文】:"Thanks a lot." "Oh, it's nothing."
【 × 】:どうもありがとう。おお、それは何もない
【 ○ 】:どうもありがとう。いいえ、どういたしまして
→"nothing"の意味は「たいしたことではないこと」

人物については"nobody"もほぼ同じ意味を表わします→【参照】: 『不定代名詞"nobody"……「平凡な人、取るに足らない人」

【例文】:This is a story about a man who went from a nothing to a something.
【 × 】:この物語は何もないから何かまで成り上がった男の話だ。
【 ○ 】:この物語はパッとしない一人の人間から大物にまで成り上がった男の話だ。
→"a nothing"の意味は「つまらない人間」

【例文】:It would be rash to regard all criminals as nothings.
(= It would be rash to regard all criminals as nobodies.)
【 × 】:すべての犯罪者を何もないと断じるのは早計だろう。
【 ○ 】:すべての犯罪者を取るに足らない人間と断じるのは早計だろう。
→"nothings"の意味は「つまらない人間」

必ず単数扱い
不定代名詞: nothing(3) この項目の先頭へ↑

"nothing"は必ず単数扱いです。受ける代名詞動詞も単数です。

【例文】:昔のままで残っているものは何もない。
【 × 】:Nothing remain as they were.
【 ○ 】:Nothing remains as it was.
→"nothing"は必ず単数扱いなので、単数形の"remains, was"や"it"を使う

「nothing + 形容詞」
不定代名詞: nothing(4) この項目の先頭へ↑

形容詞は"nothing"の後ろに置きます。

【例文】:警察が家宅捜査を行なったが怪しいものは何も見つからなかった。
【 × 】:The police found suspicious nothing in the house.
【 ○ 】:The police found nothing suspicious in the house.
→形容詞"suspicious"は"nothing"の後ろに置く

have nothing to with 〜(〜とは何の関係もない、〜とは無関係だ)
不定代名詞: nothing(5) この項目の先頭へ↑

「主語 + have nothing to do with 〜」で「主語は〜とはまったく無関係だ、主語は〜とは一切関わりがない」の意味を表わします。イディオムです。"have"の代わりにbe動詞を使うこともあります。

【例文】:This earthquake has nothing to do with volcanic activities.
【 × 】:この地震は火山活動とs一緒に何もしない
【 ○ 】:今回の地震と火山活動はまったく関係がありません

【例文】:The territorial problem should be solved by the two countries. The others are nothing to do with it.
【 × 】:領土問題は二国間で解決すべきだ。他の国はそれと一緒に何もない
【 ○ 】:領土問題は二国間で解決すべきだ。他の国には一切関係のないことだ

for nothing(無料で、無駄に)
不定代名詞: nothing(6) この項目の先頭へ↑

"for nothing"で「無料で、ただで」の意味を表わします。

【例文】:People over sixty-five can use buses, trams, and subway for nothing.
(= People over sixty-five can use buses, trams, and subway for free.)
【 × 】:六十五歳の以上の人々は何もないためバス、路面電車、地下鉄を使うことができる。
【 ○ 】:六十五才以上の方はバス、路面電車、地下鉄を無料でご利用できます。

"for nothing"は「結果が無駄になること、何の役にも立たないこと」というニュアンスを表わすこともあります。

【例文】:My worries were for nothing because there was little damage from the earthquake.
(= My worries were in vain because there was little damage from the earthquake.)
【 × 】:地震の被害はほぼゼロだったので私の心配は何のためでもなかった
【 ○ 】:地震の被害はほぼゼロだったので私の心配は無用だった

nothing but 〜(〜にすぎない)
不定代名詞: nothing(7) この項目の先頭へ↑

"nothing but 〜"は「まさしく〜そのものだ」の意味を表わします。直訳すると「〜以外ではない」、つまり「〜にすぎない、〜のみ」です。"but"の意味は「〜以外」(= except)です。たいてい、「nothing but + 名詞」の形で使います。

【例文】:Everything the president said is nothing but racial discrimination.
(= Everything the president said is only racial discrimination.)
【 × 】:大統領の発言はすべて何もないしかし人種差別だ。
【 ○ 】:大統領の発言はすべて人種差別以外の何ものでもない

nothing like 〜(〜に似ていない、〜には程遠い)
不定代名詞: nothing(8) この項目の先頭へ↑

"nothing like 〜"は見た目や特徴がちっとも似ていないことを表わします。たいてい名詞の前に置いて使います。

【例文】:College life is nothing like what I expected it to be.
【 × 】:大学生活は自分が予想していたものように何もない
【 ○ 】:大学生活は自分が予想していたものとは似ても似つかぬものでした

