【ゼロから始める英文法】
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
挿入句 語順 倒置
このコーナーについて
簡易文法用語集
【ゼロから始める能動態と受動態】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める能動態と受動態

語句編
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
構文編
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
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ゼロから始める能動態と受動態(1)
「能動態」と「受動態」って何だっけ? 先頭へ

「態」とは?

「態」とは、文の主語が動詞に対してどういう関係にあるかを表わします。

文の主語が「動作主」の場合、その文は《能動態》と呼びます。「のうどうたい」と読みます。 一方、文の主語が「動作の影響を受けるもの」の場合、その文は《受動態》と呼びます。こちらは「じゅどうたい」と読みます。

要するに、「やる側」が主語は→《能動態》、「やられる側」が主語は→《受動態》です。

能動態
「能動態」と「受動態」って何だっけ?(1) この項目の先頭へ↑

《能動態》の主語は「動作主」つまり「動作を行うもの」です。

【例文】:I drink three cups of coffee at breakfast every morning.
【和訳】:私は毎朝、朝食でコーヒーを三杯飲む。

【例文】(能動態)の構造
  • 「やる側」……"I"(私が)
  • 「動 作」……"drink 〜"(〜を飲む)
  • 「やられる側」……"three cups of coffee"(三杯のコーヒーを)

受動態
「能動態」と「受動態」って何だっけ?(2) この項目の先頭へ↑

《受動態》の主語は「動作の影響を受けるもの」です。

【例文】:Three cups of coffee are drunk by me at breakfast every morning.
【和訳】:三杯のコーヒーは毎朝、朝食で私に飲まれる。

【例文】(受動態)の構造
  • 「やる側」……"me"(私に)
  • 「動 作」……"are drunk by 〜"(〜に飲まれる)
  • 「やられる側」……"three cups of coffee"(三杯のコーヒーが)

同じ物事について表現する場合、文の内容は《能動態》でも《受動態》でも一切変化しません。《能動態》《受動態》の違いは“何が主語に来るか”です。

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ゼロから始める能動態と受動態(2)
なぜ受動態を使うの? 先頭へ

受動態をよく使う状況や場面

日本語でも、「〜される、〜という影響を受ける、〜な被害を受ける」は、《受動態》の一種です。英語でも同じく、「やったのは誰か」より、「誰が何をされたのか」を強調するときに《受動態》をよく使います。

好んで受動態を使う時
  1. 何をしたかは明確だが、誰がしたのかわからない時
    【例文】:モナリザの絵がルーブル美術館から盗まれた。
    【英訳】:The Mona Lisa was stolen from the Louvre.
    →誰が盗んだかは不明の事件

    盗んだ犯人が誰かわからない、つまり「盗んだ」の主語が不明なので、「盗まれたもの」(= モナリザの絵)を主語にして《受動態》を使います。

  2. 誰がしたかは明確だが、話の重点が何に対して何をされたかの時
    【例文】:飼い猫に顔を引っかかれた。
    【英訳】:My face was scratched by my cat.
    →強調したいことは「顔を引っかかれたこと」

    引っ掻いた犯人が誰かはわかっているが、「顔を引っ掻かれたこと」を強調するとき、「引っ掻かれたもの」(= 私の顔)を主語にして《受動態》を使います。

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ゼロから始める能動態と受動態(3)
受動態が不可の場合 先頭へ

受動態を作る大前提

《受動態》は「誰が何をされたか」を表現します。「やったのは誰か」は不明のままでも構いません。しかし、「やられた人や物」まで不明だと動詞のみの表現となり、文として意味不明になります。

つまり、《受動態》で表現するなら「やる側」は不要ですが、「やられる側」は必ず必要です。

# 受動態の必須条件……「やられる側」 = 「目的語」(〜に、〜を)

文法的に見ると、「やる側」は主語(〜は、〜が)で表現し、「やられる側」は目的語(〜に、〜を)で表現します。なので、《能動態》に目的語(〜に、〜を)がない場合、その文を《受動態》にすることはできません。

【例文】:夕飯にエビフライを食べた。
【 ○ 】:We ate fried shrimp for dinner.[※能動態]
【 ○ 】:Fired shrimp was eaten by us for dinner.[※受動態]
→「やられる側」 = 「目的語」は「エビフライ」なので受動態が可能

【例文】:エビフライはうまい。
【 ○ 】:Fried shrimp is delicious.[※能動態]
【 × 】:Delicious is been by fried shrimp.[※受動態(?)]
→「やられる側」 = 「目的語」を表現していないので受動態は不可

可能か不可能かの判断

実際問題として、日本語で考えてみても、《能動態》《受動態》に変えてみて意味が通らないことはよくあります。《受動態》に変更できない文もたくさんあります。

【例文】:I went to the convenience store.
【例文】:私はコンビニに行って来た。
【 × 】:The convenience store was gone to by me.
【 × 】:コンビニは私に行かれた。

【例文】の場合、「やる側」は"I"(私は)です。では、「やられる側」は何か。特に見当たりません。

強いて言えば"the convenience store"(コンビニ)ですが、"the convenience store"(コンビニ)を主語にしても、文は成立しません。日本語としてもヘンです。なので、"I went to 〜"(私は〜へ行って来た)を《受動態》にすることは不可です。

【例文】:大規模な地滑りが発生した。
【例文】:A massive landslide happened.
【 × 】:大規模な地滑りを発生させられた。
【 × 】:They were happened by a massive landslide.

"happen"の意味は「〜が発生する」です。「やる側」を主語に置きます。しかし、「やられる側」は特に表現しません。なので、《受動態》は不可。「地滑りを発生させられた」という日本語も不自然です。

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ゼロから始める能動態と受動態(4)
能動態と受動態の構文 先頭へ

受動態 = be動詞 + 動詞の過去分詞

《受動態》の「〜された」は通例、「be動詞 + 動詞の過去分詞」で表現します。文全体の時制は主語の右隣にあるbe動詞、あるいは助動詞を変化させて表わします。

# 【能動態】:主語 + 動詞 + 〜を
# 【受動態】:〜を + be動詞の変化形 + 動詞の過去分詞 + by + 主語

《受動態》の主語は「やられる側」なので、「やる側」は"by 〜"で表わします。しかし、《受動態》は「誰が何をやられたか」を強調するので、よく「やる側」の"by 〜"を省略します。

「やる側」を「竜巻」、「やられる側」を「島」とすると、以下のようになります。

【能動態と受動態の構文(基本時制)】

能動態受動態
現在 【例文】:竜巻が島を襲う。
【英訳】:A tornado hits the island.
【例文】:島は竜巻に襲われる。
【英訳】:The island is hit by a tornado.
過去 【例文】:竜巻が島を襲った。
【英訳】:A tornado hit the island.
【例文】:島は竜巻に襲われた。
【英訳】:The island was hit by a tornado.
未来 【例文】:竜巻が島を襲うだろう。
【英訳】:A tornado will hit the island.
【例文】:島は竜巻に襲われるだろう。
【英訳】:The island will be hit by a tornado.

《受動態》の場合、「襲う」の"hit"はいかなる時制でも必ず“過去分詞形”になります。時制は、主語の右隣にあるbe動詞助動詞を変化させて表わします。

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ゼロから始める能動態と受動態(5)
「やる側」を表わす"by 〜"の省略 先頭へ

"by 〜"は付けないことが多い

《受動態》「やられる側」を主語に置いて、「やる側」は"by 〜"で表わします。しかし、《受動態》は「誰が何をやられたか」を話題にするので、「やる側」の"by 〜"をよく省略します→【参照】: 『能動態と受動態の構文

「やる側」の"by 〜"を付けない例をまとめます。

"by 〜"を省略する場合

誰がやったのかわからないとき
「やる側」を表わす"by 〜"の省略(1) この項目の先頭へ↑

「やる側」が誰なのかわからない場合は、たいてい"by 〜"を表現しません。

能動態
【例文】:Somebody stole my bike. I'll report it to the police.
【英訳】:誰かが私の自転車を盗んだ。警察に届け出るつもりだ。
受動態
【例文】:My bike was stolen (by somebody). I'll report it to the police.
【英訳】:自転車が盗まれた。警察に届け出るつもりだ。
→"by somebody"は付けないのが普通

誰がやったのかを意図的に伏せるとき
「やる側」を表わす"by 〜"の省略(1) この項目の先頭へ↑

何らかの事情で「やる側」を隠しておくときには、"by 〜"を表現しません。

能動態
【例文】:ある企業が政府高官に賄賂を贈った。
【英訳】:A certain company gave bribe to the official.
受動態
【例文】:政府高官に賄賂が贈られた。
【英訳】:The bribe was given to the official (by a certain company).
→"by a certain compay"は伏せておきたい情報なので表現しない

誰がやったのかわざわざ言わなくてもはっきりしているとき
「やる側」を表わす"by 〜"の省略(1) この項目の先頭へ↑

「やる側」を明示するとクドくなる場合、"by 〜"は表現しません。

能動態
【例文】:警察は容疑者の居場所を突き止めた。警察はその家を捜索した。
【英訳】:The police knew the whereabouts of the suspect. They searched the house.
受動態
【例文】:警察は容疑者の居場所を突き止めた。その家が捜索された。
【英訳】:The police knew the whereabouts of the suspect. The house was searched (by the polcie).
→捜索するのは"the police"(警察)だと直前の文からわかるので"by 〜"はあえて表現しない

やったのが不特定多数の人々のとき
「やる側」を表わす"by 〜"の省略(1) この項目の先頭へ↑

「やる側」を特に誰とは限定せず誰でもという場合、たいてい"by 〜"は表現しません。不特定多数の人々は"people, we, you, they, one"などで表わします。《能動態》でこれらの人称代名詞名詞が主語の場合、《受動態》では"by 〜"を表現しないのが普通です。

能動態
【例文】:大統領は頼りにならないと人々は言う。
【英訳】:People say that the president is unreliable.
受動態
【例文】:大統領は頼りにならないと言われている。
【英訳】:It is said (by people) that the president is unreliable.
→"people"は不特定多数の人を表わすので"by 〜"は表現しないのが普通

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受動態の作り方

ゼロから始める能動態と受動態(6)
受動態の作り方 先頭へ

原形不定詞や"get"を使う例など

《受動態》の作り方と構文をまとめます。

受動態の作り方
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ゼロから始める能動態と受動態(7)
受動態の作り方(1)
助動詞がない場合 先頭へ

be動詞 + 動詞の過去分詞形を使う

《受動態》を作る場合、文中に助動詞がないときは、「主語 + be動詞 + 動詞の過去分詞」とします。主語の次にbe動詞を置きます。時制be動詞を変化させて表わします。

《能動態》の主語は《受動態》では"by 〜"で表わします。

# 受動態の基本型……主語 + be動詞 + 動詞の過去分詞形 + by 〜

能動態
【例文】:森林火災はたくさんの野生動物を犠牲にする。
【英訳】:Forest fires kill lots of wild animals.
受動態
【例文】:森林火災によってたくさんの野生動物が犠牲になる。
【英訳】:Lots of wild animals are killed by forest fires.

