【ゼロから始める英文法】
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
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【ゼロから始める分詞】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める分詞

語句編
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
構文編
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
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ゼロから始める分詞(1)
「分詞」って何だっけ 先頭へ

分詞とは形容詞や副詞の意味を持たせた動詞

形容詞副詞の意味で使う動詞《分詞》と言います。

日本語で言えば、「歩く」が動詞です。形容詞として使った「歩いている〜」や「歩く〜」が《分詞》に相当します。あるいは、副詞として使った「歩いていると〜」「歩いていたので〜」も《分詞》に相当します。

たいていの動詞は語尾に"ing"、あるいは、"ed"を付けると、《分詞》として使うことができます。

形容詞としての分詞
「分詞」って何だっけ(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:泳いでいるラッコはすごくかわいい。
【英訳】:Swimming sea otters are really cute.

"swimming"は《現在分詞》です。【英訳】では形容詞として、「泳いでいる〜」の意味で使っています。

【例文】:ケガをした人は救急車で病院へ運ばれました。
【英訳】:Some injured people were transported to hospital by ambulance.

"injured"は《過去分詞》です。【英訳】では形容詞として、「ケガをした〜」の意味で使っています。動詞の"injure"の意味は「〜にケガをさせる」。これが《過去分詞》になると意味は「ケガをさせられた〜」、つまり、「ケガをした〜」です。

副詞としての分詞
「分詞」って何だっけ(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:国語の教科書を失くして、先生にひどく怒られた。
【英訳】:Having lost my Japanese-language textbook, I was severely told off by my teacher.

"having lost"は《現在分詞》です。【英訳】では副詞として文全体を補足説明し、「〜を失くして」の意味で使っています。

動詞としての分詞
「分詞」って何だっけ(3) この項目の先頭へ↑

《分詞》be動詞や"助動詞have"と結び付いて進行時制完了時制受動態を作ることができます。

【例文】:生徒全員でラジオ体操をやっている
【英訳】:All the students are doing radio calisthenics.

"doing"は《現在分詞》です。be動詞と結び付いて進行時制を作ります。

【例文】:三十歳を過ぎてから花粉症になりました
【英訳】:I've had hay fever since I was thirty years old.

"had"は《過去分詞》です。助動詞have と結び付いて現在完了時制を作ります。

【例文】:この絵は象によって描かれた
【英訳】:This picture was painted by an elephant.

"painted"は《過去分詞》です。be動詞と結び付いて受動態を作ります。

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ゼロから始める分詞(2)
現在分詞と過去分詞 先頭へ

分詞は二種類ある

《分詞》には《現在分詞》《過去分詞》があります。

現在分詞
現在分詞と過去分詞(1) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》はたいてい現在進行中の物事を表わし、ニュアンスは「〜している、〜の状態である」です。原則として、《現在分詞》動詞の原形に"ing"を付けて作ります→【参照】: 『現在分詞の作り方

# 現在分詞の意味……「〜している、〜の状態である」(現在進行中の物事)

【例文】:増加する紫外線の量はオゾン層の破壊が原因だ。
【英訳】:The depletion of the ozone layer has caused the increasing amount of ultraviolet.

"increasing"は《現在分詞》です。【英訳】では形容詞として、「増加する〜」の意味で使っています。

【関連トピック】
現在分詞の作り方

過去分詞
現在分詞と過去分詞(2) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》はたいていとっくに完了した動作、あるいは、昔から続いている状態を表わし、ニュアンスは「〜された、〜されている」です。ほとんどの《過去分詞》は「〜された」というニュアンスを含みます。原則として、《過去分詞》動詞の原形に"ed"を付けて作ります→【参照】: 『過去分詞の作り方

# 過去分詞の意味……「〜された、〜されている」(とっくに完了した動作、昔から続いている状態)

【例文】:ゆで卵を嫌いな人もいる。
【英訳】:Some people dislike eating a boiled egg.

"boiled"は《過去分詞》です。【英訳】では形容詞として、「ゆでられた〜」の意味で使っています。

【例文】:地域住民に愛されているこの映画館は、もっぱら旧作を上映している。
【英訳】:This movie theater loved by local residents shows only old movies.

"loved"は《過去分詞》です。【英訳】では形容詞として、「愛されている〜」の意味で使っています。

【関連トピック】
過去分詞の作り方
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ゼロから始める分詞(3)
現在分詞と動名詞はどこが違うの? 先頭へ

見た目はまったく同じ、表わす意味が違う

《現在分詞》動名詞も見た目はまったく同じです。

"do"に"ing"を付けると→"doing"……「現在分詞」であり「動名詞」でもある
"eat"に"ing"を付けると→"eating"……「現在分詞」であり「動名詞」でもある

違いは意味だけです。

# 現在分詞→→→形容詞や副詞として使った動詞
# 動名詞→→→その名の通り、名詞として使った動詞

なので、ing形の意味が「〜すること、〜している状態であること」だったら動名詞、それ以外だったら《現在分詞》です。

【例文】:私のことを絵に描いている人物を絵に描くのはなかなか面白かった。
【英訳】:It was fairly funny painting a person painting me.

一つ目の"painting"の意味は「〜を絵に描くこと」。名詞として機能しているので動名詞です。二つ目の"painting"の意味は「絵を描いている〜」。"a person"の意味を補足して形容詞として機能しているので《現在分詞》です。

【関連トピック】
ゼロから始める動名詞
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分詞の機能

ゼロから始める分詞(4)
分詞の機能 先頭へ

分詞ができること

文の中で《分詞》がどういう役割を果たすのかまとめます。《分詞》副詞として使う分詞構文は独立した項目を設けています→【参照】: 『分詞構文

【目次】: 分詞の機能
【関連トピック】
分詞構文
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分詞の機能: 形容詞としての分詞
ゼロから始める分詞(5)
分詞の機能: 形容詞としての分詞 先頭へ

分詞で名詞の意味を補足する

【目次】: 形容詞としての分詞

名詞の前に置く場合
分詞の機能: 形容詞としての分詞(1) この項目の先頭へ↑

《分詞》はもともと動詞ですが、形容詞として使うことがあります。《分詞》が一語の場合は通例、他の形容詞と同じように、たいてい名詞のすぐ前に置きます。

# 分詞が作る句が一語の場合……名詞の前に置く

【例文】:あの吠えている犬は散歩に連れて行って欲しいにちがいない。
【英訳】:That barking dog must want to be walked.

"barking"は《現在分詞》です。形容詞として"dog"を補足説明しています。"barking"の意味は「吠えている〜」。

【例文】:盗まれた金庫はまだ見つかっていません。
【英訳】:The stolen safe has not been found yet.

"stolen"は《過去分詞》です。形容詞として"safe"を補足説明しています。"stolen"の意味は「盗まれた〜」。

名詞の後ろに置く場合
分詞の機能: 形容詞としての分詞(2) この項目の先頭へ↑

《分詞》に目的語や補語がくっついて長い句になると、名詞の後ろに置きます。

# 分詞が作る句が二語以上の場合……名詞の後ろに置く

【例文】:驚くべきことに、空から降って来た物体は、たくさんの生きた魚だった。
【 × 】:Amazingly, the falling from the sky objects turned out to be a number of live fishes.
【 ○ 】:Amazingly, the objects falling from the sky turned out to be a number of live fishes.

"falling from the sky"は《現在分詞》です。語数的にかなり長い句なので、形容詞として使うときは名詞("objects")の“後ろ”に置きます。

英語の場合、「空から降って来た物体」ではなく、「物体(空から降って来た)」と表現します→【参照】: 『英語の“クセ”:英語は、名詞の次にその名詞の状況説明を置くのが好き

【例文】:未知の言語で書かれたこの本の解読に成功した者はいない。
【 × 】:Nobody has succeeded in reading this written in an unknown language book.
【 ○ 】:Nobody has succeeded in reading this book written in an unknown language.

"written in an unknown language"は《過去分詞》です。語数的にかなり長い句なので、形容詞として使うときは名詞("book")の後ろに置きます。

英語の場合、「未知の言語で書かれたこの本」ではなく、「この本(未知の言語で書かれた)」と表現します→【参照】: 『英語の“クセ”:英語は、名詞の次にその名詞の状況説明を置くのが好き

関係代名詞と置き換え可能な場合
分詞の機能: 形容詞としての分詞(3) この項目の先頭へ↑

《分詞》はよく形容詞として名詞の意味を補足説明します。関係代名詞も、同じように、形容詞として名詞の意味を補足説明します。なので、「名詞 + 関係代名詞節」はよく「名詞 + 現在分詞」や「名詞 + 過去分詞」とほぼ同じ意味を表わします。

過去分詞
分詞の機能: 形容詞としての分詞(3)関係代名詞と置き換え可能な場合(1) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》は関係代名詞節から"who is"や"which were"などを省略した形としてよく使います。ニュアンスの変化もほとんどありません。

【例文】:クラスメートに励まされた男の子はトラックの最後の一周を走った。
【英訳】:The boy encouraged by his classmates ran the final lap of the track.
(= The boy who was encouraged by his classmates ran the final lap of the track.)
→"who was"は省略可能

【例文】:ミサイル攻撃を受けたフリゲート艦は数分で沈没した。
【英訳】:The frigate attacked with missiles sank in minutes.
(= The frigate which was attacked with missiles sank in minutes.)
→"which was"は省略可能

現在分詞
分詞の機能: 形容詞としての分詞(3)関係代名詞と置き換え可能な場合(2) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》はニュアンスが限定されます。《現在分詞》はもっぱら、「進行中の動作」「習慣的行為」を表わすときに使います。《現在分詞》で終了した動作を表わすことはできません。

【例文】:自転車に乗っていた少年は、危うく車に轢かれるところだった。
【 ○ 】:The boy who was riding a bicycle was almost run over by a car.
【 ○ 】:The boy riding a bicycle was almost run over by a car.