"nothing like 〜"は強い否定を表わすこともあります。

【例文】:A cell phone was nothing like as common as it is now.
【 × 】:携帯電話は今と同じように普及したように何もなかった
【 ○ 】:携帯電話は今とは違ってまったく普及していなかった

there is nothing for it but to 〜(〜する以外にない、〜しかできない)
不定代名詞: nothing(9) この項目の先頭へ↑

「There is nothing for it but + to不定詞」で他に手段がないことをあらわします。直訳すると「〜すること以外にそれに対して何もない」つまり「〜すること以外に手の打ちようがない」です。"but"の意味は「〜以外」(= except)です。

【例文】:There was nothing for it but to wait until it stopped raining.
【 × 】:それに対して何もなかったが雨が止むまで待つ。
【 ○ 】:雨が止むのを待つしかなかった。

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不定代名詞の「数」

ゼロから始める代名詞(49)
不定代名詞に「数」はあるの?
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不定代名詞にも「数」はある
不定代名詞に「数」はあるの?(1) この項目の先頭へ↑

「不定」という名前からして「数」など関係なさそうですが、不定代名詞にも状況に応じて「数」が決まります。

複数形があるのは"other"と"one"のみ。語尾に複数を表わす"s"が付いて"others, ones"になります。この二つ以外のすべての不定代名詞は単数と複数で同じ形です。

単数と複数が同形だと「数」をどうするかで二つの疑問が出て来ます。

不定代名詞の「数」の疑問
  1. 主語になったとき、動詞の「数」はどうするのか
    たとえば、"somebody"が主語のとき、動詞は"have"なのか"has"なのか。あるいは、過去時制のとき、"was"なのか"were"なのか。
  2. 人称代名詞で受けるとき、「数」はどうするのか
    たとえば、前の文に出て来た"each"を受けるとき"he"を使うのか"they"使うのか。あるいは、"everything"を受けるとき、"it"使うのか"they"使うのか。

不定代名詞の「数」
不定代名詞に「数」はあるの?(2) この項目の先頭へ↑

実際は不定代名詞全体が六つのグループに分かれます。

原則として、単数扱いと複数扱いの両方で使える不定代名詞は正式な表現では単数扱いとなり、くだけた文章や会話では複数扱いとなります。

不定代名詞の「数」の扱い

ちなみに、"somebody"は原則として単数扱いです。なので、動詞は単数形の"has"あるいは"was"を使います。"each"は原則として単数扱いなので人称代名詞は単数形の"he"で受けます。"everything"は常に単数扱いなので、人称代名詞は単数形の"it"で受けます。

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ゼロから始める代名詞(50)
不定代名詞に「数」はあるの?(1)
必ず単数扱いの不定代名詞"another, 〜thing"
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いついかなる時も単数扱いの不定代名詞

主語になれば動詞は必ず単数形、人称代名詞で受けるときは必ず"he, his, him, she, her, it"などの単数形を使います。

必ず単数扱いの不定代名詞

another(もう一人、もう一つ)
必ず単数扱いの不定代名詞(1) この項目の先頭へ↑

不定代名詞の"another"は必ず単数扱いです。

【例文】:If you now buy this magnetic necklace, you get another. Of course, it is free.
【和訳】:今この磁気ネックレスを買えば、もう一つ付いてきます。もちろん、無料です。
→"another"は必ず単数扱いなので動詞は単数の"is"、代名詞は"it"を使う

something(何か)
必ず単数扱いの不定代名詞(2) この項目の先頭へ↑

不定代名詞の"something"は必ず単数扱いです。

【例文】:There is something wrong with this television.
【和訳】:このテレビはどっか壊れている。
→"something"は必ず単数扱いなので、動詞は単数の"is"を使う

【例文】:I saw something black run away. Probably it was a cat.
【和訳】:何か黒いものが走って逃げるのが見えた。たぶん猫だ。
→"something"は必ず単数扱いなので、動詞は単数の"was"、代名詞は"it"を使う

anything(何か、どれでも)
必ず単数扱いの不定代名詞(3) この項目の先頭へ↑

不定代名詞の"anything"は必ず単数扱いです。

【例文】:Please call me if anything happens.
【和訳】:何かあったら、私に電話して下さい。
→"anything"は必ず単数扱いなので、動詞は単数の"happens"を使う

【例文】:Take anything you want. I'll give it to you.
【和訳】:好きなのを持って行って下さい。差し上げますよ。
→"anything"は必ず単数扱いなので、代名詞は単数の"it"を使う

everything(何もかも)
必ず単数扱いの不定代名詞(4) この項目の先頭へ↑

不定代名詞の"everything"は必ず単数扱いです。

【例文】:Everything is OK. We captured all invaders.
【和訳】:万事問題ない。侵入者は全員引っ捕らえた。
→"everything"は必ず単数扱いなので、動詞は単数の"is"を使う