否定文は、be動詞の次に"not"を置きます。

【例文】:森林火災によってたくさんの野生動物が犠牲になることはない。
【 × 】:Lots of wild animals not are killed by forest fires.
【 ○ 】:Lots of wild animals are not killed by forest fires.
→"not"は"are"の次に置く

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ゼロから始める能動態と受動態(8)
受動態の作り方(2)
助動詞がある場合 先頭へ

助動詞 + be動詞の原形"be" + 動詞の過去分詞形を使う

《受動態》を作る場合、文中に助動詞があるときは、「主語 + 助動詞 + be + 動詞の過去分詞」とします。助動詞の次にbe動詞の原形"be"を置きます。時制は主に助動詞を変化させて表わします。

《能動態》の主語は《受動態》では"by 〜"で表わします。

# 受動態の基本型……主語 + 助動詞 + be + 動詞の過去分詞形 + by 〜

能動態
【例文】:森林火災はたくさんの野生動物を犠牲にするかもしれない。
【英訳】:The forest fire may kill lots of wild animals.
受動態
【例文】:森林火災によってたくさんの野生動物が犠牲になるかもしれない。
【英訳】:Lots of wild animals may be killed by the forest fire.

否定文は、助動詞の次に"not"を置きます。be動詞の次でありません。

【例文】:森林火災によってたくさんの野生動物が犠牲になることはないだろう。
【 × 】:Lots of wild animals may be not killed by the forest fire.
【 ○ 】:Lots of wild animals may not be killed by the forest fire.
→"not"は"may"の次に置く

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ゼロから始める能動態と受動態(9)
受動態の作り方(3)
助動詞 + have + 過去分詞の場合 先頭へ

"have been"を使う

《受動態》を作る場合、"may have done"のように助動詞が「have + 過去分詞」を伴う場合は、「助動詞 + have been + 動詞の過去分詞」とします。"have"の次に"been"を置きます。

《能動態》の主語は《受動態》では"by 〜"で表わします。

# 完了時制の受動態……主語 + 助動詞 + have + been + 動詞の過去分詞形 + by 〜

能動態
【例文】:森林火災はたくさんの野生動物を犠牲にしたかもしれない。
【英訳】:The forest fire may have killed lots of wild animals.
受動態
【例文】:森林火災によってたくさんの野生動物が犠牲になったかもしれない。
【英訳】:Lots of wild animals may have been killed by the forest fire.

否定文は、助動詞の次に"not"を置きます。be動詞の次でありません。

【例文】:森林火災によってたくさんの野生動物が犠牲になることはないだろう。
【 × 】:Lots of wild animals may have been not killed by the forest fire.
【 ○ 】:Lots of wild animals may not have been killed by the forest fire.
→"not"は"may"の次に置く

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ゼロから始める能動態と受動態(10)
受動態の作り方(4)
前置詞の次の場合(without being noticed) 先頭へ

be動詞のing形"being"を使う

前置詞の次に《受動態》を作る場合は、「前置詞 + being + 動詞の過去分詞」とします。前置詞の次には名詞に相当する語句を置くので、be動詞は"be"ではなく、動名詞の"being"を使います。

《能動態》の主語は《受動態》では"by 〜"で表わします。

# 前置詞の次の受動態……前置詞 + being + 動詞の過去分詞形 + by 〜

能動態
【例文】:スパイは誰にも気づかれずに職務を遂行する。
【英訳】:Spies fulfil their duty without anybody noticing them.
受動態
【例文】:スパイは誰にも気づかれずに職務を遂行する。
【 × 】:Spies fulfil their duty without be noticed by anybody.
【 ○ 】:Spies fulfil their duty without being noticed by anybody.
→"without"は前置詞

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ゼロから始める能動態と受動態(11)
受動態の作り方(5)
to不定詞の場合(to be promoted) 先頭へ

be動詞の原形"be"を使う

to不定詞《受動態》を作る場合は、「to + be + 動詞の過去分詞」とします。"to"次はbe動詞の原形の"be"です。

《能動態》の主語は《受動態》では"by 〜"で表わします。

# to不定詞の受動態……to + be + 動詞の過去分詞形 + by 〜

能動態
【例文】:温室効果ガスの削減はあらゆる先進国が進めるべきだ。
【英訳】:Every industrialized country ought to promote the reduction of greenhouse effect gases.
受動態
【例文】:温室効果ガスの削減はあらゆる先進国によって進められるべきだ。
【英訳】:The reduction of greenhouse effect gases ought to be promoted by every industrialized country.
→"ought"は次にto不定詞を取る

【関連トピック】
ゼロから始めるto不定詞
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ゼロから始める能動態と受動態(12)
受動態の作り方(6)
目的語が二つある動詞(buyやgive)の場合 先頭へ

二つの目的語をそれぞれ主語にできる

《受動態》を作る場合、"buy"や"give"のように目的語(「〜に」と「〜を」)を二つ取る動詞の一部は、それぞれの目的語を主語にして二種類の《受動態》が可能です。主語に置くほうを意味的に強調します→【参照】: 『ゼロから始める動詞:「動詞 + 名詞 + 名詞」の構文

「〜を」を主語にして「〜に」を目的語にするとき、「〜に」には前置詞の"to"か"for"を付けます。省略することも可能ですが、意味があいまいになるのを避けるために付けるほうが無難です。

二つの目的語を取る動詞の文型
  1. 能動態(1)……「主語 + 動詞 + 〜に + 〜を」
    【例】:You gave me a cookie.
    【訳】:あなたは私にクッキーを与えた。
  2. 受動態(1)……「〜に + be動詞 + 動詞の過去分詞 + 〜を + by + 主語」
    【例】:I was given a cookie by you.
    【訳】:私はあなたにクッキーを与えられた。
  3. 能動態(2)……「主語 + 動詞 + 〜を + to/for + 〜に」
    【例】:You gave a cookie to me.
    【訳】:あなたはクッキーを私に与えた。
  4. 受動態(2)……「〜を + be動詞 + 動詞の過去分詞 + to/for + 〜に + by + 主語」
    【例】:A cookie was given to me by you.
    【訳】:クッキーは私にあなたによって与えられた。
    【例】:A cookie was given me by you.
    【訳】:クッキーは私にあなたによって与えられた。
    →"to"を付けるほうが普通

前置詞の"to"を使う動詞
受動態の作り方(6)……目的語が二つある動詞(buyやgive)の場合(1) この項目の先頭へ↑

二種類の受動態が可能な動詞(前置詞"to"を使うもの)
  • give(主語が〜に〜を与える)
  • lend(主語が〜に〜を貸す)
  • promise(主語が〜に〜を約束する)
  • sell(主語が〜に〜を売る)
  • send(主語が〜に〜を送る)
  • show(主語が〜に〜を示す)
  • sing(主語が〜に〜を歌ってあげる)
  • teach(主語が〜に〜を教える)
  • tell(主語が〜に〜を話す)
  • write(主語が〜に〜を書く)

"sing"は前置詞の"to"も"for"も使えます。「〜の利益のために」というニュアンスを強調するときは"for"を使います。"write"は意味が「〜に手紙などを書き送る」のときに二種類の《受動態》が可能です→【参照】: 『「動詞 + 名詞 + 名詞」の構文:「主語 + 動詞 + 〜を + to/for 〜」

能動態
【例文】:お父さんがこのテニスラケットをくれた。
【英訳】:My father gave me this tennis racket.
【英訳】:My father gave this tennis racket to me.
受動態
【例文】:私はこのテニスラケットを父さんからもらった。
【英訳】:I was given this tennis racket by my father.
【例文】:このテニスラケットは父さんからもらった。
【英訳】:This tennis racket was given to me by my father.
→"to"は省略しない

能動態
【例文】:企業は客に全額払い戻しを約束した。
【英訳】:The company promised the customers full refund.
【英訳】:The company promised full refund to the customers.
受動態
【例文】:客は企業に全額払い戻しを約束してもらった。
【英訳】:The customers was promised full refund by the company.
【例文】:全額払い戻しを企業が客に約束した。
【英訳】:Full refund was promised to the customers by the company.
→"to"は省略しない