「乗っていた」は過去の進行中の動作なので、《現在分詞》に言い換えることができます。

【例文】:自転車で転けた少年にケガはなかったようだ。
【 × 】:The boy falling off his bike looked uninjured.
【 ○ 】:The boy who fell off his bike looked unijnjured.

「転けた」は過去の進行中の動作ではないので、《現在分詞》に言い換えるのは通例不可。

【例文】:スクーターで通学している生徒は、二三人しかいない。
【 ○ 】:There are only a few students who come to school by scooter.
【 ○ 】:There are only a few students coming to school by scooter.

「通学する」のは毎日習慣的に繰り返される行為なので、《現在分詞》に言い換えることができます。

【例文】:無許可でスクーターに乗って学校に来た生徒は停学になりました。
【 × 】:The student coming to school by scooter without permission was suspended.
【 ○ 】:The student who came to school by scooter without permission was suspended.

「来た」は習慣的に繰り返される行為ではないので、《現在分詞》に言い換えるのは不可。

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分詞の機能: 補語としての分詞
ゼロから始める分詞(6)
補語としての分詞 先頭へ

補語として主語や目的語の意味を補う分詞

《分詞》はもともと動詞ですが、形容詞として使うこともあります。なので補語として主語や目的語の意味を補うことができます。《現在分詞》《過去分詞》を補語として使う代表的な例をまとめます。

【目次】: 補語として使う分詞

「主語 + 動詞 + 分詞」
分詞の機能: 補語としての分詞(1) この項目の先頭へ↑

《分詞》は補語として主語の意味を補います。

【例文】:タイヤがパンクしていたにもかかわらず、車は走り続けた。
【英訳】:My car kept going in spite of a flat tire.

"going"は《現在分詞》です。文全体の主語"My car"の補語として機能します。"kept going"の意味は「(車が)走り続けた」です。

【例文】:未だに数百人の人々が瓦礫の下に閉じ込められたままだ。
【英訳】:Hundreds of people still remain trapped under rubble.

"trapped"は《過去分詞》です。文全体の主語"Hundreds of people"の補語として機能します。"remain trapped"の意味は「(人々が)閉じ込められた状態のままである」です。

「主語 + 知覚動詞 + 目的語 + 現在分詞」
分詞の機能: 補語としての分詞(2) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》は"see"や"hear"などの「知覚動詞」の目的語の意味を補う補語としてよく使います。

【例文】:数匹の猿たちが温泉につかっているのを見ました。
【英訳】:I saw several monkeys bathing in a hot spring.

"bathing"は《現在分詞》です。文全体の目的語"several monkeys"の補語として機能します。"several monkeys bathing in a hot spring"の意味は「数匹の猿たちが温泉につかっている」です。

【例文】:The whole class heard our teacher's stomach growling
【和訳】:クラスの全員が先生のお腹がグウと鳴るのを聞いた。

"growling"は《現在分詞》です。文全体の目的語"our teacher's stomach"の補語として機能します。"our teacher's stomach growling"の意味は「先生のお腹がグウと鳴る」です。

「主語 + have + 目的語 + ing形」
分詞の機能: 補語としての分詞(3) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》は「主語 + have + 目的語 + ing形」の形で命令や経験、容認を表わします。《現在分詞》は補語として目的語の意味を補います→【参照】: 『ゼロから始める「have + 目的語 + 動詞」……「have + 目的語 + 動詞のing形」

【例文】:子供が帰宅したら、手を洗わせて下さい。
【英訳】:You should have your children washing their hands when they come home.

"washing"は《現在分詞》です。文全体の目的語"your children"の補語として機能します。"your children washing their hands"の意味は「子供たちが手を洗う」です。

【例文】:悪天候のため、私たちは島を離れることができませんでした。
【英訳】:The bad weather didn't have us leaving the island.

"leaving"は《現在分詞》です。文全体の目的語"us"の補語として機能します。"us leaving this island"の意味は「私たちがこの島を離れる」です。

「主語 + have + 目的語 + 過去分詞」
分詞の機能: 補語としての分詞(4) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》「主語 + have + 目的語 + 過去分詞」の形でお願いや命令、被害、容認を表わします。《過去分詞》は補語として目的語の意味を補います→【参照】: 『ゼロから始める「have + 目的語 + 動詞」……have + 目的語 + 過去分詞」

【例文】:ワンちゃんを散歩に連れて行ってもらおう。
【英訳】:I'll have my dog walked.

"walked"は《過去分詞》です。文全体の目的語"my dog"の補語として機能します。"my dog walked"の意味は「犬が散歩に連れて行ってもらう」です。

【例文】:家全体を火山灰で覆われた
【英訳】:We had our house covered in volcano ash.

"covered"は《過去分詞》です。文全体の目的語"our house"の補語として機能します。"our house covered in volcano ash"の意味は「家を火山灰で覆われる」です。

「主語 + get + 目的語 + ing形」
分詞の機能: 補語としての分詞(5) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》は「主語 + get + 目的語 + ing形」の形で命令や経験、容認を表わします。《現在分詞》は補語として目的語の意味を補います→【参照】: 『ゼロから始める「get + 目的語 + 動詞」……「get + 目的語 + 動詞のing形」

【例文】:台所の換気扇は回しておいて下さい
【英訳】:Get the kitchen fan moving.

"moving"は《現在分詞》です。文全体の目的語"the kitchen fan"の補語として機能します。"the kitchen fan moving"の意味は「台所の換気扇が回る」です。

【例文】:知事は被災地へ救助隊を派遣するよう要請した。
【英訳】:The governor asked to get a rescue team going to the disaster area.

"going"は《現在分詞》です。"get"の目的語"a rescue team"の補語として機能します。"a rescue team going to the disaster area."の意味は「救助隊が被災地へ赴く」です。

「主語 + get + 目的語 + 過去分詞」
分詞の機能: 補語としての分詞(6) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》は「主語 + get + 目的語 + 過去分詞」の形でお願いや命令、被害、容認を表わします、《過去分詞》は補語として目的語の意味を補います→【参照】: 『ゼロから始める「get + 目的語 + 動詞」……get + 目的語 + 過去分詞」

【例文】:ハンドバッグをひったくられた
【英訳】:I got my handbag snatched.

"snatched"は《過去分詞》です。文全体の目的語"my handbag"の補語として機能します。"my handbag snatched"の意味は「ハンドバッグをひったくられる」です。

【例文】:車を車検に出さないといけない。
【英訳】:I have to get my car inspected.

"inspected"は《過去分詞》です。文全体の目的語"my car"の補語として機能します。"my car inspected"の意味は「私の車を車検で調べられる」です。

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分詞の機能: 動詞としての分詞
ゼロから始める分詞(7)
分詞の機能: 動詞としての分詞 先頭へ

進行時制や受動態を作る分詞

《分詞》動詞として進行時制完了時制受動態を作ることができます。

【目次】: 動詞としての分詞

be動詞 + ing形 = 進行時制
分詞の機能: 動詞としての分詞(1) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》be動詞の次に置いて進行時制を作ることができます→【参照】: 『ゼロから始める時制……進行時制

【例文】:世界の平均気温は年々上昇しつつある
【英訳】:The average temperature of the world is getting higher year after year.

"getting"は《現在分詞》です。be動詞と結び付いて進行時制を作ります。"is getting"の意味は「〜になりつつある」。

【例文】:うちの子はあそこでブランコに乗って遊んでいます
【英訳】:My kid is playing on the swings over there.

"playing"は《現在分詞》です。be動詞と結び付いて進行時制を作ります。"is playing"の意味は「遊んでいる」。

have + 過去分詞 = 完了時制
分詞の機能: 動詞としての分詞(2) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》助動詞の"have"の次に置いて完了時制を作ることができます→【参照】: 『ゼロから始める時制……完了時制

【例文】:辛いものを食べて食欲が出て来た
【英訳】:Spicy foods have given me an appetite.

"given"は《過去分詞》です。助動詞の"has"と結び付いて現在完了時制を表わします。

【例文】:あなたに千円貸していたのを今思い出した。
【英訳】:I just remembered that I had lent you a thousand yen.

"lent"は《過去分詞》です。助動詞の"had"と結び付いて過去完了時制を表わします。

be動詞 + 過去分詞 = 受動態
分詞の機能: 動詞としての分詞(3) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》助動詞の"be"の次に置いて受動態を作ることができます→【参照】: 『ゼロから始める「受動態」

【例文】:五百円玉は主にニッケルと銅から作られています
【英訳】:The 500-yen coin is mainly made of nickel and copper.

"made"は《過去分詞》です。be動詞の"is"と結び付いて受動態を作ります。"is made of 〜"の意味は「〜で作られている」。

【例文】:災害救助犬によって十名の行方不明者が見つけられた
【英訳】:Ten missing people were found by search and rescue dogs.