【例文】:I'll buy everything you want. No matter how expensive it is.
【和訳】:欲しいものは何でも買ってあげる。どんなに高価でもかまわない。
→"everything"は必ず単数扱いなので、代名詞は単数の"it"を使う

nothing(何も〜ない)
必ず単数扱いの不定代名詞(5) この項目の先頭へ↑

不定代名詞の"nothing"は必ず単数扱いです。

【例文】:Nothing is more important than our own life.
【和訳】:自分自身の命よりも大切なものはない。
→"nothing"は必ず単数扱いなので、動詞は単数の"is"を使う

【例文】:We have nothing to eat. It was stolen by pirates.
【和訳】:食べ物は何もない。海賊たちに奪われてしまった。
→"nothing"は必ず単数扱いなので、代名詞は単数の"it"を使う

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ゼロから始める代名詞(51)
不定代名詞に「数」はあるの?(2)
原則として単数扱いの不定代名詞(1)"either, neither"
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動詞も受ける代名詞もときどき複数形になる不定代名詞

原則として単数扱いだけど、くだけた文章や会話では複数形の動詞を使い、複数形の人称代名詞で受けます。

原則として単数扱いの不定代名詞(1)

either(二つのうちのいずれか一つ、両方とも)
原則として単数扱いの不定代名詞(1)[1] この項目の先頭へ↑

【例文】:このチーズーバーガーはどちらかが食品サンプルです。ロウでできています。
【 ○ 】:Either of these cheese burgers is fake. It is made from wax.
【 △ 】:Either of these cheese burgers are fake. They are made from wax.[※くだけた言い方]

"either"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"is"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"it"を使います。

複数形の動詞"are"や複数形の人称代名詞"they"を使うのはくだけた言い方です。

neither(二つあるうちどちらも〜ない、どちらも〜ない)
原則として単数扱いの不定代名詞(1)[2] この項目の先頭へ↑

【例文】:兄は二人とも今は恋人がいない。
【 ○ 】:Neither of my brothers has his girlfriend.
【 △ 】:Neither of my brothers have their girlfriends.[※くだけた言い方]

"neither"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"has"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"his"を使います。

複数形の動詞"have"や複数形の人称代名詞"their"を使うのはくだけた言い方です。

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ゼロから始める代名詞(52)
不定代名詞に「数」はあるの?(3)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)"each, every, 〜body, 〜one"
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受ける代名詞のみときどき複数形になる不定代名詞

原則として単数扱いだけど、人称代名詞で受けるときのみときどき"they, their, them"などの複数形を使います。動詞は必ず単数形を使います。

特に、くだけた文章や会話では複数形の人称代名詞で受けます。

原則として単数扱いの不定代名詞(2)

ただし、付加疑問文では、"anybody, anyone, somebody, someone, everybody, everyone, nobody, no one"は複数扱いになります→【参照】: 『間違えやすい付加疑問文: "Somebody is 〜"の付加疑問は" 〜, aren't they?"

【例文】:みんな帰っちゃったかな。
【 × 】:Everybody has gone home, hasn't he?
【 ○ 】:Everybody has gone home, haven't they?
→付加疑問文では"everybody"は複数扱い

each(全部、それぞれ)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)[1] この項目の先頭へ↑

【例文】:私の友達はみんな自分の携帯電話を持っていない。
【 ○ 】:Each of my friends doesn't have his cell phone.
【 ○ 】:Each of my friends doesn't have his or her cell phone.
【 △ 】:Each of my friends doesn't have their cell phone.[※くだけた言い方]

"each"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"does"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"his"や"his or her"を使います。

複数形の"their"を使うのはくだけた言い方です。

「every + 名詞」(全部、あらゆる)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)[2] この項目の先頭へ↑

"every"は形容詞ですが、「every + 名詞」で"each"と似たような意味を持つので「every + 名詞」の形をここで扱います。

【例文】:児童はみんなそれぞれ自分の箸を持っている。
【 ○ 】:Every pupil has his own chopsticks.
【 ○ 】:Every pupil has his or her own chopsticks.
【 △ 】:Every pupil has their own chopsticks.[※くだけた言い方]

「every + 名詞」は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"has"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"his"や"his or her"を使います。

複数形の"their"を使うのはくだけた言い方です。

somebody, someone(誰か、どなたか)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)[3] この項目の先頭へ↑