能動態
【例文】:ブラームスは私にこの皮ジャンを売ってくれた。
【英訳】:Brahms sold me this leather jacket.
【英訳】:Brahms sold this leather jacket to me.
受動態
【例文】:私はこの皮ジャンをブラームスに売ってもらった。
【英訳】:I was sold this leather jacket by Brahms.
【例文】:この皮ジャンはブラームスから売ってもらった。
【英訳】:This leather jacket was sold to me by Brahms.
→"to"は省略しない

能動態
【例文】:先生はクラスのみんなに年賀状を書いて送りました。
【英訳】:The teacher wrote every student in her class a New Year card.
【英訳】:The teacher wrote a New Year card to every student in her class.
受動態
【例文】:クラスのみんなは先生から年賀状が届いた。
【英訳】:Every student in her class was written a New Year card by the teacher.
【例文】:年賀状が先生からクラスのみんなに届いた。
【英訳】:A New Year card was written to every student in her class by the teacher.
→"to"は省略しない

前置詞の"for"を使う動詞
受動態の作り方(6)……目的語が二つある動詞(buyやgive)の場合(2) この項目の先頭へ↑

いずれの動詞も「誰かのために主語が〜してあげる」というニュアンスがあります。

二種類の受動態が可能な動詞(前置詞"for"を使うもの)
  • buy(主語が〜に〜を買ってあげる)
  • sing(主語が〜に〜を歌ってあげる)

"sing"は前置詞の"to"も"for"も使えます。「〜の利益のために」というニュアンスを強調するときは"for"を使います→【参照】: 『「動詞 + 名詞 + 名詞」の構文:「主語 + 動詞 + 〜を + to/for 〜」

能動態
【例文】:お母さんが携帯電話を買ってくれた。
【英訳】:My mother bought me a cell phone.
【英訳】:My mother bought a cell phone for me.
受動態
【例文】:私はお母さんに携帯電話を買ってもらった。
【英訳】:I was bought a cell phone by my mother.
【例文】:携帯電話はお母さんに買ってもらった。
【英訳】:A cell phone was bought for me by my mother.
→"for"は省略しない

能動態
【例文】:新一年生のために五年生全員が校歌を歌ってくれました。
【英訳】:All fifth grade students the new first grade students sang the school song.
【英訳】:All fifth grade students sang the school song for the new first grade students.
受動態
【例文】:新一年生は五年生全員に校歌を歌ってもらいました。
【英訳】:The first grade students was sung the school song by all fifth grade students.
【例文】:新一年生のために五年生全員によって校歌が歌われました。
【英訳】:The school song was sung for the new first grade students by all fifth grade students.
→"for"は省略しない

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ゼロから始める能動態と受動態(13)
受動態の作り方(7)
「動詞 + that節」(thinkやsay)の場合 先頭へ

目的語にthat節を取る動詞の受動態

"think"や"say"などの動詞でthat節が目的語に来る場合、仮主語の"it"を使って《受動態》を作ります。動詞によっては、to不定詞there構文が使えるものもあります。

thatを目的語に取る動詞の受動態
能動態
【例】:People thought that there were living things on Mars.
【訳】:かつて人々は火星に生物がいると考えていた。
仮主語の"it"を使う
受動態
【例】:It was thought that there were living things on Mars.
【訳】:火星には生物がいると考えられていた
to不定詞を使う
受動態
【例】:Living things were thought to be on Mars.
【訳】:火星には生物がいると考えられていた
there構文を使う
受動態
【例】:There were thought to be living things on Mars.
【訳】:火星には生物がいると考えられていた

仮主語の"it"を使う受動態
「動詞 + that節」(thinkやsay)の場合(1) この項目の先頭へ↑

英語の場合、that節を主語に据えると文が不格好になるので、長くなったthat節はなんとか文の後ろのほうに置こうとします。なので、綴りが短い仮主語の"it"を主語に置いて、that節をその後ろに置きます→【参照】: 『間違えやすい人称代名詞の"it"……【仮主語】:It's thought that 〜.(〜であると思われる)

# 仮主語のitを使う……【例】:It is thought that 〜, It is said that 〜

仮主語"it"で受動態を作る代表的な動詞
  • 【思考】:assume(〜だと思う), believe(〜だと信じる)consider(〜だと考える), feel(〜だと思う), presume(〜だと思う), reckon(〜だと思う), think(〜だと思う)
  • 【理解】:discover(〜だと判明する), find(〜だと気づく), know(〜だと知っている), learn(〜だとわかる), understand(〜だと理解する)
  • 【結論】:conclude(〜だと結論づける)
  • 【発言】:announce(〜だと発表する), explain(〜だと説明する), imply(〜だと暗に言う), mention(〜だと言う), report(〜だと報じる), rumor(〜であると噂する), say(〜だと言う), state(〜だと言う)
  • 【提案】:advise(〜と助言する), propose(〜を提案する), recommend(〜と勧める), suggest(〜を提案する)
  • 【主張】:allege(〜だと主張する), argue(〜だと主張する), assert(〜だと言い張る), claim(〜だと言い張る)
  • 【決定】:decide(〜だと決める)
  • 【同意】:agree(〜に同意する)
  • 【暴露】:disclose(〜であることを明らかにする), reveal(〜であることを明らかにする)
  • 【予想】:anticipate(〜だと予想する), estimate(〜だと予想する), expect(〜だと予想する)

能動態
【例文】:あなたは海外に住んでいると思っていました。
【英訳】:I thought that you lived abroad.
受動態
【例文】:あなたは海外に住んでいると思っていました。
【 × 】:That you lived abroad is thought.
【 ○ 】:It was thought that you lived abroad.
(= You were thought to live abroad.)
→長い主語の"That 〜 abroad"は不自然なので仮主語の"it"を使う、あるいは"you"を主語にする

能動態
【例文】:その会社は倒産寸前だそうだ。
【英訳】:They say that the company is on the verge of going bankrupt.
受動態
【例文】:その会社は倒産寸前だそうだ。
【 × 】:That the company is on the verge of going bankrupt is said.
【 ○ 】:It is said that the company is on the verge of going bankrupt.
(= The company is said to be on the verge of going bankrupt.)
→長い主語の"That 〜 bankrupt"は不自然なので仮主語の"it"を使う、あるいは"the company"を主語にする

能動態
【例文】:寄せられた義援金はすべて被災者に分配すべきという提案がある。
【英訳】:People have proposed that all the donated money be divided among the disaster victims.
受動態
【例文】:寄せられた義援金はすべて被災者に分配すべきという提案が寄せられている。
【 × 】:That all the donated money be divided among the disaster victims has been proposed.
【 ○ 】:It has been proposed that all the donated money be divided among the disaster victims.
→長い主語の"That 〜 victimst"は不自然なので仮主語の"it"を使う

"suggest"や近い意味を表わす"advise, propose, recommend"は提案を表わすので、that節内はたいてい仮定法現在を使います→【参照】: 『"if"を使わない仮定法アレコレ: 提案」を表わす動詞: suggest, propose, advise, recommend

to不定詞を使う受動態
「動詞 + that節」(thinkやsay)の場合(2) この項目の先頭へ↑

仮主語の"it"を使った《受動態》を作る動詞の一部は、to不定詞を使う構文も可能です。

to不定詞を使うと、that節の中の主語を文全体に主語に置くことができます。thatを使わず語数が少なくてすむので、特に新聞や雑誌の記事でよく使います。

# to不定詞を使う……【例】:[主語] is thought to不定詞, [主語] is said to不定詞

to不定詞で受動態を作る代表的な動詞
  • 【思考】:believe(〜だと信じる), consider(〜だと考える), feel(〜だと思う), think(〜だと思う)
  • 【理解】:know(〜だと知っている)
  • 【発言】:report(〜だと報じる), say(〜だと言う)
  • 【理解】:understand(〜だと理解する)

能動態
【例文】:最初のピラミッドは紀元前2700年ごろに作られたと人々は考えている。
【英訳】:People consider that the first Egyptian pyramid was built around 2700 BC.
受動態
【例文】:最初のピラミッドは紀元前2700年ごろに作られたと考えられている。
【 × 】:That the first Egyptian pyramid was built around 2700 BC is considered.
【 ○ 】:The first Egyptian pyramid is considered to have been built around 2700 BC.
→長い主語の"That 〜 2700 BC"は不自然なのでto不定詞を使う

能動態
【例文】:最初の揺れより次に来た揺れのほうがはるかに強かったと人々は感じた。
【英訳】:People felt that the second shaking was much stronger than the first shaking.
受動態
【例文】:最初の揺れより次に来た揺れのほうがはるかに強かったと感じられた。
【 × 】:That the second shaking was much stronger than the first shaking was felt.
【 ○ 】:The second shaking was felt to be much stronger than the first shaking.
(= It is felt that the second shaking was much stronger than the first shaking.)
→長い主語の"That 〜 shaking"は不自然なのでto不定詞を使う

能動態
【例文】:人々はトマトを有毒だと考えていた。
【英訳】:People thought that tomatoes were poisonous.
受動態
【例文】:トマトは有毒だと考えられていた。
【 × 】:That tomatoes were poisonous was thought.
【 ○ 】:Tomatoes were thought to be poisonous.
(= It was thought that tomatoes were poisonous.)
→長い主語の"That tomatoes were poisonous."は不自然なのでto不定詞を使う

there構文を使う受動態
「動詞 + that節」(thinkやsay)の場合(3) この項目の先頭へ↑

仮主語の"it"を使った《受動態》を作る動詞の一部は、there構文を使う構文も可能です。that節の中でthere構文を使った場合、"there"を主語に置いた《受動態》を作ることができます→【参照】: 『ゼロから始めるthere構文: there + 受動態