"lent"は《過去分詞》です。be動詞の"were"と結び付いて受動態を作ります。"were found"の意味は「見つけられた」。

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ゼロから始める分詞(8)
分詞の目的語や補語はどこにある? 先頭へ

分詞の目的語と補語

《分詞》はもともと動詞なので、目的語や補語を取ることができます。そのため、ときどき《分詞》が妙に長い句を作ります。

# 「分詞 + 目的語」

【例文】:自転車に乗る人は歩行者を優先させるべきです。
【英訳】:People riding a bicycle have to let pedestrians go first.

【英訳】の場合、"riding"は《分詞》です。目的語の"a bicycle"を従えて意味は「自転車に乗る〜」です。"riding a bicycle"は形容詞として"people"を後ろから補足説明します。

# 「分詞 + 補語」

【例文】:ひどく寂しそうに見えたその小さな男の子は、迷子であることがわかりました。
【英訳】:That little boy looking very sad turned out to be a lost child.

【英訳】の場合、"looking"は《分詞》です。補語の"very sad"を従えて意味は「ひどく寂しそうに見える〜」です。"looking very sad"は形容詞として"that little boy"を後ろから補足説明します。

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分詞の主語はどこにある?

ゼロから始める分詞(9)
分詞の主語はどこにある? 先頭へ

動詞としての分詞の主語の位置

《分詞》はもともと動詞なので必ず主語があります。文全体の主語と同一、あるいは、動詞の目的語が《分詞》の主語になることもあります。

【目次】: 分詞の主語

形容詞としての分詞の場合
分詞の主語はどこにある(1) この項目の先頭へ↑

《分詞》形容詞として使う場合、《分詞》の主語は補足説明するターゲットの名詞です。なので、たいてい《分詞》の主語は《分詞》のすぐ前か後ろにあります。

# 形容詞として機能する分詞の主語……分詞のすぐ前か後ろにある

【例文】:客商売には笑顔が欠かせない。
【英訳】:A smiling face is essential for the entertainment business.

【英訳】の場合、"smiling"は《現在分詞》です。後ろにある"face"を補足説明します。なので、"smiling"の「主語」は"face"です。「笑っている」のは「顔」です。

【例文】:乱暴に蹴られた選手はアキレス腱を切断しました。
【英訳】:The player kicked violently cut his Achilles tendon.

【英訳】の場合、"kicked"は《過去分詞》です。前にある"the player"を補足説明します。なので、"kicked"の「主語」は"the player"です。「蹴られた」のは「選手」です

補語としての分詞の場合
分詞の主語はどこにある(2) この項目の先頭へ↑

《分詞》を補語として使う場合、《分詞》の主語は文全体の「主語」か文全体の「目的語」です。

主語に対する補語の場合
分詞の主語はどこにある?(2)補語としての分詞の場合(1) この項目の先頭へ↑

《分詞》を主語に対する補語として使う場合、《分詞》の主語は文全体の主語と同じです。

【例文】:観客は総立ちで拍手をしていた
【英訳】:All the audience stood clapping their hands.

【英訳】の場合、"clapping"は《現在分詞》です。主語の"all the audience"に対する補語として機能します。なので、"clapping"の主語は、文全体の主語と同じ"all the audience"です。拍手をしているのは「すべての観客」です。

【例文】:そのエレベーターは停止させられたままだ。
【英訳】:The elevator remains stopped.

【英訳】の場合、"stopped"は《過去分詞》です。主語の"the elevator"に対する補語として機能します。"stopped"の主語は、文全体と同じ"the elevator"です。停止させられているのは「そのエレベーター」です。

目的語に対する補語の場合
分詞の主語はどこにある?(2)補語としての分詞の場合(2) この項目の先頭へ↑

《分詞》を目的語に対する補語として使う場合、《分詞》の主語は目的語です。

【例文】:ゾウの一団はライオンたちが通り過ぎるのをじっと見ていた。
【英訳】:The group of elephants was watching the lions passing by.

【英訳】の場合、"passing"は《現在分詞》です。目的語の"the lions"に対する補語として機能します。なので、"passing"の主語は"the lions"です。通り過ぎて行くのは「ライオンたち」です。

【例文】:ドアの鍵をかけ忘れたかもしれない。
【英訳】:I might have left the door unlocked.

【英訳】の場合、"unlocked"は《過去分詞》です。目的語の"the door"に対する補語として機能します。なので、"unlocked"の主語は"the door"です。鍵がかかっていないのは「ドア」です。

分詞構文の場合
分詞の主語はどこにある(3) この項目の先頭へ↑

分詞構文の主語はよく省略します→【参照】: 『分詞構文の主語……文全体と同じ場合』 『分詞構文の主語……文全体と違う場合

主語を必ず省略する場合
分詞の主語はどこにある?(3)分詞構文の場合(1) この項目の先頭へ↑

《分詞》副詞として使う場合、主語は《分詞》の前に置きます。ただし、《分詞》の主語が文全体の主語と同じときは、必ず省略します。

【例文】:数学の授業中、すっかり眠りこけていた。
【 × 】:I taking the math class, I deeply fell asleep.
【 ○ 】:Taking the math class, I deeply fell asleep.
(= While I was taking the math class, I deeply fell asleep.)

《現在分詞》の"taking"の主語は"I"です。しかし、文全体の主語も同じ"I"なので、"taking"の主語"I"は通例省略します。付けるとかえって不自然です。

主語を必ず明示する場合
分詞の主語はどこにある?(3)分詞構文の場合(2) この項目の先頭へ↑

《分詞》の主語が文全体の主語と異なるときは、省略不可です。

【例文】:数学の授業を受けている最中、突然火災報知器が鳴り出した。
【 × 】:Taking the math class, the fire alarms abruptly went off.
【 ○ 】:We taking the math class, the fire alarms abruptly went off.
(= When we were taking the math class, the fire alarms abruptly went off.)

《現在分詞》の"taking"の主語は"we"です。一方、文全体の主語は"the fire alarms"です。なので、"taking"の主語"we"の省略は不可。"we"を省略すると、数学の授業を受けていたのが「誰」なのかわからなくなります。

《分詞》の主語が文全体の主語と異なる場合、《分詞》の主語の前に前置詞の"with"を置くことがあります→【参照】: 『分詞構文: 分詞構文の主語……文全体と違う場合: "with"付きの分詞構文

【例文】:雷が木を直撃して火災が発生した。
【英訳】:With lightning striking a tree, the fire started.
(= Lightning striking a tree, the fire started.)
(= Lightning struck a tree and the fire started.)

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分詞の時制

ゼロから始める分詞(10)
分詞の時制(1)
現在分詞の場合 先頭へ

分詞の時制

《分詞》は元々動詞なので、意味の上では時制を表わすことができます。

【目次】: 分詞の時制

通常の現在分詞
分詞の時制: 現在分詞の場合(1) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》は元々動詞なので、意味の上では時制を表わすことができます。

文全体の時制と同じ
分詞の時制: 現在分詞の場合(1a) この項目の先頭へ↑

通例、《現在分詞》は文全体の時制と同じ時制を表わします。

【例文】:増加する紫外線の量はオゾン層の破壊が原因だ。
【英訳】:The depletion of the ozone layer causes the increasing amount of ultraviolet.

《現在分詞》"increasing"の時制は、文全体と同じ「現在」です。"increasing"の意味は「増えつつある〜」です。

【例文】:乗客は何の説明もなしに数時間機内で待たされた
【英訳】:The passengers were kept waiting for hours in the plane without any information.

《現在分詞》"waiting"の時制は、文全体と同じ「過去」です。"waiting"の意味は「待っている」です。

「having + 過去分詞」
分詞の時制: 現在分詞の場合(1b) この項目の先頭へ↑

《現在分詞》が文全体の時制より昔のことを表わす場合は「having + 過去分詞」を使います。

# 「having + 過去分詞」……文全体より昔のことを表わす

「having + 過去分詞」は、二つの出来事に対してどちらが先、どちらが後をはっきりさせるので、もっぱら分詞構文で使います→【参照】: 『分詞構文:「having + 過去分詞」の分詞構文

【例文】:長いこと入院していたので、授業について行くことができませんでした。
【英訳】:Having stayed in the hospital for long, I was unable to catch up with classes.
(= Since I had stayed in the hospital for long, I was unable to catch up with classes.)

《現在分詞》"having stayed "の時制は、文全体の時制よりもさらに昔です。"having stayed in"の意味は「〜にいたので」です。

【例文】:Having obtained the international driving license, I traveled in China by car.
【英訳】:国際運転免許を取得していたので、中国旅行は車で周ってきた。
(= Since I had obtained my international driving license, I traveled in China by car.)

《現在分詞》"having obtained "の時制は、文全体の時制よりもさらに昔です。"having obtained "の意味は「〜を取得していたので」です。

過去分詞
分詞の時制: 過去分詞の場合(1) この項目の先頭へ↑

《過去分詞》は元々動詞なので、意味の上では時制を表わすこともできます。

過去分詞の時制
  1. 過去分詞が「動作動詞(動作を表わす動詞)」……文全体の時制より一つ昔を表わす
  2. 過去分詞が「状態動詞(状態を表わす動詞)」……文全体と同じ時制を表わす

「動作動詞(動作を表わす動詞)」の場合、ニュアンスは「過去にその動作が行なわれた」です。「状態動詞(状態を表わす動詞)」の場合、ニュアンスは「過去に始まった状態が今も続いている、あるいは、過去に始まった状態が一定期間続いた」です。

「動作動詞(動作を表わす動詞)」
分詞の時制: 過去分詞の場合(1a) この項目の先頭へ↑

「動作動詞(動作を表わす動詞)」の場合、《過去分詞》時制は文全体より一つ昔です。現在時制未来時制のときの意味は「〜された」、過去時制のときの意味は「〜されていた」です。

【例文】:ゆで卵を嫌いな人もいる。
【英訳】:Some people dislike eating a boiled egg.