【例文】:何者かが基地内に侵入した。発見し、引っ捕らえよ。
【 ○ 】:Somebody has sneaked into the base. Find and capture him.
【 ○ 】:Somebody has sneaked into the base. Find and capture him or her.
【 △ 】:Somebody has sneaked into the base. Find and capture them.[※くだけた言い方]

"somebody"と"someone"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"has"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"him"や"him or her"を使います。

複数形の"them"を使うのはくだけた言い方です。

anybody, anyone(誰か、誰でも)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)[4] この項目の先頭へ↑

【例文】:この温泉は誰でも利用できます。料金を請求されることもありません。
【 ○ 】:Anybody is allowed to use this hot spring. He is never charged.
【 ○ 】:Anybody is allowed to use this hot spring. He or she is never charged.
【 △ 】:Anybody is allowed to use this hot spring. They are never charged.[※くだけた言い方]

"anybody"と"anyone"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"is"を使い、人称代名詞で受ける場合は、単数形の"he"や"he or she"を使います。

複数形の"they"を使うのはくだけた言い方です。

everybody, everyone(誰でも、全員、みんな)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)(4) この項目の先頭へ↑

【例文】:この温泉は誰でも利用できます。料金を請求されることもありません。
【 ○ 】:Everybody is allowed to use this hot spring. He is never charged.
【 ○ 】:Everybody is allowed to use this hot spring. He or she is never charged.
【 △ 】:Everybody is allowed to use this hot spring. They are never charged.[※くだけた言い方]

"everybody"と"everone"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"is"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"he"や"he or she"を使います。

複数形の"they"を使うのはくだけた言い方です。

nobody, no one(誰も〜ない)
原則として単数扱いの不定代名詞(2)(5) この項目の先頭へ↑

【例文】:一人で生きてきた人なんていない。見知らぬ誰かにきっと助けられているはずだ。
【 ○ 】:Nobody has lived alone. He is sure to be helped by someone unknown.
【 ○ 】:Nobody has lived alone. He or she is sure to be helped by someone unknown.
【 △ 】:Nobody has lived alone. They are sure to be helped by someone unknown.[※くだけた言い方]

"nobody"と"no one"は単数扱いなので、正式な言い方では動詞は単数形の"has"を使い、人称代名詞で受ける場合は単数形の"he"や"he or she"を使います。

複数形の"they"を使うのはくだけた言い方です。

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ゼロから始める代名詞(53)
不定代名詞に「数」はあるの?(4)
必ず複数扱いの不定代名詞"both"
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いついかなる時も複数扱いの不定代名詞

必ず複数扱いの不定代名詞

"both"は語尾に複数を表わす"s"は付きませんが、必ず複数扱いです。

both(二人いるうちのどちらとも、二つあるうちのどちらとも)
必ず複数扱いの不定代名詞(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:Both of my eyes are itchy due to hay fever. Eyewash can't cure them.
【和訳】:花粉症のせいで両目がかゆい。目薬も効かない。

"both"は必ず複数扱いなので、動詞は複数形の"are"を使い、人称代名詞は"them"で受けます。

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ゼロから始める代名詞(54)
不定代名詞に「数」はあるの?(5)
原則として複数扱いの不定代名詞"none"
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原則として複数、正式には単数扱いの不定代名詞

原則として複数扱いの不定代名詞

"none"は原則として複数扱いです。主語になれば動詞は複数形、人称代名詞で受けるときは"they, their, them"などの複数形を使います。

ただし、かしこまった書き言葉では動詞に単数形を使い、人称代名詞も単数形を使うことがあります。

none(誰一人〜ない、何一つ〜ない)
原則として複数扱いの不定代名詞(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:私の絵は一枚も売れなかったで、燃やしてしまった。
【 ○ 】:None of my paintings has sold, so I burnt it.[※かしこまった表現]
【 ○ 】:None of my paintings have sold, so I burnt them.[※無難な表現]

"none"は原則として複数扱いなので、動詞は複数形の"have"、人称代名詞も複数形の"them"が普通です。

単数形の"has"や"it"を使うのはかしこまった表現です。

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ゼロから始める代名詞(55)
不定代名詞に「数」はあるの?(6)
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞: "some, any, other, all, one"
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意味の変化に応じて単数、複数の両方が可能な不定代名詞