# there構文を使う……【例】:There is thought to be 〜, there is said to be 〜

there構文で受動態を作る主な動詞
  • 【思考】:believe(〜だと信じる), consider(〜だと考える), think(〜だと思う)
  • 【理解】:know(〜を知っている), understand(〜だと理解している)
  • 【期待】:expect(〜であると予想する)
  • 【表現】:say(〜だと言う)

能動態
【例文】:この国はテロの危険性があると人々は考えている。
【英訳】:People consider that there is a threat from terrorism in this country.
→that節の中に"there 〜"がある
受動態
【例文】:この国はテロの危険性があると考えられている。
【 × 】:That there is a threat from terrorism in this country is considered.
【 ○ 】:There is considered to be a threat from terrorism in this country.
→長い主語の"That 〜 country"は不自然なのでthere構文を使う

能動態
【例文】:介護職員の需要が大幅に伸びると人々は予想している。
【英訳】:People expect that there will be a large increase in the need for nursing assistants.
受動態
【例文】:介護職員の需要が大幅に伸びると予想される。
【 × 】:That there will be a large increase in the need for nursing assistants is expected.
【 ○ 】:There is expected to be a large increase in the need for nursing assistants.
→長い主語の"That 〜 assistants"は不自然なのでthere構文を使う

能動態
【例文】:全員が宇宙ステーションに損傷はないと考えていた。
【英訳】:Everyone understood that there was no damage to the space station.
→that節の中に"there 〜"がある
受動態
【例文】:宇宙ステーションに損傷はないと考えられていた。
【 × 】:That there was no damage to the space station was understood.
【 ○ 】:There was understood to be no damage to the space station.
→長い主語の"That 〜 station"は不自然なのでthere構文を使う

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ゼロから始める能動態と受動態(14)
受動態の作り方(8)
知覚動詞(seeやhear)の場合 先頭へ

受動態では不定詞にtoを付ける

"see"や"hear"などの知覚動詞が不定詞を取る場合、《受動態》では"to"を付けてto不定詞となります。

# 知覚動詞の受動態……主語 + be動詞 + 知覚動詞の過去分詞形 + to不定詞 + 〜

【関連トピック】
「知覚動詞」って何だっけ?
受動態でto不定詞を使う代表的な「知覚動詞」
  • see A 〜(Aが〜しているのを見る), watch A 〜(Aが〜しているのを見る)
  • notice A 〜(Aが〜しているのに目で見て気づく), observe A 〜(Aが〜しているのに目で見て気づく)
  • hear A 〜(Aが〜しているのが聞こえる)
  • feel A 〜(Aが〜しているのを感じる)

能動態
【例文】:警官はあなたが車を運転しているのを見ました。
【 × 】:The policeman saw you to drive a car.
【 ○ 】:The policeman saw you drive a car.
→"to drive"は不可
受動態
【例文】:あなたが車を運転しているのは警官に見られていました。
【 × 】:You were seen drive a car by the policeman.
【 ○ 】:You were seen to drive a car by the policeman.
→受動態では"to drive"とする

能動態
【例文】:私はあなたが独り言を言っているのを聞きました。
【 × 】:I heard you to think aloud.
【 ○ 】:I heard you think aloud.
→"to think"は不可
受動態
【例文】:あなたが独り言を言っているのが聞こえました。
【 × 】:You were heard think aloud by me.
【 ○ 】:You were heard to think aloud by me.
→受動態では"to think"とする

なぜ《受動態》になると"to"が復活するのか。おそらく、語調の関係と思われます。

《受動態》の場合、"to"を付けないと、"were seen drive"や"were heard think"のように、be動詞の後に動詞が二つ連続します。英文としてはやや不格好なので、"to"を付けて"were seen to drive""were heard to think"とします。

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ゼロから始める能動態と受動態(15)
受動態の作り方(9)
使役動詞(make)の場合 先頭へ

受動態では不定詞にtoを付ける

使役動詞の"make"が不定詞を取る場合、《受動態》では"to"を付けてto不定詞となります。

# 使役動詞(make)の受動態……主語 + be動詞 + made + to不定詞 + 〜

【関連トピック】
「使役動詞」って何だっけ?

能動態
【例文】:刑事は容疑者に自白を強要した。
【 × 】:The detective made the suspect to confess to the crime.
【 ○ 】:The detective made the suspect confess to the crime.
→"to confess"は不可
受動態
【例文】:容疑者は刑事によって無理やり自白させられた。
【 × 】:The suspect was made confess to the crime by the detective.
【 ○ 】:The suspect was made to confess to the crime by the detective.
→受動態では"to confess"とする

なぜ《受動態》になると"to"が復活するのか。おそらく、語調の関係と思われます。

受動態の場合、"to"を付けないと、"was made confess"のようにbe動詞の後に動詞が二つ連続します。英文としてはやや不格好なので、"to"を付けて"was made to confess"とします。

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ゼロから始める能動態と受動態(16)
受動態の作り方(10)
使役動詞(let)の場合 先頭へ

"let"の受動態は通例不可

使役動詞の"let"の意味は、「〜させておく、〜することを許す」です。しかし、"let"は通例、《受動態》では使いません。代わりの表現として、「be allowed to不定詞、 be permitted to不定詞」を使います。

# 使役動詞(let)の受動態……主語 + be動詞 + allowed/permitted + to不定詞 + 〜

【関連トピック】
「使役動詞」って何だっけ?

能動態
【例文】:父さんは僕たちがテレビゲームで遊ぶのを許さない。
【英訳】:Father doesn't let us play video games.
受動態
【例文】:僕たちがテレビゲームをするのは父さんによって許されていない。
【英訳】:We aren't allowed to play video games by Father.
【英訳】:We aren't permitted to play video games by Father.
→「be allowed to不定詞、be permitted to不定詞」を使う

《受動態》では"let"の代わりに"allow, permit"を使うので、不定詞は"to"のない不定詞(原形不定詞)ではなく、to不定詞になります。

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ゼロから始める能動態と受動態(17)
受動態の作り方(11)
"help"の場合 先頭へ

受動態では不定詞にtoを付ける

「〜することを助ける、〜することを手伝う」の意味の"help"は、よく"to"のない不定詞(原形不定詞)を取ります。しかし、《受動態》の場合は必ず"to"が付いたto不定詞を使います。

# helpの受動態……主語 + be動詞 + helped + to不定詞 + 〜

能動態
【例文】:この錠剤は咳を止めるのに役に立った。
【英訳】:This tablet helped me to stop coughing.
【英訳】:This tablet helped me stop coughing.
→"to"は付けても付けなくてもOK
受動態
【例文】:この錠剤の助けによって私は咳が止まった。
【 × 】:I was helped stop coughing by this tablet.
【 ○ 】:I was helped to stop coughing by this tablet.
→受動態では必ず"to"を付けて"to stop coughing"とする

なぜ《受動態》になると"to"が復活するのか。おそらく、語調の関係と思われます。

《受動態》の場合、"to"を付けないと、"was helped stop"のようにbe動詞の後に動詞が二つ連続します。英文としてはやや不格好なので、"to"を付けて"was helped to stop"とします。

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ゼロから始める能動態と受動態(18)
受動態の作り方(12)
自動詞(listenやlook)の場合 先頭へ

自動詞でも受動態は可能
受動態の作り方(12)……自動詞(listenやlook)の場合(1) この項目の先頭へ↑

自動詞でも単語によっては《受動態》を作ることが可能です。自動詞に結び付いた「前置詞の目的語」を主語にします。

# 自動詞の受動態……前置詞の目的語を主語にする

受動態でよく使う「自動詞 + 前置詞」の表現
  • count on 〜(〜を当てにする), depend on 〜(〜を頼る), rely on 〜(〜を頼る)
  • listen to 〜(〜を聞く), speak to 〜(〜と話をする), talk about 〜(〜について話す)
  • look at 〜(〜を見る), look after 〜(〜の面倒を見る), look for 〜(〜を探す), look into 〜(〜を調べる)
  • bring up 〜(〜を育てる), call off 〜(〜を中止する), care for 〜(〜の世話をする), laught at 〜(〜を笑う), operate on 〜(〜を手術する), run over 〜(〜を轢く)

自動詞前置詞と結び付いて一つのイディオムとして機能する場合、たとえば、"listen to 〜"(〜に耳を傾ける)なら前置詞の目的語が存在するので、前置詞の目的語を主語に置いて《受動態》を作ることができます。

能動態
【例文】:No students listened to the teacher.
【和訳】:生徒たちは一人も先生の話を聞いていませんでした。
受動態
【例文】:The teacher was not listened to by all students.
【和訳】:先生の話は生徒にはまったく聞かれていなかった。
→"listen"は自動詞だが"listen to 〜"なら受動態が可能

「自動詞 + 前置詞」の形は崩さない
受動態の作り方(12)……自動詞(listenやlook)の場合(2) この項目の先頭へ↑

"listen to 〜"や"look at 〜"など「自動詞 + 前置詞」の表現で《受動態》を作る場合、二つを分離せずそのままの形でbe動詞を前に置きます。

# 「自動詞 + 前置詞」の受動態……be + 動詞の過去分詞形 + 前置詞 + by 〜

「動詞 + 前置詞」で一語の動詞と考えればOKです。

能動態
【例文】:クラスの全員が先生を頼りにしている。
【英訳】:The whole class depends on the teacher.
受動態
【例文】:先生はクラスの全員に頼られている。
【英訳】:The teacher is depended on by the whole class.
→"depend on"の形は崩さない

能動態
【例文】:クラスのみんなが私のことを笑った。
【英訳】:All my classmates laughed at me.
受動態
【例文】:クラスのみんなに笑われた。
【英訳】:I was laughed at by all my classmates.
→"laugh at"の形は崩さない

能動態
【例文】:医者たちは私が病院に到着するとすぐに手術を行った。
【英訳】:The doctors operated on me as soon as I arrived at the hospital.
受動態
【例文】:私が病院に着くとすぐに医者たちによって手術が行われた。
【英訳】:I was operated on by the doctors as soon as I arrived at the hospital.
→"operate on"の形は崩さない

たいていの自動詞は受動態が不可
受動態の作り方(12)……自動詞(listenやlook)の場合(3) この項目の先頭へ↑

ただし、《受動態》が可能な自動詞はごく少数です。

自動詞前置詞なしでもよく使います。前置詞なしだと目的語(〜に、〜を)がなくなるので、「やられる側」が存在せず、《受動態》は不可です。

【例文】:濃霧が発生した。
【例文】:The dense fog came down.
【 × 】:濃霧を発生させられた。
【 × 】:They were come down by the fog.