"boil"は「動作動詞(動作を表わす動詞)」です。《過去分詞》"boiled"の時制は、文全体より一つ昔です。意味は「ゆでられた〜」です。

【例文】:岸に打ちあげられていたイルカは検査のため水族館に運ばれた。
【英訳】:The stranded dolphin was carried to the aquarium to be examined.

"strand"は「動作動詞(動作を表わす動詞)」です。《過去分詞》"stranded"の時制は、文全体より一つ昔です。意味は「打ち上げられていた〜」です。

「状態動詞(状態を表わす動詞)」
分詞の時制: 過去分詞の場合(1b) この項目の先頭へ↑

「状態動詞(状態を表わす動詞)」の場合、《過去分詞》時制は文全体と同じです。現在時制未来時制のときの意味は「〜されている」、過去時制のときの意味は「〜された」です。

【例文】:地域住民に愛されているこの映画館はもっぱら旧作を上映している。
【英訳】:This movie theater loved by local residents shows only old movies.

"love"は「状態動詞(状態を表わす動詞)」です。《過去分詞》"loved"の時制は、文全体と同じ「現在」です。意味は「愛されている〜」です。

【例文】:地域住民に愛された古い映画館は先月、閉館した。
【英訳】:The old movie theater loved by local residents was closed last month.

"love"は「状態動詞(状態を表わす動詞)」です。《過去分詞》"loved"の時制は、文全体と同じ「過去」です。意味は「愛された〜」です。

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ゼロから始める分詞(11)
分詞の受動態 先頭へ

過去分詞が受動態の意味を受け持つ

動名詞の場合は、意味的に受動態を表わすとき、"being talked to"(話しかけられること)や"being pushed"(押されること)のように、「being + 過去分詞」を使います→【参照】: 『動名詞の受動態

《分詞》が意味的に受動態を表わす場合は通例、"being"を使わずに、《過去分詞》単独で受動態を表わします。

# 分詞の受動態……過去分詞のみを使う

【例文】:先生に話しかけている生徒。
【英訳】:The student talking to the teacher.
→"talking"は現在分詞、意味的には能動態
【例文】:先生に話しかけられた生徒。
【英訳】:The student talked to by the teacher.
→"talked"過去分詞、意味的には受動態

be動詞を付けた"being talked to"は通例、動名詞と解釈して意味は「〜されること、〜されていること」です。

【例文】:生徒が先生に話しかけられること
【英訳】:The student being talked to by the teacher.
→"being talked"は動名詞

自動詞《過去分詞》はたいてい、意味的には受動(〜された)ではなく能動(〜した)を表わします。

【例文】:Developed countries should make effort to conserve nature.
【 × 】:発達された国々は自然の保護に努力するべきだ。
【 ○ 】:発達した国(= 先進国)は自然の保護に努力するべきだ。
→"develop"は自動詞、意味は「発達する」

【例文】:We sorted newly arrived relief supplies in the gym.
【 × 】:私達は新たに到着された救援物資を体育館で仕分けしました。
【 ○ 】:私達は新たに到着した救援物資を体育館で仕分けしました。
→"arrive"は自動詞、意味は「到着する」

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分詞構文

ゼロから始める分詞(12)
分詞構文(1)
分詞の副詞的用法 先頭へ

接続詞なしで二つの文をつなぐ

《分詞》はもともと動詞なので、目的語や補語を取ることができます→【参照】: 『分詞の目的語や補語はどこにある?

《現在分詞》《過去分詞》が目的語や補語、副詞前置詞句などを従えて文を作ると、コンマ(,)を打って独立した文を作ることがあります。この独立した文を特に分詞構文と言います。

【目次】: 分詞構文
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ゼロから始める分詞(13)
分詞構文(2)
「分詞構文」ってナニ? 先頭へ

分詞構文は副詞として文全体を補足説明する

分詞構文は、語句を補足説明するのではなく、別の文全体の意味を補足説明します。機能的には副詞と同じです。和訳のときは「〜のとき、〜しながら、〜なので」などの接続詞を補うとわかりやすくなります。

《分詞》接続詞なしで二つの文をつなぐことができます。

【例文】:戸を開けると何かが焦げる匂いがした。
【英訳】:Opening the door, I could smell something burning.
(= When I opend the door, I could smell something burning.)

《現在分詞》の"opening"が目的語の"the door"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"Opening the door"の意味は「戸を開けると〜」です。「時」を表わします。

【例文】:大きな雹が降って来て車の屋根が凹んだ。
【英訳】:Hit by large hailstones, the car roof was dented.
(= As the car roof was hit by large hailstones, it was dented.)

《過去分詞》の"hit"が"by large hailstones"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"Hit by large hailstones"の意味は「大きな雹が複数当たったので〜」です。「原因、理由」を表わします。

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ゼロから始める分詞(14)
分詞構文(3)
分詞構文の作り方 先頭へ

二つの文を一つにつなぐ

たいてい、接続詞でつないだ二つの文があれば、分詞構文でつなぐことが可能です。分詞構文接続詞なしで文と文を簡潔につなぐ、一種のテクニックです。ただし、二つの文の主語が同じものであることが必要です。

# 分詞構文でつなぐ二つの文……たいてい主語は同一

まず、日本語で分詞構文を作ってみます。

【例1】:朝、目を覚ましたとき、首が痺れているのに気づいた
(= 朝、私が目を覚ましたとき、首が痺れているのに私は気づいた)
【例2】:朝、目を覚ます首が痺れているのに気づいた
(= 朝、私が目を覚ますと首が痺れているのに私は気づいた)

【例1】は「〜したとき」という接続表現で二つの文をつなぎます。【例2】は「〜と」の一語だけでつなぎます。英語の分詞構文は【例2】に近い表現と言えます。【例1】と【例2】の主語は、表現されてはいませんが、どちらも「私」です。

分詞構文はやや堅苦しい印象を与えるので、話し言葉ではあまり使いません。英作文の場合も、代わりに接続詞を使って文を組み立てるほうが無難です。

現在分詞を使う分詞構文
分詞構文の作り方(1) この項目の先頭へ↑

元の文にある主語と接続詞を取り去り、動詞をing形にすれば、分詞構文ができあがります。

【例文】:朝目を覚ますと、首が痺れているのに気づいた。
【英訳】:When I woke up in the morning, I found my neck numb.
↓"when"と主語の"I"を除去、"woke"を"waking"にする
【英訳】:Waking up in the morning, I found my neck numb.

元の二つの文の主語はどちらも"I"(「私」)です。

過去分詞を使う分詞構文
分詞構文の作り方(2) この項目の先頭へ↑

元の文にある主語と接続詞を取り去り、動詞を過去分詞形にすれば、分詞構文ができあがります。

【例文】:歯痛から解放されて、なんとか安眠を取り戻した。
【英訳】:Since I was relieved from toothache, I managed to recover sound sleep.
↓"Since"と主語の"I"を除去、"was"を"being"にする、"being"を省略する
【英訳】:Relieved from toothache, I managed to recover sound sleep.

元の二つの文の主語はどちらも"I"(「私」)です。

《過去分詞》を使う分詞構文の場合、文頭の"being"はたいてい省略します→【参照】: 『文頭のbe動詞は省略可能

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ゼロから始める分詞(15)
分詞構文(4)
分詞構文の主語……文全体と同じ場合 先頭へ

文全体の主語と同じなら省略

《分詞》はもともと動詞なので、分詞構文で使っても必ず主語があります。ただし、普通は分詞構文の主語が文全体の主語と同じなので、分詞構文のほうの主語を省略します。

【例文】:空を見上げると竜巻のような漏斗状の雲が見えた。
【 × 】:I looking up into the sky, I could see a funnel cloud, which looked like a tornado.
【 ○ 】:Looking up into the sky, I could see a funnel cloud, which looked like a tornado.
(= When I looked up into the sky, I could see a funnel cloud, which looked like a tornado.)

分詞構文の"Looking up into the sky"の主語は、文全体と同じ、"I"です。しかし、"I looking up into the sky"とするとクドくなるので、通例"I"は表現しません。

【例文】:救急車で運ばれている最中、あなたはうわ言を言ってました。
【 × 】:You being carried by ambulance, you were talking in delirium.
【 ○ 】:Being carried by ambulance, you were talking in delirium.
【 ○ 】:Carried by ambulance, you were talking in delirium.
(= While you were carried by ambulance, you were talking in delirium.)

分詞構文の"Carried by ambulance"の主語は、文全体と同じ、"you"です。しかし、"You being carried by ambulance"とするとクドくなるので、通例"you"は表現しません。また、文頭の"being"もよく省略します→【参照】: 『文頭のbe動詞は省略可能

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ゼロから始める分詞(16)
分詞構文(5)
分詞構文の主語……文全体と違う場合 先頭へ

文全体の主語と違う場合は省略不可

通例、分詞構文の主語は文全体の主語と同じなので、分詞構文の主語は表現しません→【参照】: 『分詞構文の主語……文全体と同じ場合

ただし、分詞構文の主語が文全体の主語と異なるとき、主語の省略は不可。《分詞》の前に分詞構文独自の主語を置きます。

【例文】:霧が濃くなってきたので、行方不明の登山者の捜索は中止された。
【 × 】:Being dense, the search for the lost climbers was suspended.
【 ○ 】:Fog being dense, the search for the lost climbers was suspended.
(= Since fog was dense, the search for the lost climbers was suspended.)