一部の不定代名詞は前後の文脈に応じて意味が変化するので、単数と複数のどちらもありえます。よく見かける構文について、いくつか例を挙げます。

文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞
  • some……「some of + 名詞」のとき、「数」は名詞に合わせる
  • any……「any of + 複数名詞」のとき、単数と複数いずれも可
  • other……複数のときは語尾に必ずsが付く
  • all(1)……「all of + 名詞」のとき、「数」は名詞に合わせる
  • all(2)……「all + 主語 + 動詞」で文全体の主語になるときは通例、単数扱い
  • one(1)……「one of + 複数名詞」のとき、「数」はoneに合わせて単数
  • one(2)……単独で使うときは、何を指しているかによってoneとonesを使い分ける

some
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(1) この項目の先頭へ↑

「some of + 名詞」を主語に置くとき、「数」は名詞に合わせます。なので、単数と複数の両方がありえます。

【例文】:同級生の中には食中毒で倒れた人もいた
【 × 】:Some of my classmates has come down with food poisoning.
【 ○ 】:Some of my classmates have come down with food poisoning.
→動詞の「数」は"classmates"に合わせて「複数」

【例文】:集められたお金の一部はユネスコに寄付された。
【 × 】:Some of the money collected were donated to UNESCO.
【 ○ 】:Some of the money collected was donated to UNESCO.
→動詞の「数」は"money"に合わせて「単数」、"money"は「数えられない名詞」

any
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(2) この項目の先頭へ↑

「any of + 複数名詞」を主語に置くとき、単数と複数いずれも可能です。

【例文】:ここにある絵はどれも偽物だ。
【 ○ 】:Any of these paintings are fake.
【 ○ 】:Any of these paintings is fake.
→正式な表現では「単数」をよく使う

other
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(3) この項目の先頭へ↑

"other"は、他の不定代名詞とは異なり、複数形では語尾に"s"を付けます。

【例文】:一人が牛丼を食べて、他のみんなはカレーライスを食べている。
【 × 】:One is eating beef bowl, and the other is eating curry and rice.
【 ○ 】:One is eating beef bowl, and the others are eating curry and rice.
→"others"は「二人以上の複数の人間」を表わすので「複数」扱い

【例文】:一人が牛丼を食べて、もう一人がカレーライスを食べている。
【 × 】:One is eating beef bowl, and the others are eating curry and rice.
【 ○ 】:One is eating beef bowl, and the other is eating curry and rice.
→"other"は「もう一人の人間」を表わすので「単数」扱い

all(1)
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(5) この項目の先頭へ↑

「all of + 名詞」を主語に置くとき、「数」は名詞に合わせます。なので、単数と複数の両方がありえます。

【例文】:日本人ならみんながみんな寿司を好きというわけではない。
【 × 】:All of the Japanese people doesn't like sushi.
【 ○ 】:All of the Japanese people don't like sushi.
→"people"に合わせて「数」は複数

【例文】:町全体に雪が降り積もった。
【 × 】:All of the town were covered with snow.
【 ○ 】:All of the town was covered with snow.
→"town"に合わせて「数」は単数

all(2)
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(4) この項目の先頭へ↑

「all + 主語 + 動詞」で文全体の主語になるときは通例、単数扱いです。この場合の"all"の意味は「最も望まれること、一番大切なこと、これだけは譲れないこと」です。「〜の全員、〜の全部」ではありません。

【例文】:私が本当に必要な物は自分のパソコンだ。
【 × 】:All I need are my own PC.
【 ○ 】:All I need is my own PC.
→"all I need"は「単数」扱い

【関連トピック】
不定代名詞all(全部、すべて)

one(1)
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(6) この項目の先頭へ↑

「one + of + 複数名詞」の意味は「〜の中の一人、〜の中の一つ」です。"one + of"の次には必ず複数形の名詞を使います。ただし、動詞の「数」は"one"のほうに合わせて単数形を使います。

【例文】:これらのダイヤの指輪のうち一つは偽物だ。
【 × 】:One of these diamond rings are fake.
【 ○ 】:One of these diamond rings is fake.
→"one"に合わせて「数」は単数

one(2)
文脈に応じて単数、複数両方ありの不定代名詞(7) この項目の先頭へ↑

不定代名詞の"one"を単独で使うときは、何を指しているかによって"one"と"ones"を使い分けます。"one"の意味は「一、一つ」なのに複数形の"ones"が存在するのは奇妙にも思えますが、英語ではごく普通に"ones"を不定代名詞として使います。

【例文】:父さんは自分のバイクを持っているが、オレは持っていない。
【 ○ 】:My father has his motorcycle, but I don't have one.
→"motorcycle"「単数」なので、単数形の"one"で受ける
【例文】:父さんは数枚のクレジットカードを持っているが、私は一枚も持っていない。
【 ○ 】:My father has several credit cards, but I don't have ones.
→"credit cards"「複数」なので、複数形の"ones"で受ける

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再帰代名詞

ゼロから始める代名詞(56)
再帰代名詞(myself, ourselves, etc)
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自分自身を表わす再帰代名詞