"come down"は「自動詞 + 副詞」の表現です。"down"は副詞なので目的語(〜に、〜を)を取りません。そのため、「やられる側」が存在しないので《受動態》は不可。

【関連トピック】
受動態が不可の場合
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ゼロから始める能動態と受動態(19)
受動態の作り方(13)
「動詞 + 副詞 + 前置詞」(do away withやlook up to)の場合 先頭へ

「動詞 + 副詞 + 前置詞」の形は崩さない

"do away with 〜"や"look up to 〜"など「動詞 + 副詞 + 前置詞」でひとまとまりになる表現で《受動態》を作る場合、動詞を過去分詞形にして、三つを分離せずにそのままの形で前にbe動詞を置きます。

# 「動詞 + 副詞 + 前置詞」の受動態……be + 動詞の過去分詞形 + 副詞 + 前置詞 + by 〜

「動詞 + 副詞 + 前置詞」で一語の動詞と考えればOKです。

受動態でよく使う「動詞 + 副詞 + 前置詞」の表現
  • do away with 〜(〜を廃止する), put up with 〜(〜を我慢する)
  • look up to 〜(〜を尊敬する), look down on 〜(〜を軽蔑する), look forward to 〜(〜を楽しみにする)

能動態
【例文】:消費税は速やかに廃止すべきである。
【英訳】:We should do away with consumption tax soon.
受動態
【例文】:消費税は速やかに廃止されるべきである。
【英訳】:Consumption tax should be done away with soon.
→"do away with"の形は崩さない

能動態
【例文】:教師というものはみんなが尊敬する人物であるべきだ。
【英訳】:A teacher should be the person whom everyone looks up to.
受動態
【例文】:教師というものはみんなに尊敬される人物であるべきだ。
【英訳】:A teacher should be the person who is looked up to by eveyone
→"look up to"の形は崩さない

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ゼロから始める能動態と受動態(20)
受動態の作り方(14)
「動詞 + 名詞 + 前置詞」(take care ofやtake account of)の場合 先頭へ

「動詞 + 名詞 + 前置詞」の形は崩さない

"take care of 〜"や"take account of 〜"など「動詞 + 名詞 + 前置詞」でひとまとまりになる表現で《受動態》を作る場合、動詞を過去分詞形にして、三つを分離せずにそのままの形で前にbe動詞を置きます。

# 「動詞 + 名詞 + 前置詞」の受動態……be + 動詞の過去分詞形 + 名詞 + 前置詞 + by 〜

受動態でよく使う「動詞 + 名詞 + 前置詞」の表現
  • take care of 〜(〜の世話をする), take account of 〜(〜ことを考慮する), take advantage of 〜(〜を利用する)
  • make fun of 〜(〜をからかう)

「動詞 + 名詞 + 前置詞」で一語の動詞と考えればOKです。

能動態
【例文】:父さんが家の飼犬のジローの世話をしている。
【英訳】:My dad take care of our dog Jiro.
受動態
【例文】:家の飼犬のジローは父さんによって世話されている。
【英訳】:Our dog Jiro is taken care of by my father.
→"take care of"の形は崩さない

能動態
【例文】:高層マンションを建設する際は、周辺の環境を考慮すべきです。
【英訳】:You should take account of the surroundings when you build high-rise apartment.
受動態
【例文】:高層マンションを建設する際は、周辺の環境も考慮されるべきです。
【英訳】:The surroundings should be taken account of when you build high-rise apartment.
→"take account of"の形は崩さない

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be動詞を使わない受動態
ゼロから始める能動態と受動態(21)
受動態の作り方(15)
be動詞を使わない受動態 先頭へ

"have"や"get"を使う受動態

【目次】: be動詞を使わない受動態

《受動態》は普通「be動詞 + 動詞の過去分詞」で表現します→【参照】: 『能動態と受動態の構文

be動詞の代わりに"have"や"get"を使って《受動態》を表わすこともできます。たいてい、被害や予想外などのニュアンスを強調します。

「get + 過去分詞」
be動詞を使わない受動態(1) この項目の先頭へ↑

be動詞の代わりに"get"を使って、「get + 過去分詞」の形で《受動態》を表わすことがあります。特に、「予想外の出来事、突発的な出来事」のニュアンスを強調します。

# 主語 + get/got + 過去分詞 + 〜

【例文】:そのATM(現金自動預け払い機)は何者かによって破壊された。
【英訳】:The ATM (automated teller machine) was broken by someone.
【英訳】:The ATM (automated teller machine) got broken by someone.
→"get"を使うと「意外性」が強調される

【例文】の場合、"got"を使うと、「まさかATMが壊されるなんて」という軽い驚きのニュアンスを強調します。

【例文】:バスは交通渋滞のために一時間遅れた。
【英訳】:The bus was delayed an hour because of traffic jam.
【英訳】:The bus got delayed an hour because of traffic jam.
→"get"を使うと「意外性」が強調される

【例文】の場合、"got"を使うと、「まさかこのバスが遅れるなんて」という軽い驚きのニュアンスを強調します。

「主語 + have + 目的語 + 過去分詞」
be動詞を使わない受動態(2) この項目の先頭へ↑

be動詞の代わりに"have"を使って、「主語 + have + 目的語 + 過去分詞」の形で《受動態》を表わすことがあります。特に、被害や損害のニュアンスを強調します。

「主語 + have + 目的語 + 過去分詞」は別のコーナーでくわしく解説しています→【参照】: 『have + 目的語 + 動詞の過去分詞形

# 主語 + have + 目的語 + 過去分詞……「主語は目的語に対して〜される」

【例文】:現金やクレジットカードは全部不良グループに取られた。
【英訳】:We were taken away all our money and credit cards by the gang.
【英訳】:We had all our money and credit cards taken away by the gang.

【例文】の場合、"had"を使うと、「盗まれてひどい目に遭った」という被害のニュアンスを強調します。

【例文】:その野良猫に右手を引っかかれた。
【英訳】:I was scratched my right hand by the stray cat.
【英訳】:I had my right hand scratched by the stray cat.

【例文】の場合、"had"を使うと、「猫に引っかかれてひどい目に遭った」という被害のニュアンスを強調します。

「主語 + get + 目的語 + 過去分詞」
be動詞を使わない受動態(3) この項目の先頭へ↑

be動詞の代わりに"get"を使って、「主語 + get + 目的語 + 過去分詞」の形で《受動態》を表わすことがあります。特に、被害や損害のニュアンスを強調します。

「主語 + get + 目的語 + 過去分詞」は別のコーナーでくわしく解説しています→【参照】: 『get + 目的語 + 動詞の過去分詞形

# 主語 + get + 目的語 + 過去分詞……「主語は目的語に対して〜される」

【例文】:ウチの猫は尻尾を踏んづけられた。
【英訳】:My cat was stamped her tail.
【英訳】:My cat got her tail stamped.

【例文】の場合、"got"を使うと、「踏まれて猫はひどい目に遭った」という被害のニュアンスを強調します。

【例文】:今朝、飼い犬に手を咬まれた。
【英訳】:I was bitten my hand by my dog this morning.
【英訳】:I got my hand bitten by my dog this morning.

【例文】の場合、"got"を使うと、「飼い犬に手を咬まれてひどい目に遭った」という被害のニュアンスを強調します。

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ゼロから始める能動態と受動態(22)
受動態の作り方(18)
"by"以外の前置詞を使う受動態 先頭へ

動作ではなく状態のニュアンスを強調する

《受動態》の場合、「やる側」はたいてい前置詞の"by"で表わします→【参照】: 『能動態と受動態の構文

【例文】:The dog was walked by me.
(= I walked the dog.)
【和訳】:私が犬を散歩に連れて行ってやった。
→「やる側」は"me"(私)

"by"の代わりに"to"や"with", "in"などを使う動詞もあります。たいてい、「何かをされた結果〜である」という状態を表わします。

受動態でby以外を使う主な動詞

toを使う
"by"以外の前置詞を使う受動態(1) この項目の先頭へ↑

"know"を《受動態》で使うときは「知られる」という動作ではなく「知られている」という状態を表わすことが多いので、たいてい"by"の代わりに"to"を使います。

【例文】:忍者はアメリカ人にも知られていて、「ニンジャタートル」というキャラクターまで存在する。
【 × 】:Ninjas are known by American people and there is a character named "Ninja Turtle".
【 ○ 】:Ninjas are known to American people and there is a character named "Ninja Turtle".
(= American people know ninjas and there is a character named "Ninja Turtle".)

withやinを使う
"by"以外の前置詞を使う受動態(3) この項目の先頭へ↑

動詞の"cake"(こびりつく)は受動態で「こびりついている」という状態を表わすことが多いので、たいてい"by"の代わりに"in"か"with"を使います。

【例文】:エアコンにほこりがびっしりとこびりついている。
【 × 】:The air conditioning unit is heavily caked by dust.
【 ○ 】:The air conditioning unit is heavily caked in dust.
【 ○ 】:The air conditioning unit is heavily caked with dust.
→"by"の代わりに"in"か"with"を使う