分詞構文の"Fog being dense"の主語は「霧」("fog")です。一方、文全体の主語は「捜索」("the search")です。主語が別々なので、分詞構文の主語の"Fog"は省略せずに、"Fog being dense"とします。"Fog"を省略してしまうと何が"being dense"なのかわからなくなります。

【例文】:津波警報が発令されているので、一刻も早くここを立ち去るべきだ。
【 × 】:Having been issued, we have to leave here as soon as possible.
【 ○ 】:A tsunami warning having been issued, we have to leave here as soon as possible.
(= Since a tsunami warning has been issued, we have to leave here as soon as possible.)

分詞構文の"A tsunami warning being issued"の主語は「津波警報」("A tsunami warning")です。一方、文全体の主語は「私たち」("we")です。主語が別々なので、分詞構文の主語の"A tsunami warning"は省略せずに、"A tsunami warning being issued"とします。"A tsunami warning"を省略してしまうと、何が"having been issued"なのかわからなくなります。

"with"付きの分詞構文
分詞構文の主語……文全体と違う場合(1) この項目の先頭へ↑

分詞構文の主語が文全体の主語と異なるとき、分詞構文の前に前置詞の"with"を置くことがあります。たいてい意味は「補足、原因、理由」を表わします。

【例文】:科学技術が進歩するにつれて人間の代わりにロボットが働くようになる。
【英訳】:With technology advancing, robots work in place of human beings.
(= Technology advances and robots work in place of human beings.)

【例文】:大気中の二酸化炭素の濃度が増して平均気温が上昇している。
【英訳】:The average temperature is rising, with the atmospheric concentration of carbon dioxide increasing.
(= The average temperature is rising, becasue the atmospheric concentration of carbon dioxide is increasing.)

"with"付きの分詞構文はセンテンスの後ろに置いてコンマ(,)なしで使うこともあります。

【例文】:大雨が原因で洪水が発生して橋が流された。
【英訳】:Flood occured due to heavy rain with the bridge washed away.
(= Flood occured due to heavy rain and the bridge was washed away.)

【例文】:火山灰が降っているから洗濯物を外に干すのはやめましょう。
【英訳】:I'll avoid hanging the washing outside to dry with volcanic ash falling.
(= I'll avoid hanging the washing outside to dry since volcanic ash is falling.)

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ゼロから始める分詞(17)
分詞構文(6)
分詞構文が表わす意味 先頭へ

接続詞の"when"や"if"の意味を追加

分詞構文は別の文全体の補足説明を行ないます→【参照】: 『「分詞構文」ってナニ?』

分詞構文の意味は接続詞の"when"(〜のとき)や"if"(〜の場合)などを補うとわかりやすくなります。

【目次】: 分詞構文が表わす意味

時……「〜するとき(when)、〜したあとに(after)」
分詞構文が表わす意味(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:巨大なサメを捉えたあと、カメラは壊れたようだ。
【英訳】:Filming the giant shark, the camera seemed to be broken.
(= After the camera filmed the giant shark, it seemed to be broken.)

《現在分詞》"filming"が目的語の"a giant shark"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"filming the giant shark"の意味は「サメを撮影したあと」です。「時」を表わします。

【例文】:ミツバチに刺されて、「痛い!」と声を上げることもできなかった。
【英訳】:Stung by a bee, I was even unable to say "It hurts!".
(= When I was stung by a bee, I was even unable to say "It hurts!".)

《過去分詞》"stung"が"by a bee"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"stung by a bee"の意味は「ミツバチに刺されたとき」です。「時」を表わします。

原因、理由……「〜なので(as, since)」
分詞構文が表わす意味(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:ぐっすり眠っていたので、豪雨の音に気づきませんでした。
【英訳】:Sleeping deeply, I didn't hear the noise of heavy rainfall.
(= Since I slept deeply, I didn't hear the noise of heavy rainfall.)

《現在分詞》の"sleeping"が副詞の"deeply"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"sleeping deeply"の意味は「ぐっすり眠っていたので」です。「原因、理由」を表わします。

【例文】:いつもより早く起きたので、朝食をゆっくりととることができた。
【英訳】:Waking up earlier, I had a leisurely breakfast.
(= Since I woke up earlier, I had a leisurely breakfast.)

《現在分詞》の"waking up"が副詞の"earlier"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"waking up earlier"の意味は「いつもより早く起きたので」です。「原因、理由」を表わします。

条件……「〜すれば(if)」
分詞構文が表わす意味(3) この項目の先頭へ↑

【例文】:野菜を食べないと、ビタミン不足ですぐに風邪をひくよ。
【英訳】:Not eating vegetables, you will easily catch a cold because of lack of vitamin.
(= If you don't eat vegetables, you will easily catch a cold because of lack of vitamin.)

《現在分詞》の"not eating"が目的語の"vegetables"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"not eating vegetables"の意味は「野菜を食べないと」です。「条件」を表わします。

【例文】:正しく飼えば犬や猫は十年以上生きることができます。
【英訳】:Being taken care of properly, dogs and cats can live ten years or more.
(= If dogs and cats are taken care of properly, they can live ten years or more.)

《現在分詞》の"being"が"taken care of properly"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"being taken care of properly"の意味は「正しく飼えば」です。「条件」を表わします。

結果……「その結果〜(and)」
分詞構文が表わす意味(4) この項目の先頭へ↑

【例文】:五匹のヤギが野原をきれいにするために連れて来られて、雑草はヤギたちが全部食べてくれた
【英訳】:The five goats were brought in to clean up the field, eating up weeds.
(= The five goats were brought in to clean up the field, and they ate up weeds.)

《現在分詞》の"eating up"が"the weeds"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"eating up the weeds"の意味は「その結果、雑草を食べ尽した」です。「結果」を表わします。

【例文】:The kittens were startled by the pop of a ballon, running away in all directions.
【英訳】:風船がパンと割れる音に驚いて、仔猫たちは四方八方に逃げた

《現在分詞》の"running away"が"in all directions"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"running away in all directions"の意味は「その結果、四方八方に逃げた」です。「結果」を表わします。

譲歩……「〜だけれども(though)」
分詞構文が表わす意味(5) この項目の先頭へ↑

【例文】:急流に流されてしまったが学生たちはなんとか自力で岸に泳ぎ着いた。
【英訳】:Carried away by the fast current, all the students managed to swim to the bank.
(= Though the students were carried away by the fast current, all of them managed to swim to the bank.)

《過去分詞》の"Carried"が"away by the fast current"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"carried away by the fast current"の意味は「急流によって流されたが」です。「譲歩」を表わします。

【例文】:お腹一杯と言いながらルーシーは夕飯のあとにアイスクリームとケーキを食べた。
【英訳】:Saying she was full up, Lucy ate ice cream and cake after dinner.
(= Though Lucy said she was full up, she ate ice cream and cake after dinner.)

《現在分詞》の"Saying"が目的語の"she was full up"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"saying she was full up"の意味は「お腹一杯と言ったけれど」です。「譲歩」を表わします。

補足……「〜して」
分詞構文が表わす意味(6) この項目の先頭へ↑

分詞構文が単純な追加説明を表わすことがあります。複数の出来事を並べて話すときによく使います。特に接続詞のニュアンスはなく、和訳は「〜して〜である」です。

【例文】:四人の配達員に運ばれて大きな荷物が届いた。
【英訳】:The bulky package arrived, being brought by four deliverymen.
(= The bulky package arrived. It was brought by four deliverymen.)

《現在分詞》の"being borught"が"by four deliverymen"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"being brought by four deliverymen"の意味は「四人の配達員に運ばれて」です。「補足」を表わします。

【例文】:城跡をジョギングして犬を散歩させて来た。
【英訳】:I jogged around the castle ruins, walking my dog.
(= I jogged around the castle ruins and I walked my dog.)

《現在分詞》の"walking"が目的語の"my dog"を従えて、文として独立しています。分詞構文である"walking my dog"の意味は「犬を散歩させて」です。「補足」を表わします。

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ゼロから始める分詞(18)
分詞構文(7)
「having + 過去分詞」の分詞構文 先頭へ

一つ前の「時」を表わす

「having + 過去分詞」で表わす分詞構文は、文の一つ前の「時」を表わします。

# 「having + 過去分詞」……文全体より一つ前の「時」を表わす

【例文】:自分のお箸を持って来るのを忘れてしまったので、先生に予備のお箸を借りなきゃ。
【 × 】:Leaving my chopsticks at home, I need to borrow spare chopticks from my teahcer.
【 ○ 】:Having left my chopsticks at home, I need to borrow spare chopticks from my teahcer.
(= Since I left my chopsticks at home, I need to borrow spare chopticks from my teahcer.)