たまに見かける再帰代名詞、意味は「〜自身」です。

【例文】:I taught myself to play guitar.
【和訳】:私は独学でギターを学んだ。

再帰代名詞は人称と数が変わると形が変化します。

【再帰代名詞】

一人称二人称三人称
単数myselfyourselfhimself, herself, itself
複数ourselvesyourselvesthemselves

現代の英語で使うのは上記の八つのみ。"Iself"や"meself", "heself", "hisself"などの再帰代名詞は存在しません。「私自身が〜」と主語になるときでも"Iself"とはせずに、ちょっとヘンですが「所有格 + self」の"myself"を使います。

複数形は存在するので、"ourself"ではなく"ourselves"と語尾を複数形にします。

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ゼロから始める代名詞(57)
再帰代名詞の強調用法
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名詞や代名詞を強調する再帰代名詞

再帰代名詞はときどき、主語や目的語などの名詞人称代名詞の意味を強調します。和訳は「〜自身、〜そのもの、〜自体、他ならぬ〜」です。

【例文】:The pizza itself was delicious but it was too big in size.
【和訳】:ピザ自体はうまかったけれど、サイズがデカ過ぎた。
→"itself"は"the pizza"を強調する

再帰代名詞が強調する名詞人称代名詞から位置的に離れることもあります。

【例文】:The stationmaster was selling some box lunch himself.
【和訳】:駅長自らが駅弁を売っていました。
→"himself"は主語の"the stationmaster"を強調する

日本語の「自分で」は、たいてい「他人ではなく自分で」の意味なので、再帰代名詞の強調用法を使います。

【例文】:宿題は自分でやりなさい。
【和訳】:Do your homework yourself.
→「自分で」は「他人任せにしないで自分で」の意味

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ゼロから始める代名詞(58)
再帰代名詞を使う主なイディオム
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"for yourself"や"by myself"など

再帰代名詞が作るイディオムの中で、よく見かけるものをまとめます。

再帰代名詞を使う主なイディオム
  1. for oneself(自分自身のために)
  2. by oneself(自分だけで、自力で、他人を排除して)
  3. to oneself(自分専用の、自分が自由に使える)
  4. be oneself(正気である、いつもの自分である、平静だ)

for oneself(自分自身のために)
再帰代名詞を使う主なイディオム(1) この項目の先頭へ↑

"for oneself"のニュアンスは、「自分の利益のために、自分が何かをするために」です。

【例文】:I grow vegetables for myself and not for selling them.
【和訳】:自分のために野菜を育てているのであって、売るためではありません。

「(他人の力を借りずに)自分一人で」は、前置詞を"by"に変えて、"by oneself"で表わします。

【例文】:このテレビは私一人で動かすには重過ぎます。
【 × 】:This television is too heavy for me to move for myself.
【 ○ 】:This television is too heavy for me to move by myself.
→"for myself"の意味は「私自身の利益のために」

by oneself(自分だけで、自力で、他人を排除して)
再帰代名詞を使う主なイディオム(2) この項目の先頭へ↑

"by oneself"のニュアンスは、「他人の力を借りずに自分だけで、他人を意図的に排除して自分だけで」です。特に、自分から好んで一人になるときは、"alone"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:My son is training to ride a bicycle by himself.
【和訳】:息子は一人で自転車に乗れるよう練習中です。
→"by himself"の意味は「他人の力を借りずに一人で」

【例文】:I like traveling by myself.
(= I like traveling alone.)
【和訳】:一人で旅をするのが好きです。
→"by myself"の意味は「自分から好んで一人で」

to oneself(自分専用の、自分が自由に使える)
再帰代名詞を使う主なイディオム(3) この項目の先頭へ↑

"to oneself"のニュアンスは、「自分のみが自由に使用できる」です。よく、「A(名詞) + to 〜self」の形で使い、意味は「〜専用のA(名詞)」です。名詞の意味を補足説明します。

【例文】:I want to have my computer to myself.
【和訳】:自分専用のコンピューターが欲しい。
→"my computer to myself"の意味は「私のみが自由に使えるコンピューター」

be oneself(正気である、いつもの自分である、平静だ)
再帰代名詞を使う主なイディオム(4) この項目の先頭へ↑

"be oneslef"のニュアンスは、「平常時の自分である」です。日本語でも「自分を取りもどす」という表現は、「落ち着く、平静になる」の意味で使います。

【例文】:The more we try to be ourselves, the more nervous we get.
【和訳】:落ち着こうとすればするほど、あがってしまうものだ。

【例文】:It's quite difficult to be ourselves when we have an interview.
【和訳】:面接を受けるときに落ち着くのはなかなか難しいことだ。

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指示代名詞

ゼロから始める代名詞(59)
指示代名詞(this, these, that, those)
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特定の人や物を指し示す指示代名詞

【目次】: 指示代名詞

よく見かける指示代名詞。"this, these, that, those"の四つです。

# 【指示代名詞】:this, these, that, those

和訳は特に難しいことはありません。しかし、単数なのか複数なのかの「数」は意外にミスりがちです。

these……複数扱い
指示代名詞(this, these, that, those)(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:これらの書類は警察が探していたものだ。
【 × 】:These is the papers the police have been looking for.
【 ○ 】:These are the papers the police have been looking for.