動詞の"coat"(覆う)はたいてい受動態で「覆われている」という状態を表わすので、"by"の代わりに"in"か"with"を使います。

【例文】:この薬は砂糖に包まれた糖衣錠なので味は甘く、比較的呑みやすい。
【 × 】:This tablet is coated by sugar, so it tastes sweet and is easier to swallow.
【 ○ 】:This tablet is coated in sugar, so it tastes sweet and is easier to swallow.
【 ○ 】:This tablet is coated with sugar, so it tastes sweet and is easier to swallow.
→"by"の代わりに"in"か"with"を使う

動詞の"cover"は《受動態》で"by"を使うこともあります。

【例文】:砂嵐のあと、町全体が砂で覆いつくされた。
【 ○ 】:The whole town was covered by sand after the sandstorm.
【 ○ 】:The whole town was covered in sand after the sandstorm.
【 ○ 】:The whole town was covered with sand after the sandstorm.
→"by"も使える

withを使う(1)
"by"以外の前置詞を使う受動態(3) この項目の先頭へ↑

動詞の"smear"(塗りつける)と"smear"(塗りつける)の《受動態》は「塗りつけられた」状態を表わすことが多いので」、たいてい"by"の代わりに"with"を使います。

【例文】:倉庫の壁はどれも汚らしい落書きで埋め尽くされている。
【 × 】:The warehouse walls are daubed by ugly graffiti.
【 ○ 】:The warehouse walls are daubed with ugly graffiti.
→"by"の代わりに"with"を使う

【例文】:田植えで泥だらけになった園児がいる。
【 × 】:After the rice planting, some of the preschoolers are smeared by mud.
【 ○ 】:After the rice planting, some of the preschoolers are smeared with mud.
→"by"の代わりに"with"を使う

withを使う(2)
"by"以外の前置詞を使う受動態(3) この項目の先頭へ↑

動詞の"fill"(いっぱいにする)と"cram"(いっぱいにする)と"crowd"(人が押しかける)の《受動態》は「いっぱいになった」状態を表わすことが多いので、たいてい"by"の代わりに"with"を使います。

【例文】:夜の学校は静寂に満ちていた。
【 × 】:The school at night was filled by silence.
【 ○ 】:The school at night was filled with silence.
→"by"の代わりに"with"を使う

【例文】:弟の部屋は床から天井までアニメのDVDと漫画の単行本で埋め尽くされている。
【 × 】:My little brother's room is crammed by anime DVDs and manga books from floor to ceiling.
【 ○ 】:My little brother's room is crammed with anime DVDs and manga books from floor to ceiling.
→"by"の代わりに"with"を使う

【例文】:国境近くのキャンプ地は戦火を逃れた難民たちでいっぱいです。
【 × 】:The camp near the border has been crowded by refugees escaping from war.
【 ○ 】:The camp near the border has been crowded with refugees escaping from war.
→"by"の代わりに"with"を使う

withを使う(3)
"by"以外の前置詞を使う受動態(3) この項目の先頭へ↑

動詞の"load"(詰め込む)と"pack"(詰め込む)の《受動態》は「詰め込んだ」状態を表わすことが多いので、たいてい"by"の代わりに"with"を使います。

【例文】:ある種の食品は色や香り、味を調整するためにこれでもかと食品添加物を使っている。
【 × 】:Some kinds of foods are loaded by food additives to control color, flavor and taste.
【 ○ 】:Some kinds of foods are loaded with food additives to control color, flavor and taste.
→"by"の代わりに"with"を使う

【例文】:平日の朝、ほとんどの電車は通勤客と学生でぎゅうぎゅう詰めになる。
【 × 】:Every weekday morning, most trains are packed by commuters and students.
【 ○ 】:Every weekday morning, most trains are packed with commuters and students.
→"by"の代わりに"with"を使う

動詞の"pack"を「包む、包装する、梱包する」の意味で使うときは、《受動態》で"in"を使うこともあります。

【例文】:絵本はエアークッションに包まれてダンボール箱に入っていた。
【 ○ 】:The picture book was packed with bubble wrap and packaged in a cardboard box.
【 ○ 】:The picture book was packed in bubble wrap and packaged in a cardboard box.
→「包まれる」の意味のときは"in"も使える

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受動態の文型
ゼロから始める能動態と受動態(23)
受動態の作り方(19)
受動態の文型……受動態の進行時制 先頭へ

受動態の進行形 = be + being + 過去分詞形

《受動態》進行時制は、いざ書こうとすると動詞語順がわからなくなりがちです。

ポイントが二つあります。

受動態の進行時制
  1. 受動態を表わす部分は「being + 動詞の過去分詞」で固定
  2. 時制は現在(is/am/are)、過去(was/were)、未来(will be)で表わす

# 受動態の進行形……主語 + (助動詞) + be動詞 + being + 過去分詞形 + (by 〜)

特徴は、"is being hit"(襲われている)や"will be being hit"(襲われているだろう)のように、be動詞が二つ連続して並ぶことです。

【能動態と受動態の構文(進行時制)】

能動態受動態
現在進行形 【例文】:竜巻が島を襲っている。
【英訳】:A tornado is hitting the island.
【例文】:島は竜巻に襲われている。
【英訳】:The island is being hit by a tornado.
過去進行形 【例文】:竜巻が島を襲っていた。
【英訳】:A tornado was hitting the island.
【例文】:島は竜巻に襲われていた。
【英訳】:The island was being hit by a tornado.
未来進行形 【例文】:竜巻が島を襲っているだろう。
【英訳】:A tornado will be hitting the island.
【例文】:島は竜巻に襲われているだろう。
【英訳】:The island will be being hit by a tornado.
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ゼロから始める能動態と受動態(24)
受動態の作り方(20)
受動態の文型……受動態の完了時制 先頭へ

受動態の完了時制 = have + been + 過去分詞形

《受動態》完了時制は、いざ書こうとすると動詞語順がわからなくなりがちです。

受動態の完了時制
  1. 受動態を表わす部分は“been + 動詞の過去分詞”で固定
  2. 時制は現在(have/has)、過去(had)、未来(will have)で表わす

特徴は、"has been hit"(襲われた)や"will have been hit"(襲われるだろう)のように、have/has/had beenの形になることです。

# 受動態の完了時制……主語 + (助動詞) + have+ been + 過去分詞形 + (by 〜)

【能動態と受動態の構文(完了時制)】

能動態受動態
現在完了 【例文】:竜巻が島を襲った。
【英訳】:A tornado has hit the island.
【例文】:島は竜巻に襲われた。
【英訳】:The island has been hit by a tornado.
過去完了 【例文】:竜巻が島を襲った。
【英訳】:A tornado had hit the island.
【例文】:島は竜巻に襲われた。
【英訳】:The island had been hit by a tornado.
未来完了 【例文】:竜巻が島を襲うだろう。
【英訳】:A tornado will have hit the island.
【例文】:島は竜巻に襲われるだろう。
【英訳】:The island will have been hit by a tornado.
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ゼロから始める能動態と受動態(25)
受動態の作り方(21)
受動態の文型……一覧表(肯定文) 先頭へ

平叙文での受動態の文型

《受動態》進行時制be動詞を使うので、"The island was being hit by tornado."のように、be動詞が二つ連続で出現することもあります。二つのbe動詞の順番は必ず《受動態》を現わすbe動詞“先”、進行形を表わすbe動詞(being)が“後”です。

# 連続するbe動詞……受動態のbe動詞 + 進行形のbe動詞(being)

受動態の肯定文
  1. 動詞はすべての時制で過去分詞に固定
  2. 進行時制は“being + 動詞の過去分詞”の形のみ
【肯定文の受動態の文型】
基本時制
現在 [主語] + am/is/are + [過去分詞] I am told by a policeman.
過去 [主語] + was/were + [過去分詞] I was told by a policeman.
未来 [主語] + will + be + [過去分詞] I will be told by a policeman.
進行時制
現在進行 [主語] + am/is/are + being + [過去分詞] I am being told by a policeman.
過去進行 [主語] + was/were + being + [過去分詞] I was being told by a policeman.
未来進行 [主語] + will + be + being + [過去分詞] I will be being told by a policeman.
完了時制
現在完了 [主語] + have/has + been + [過去分詞] I have been told by a policeman.
過去完了 [主語] + had + been + [過去分詞] I had been told by a policeman.
未来完了 [主語] + will + have + been + [過去分詞] I will have been told by a policeman.
完了進行時制
現在完了進行 [主語] + have/has + been + being + [過去分詞] I have been being told by a policeman.
過去完了進行 [主語] + had + been + being + [過去分詞] I had been being told by a policeman.
未来完了進行 [主語] + will + have + been + being + [過去分詞] I will have been being told by a policeman.