【例文】の場合、お箸を忘れたのは、先生にお箸を借りる前なので現在より昔のことです。なので「借りる」("borrow")より過去であることを表わすために、「忘れた」は"having left 〜 at home"とします。

【例文】:バイト代が入ったので中古のスクーターを買った。
【 × 】:Being paid a part-time salary, I bought a second-hand scooter.
【 ○ 】:Having been paid a part-time salary, I bought a second-hand scooter.
(= Since I had been paid a part-time salary, I bought a second-hand scooter.)

【例文】の場合、バイト代が入ったのは、中古のスクーターを買った時点よりさらに昔のことなので過去のさらに過去です。なので「買った」("bought")よりさらに過去であることを表わすために、「入った」は"having been paid"とします。

【関連トピック】
分詞の時制: 現在分詞の場合
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ゼロから始める分詞(19)
分詞構文(8)
文頭のbe動詞は省略可能 先頭へ

省略可能な文頭のbeing

接続詞でつないだ二つの文があれば、分詞構文でつなぐことが可能です→【参照】: 『分詞構文の作り方

ただし、分詞構文の先頭が"being"になる場合、よく"being"を省略します。

「being + 過去分詞」の場合
「分詞構文」(3): 文頭のbe動詞は省略可能(1) この項目の先頭へ↑

分詞構文受動態の場合、文頭のbeingはよく省略します。

# Being + 過去分詞, 主語 + 動詞 + 〜. → 過去分詞, 主語 + 動詞 + 〜.

【例文】:悪い魔女の仮装をしたら、子供たちをびっくりさせるかもしれないね。
【 ○ 】:Being disguised as an evil witch, I may surprise my kids.
【 ○ 】:Disguised as an evil witch, I may surprise my kids.
(= If I am disguised as an evil witch, I may surprise my kids.

"Being disguised as an evil witch"は分詞構文です。意味は「もし悪い魔女の仮装をしたら〜」。ただし、文頭の"being"はよく省略します。文全体の意味は、"being"があってもなくても変わりません。

「being + 形容詞」の場合
「分詞構文」(3): 文頭のbe動詞は省略可能(2) この項目の先頭へ↑

分詞構文が「be動詞 + 形容詞」の場合、文頭のbeingはよく省略します。

# Being + 形容詞, 主語 + 動詞 + 〜. → 形容詞, 主語 + 動詞 + 〜.

【例文】:字が下手なので、答案を見られたくない。
【 ○ 】:Being poor at writing, I don't want to have my paper seen.
【 ○ 】:Poor at writing, I don't want to have my paper seen.
(= Since I am poor at writing, I don't want to have my paper seen.

"Being poor at writing"は分詞構文です。意味は「字が下手なので〜」。ただし、文頭の"being"はよく省略します。文全体の意味は、"being"があってもなくても変わりません。

"being"の省略不可の場合
「分詞構文」(3): 文頭のbe動詞は省略可能(3) この項目の先頭へ↑

分詞構文の主語が文全体の主語とは異なるとき、"being"を省略できない場合もあります。特に、beingが文の途中にある場合は、省略不可です。

【例文】:携帯電話が使えないと不便だ。
【 × 】:My cell phone unavailable, I feel incovenience.
【 ○ 】:My cell phone being unavailable, I feel incovenience.
(= When my cell phone is unavailable, I feel incovenience.)

分詞構文を使って【例文】を英訳する場合、"being"を省略すると、文全体の意味がわかりにくくなります。なので、通例"being"は省略しません。文の途中にある"being"は省略しないほうが無難です。

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ゼロから始める分詞(20)
分詞構文(9)
分詞構文を置く位置 先頭へ

文頭、文の途中、文尾、いずれも可能

分詞構文はよくコンマ(,)で区切って文頭に置きます。しかし、文の途中や文尾に置くことも可能です。文の途中にあるときはたいてい、分詞構文の前後をコンマ(,)ではさみます。

どの位置に置いても分詞構文自体の意味に変化はありません。

【例文】:下校途中、三匹の子猫が遊んでいるのを見かけました。
【 ○ 】:Coming home from school, I saw three kittens playing together.[※文頭]
【 ○ 】:I, coming home from school, saw three kittens playing together.[※文の途中]
【 ○ 】:I saw three kittens playing together, coming home from school.[※文尾]
(= When I was coming home from school, I saw three kittens playing together.)

"coming home from school"は《現在分詞》分詞構文です。意味は「学校から家に帰るとき」。

【例文】:流れ弾に当たり、記者は戦場で命を落した。
【 ○ 】:Hit by some stray bullet, the reporter lost his life in the battlefield.[※文頭]
【 ○ 】:The reporter, hit by some stray bullet, lost his life in the battlefield.[※文の途中]
【 ○ 】:The reporter lost his life in the battlefield, hit by some stray bullet.[※文尾]
(= Since the reporter was hit by some stray bullet, he lost his life in the battlefield.)

"hit by some stray bullet"は《過去分詞》分詞構文です。意味は「流れ弾に当たったので」。

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ゼロから始める分詞(21)
分詞構文(10)
接続詞を追加した分詞構文 先頭へ

分詞構文の前に"when"や"if"を置く

分詞構文《分詞》が目的語や補語を従えて独立した文です→【参照】: 『「分詞構文」ってナニ?

ときどき、分詞構文の前に接続詞を置くことがあります。文の意味をあいまいにせずに、はっきりさせるときに接続詞を追加します。追加で置く接続詞はたいてい時や条件、譲歩を表わします。

分詞構文の前に置く接続詞
  • 【 時 】: after(〜のあと), before(〜の前), once(一度〜すると), when(〜のとき), whenever(〜するときはいつも), while(〜している間), until(〜までずっと)
  • 【条件】: if(もし〜), unless(もし〜でない場合)
  • 【譲歩】: although(〜ではあるけれども), though(〜だけど), even though(〜だけれども)

【例文】:テレビを見ていると、何かが焦げる匂いがした。
【英訳】:Watching television, I could smell something burning.
【英訳】:When watching television, I could smell something burning.
(= When I was watching television, I could smell something burning.)
→"when"を追加で入れることもある

【例文】:排気ガスを減らすため信号が青に変わるまで待つ間エンジンを切っています。
【英訳】:I stop the engine to reduce exhaust gas while waiting at a signal to turn green.
【英訳】:I stop the engine to reduce exhaust gas, waiting at a signal to turn green.
(= I stop the engine to reduce exhaust gas, while I wait at a signal to turn green.)

【例文】:悩み事があれば、カウンセラーに相談して下さい。
【英訳】:Worried about something, you should go to a counsellor.
【英訳】:If worried about something, you should go to a counsellor.
(= If you are worried about something, you should go to a counsellor.)
→"if"を追加で入れることもある

【例文】:先週ほど激しいものではなかったが、今回の噴火は広範囲に火山灰を撒き散らした。
【英訳】:The eruption, not as violent as last week, scattered ash over a wide area.
【英訳】:The eruption, though not as violent as last week, scattered ash over a wide area.
(= The eruption, though it was not as violent as last week, scattered ash over a wide area.)
→"though"を追加で入れることもある、"not"の次の"being"を省略している

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ゼロから始める分詞(22)
分詞を使う主なイディオム 先頭へ

分詞を副詞として使うイディオム

《分詞》を使う代表的なイディオムをまとめます→【参照】: 『動名詞を使う主なイディオム

【目次】: 分詞を使う主なイディオム

broadly speaking(おおざっぱに言えば)
分詞を使う主なイディオム(1) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「細かいことは抜きにして意見を言わせてもらうならば」です。

【例文】:Broadly speaking, what causes environmental pollution with releasing greenhouse gases is fossil fuels.
【和訳】:おおざっぱに言えば、温室効果ガスを排出して環境汚染を引き起こしているのは各種の化石燃料です。

"broadly"(大まかに)の代わりに"generally"(一般的に)や"personally"(個人的に)などの副詞を置いて、ある種の物の見方を表わすことができます。

【例文】:Generally speaking, flu symptoms are rather more serious than cold symptoms.
【和訳】:一般的に言って、インフルエンザの症状は風邪よりもかなり重い。

【例文】:Personally speaking, I prefer Japanese dishes to Western dishes and Chinese dishes.
【和訳】:個人的には、洋食や中華よりは和食が好きだ。

【例文】:Properly speaking, Earth is not a perfect sphere.
(= In fact, Earth is not a perfect sphere.)
【和訳】:実際には、地球は完全な球体ではない。

【例文】:Relatively speaking, the food self-sufficiency ratio of Japan is low.
【和訳】:他と比較すると、日本の食料自給率は低い。

【例文】:Strictly speaking, Earth's revolution is 365.25 days, so we have a leap year every fourth years.
【和訳】:厳密に言えば、地球の公転は356.25日なのでそのため四年に一度うるう年があります。

all things considered(あらゆることを考慮に入れると)
分詞を使う主なイディオム(2) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「これまでのあらゆる事実を考えた結果」です。

【例文】:All things considered, probably the two countries cannot avoid armed conflict.
【和訳】:あらゆることを考慮に入れると、二国間の武力衝突はおそらく避けられない。

given that 〜(〜であることを考慮すると)
分詞を使う主なイディオム(3) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「〜という事実を考えると」です。条件を表わします。

【例文】:Given that you were totally defeated, the teacher is very strong in arm wrestling.
【和訳】:あなたがまったく敵わなかったことを考えると、先生は相当腕相撲が強い。

granted that 〜, granting that 〜(仮に〜だとしても)
分詞を使う主なイディオム(4) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「仮に〜であることは事実だとしても」です。条件を表わします。"granted"の代わりに"granting"も使えます。