"these"は"this"の複数形なのでもちろん複数扱いです。なので、"these is"ではなく"these are"です。

those……複数扱い
指示代名詞(this, these, that, those)(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:冬に薄着の人はめったに風邪をひかないという話だ。
【 × 】:It is said that those who wears light clothing in winter rarely catch a cold.
【 ○ 】:It is said that those who wear light clothing in winter rarely catch a cold.

"those who"で"people who"の意味を表わすことがあります。"those"は"that"の複数形なのでもちろん複数扱いです。なので、"wears"ではなく"wear"です。三・単・現(三人称・単数・現在)の"s"は不要。

形容詞的用法(指示形容詞)
指示代名詞(this, these, that, those)(3) この項目の先頭へ↑

"this, these, that, those"は四語とも名詞の前に置いて形容詞として機能することがあります。やはり「数」をミスりがちです。

【例文】:この子たちは和太鼓のちっちゃな達人です。
【 × 】:This kids are little experts at Japanese drums.
【 ○ 】:These kids are little experts at Japanese drums.
→"this, these"は名詞(kids)の意味を補足する指示形容詞

【例文】を英訳する場合、「この子たち」の英語は"these kids"です。"kids"が複数なので"this"も合わせて複数形の"these"を使います。日本語の「この」の直訳の"this"は不可。

【例文】:そのヘッドフォンはまったく音漏れしない。
【 × 】:That headphones don't leak sound at all.
【 ○ 】:Those headphones don't leak sound at all.
→"that, those"は名詞(headphones)の意味を補足する指示形容詞

【例文】を英訳する場合、「そのヘッドフォン」の英語は"those headphones"です。"headphones"が複数なので"that"も合わせて複数形の"those"を使います。日本語の「その」の直訳の"that"は不可。

【関連トピック】
"those who 〜"の構文
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関係代名詞

ゼロから始める代名詞(60)
関係代名詞(who, what, that, etc)
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語句の補足説明を行う関係代名詞

関係代名詞名詞の代わりをするので《代名詞》の一種です。

【例文】:I've never seen a picture which was painted by an elephant.
【和訳】:象が描いた絵なんて初めて見ました。

【例文】を元の二つのセンテンスに分解すると、

【元文1】:I've never seen a picture.
【元文2】:The picture was painted by an elephant.

となります。

【例文】の関係代名詞"which"は、名詞"the picture"の言い換えです。なお、関係代名詞については、別コーナーの『ゼロから始める関係代名詞』でくわしく解説しています。

【関連トピック】
ゼロから始める関係代名詞
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疑問代名詞

ゼロから始める代名詞(61)
疑問代名詞(who, whom, what, which)
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わからないことを尋ねる疑問代名詞

わりとよく見かける疑問代名詞。"who, whom, what, which"の四つのことです。

# 【疑問代名詞】:who, whom, what, which

疑問を表わすときに使うので、そのまま疑問代名詞と言います。解釈は特にむつかしいところはありませんが、英作文のとき、語順のミスをよく見かけます。

「疑問代名詞」のありがちな語順ミス

疑問代名詞を平叙文で使う場合
疑問代名詞(who, whom, what, which)(1) この項目の先頭へ↑

疑問代名詞は、疑問文ではない、平叙文でも使います。

この時、疑問代名詞以下の語順はすべて平叙文と同じになります。「助動詞 + 主語 + 動詞」ではなく、「主語 + 動詞」です→【参照】: 『ゼロから始める会話の表現: 疑問文の作り方

who……誰が[主語]
疑問代名詞の語順: 平叙文の場合(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:誰が花瓶を壊したのか私は知らない。
【 × 】:I don't know who did break the vase.
【 ○ 】:I don't know who broke the vase.
→"did"は不要、動詞は過去形にする

who, whom……誰を[目的語]
疑問代名詞の語順: 平叙文の場合(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:あなたが誰を殴ったのか私は知らない。
【 × 】:I don't know who did you punch.
【 ○ 】:I don't know whom you punched.[※"whom"は堅苦しい表現]
【 ○ 】:I don't know who you punched.
→"did"は不要、動詞は過去形にする