《受動態》の完了進行時制の三つ、現在完了進行形、過去完了進行形、未来完了進行形は、実際の英文ではあまり使いません。

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ゼロから始める能動態と受動態(26)
受動態の作り方(22)
受動態の文型……一覧表(否定文) 先頭へ

否定文での受動態の文型

《受動態》の場合、動詞が二つも三つも並ぶので否定文にするとき、どこに"not"を置くべきか迷いがちです。しかし、ルールは一つのみ。

# 否定文……主語に一番近い助動詞の「右隣」に"not"を置く

"not"の位置以外は平叙文とたいてい同じです。

受動態の否定文
  1. 動詞はすべての時制で過去分詞に固定
  2. 進行時制は“being + 動詞の過去分詞”の形のみ

《受動態》も進行形もbe動詞を使うので、"The island was being hit by tornado."のように、be動詞が二つ連続で出現することもあります。二つのbe動詞の順番は必ず《受動態》を現わすbe動詞“先”、進行形を表わすbe動詞(being)が“後”です。

# 連続するbe動詞……受動態のbe動詞 + 進行形のbe動詞(being)

【否定文の受動態の文型】
基本時制
現在 [主語] + am/is/are + not + [過去分詞] I am not told by a policeman.
過去 [主語] + was/were + not + [過去分詞] I was not told by a policeman.
未来 [主語] + will + not + be + [過去分詞] I will not be told by a policeman.
進行時制
現在進行 [主語] + am/is/are + not + being + [過去分詞] I am not being told by a policeman.
過去進行 [主語] + was/were + not + being + [過去分詞] I was not being told by a policeman.
未来進行 [主語] + will not + be + being + [過去分詞] I will not be being told by a policeman.
完了時制
現在完了 [主語] + have/has + not + been + [過去分詞] I have not been told by a policeman.
過去完了 [主語] + had + not + been + [過去分詞] I had not been told by a policeman.
未来完了 [主語] + will + not + have + been + [過去分詞] I will not have been told by a policeman.
完了進行時制
現在完了進行 [主語] + have/has + not + been + being + [過去分詞] I have not been being told by a policeman.
過去完了進行 [主語] + had + not + been + being + [過去分詞] I had not been being told by a policeman.
未来完了進行 [主語] + will + not + have + been + being + [過去分詞] I will not have been being told by a policeman.

《受動態》の完了進行時制の三つ、現在完了進行形、過去完了進行形、未来完了進行形は否定文の場合も、実際の英文ではあまり使いません。

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受動態は常に不可の動詞

ゼロから始める能動態と受動態(27)
受動態は常に不可の動詞 先頭へ

受動態を作らない動詞

よく間違えて《受動態》で使ってしまう動詞をまとめます。一部の例外を除いて、自動詞はたいてい《受動態》を作りません→【参照】: 『自動詞(listenやlook)の場合

受動態は常に不可の動詞

"seem"の受動態は不可
受動態は常に不可の動詞(1) この項目の先頭へ↑

"It seems that 〜"の意味は「〜のようである」です。目的語(〜に、〜を)を取ることはありません。なので、《受動態》は常に不可→【参照】: 『受動態が不可の場合

【例文】:ラニーニャ現象はエルニーニョ現象ほど知られてはいないようだ
【 × 】:It is seemed that La Nina is not so famous as El Nino.
【 ○ 】:It seems that La Nina is not so famous as El Nino.
→"is seemed"は文法的に不可

もちろん、仮主語の"it"を使わない構文でも、《受動態》は常に不可。

【例文】:ラニーニャ現象はエルニーニョ現象ほど知られてはいないようだ
【 × 】:La Nina is not seemed so famous as El Nino.
【 ○ 】:La Nina does not seem so famous as El Nino.
→"is not seemed"は文法的に不可

"turn out"の受動態は不可
受動態は常に不可の動詞(2) この項目の先頭へ↑

"It turns ourt that 〜"の意味は「〜であることが判明する」です。目的語(〜に、〜を)を取ることはありません。なので、《受動態》は常に不可→【参照】: 『受動態が不可の場合

【例文】:酷暑はしばしばエルニーニョ現象が原因であることが判明した
【 × 】:It was turned out that El Nino has often caused scorching summers.
【 ○ 】:It turned out that El Nino has often caused scorching summers.
→"was turned out"は文法的に不可

もちろん、仮主語の"it"を使わない構文でも、《受動態》は常に不可。

【例文】:酷暑の主な原因はエルニーニョ現象であることが判明した
【 × 】:El Nino was turned out to be the major cause of scorching summers.
【 ○ 】:El Nino turned out to be the major cause of scorching summers.
→"was turned out"は文法的に不可

【関連トピック】
受動態が不可の場合

"happen, occur"の受動態は不可
受動態は常に不可の動詞(3) この項目の先頭へ↑

二語とも意味は「[主語]が起る、[主語]が発生する」です。目的語(〜に、〜を)を取ることはありません。なので、《受動態》は常に不可→【参照】: 『受動態が不可の場合

【例文】:昨日は日食だった
【 × 】:The solar eclipse was happned yesterday.
【 ○ 】:The solar eclipse happned yesterday.
→"was happened"は文法的に不可

【例文】:地下鉄で火災が発生した
【 × 】:A fire was occurred in the subway.
【 ○ 】:A fire occurred in the subway.
→"was occurred"は文法的に不可

"disappear"と"vanish"の受動態は不可
受動態は常に不可の動詞(4) この項目の先頭へ↑

二語とも意味は「[主語]が消え失せる、[主語]が見えなくなる、[主語]が消失する」です。目的語(〜に、〜を)を取ることはありません。なので、《受動態》は常に不可→【参照】: 『受動態が不可の場合

【例文】:最近、電話ボックスを見なくなった
【 × 】:Recently phone boxes have been disappeared.
【 ○ 】:Recently phone boxes have disappeared.
→"have been disappeared"は文法的に不可

【例文】:パトカーは忽然と姿を消した
【 × 】:The patrol car was vanished.
【 ○ 】:The patrol car vanished.
→"was vanished"は文法的に不可

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構文がわかりにくい受動態

ゼロから始める能動態と受動態(28)
構文がわかりにくい受動態 先頭へ

目的語を"of 〜"で表わす動詞の場合

「〜を」を"of 〜"で表わす"remind"や"rob"などは《受動態》の構文がややわかりにくくなります。"of 〜"は意味的には目的語を表わし、意味は「〜を」です。ただし、"of 〜"を《受動態》の主語にすることはできません。

構文がわかりにくい受動態

"remind"の場合、"of 〜"の主語は不可
構文がわかりにくい受動態(1) この項目の先頭へ↑

「[主語] + remind + A + of 〜」の意味は「[主語]がAに〜を思い出させる」です。"remind"で《受動態》を作る場合、"of 〜"を[主語]にすることはできません。

"remind"の《受動態》の形は常に「A + be reminded of 〜 + by + [主語]」です。意味は「Aは[主語]よって〜を思い出させられる、[主語]が原因でAは〜を思い出す」です。

# 【能 動 態】:主語 + remind + A + of 〜
# 【×受動態】:of 〜 + be reminded A + by + 主語
# 【○受動態】:A + be reminded of 〜 + by + 主語

能動態
【例文】:Does this photo remind you of anything?
【和訳】:この写真はあなたに何かを思い出させますか。
受動態
【例文】:この写真を見てあなたは何かを思い出しますか。
【 × 】:Is of anything reminded you by this photo?
【 ○ 】:Are you reminded of anything by this photo?
→"of anything"を[主語]にするのは不可

"be reminded of 〜 "は直訳すると「〜を思い出させられる」です。しかし、「〜を思い出させられる」という和訳は日本語としてぎこちないので、「〜を思い出す」とするほうが無難です。

"inform"の場合、"of 〜"の主語は不可
構文がわかりにくい受動態(2) この項目の先頭へ↑

「[主語] + inform + A + of 〜」の意味は「[主語]がAに〜を知らせる」です。"inform"で《受動態》を作る場合、"of 〜"を[主語]にすることはできません。

"inform"の《受動態》の形は常に「A + be informed of 〜 + by + [主語]」です。意味は「Aは[主語]によって〜を知らされる、Aは[主語]が原因で〜を知る」です。

# 【能 動 態】:[主語] + inform + A + of 〜
# 【×受動態】:of 〜 + be informed A + by + [主語]
# 【○受動態】:A + be informed of 〜 + by + [主語]

能動態
【例文】:Television informed me of the news of flash flood.
【和訳】:テレビが私に鉄砲水のニュースを伝えた。
受動態
【例文】:鉄砲水のニュースはテレビで知らされた。
【 × 】:Of the news of flash flood was informed me by television.
【 ○ 】:I was informed of the news of flash flood by television.
→"of the news of flash flood"を[主語]にするのは不可

"rob"の場合、"of 〜"の主語は不可
構文がわかりにくい受動態(3) この項目の先頭へ↑

「[主語] + rob + A + of 〜」の意味は「[主語]がAから〜を奪う、盗む」です。"rob"で《受動態》を作る場合、"of 〜"を[主語]にすることはできません。

"rob"の《受動態》の形は常に「A + be robbed of 〜 + by + [主語]」です。意味は「Aは[主語]によって〜を奪われる、盗まれる」です。

# 【能 動 態】:[主語] + rob + A + of 〜
# 【×受動態】:of 〜 + be robbed A + by + [主語]
# 【○受動態】:A + be robbed of 〜 + by + [主語]

能動態
【例文】:A masked man robbed the woman of her handbag.
【和訳】:目出し帽を被った男が女性のハンドバックを奪った。
受動態
【例文】:女性は目出し帽の男にハンドバックを奪われた。
【 × 】:Of her handbag was robbed the woman by a masked man.
【 ○ 】:The woman was robbed of her handbag by a masked man.
→"of her handbag"を[主語]にするのは不可

"deprive"の場合、"of 〜"の主語は不可
構文がわかりにくい受動態(4) この項目の先頭へ↑

「[主語] + deprive + A + of 〜」の意味は「[主語]がAから〜を奪う」です。"deprive"で《受動態》を作る場合、"of 〜"を[主語]にすることはできません。

"deprive"の《受動態》の形は常に「A + be deprived of 〜 + by + [主語]」です。意味は「Aは[主語]によって〜を奪われる」です。

# 【能 動 態】:[主語] + deprive + A + of 〜
# 【×受動態】:of 〜 + be deprived A + by + [主語]
# 【○受動態】:A + be deprived of 〜 + by + [主語]

能動態
【例文】:Wars deprive children of the opportunity of education.
【和訳】:戦争は子供たちから教育の機会を奪う。
受動態
【例文】:子供たちは戦争によって教育の機会を奪われる。
【 × 】:Of the opportunity of education is deprived children by wars.
【 ○ 】:Children are deprived of the opportunity of education by wars.
→"of her handbag"を[主語]にするのは不可