【例文】:Granted that you are not charged, you cannot evade moral responsibility.
【例文】:Granting that you are not charged, you cannot evade moral responsibility.
【和訳】:仮に罪に問われないとしても、道義的責任は免れないぞ。

having said that(それでもなお)
分詞を使う主なイディオム(5) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「そうは言ったものの実は」です。

【例文】:Antibiotics are effective. Having said that, they can cause drug-resistant bacteria.
【和訳】:抗生物質は有用だ。そうは言っても、薬剤耐性菌を生み出す可能性がある。

逆接の意味を強調するため"but"や"however"と一緒に使うことができます。

【例文】:Antibiotics are effective, but having said that, hthey can cause drug-resistant bacteria.
【例文】:Antibiotics are effective. Having said that, however, they can cause drug-resistant bacteria.
【和訳】:抗生物質は有用だ。しかしながらそうは言っても、薬剤耐性菌を生み出す可能性がある。

judging from 〜(〜から判断すると)
分詞を使う主なイディオム(6) この項目の先頭へ↑

自分の判断の根拠を明示します。"from"の代わりに"by"も使えます。

【例文】:Judging from the witnesses, the driver might have mistakenly pressed the gas pedal instead of the brake.
【例文】:Judging by the witnesses, the driver might have mistakenly pressed the gas pedal instead of the brake.
【和訳】:目撃者の話から判断すると、運転手はブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性がある。

talking of 〜(〜と言えば)
分詞を使う主なイディオム(7) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「それで思い出したんだけれど〜と言えば」です。今までの話の中で新たな話題を見つけて切り出すことを表わします。"talking"の代わりに"speaking"を使うこともできます。

【例文】:Talking of an earthquake, have you prepared your emergency bag?
【例文】:Speaking of an earthquake, have you prepared your emergency bag?
【和訳】:地震と言えば、非常用持ち出し袋は準備したの。

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現在分詞の作り方

ゼロから始める分詞(23)
現在分詞の作り方(1)
原則と例外 先頭へ

原則

たいていの動詞は語尾に"ing"を付けると《現在分詞》になります。

【例】:happen → happening, listen → listening, talk → talking, watch → watching

例外

語尾に"ing"を付け加えて《現在分詞》を作る際、たとえば、"-eing"なのか、それとも、語尾の"e"を取り去ってから"-ing"なのか。あるいは、"-tting"なのか、それとも"t"を重ねずに"-ting"なのか、一定のルールがあります。

たいてい、発音をしやすくするために語尾の綴りの一部を変化させます。

"ing"を付けるときの規則と例外
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ゼロから始める分詞(24)
現在分詞の作り方(2)
語尾の綴りを変化させる(live → living) 先頭へ

"ing"を付け足すだけでは不可の動詞

たとえば、"make"の《現在分詞》は"makeing"なのか、それとも語尾の"e"を除去して"making"なのか、一定のルールがあります。

ちなみに、"ing"を付けるとき動詞の語尾の"e"はたいてい除去するので、"make"の《現在分詞》は"making"です。語尾の"e"を除去する。

語尾の綴りが"e"の動詞→"ing"
現在分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(1) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"e"の動詞は"e"を取り去ってから"ing"を付ける。"e"を残すと発音しにくくなる。

動詞×
live(生きる) liveing living
make(作る) makeing making
move(動く) moveing moving
use(使う) useing using

語尾の綴りが"ee"の動詞→"eeing"
現在分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(2) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ee"の動詞は"e"を取らずにそのまま"ing"を付ける。"e"を取り去ると元の単語から発音が離れてしまう。よく見かけるのは六語のみ。

動詞×
agree(意見が合う) agreing agreeing
disagree(意見が合わない) disagreing disagreeing
flee(逃げる) fleing fleeing
free(解放する) freing freeing
guarantee(保証する) guaranteing guaranteeing
see(見る) seing seeing

語尾の綴りが"ye"の動詞→"yeing"
現在分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(3) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ye"の動詞は"e"を取らずにそのまま"ing"を付ける。"e"を取り去ると元の単語から発音が離れてしまう。よく見かけるのは二語のみ。

ただし、"eye"(じっと見る)は"e"を省いた"eying"と"e"を省かない"eyeing"の両方が可能。

動詞×
dye(染める) dying dyeing
eye(じっと見つめる) [なし] eying, eyeing

語尾の綴りが"ge"の動詞→"geing"
現在分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(4) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ge"で終る動詞のごく一部は"e"を取らずにそのまま"ing"を付ける。"e"を取り去ると元の単語から発音が離れてしまう。よく見かけるのは二語のみ。

ただし、"age"(年をとる)は"e"を省いた"aging"と"e"を省かない"ageing"の両方が可能。"e"を省かない"aegeing"はイギリス式の綴り。

動詞×
age(年をとる) [なし] aging(米式), ageing(英式)
singe(焦がす) singing singeing

語尾の"ie"を"y"に変えて"ying"
現在分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(5) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ie"の動詞は"ie"を"y"に変えて"ing"を付ける。元の単語にある二重母音の"ie"(発音は「アイ」)の発音がしやすくなる。よく見かけるのは四語のみ。

動詞×
die(死ぬ) diing, dieing dying
lie(嘘をつく、横になる) liing, lieing lying
tie(結ぶ) tiing, tieing tying
untie(ほどく) untiing, untieing untying

語尾の"ic"に"k"を足して"icking"
現在分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(6) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ic"の動詞は語尾に"k"を付け加えて"icking"とする。元の単語にある子音の"c"(発音は「ク」)の発音がしやすくなる。よく見かけるのは三語のみ。

動詞×
mimic(まねする) mimicing mimicking
panic(うろたえる) panicing panicking
picnic(ピクニックに行く) picnicing picnicking
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ゼロから始める分詞(25)
現在分詞の作り方(3)
語尾の子音を重ねる(cut → cutting) 先頭へ

子音を重ねるとその前は短母音

たとえば、"run"の《現在分詞》は"runing"なのか、それとも語尾の"n"を重ねて"running"なのか、一定のルールがあります。

"ing"を付けるとき、動詞の語尾が「短母音(a,e,i,o,u) + 子音」の場合、たいてい子音を二つ重ねて綴ります。なので、"run"の《現在分詞》は"running"です。語尾の"n"を重ねて綴る。

一音節で語尾の綴りが子音の動詞
現在分詞の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(1) この項目の先頭へ↑

英語の場合、"tt"や"pp"のように子音を重ねると、その直前の母音は短母音であることが多い。

【例】:tape(録音する、録画する)→taping [※発音は「テェイピング」、綴りの"a"は二重母音を表わす]
【例】:tap(軽くトントンと叩く) →tapping[※発音は「タッピング」、綴りの"a"は短母音を表わす]

なので、"ing"を付ける場合、語尾が「短母音(a,e,i,o,u) + 子音」動詞は、短母音であることを示すために語尾の子音を重ねて"tt"や"pp"と綴る。

動詞×
cut(切る) cuting cutting
get(得る) geting getting
plan(計画する) planing planning
put(置く) puting puttting

ただし、語尾の綴りが「短母音(a,e,i,o,u) + "x"」の場合、語尾の"x"は重ねない。重ねると発音がしにくくなる。よく見かけるのは四語のみ。

動詞×
box(箱に詰める、ボクシングをする) boxxing boxing
fix(修理する、固定する) fixxing fixing
mix(混ぜる) mixxing mixing
tax(課税する) taxxing taxing

語尾の綴りが「長母音(eaやee) + 子音」や「二重母音(oiやou) + 子音」の場合、子音は重ねない。子音を重ねると直前の母音はだいたい短母音(a,e,i,o,u)になる→【参照】: 『一音節で語尾の綴りが子音の動詞

動詞×
eat(食べる) eatting eating
foul(反則を犯す) foulling fouling
join(加わる) joinning joining
keep(保つ) keepping keeping

二音節以上で語尾の綴りが子音の動詞
現在分詞の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(2) この項目の先頭へ↑

語尾の音節に“強勢がある”場合、子音を二つ重ねる。

動詞×
admit(認める) admiting admitting
begin(始める) begining beginning
commit(委ねる) commiting committing
control(制御する) controling controlling

語尾の音節に“強勢がない”場合、子音は重ねない。

動詞×
consider(考慮する) considerring considering
develop(発達する) developping developing
differ(異なる) differring differing
enter(入る) enterring entering

語尾の綴りの子音を重ねる、重ねないの二通りが可能
現在分詞の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(3) この項目の先頭へ↑

少数だが、語尾の子音を重ねる、重ねないの両方が可能な動詞もある。語尾の綴りが「短母音e + "l"」の単語が多い。子音を重ねて綴るほうがイギリス式、重ねないほうがアメリカ式。

動詞英式米式
cancel(取り消す) cancelling canceling
channel(運ぶ、送る) channelling channeling
chisel(のみで彫る) chiselling chiseling
counsel(助言する) counselling counseling
duel(決闘する) duelling dueling
equal(等しい) equalling equaling
fuel(燃料を補給する) fuelling
fueling
label(ラベルを貼る) labelling labeling
level(平らにする、なぎ倒す) levelling leveling
marvel(驚く) marvelling marveling
quarrel(ケンカする) quarrelling quarreling
refuel(燃料を再補給する) refuelling
refueling
rival(競い合う) rivalling rivaling
shovel(シャベルを使う) shovelling shoveling
towel(タオルで拭く) towelling toweling
travel(旅行する) travelling traveling
tunnel(トンネルを掘る) tunnelling tunneling
worship(崇める) worshipping worshiping
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過去分詞の作り方