what……何が[主語]
疑問代名詞の語順: 平叙文の場合(3) この項目の先頭へ↑

【例文】:何が起こったのか私は知らない。
【 × 】:I don't know what did happen.
【 ○ 】:I don't know what happened.
→"did"は不要、動詞は過去形にする

what……何を[目的語]
疑問代名詞の語順: 平叙文の場合(4) この項目の先頭へ↑

【例文】:あなたが何を食べたのか私は知らない。
【 × 】:I don't know what did you eat.
【 ○ 】:I don't know what you ate.
→"did"は不要、動詞は過去形にする

which……どっちが[主語]
疑問代名詞の語順: 平叙文の場合(5) この項目の先頭へ↑

【例文】:どっちが壊れたのか私は知らない。
【 × 】:I don't know which did break.
【 ○ 】:I don't know which broke.
→"did"は不要、動詞は過去形にする

which……どっちを[目的語]
疑問代名詞の語順: 平叙文の場合(6) この項目の先頭へ↑

【例文】:君がどっちを食べたのか私は知らない。
【 × 】:I don't know which did you eat.
【 ○ 】:I don't know which you ate.
→"did"は不要、動詞は過去形にする

疑問代名詞を疑問文で使う場合
疑問代名詞(who, whom, what, which)(2) この項目の先頭へ↑

疑問代名詞を疑問文で使うとき、疑問代名詞が「誰が、何が、どれが」のように「主語」を表わすときは、疑問代名詞の直後に動詞を置きます。通常の疑問文に入れる助動詞の"does"や"did"は不要です。

# 疑問代名詞(主語「〜が、〜は) + 動詞+ 〜 ?

一方、疑問代名詞が「誰を、何を、どれを」のように「目的語」を表わすときは、通常の疑問文と同じく、疑問代名詞の直後に助動詞の"does"や"did"が必要です。

# 疑問代名詞(目的語「〜を、〜に」) + 助動詞 + 動詞 + 〜 ?

who……誰が[主語]
疑問代名詞の語順: 疑問文の場合(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:誰が花瓶を壊したんだ。
【 × 】:Who did break the vase?
【 ○ 】:Who broke the vase?
→"who"の意味は「誰が」なので主語、"did"は不要

who, whom……誰を[目的語]
疑問代名詞の語順: 疑問文の場合(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:お前は誰を殴ったんだ。
【 × 】:Who you punched?
【 ○ 】:Who did you punch?
【 ○ 】:Whom did you punch?(※"whom"は堅苦しい表現)
→"who"の意味は「誰を」なので目的語、"did"が必要

what……何が[主語]
疑問代名詞の語順: 疑問文の場合(3) この項目の先頭へ↑

【例文】:何が起こったのだ。
【 × 】:What did happen?
【 ○ 】:What happened?
→"what"の意味は「何が」なので主語、"did"は不要

what……何を[目的語]
疑問代名詞の語順: 疑問文の場合(4) この項目の先頭へ↑

【例文】:君は何を食べたんだ。
【 × 】:What you ate?
【 ○ 】:What did you eat?
→"what"の意味は「何を」なので目的語、"did"が必要

which……どっちが[主語]
疑問代名詞の語順: 疑問文の場合(5) この項目の先頭へ↑

【例文】:どっちが壊れたんだ。
【 × 】:Which did break?
【 ○ 】:Which broke?
→"which"の意味は「どっちが」なので主語、"did"は不要

which……どっちを[目的語]
疑問代名詞の語順: 疑問文の場合(6) この項目の先頭へ↑

【例文】:君はどっちを食べたんだ。
【 × 】:Which you ate?
【 ○ 】:Which did you eat?
→"which"の意味は「何を」なので目的語、"did"が必要

"who, which, what"が主語のとき、"does"や"did"を使わない理由

英語の場合、原則として「主語 + 動詞」語順をなるべく保とうとする傾向があります。

"who, which, what"を文頭に置いて疑問文を作ると、「主語 + 動詞」語順がそのままキープできます。【例】:Who stole my indoor shoes?(オレの上履きを盗ったのは誰だ)。わざわざ"does, did"を入れなくても、"who, which, what"が文頭にあるので疑問文であることは明白です。

なので、「主語 + 動詞」語順を崩さない原則に従って、"Who did steal...?"(主語 + 助動詞 + 動詞)ではなく、"Who stole...?"(主語 + 動詞)に落ち着くのではないか思われます→【参照】: 『英語の“クセ”: 英語は、「主語」+「動詞」の順番をなるべく保つ