"defraud"の場合、"of 〜"の主語は不可
構文がわかりにくい受動態(5) この項目の先頭へ↑

「[主語] + defraud + A + of 〜」の意味は「[主語]がAから〜をだまし取る」です。"defraud"で《受動態》を作る場合、"of 〜"を[主語]にすることはできません。

"defraud"の《受動態》の形は常に「A + be defrauded of 〜 + by + [主語]」です。意味は「Aは[主語]によって〜をだまし取られる」です。

# 【能 動 態】:[主語] + defraud + A + of 〜
# 【×受動態】:of 〜 + be defrauded A + by + [主語]
# 【○受動態】:A + be defrauded of 〜 + by + [主語]

能動態
【例文】:A self-styled 'researcher' defrauded the university of five million yen.
【和訳】:自称「研究者」が大学から五百万円をだまし取った。
受動態
【例文】:大学は自称「研究者」に五百万円をだまし取られた。
【 × 】:Of five million yen was defrauded the the university by a self-styled 'researcher'.
【 ○ 】:The university was defrauded of five million yen by a self-styled 'researcher'.
→"of five million yen"を[主語]にするのは不可

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日本語では能動態、英語では受動態

ゼロから始める能動態と受動態(29)
日本語では能動態、英語では受動態(1)
感情を表わす動詞(surpriseやpleaseなど) 先頭へ

「〜驚かされる」 = 「〜に驚く」

感情を表わす動詞の場合、日本語では「驚く、喜ぶ」ですが、英語では通例、《受動態》を使います。意味は「〜によって驚かされる、〜によって喜ばされる」です。

和訳の際は、日本語らしくするため「〜に驚く、〜に喜ぶ」でたいていの場合OKです。

日本語では能動態、英語では受動態の代表的な動詞
  • surprise 〜(〜を驚かす), alarm 〜(〜を驚かす), amaze 〜(〜を驚愕させる), astonish 〜(〜を驚かす)
  • frighten 〜(〜をおびえさせる), shock 〜(〜をぎょっとさせる)
  • amuse 〜(〜を楽しませる), delight 〜(〜を喜ばす), please 〜(〜を喜ばす)
  • satisfy 〜(〜を満足させる), excite 〜(〜を興奮させる), interest 〜(〜に興味を持たせる)
  • disappoint 〜(〜をがっかりさせる), irritate 〜(〜をイライラさせる)
  • worry 〜(〜を心配させる), upset 〜(〜を不安に陥れる)

能動態
【例文】:その巨大なクモは私を驚かせた。
【英訳】:The gigantic spider surprised me.
→"surprise"の意味は「〜を驚かせる」
受動態
【例文】:私はその巨大なクモに驚いた。
【 × 】:I surprised at the gigantic spider.
【 ○ 】:I was surprised at the gigantic spider.
→"surprise"の意味は「〜を驚かせる」、"be surprised at 〜"の意味は「〜に驚く」

能動態
【例文】:宇宙探査機の無事の帰還は研究者たちを喜ばせた。
【英訳】:The safe return of the space probe pleased the researchers.
→"please"の意味は「〜を喜ばせる」
受動態
【例文】:研究者たちは宇宙探査機の無事の帰還を喜んだ。
【 × 】:The researchers pleased at the safe return of the space probe.
【 ○ 】:The researchers were pleased at the safe return of the space probe.
→"please"の意味は「〜を喜ばせる」、"be pleased at 〜"は「〜に喜ぶ」の意味

能動態
【例文】:大きな余震が住民たちを不安に陥れました。
【英訳】:The big aftershock upset the inhabitants.
→"upset"の意味は「〜を不安に陥れる」
受動態
【例文】:住民たちは大きな余震に不安に感じた。
【 × 】:The inhabitants upset at the big aftershock.
【 ○ 】:The inhabitants were upset at the big aftershock.
→"upset"の意味は「〜を不安に陥れる」、"be upset at 〜"は「〜を不安に感じる」の意味

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ゼロから始める能動態と受動態(30)
日本語では能動態、英語では受動態(2)
主語 + be born(主語が生まれる)など 先頭へ

日本語からの直訳が不可の表現

日本語では《能動態》、英語では《受動態》で表わす代表的な表現をいくつかまとめます。

日本語では能動態、英語では受動態の主な表現

主語 + be born(主語が生まれる)
日本語では能動態、英語では受動態(2)……主語 + be born(主語が生まれる)など(1) この項目の先頭へ↑

「〜が生まれる」は通例、"bear"の《受動態》を使って"〜 be born"と表現します。"bear"の意味は「子供を生む」です。

【例文】:私は北京で生まれました
【 × 】:I bore in Peking.
【 ○ 】:I was born in Peking.
→"bear"の受動態"be born in 〜"を使う

be obliged to 〜(〜しなければならない)
日本語では能動態、英語では受動態(2)……主語 + be born(主語が生まれる)など(2) この項目の先頭へ↑

"be obliged to 〜"の意味は、「(法律や規則により)〜しなければならない、〜することは当然である」です。この意味の場合、"oblige"は《受動態》で使います。"oblige"の意味は「〜させる、〜することを義務とする」です。

【例文】:旅行者は検問所でパスポートを見せなければならない
【 × 】:Travellers oblige to show their passport at the checkpoint.
【 ○ 】:Travellers are obliged to show their passport at the checkpoint.
→"oblige"の受動態"be obliged to 〜"を使う

be supposed to 〜(〜しなければならない)
日本語では能動態、英語では受動態(2)……主語 + be born(主語が生まれる)など(3) この項目の先頭へ↑

"be suppose to 〜"の意味は、「(義務や決まりごとなので)〜しなければならない、〜することは当然である」です。この意味の場合、"suppose"は《受動態》で使います。"suppose"の意味は「〜であると思う、〜であるという考えを持つ」です。

【例文】:十時には寝なさい
【 × 】:You supposed go to bed at ten o'clock.
【 ○ 】:Your are suppose to go to bed at ten o'clock.
→"suppose"の受動態の"be supposed to 〜"を使う

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日本語の受動態の直訳では不可の表現

ゼロから始める能動態と受動態(31)
日本語の受動態の直訳では不可の表現 先頭へ

そののまま受動態では不可

英訳の際、日本語では《受動態》だけど、英語では《受動態》を使わない表現をまとめます。

英語では受動態を使わない表現

「医者に診てもらう」 = 「医者に行く」
日本語の受動態の直訳では不可の表現(1) この項目の先頭へ↑

「〜してもらう」とあるので《受動態》のような気がします。しかし、英語では「医者に診てもらう」は、「医者のところへ行く」(= go to see a doctor)と表現するのが普通です。

「医者に診てもらう」の直訳"be seen by a doctor"は、「自分が何かしているところを医者に見られてしまう」の意味です。

# 「医者に診てもらう」……go to see a doctor

【例文】:咳が止まらないので、医者に診てもらいました
【 × 】:I was seen by a doctor because of continued cough.
【 ○ 】:I went to see a doctor because of continued cough.

「待たされる」 = 「待つことを強いられる」
日本語の受動態の直訳では不可の表現(2) この項目の先頭へ↑

「〜される」とあるので《受動態》のような気がします。しかし、"wait"に「〜を待たせる」の意味はないので、"I am waited"は文法的に不可です。

「待たされる」は「待つことを強いられる」と解釈して、"keep"の《受動態》を使い"be kept 〜ing"と表現します。

# 「待たされる」……be kept waiting

【例文】:バスの定期券を買うのに三十分以上も待たされた。
【 × 】:I was waited more than half an hour when I bought a bus pass.
【 ○ 】:I was kept waiting more than half an hour when I bought a bus pass.

「〜だと思われる」 = 「〜だと思う、〜のようだ」
日本語の受動態の直訳では不可の表現(3) この項目の先頭へ↑

「〜われる」とあるので《受動態》のような気がします。

よくよく考えてみると、日本語で「〜だと思われる」と表現する場合、第三者の影響で「〜だと思う」わけではありません。ニュアンスは「自分で素直に考えてそう思う」です。自分以外の第三者が原因となる「受動」のニュアンスはありません。

英語の場合も《受動態》を使わずに、"I think 〜."や"I suppose 〜."とします。あるいは、「〜と思われる」 = 「〜のようだ、〜のように見える」と解釈して、"It seems 〜. It looks 〜. It appears 〜."と表現します。

# 「〜だと思われる」 = 「〜だと思う」……I think/suppose that 〜
# 「〜だと思われる」 = 「〜のようだ」……It seems/looks/appears that 〜

【例文】:この地区の放射性物質の除染は完了したと思われる
(= この地区の放射性物質の除染は完了したと思う)
【 × 】:I am thought that radioactive decontamination in this area has been completed.
【 ○ 】:I think that radioactive decontamination in this area has been completed.
【 ○ 】:I suppose that radioactive decontamination in this area has been completed.

【例文】:この地区の放射性物質の除染は完了したと思われる
(= この地区の放射性物質の除染は完了したようだ)
【 × 】:It is seemed that radioactive decontamination in this area has been completed.
【 ○ 】:It seems that radioactive decontamination in this area has been completed.
【 ○ 】:It looks that radioactive decontamination in this area has been completed.
【 ○ 】:It appears that radioactive decontamination in this area has been completed.

"seem, look, appera"には「他者に〜だと思わせる」という意味はありません。なので、"It is seemed 〜. It is looked 〜. It is appeared 〜."は文法的にも不可です。