ゼロから始める分詞(26)
過去分詞の作り方(1)
原則と例外 先頭へ

原則

たいていの動詞は語尾に"ed"を付けると《過去分詞》になります。

【例】:ask → asked, check → ckecked, touch → touched, walk → walked

例外

語尾に"ed"を付け加えて《過去分詞》を作る際、たとえば、"-eed"なのか、それとも"e"は一つだけにして"-ed"のみなのか。あるいは、"-tted"なのか、それとも"t"を重ねずに"-ted"なのか。一定のルールがあります。

たいてい、発音をしやすくするために語尾の綴りの一部を変化させます。

"ed"を付けるときの規則と例外
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ゼロから始める分詞(27)
過去分詞の作り方(2)
語尾の綴りを変化させる 先頭へ

"ed"を付け足すだけでは不可の動詞

たとえば、"use"の《過去分詞》は"useed"なのか、それとも"d"のみを付けて"used"なのか、一定のルールがあります。

ちなみに、"ed"を付けるとき動詞の語尾が"e"の場合はたいてい"d"のみを付けるので、"use"の《過去分詞》は"used"です。

語尾の綴りが"e"の動詞→"ed"
過去分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる(1) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"e"の動詞は"d"のみを付ける。"eed"とはしない。"eed"とすると元の単語の発音から離れる。

動詞×
live(生きる) liveed lived
move(動く) moveed moved
smile(笑う) smileed smiled
use(使う) useed used

語尾の綴りが"ee"の動詞→"eed"
過去分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる(2) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ee"の動詞は"d"のみを付けて"eed"とする。"eeed"とはしない。よく見かけるのは四語のみ。

動詞×
agree(意見が合う) agreeed agreed
disagree(意見が合わない) disagreeed disagreed
free(自由にする) freeed freed
guarantee(保証する) guaranteeed guaranteed

語尾の綴りが「子音 +"y"の動詞」→"ied"
過去分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる(3) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが「子音 + "y"」動詞は"y"を"i"に変えて"ied"とする。

動詞×
carry(運ぶ) carryed carried
occupy(占有する) occupyed occupied
satisfy(満たす) satisfyed satisfied
study(研究する) studyed studied

語尾の綴りが「母音 +"y"の動詞」→"yed"
過去分詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる(4) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが「母音 + "y"」動詞はそのまま"ed"を付けて"yed"とする。

動詞×
annoy(悩ませる) annoied annoyed
employ(雇う) emploied employed
enjoy(楽しむ) enjoied enjoyed
obey(従う) obeied obeyed
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ゼロから始める分詞(28)
過去分詞の作り方(3)
語尾の子音を重ねる 先頭へ

子音を重ねるとその前は短母音

たとえば、"control"の《過去分詞》は"controled"なのか、それとも語尾の"l"を重ねて"controlled"なのか、一定のルールがあります。

"ed"を付けるとき、動詞の語尾が「短母音(a,e,i,o,u) + 子音」の場合、たいてい子音を二つ重ねて綴ります。なので、"control"の《過去分詞》は"controlled"です。語尾の"l"を重ねて綴る。

一音節で語尾の綴りが子音の動詞
過去分詞」の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(1) この項目の先頭へ↑

英語の場合、"tt"や"pp"のように子音を重ねると、その直前の母音は短母音であることが多い。

【例】:hope(望む) →hoped [※発音は「ホウプト」、綴りの"o"は二重母音を表わす]
【例】:hop(跳ねる)→hopped[※発音は「ホップト」、綴りの"o"は短母音を表わす]

なので、"ed"を付ける場合、語尾が「短母音(a,e,i,o,u) + 子音」動詞は、短母音であることを示すために語尾の子音を重ねて"tt"や"pp"と綴る。

動詞×
rob(奪う) robed robbed
skip(スキップする) skiped skipped
step(歩く) steped stepped
stop(止まる) stoped stopped

ただし、語尾の綴りが「短母音(a,e,i,o,u) + "x"」動詞は語尾の"x"を重ねない。重ねると発音がしにくくなる。よく見かけるのは四語のみ。

動詞×
box(箱に詰める、ボクシングをする) boxxed boxed
fix(修理する、固定する) fixxed fixed
mix(混ぜる) mixxed mixed
tax(課税する) taxxed taxed

語尾の綴りが「長母音(eaやee) + 子音」や「二重母音(ouやoi) + 子音」動詞は子音を重ねない。子音を重ねると直前の母音はだいたい短母音(a,e,i,o,u)になる→【参照】: 『一音節で語尾の綴りが子音の動詞

動詞×
cheat(だます) cheatted cheated
foul(反則を犯す) foulled fouled
join(加わる) joinned joined
peep(覗く) peepped peeped

二音節以上で語尾の綴りが子音の動詞
過去分詞」の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(2) この項目の先頭へ↑

語尾の音節に“強勢がある”動詞は子音を二つ重ねる。

動詞×
admit(認める) admited admitted
commit(委ねる) commited committed
control(制御する) controled controlled
prefer(好む) prefered preferred

語尾の音節に“強勢がない”動詞は子音は重ねない。

動詞×
consider(考慮する) considerred considered
develop(発達する) developped developed
differ(異なる) differred differed
enter(入る) enterred entered

語尾の綴りの子音を重ねる、重ねないの二通りが可能
過去分詞」の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(3) この項目の先頭へ↑

少数だが、語尾の子音を重ねる、重ねないの両方が可能な動詞もある。語尾の綴りが「短母音e + "l"」の単語が多い。子音を重ねて綴るほうがイギリス式、重ねないほうがアメリカ式。

動詞英式米式
cancel(取り消す) cancelled canceled
channel(運ぶ、送る) channelled channeled
chisel(のみで彫る) chiselled chiseled
counsel(助言する) counselled counseled
duel(決闘する) duelled dueled
equal(等しい) equalled equaled
fuel(燃料を補給する) fuelled
fueled
label(ラベルを貼る) labelled labeled
level(平らにする、なぎ倒す) levelled leveled
marvel(驚く) marvelled marveled
quarrel(ケンカする) quarrelled quarreled
refuel(燃料を再補給する) refuelled
refueled
rival(競い合う) rivalled rivaled
shovel(シャベルを使う) shovelled shoveled
towel(タオルで拭く) towelled toweled
travel(旅行する) travelled traveled
tunnel(トンネルを掘る) tunnelled tunneled
worship(崇める) worshipped worshiped
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ゼロから始める分詞(29)
過去分詞の作り方(4)
過去形や過去分詞形が"ed"で終らない 先頭へ

妙な変化をする動詞(不規則変化動詞)

《過去分詞》を作る場合、過去形、過去完了形が不規則な変化をする動詞は、語尾に"ed"を付けることはできません。

【例文】:巨大隕石の直撃を受けて、湖は一夜にして消失した。
【 × 】:Hitted by the giant meteor, the lake vanished in one night.
【 ○ 】:Hit by the giant meteor, the lake vanished in one night.

"hit"の《過去分詞》は"hitted"ではなく"hit"です。なので、"hit"の語尾に"ed"を付けるのは不可。

妙な変化をする《動詞》の中で、よく見かけるけどよく間違えるものまとめておきます→【参照】: 『「スペルミスをつぶせ!! 過去形・過去分詞形なのに"ed"で終わらない」

【妙な変化をする動詞】

過去形過去分詞形
動詞××
bring(持って来る) bringed brought bringed brought
catch(捕まえる) catched caught catched caught
give(与える) gived gave gived given
hear(聞く) heared heard heared heard
keep(保つ) keeped kept keeped kept
leave(去る) leaved left leaved left
send(送る) sended sent sended sent
sit(座る) sitted sat sitted sat
speak(話す) speaked spoke speaked spoken
teach(教える) teached taught teached taught
think(思う) thinked thought thinked thought
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ゼロから始める分詞(30)
過去分詞の作り方(5)
綴りがまったく変化しない(put → put → put) 先頭へ

まったく変化しない動詞

動詞の中には、過去形でも過去分詞形でも綴りが“まったく変化しない”ものがあります。

【例文】:ベッドの上に毛布を広げた
【 × 】:I spreaded the blanket on my bed.
【 ○ 】:I spread the blanket on my bed.

"spread"の過去形はそのまま"spread"です。"spreaded"ではありません。

【例文】:鳥インフルエンザウイルスが複数の国に広がっている
【 × 】:The bird flu virus has spreaded to several countires.
【 ○ 】:The bird flu virus has spread to several countires.

"spread"の過去分詞形はそのまま"spread"です。"spreaded"ではありません。

よく見かけるものをまとめます。うっかり、語尾に"ed"を付けがちです。

【まったく変化しない動詞】

過去形過去分詞形
動詞××
cast(投げる) casted cast casted cast
cost(費用がかかる) costed cost costed cost
cut(切る) cuted cut cuted cut
hit(打つ) hited hit hited hit
hurt(傷つける) hurted hurt hurted hurt
put(置く) puted put puted put
quit(やめる) quited quit quited quit
set(置く) seted set seted set
shut(閉める) shuted shut shuted shut
split(裂く) splited split splited split
spread(広がる) spreaded spread spreaded spread
thrust(突く) thrusted thrust thrusted thrust