【ゼロから始める英文法】
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞 間投詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
挿入句 語順 倒置
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簡易文法用語集
【ゼロから始める同格のthat】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める同格のthat

語句編
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞 間投詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
構文編
時制 仮定法 能動態と受動態
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付加疑問文 文の種類
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ゼロから始める同格のthat(1)
「同格」って何だっけ?
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語句に追加説明を行なう

「同格」とは、ある一つの言葉を別の語句や文章で言い換えて、内容を補足することを言います。

まず、日本語で考えでみます。

「寿司が日本の代表的な料理である事実は誰にも否定できない」

この文で、「寿司が日本の代表的な料理である」は「事実」という単語の内容を具体的にくわしく説明しています。この場合、「事実」と「寿司が日本の代表的な料理である」は「同格の関係」にあります。

ある名詞や名詞句が別の名詞や名詞句をの意味を補足説明することを「同格」と言います。

英語の場合、「同格」を表わすためによくthat節を使います。

【例文】:寿司が日本の代表的な料理である事実は誰にも否定できない。
【英訳】:No one can deny the fact that sushi is one of the typical Japanese foods.

上記の【英訳】の場合、"that 〜 foods"は直前の"the fact"の追加説明です。なので、"the fact"と"that 〜 foods"は「同格の関係」にあります。

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ゼロから始める同格のthat(2)
同格は"that"だけ?
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いいえ、短い語句でも使います

「同格」は名詞や名詞に相当する語句が二つが並び、一つがもう一方の補足説明を行ないます。名詞一語が他の名詞一語を補足説明しても、それは「同格」です。

【例文】:Mt. Fuji(富士山)
【例文】:we Japanese(我々日本人)

【例文】の場合、"Fuji"は"Mt."を補足説明する「同格の単語」、"Japanese"は"we"を補足説明する「同格の単語」です。

補足説明する部分が句(複数の単語)のこともあります。

【例文】:John F. Kennedy, 35th president of USA
【和訳】:アメリカ第三十五代大統領ジョン・F・ケネディ
【例文】:That fat man, my big bother, is a professional sumo wrestler.
【和訳】:あの太った男性、実はうちの兄貴だけど、大相撲の力士なんだ。

【例文】の場合、"35th president of USA"は"John F. Kennedy"を補足説明する「同格の句」、"my big bother"は"That fat man"を補足説明する「同格の句」です。

補足説明する部分がさらに長くなり、節(主語と動詞を備えた文)になったものが《同格のthat》です。

【例文】:I never had any doubt that you could win an Academy Award for Best Actress.
【和訳】:あなたがアカデミー賞主演女優賞を取ることを信じて疑わなかった。

【例文】の場合、"that 〜 Actress"は"doubt"を補足説明する「同格の節」です。"that"はこれから「同格の節」が始まる合図として機能します。

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ゼロから始める同格のthat(3)
「同格のthat」の和訳
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"that"以下を先に訳せばOK

《同格のthat》の和訳は、"that"以下の「同格節」を先に訳して、"that"自体は「〜という」と和訳すれば、たいていうまくいきます。

【例文】:I heard the news that specific medicine for hay fever will be soon available.
【英訳】:花粉症の特効薬がもうすぐ市販されるというニュースを私は聞きました。

和訳の手順
  1. "that"以下を先に訳す→「花粉症の特効薬がもうすぐ市販される」
  2. "that"自体を「という」と訳して後ろにつなげる→「花粉症の特効薬がもうすぐ市販されるという
  3. 主語と動詞を訳して最後につなげる→「花粉症の特効薬がもうすぐ市販されるというニュースを私は聞きました

もう一つ、例文を。

【例文】:There is a mistaken belief that smoking reduces your weight.
【和訳】:たばこを吸えば痩せるという誤った思い込みがあります。

和訳の手順
  1. "that"以下を先に訳す→「たばこを吸えば痩せる」
  2. "that"自体を「という」と訳して後ろにつなげる→「たばこを吸えば痩せるという
  3. 主語と動詞を訳して最後につなげる→「たばこを吸えば痩せるという誤った思い込みがあります
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ゼロから始める同格のthat(4)
「同格のthat」はどこに置くの?
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「同格のthat」は原則として、名詞のすぐ後ろに置く

英語の場合、「同格の関係」を作ることができるのは名詞名詞、あるいは「名詞に相当する語句」と「名詞に相当する語句」のみです。動詞形容詞「同格の関係」になることはありません。

# 同格が使えるのは名詞か名詞に相当する語句のみ

なので、《同格のthat》動詞形容詞を修飾することはありません。たいてい、名詞のすぐ後ろに置いて、すぐ前にある名詞の補足説明を行います。

【例文】:We must face the fact that the birthrate in Japan has been declining rapidly.
【和訳】:日本の少子化は急速に進んでいるという現実を直視しなければならない。
→"that"以下は「同格節」、直前の"the fact"の意味を補足説明する

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ゼロから始める同格のthat(5)
離れた位置にある「同格のthat」
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「同格のthat」とは気づきにくい
離れた位置にある「同格のthat」(1) この項目の先頭へ↑

ときどき、《同格のthat》を補足説明を行なう語句から“遠く離れた位置”に置くことがあります。

【例文】:The rumor has spread that both countries are going to agree to a ceasefire.
【 × 】:その噂は両方の国が停戦に合意するところで広まっている。
【 ○ 】:両国が停戦に同意するという噂が広まっている。

【例文】の"that 〜 ceasefire"は一見"spread"の目的語ですが、"spread"の意味は「(噂などが)広まる」なので「〜を」の目的語を取りません。"spread"を他動詞で使うときも、目的語にthat節は不可です。

【例文】の場合、"that 〜 ceasefire"は文頭の主語"the rumor"につながります。なので、"that 〜 ceasefire"は主語の"the rumor"を補足説明する「同格節」です。

【例文】:The rumor has spread that both countries are going to agree to a ceasefire.
(= The rumor that both countries are going to agree to a ceasefire has spread.)
【 ○ 】:両国が停戦に同意するという噂が広まっている。

「同格節」の"that 〜 ceasefire"を"rumor"の次に置くと主語全体が長すぎて英語としては不格好です。なので、"that 〜 ceasefire"が"spread"の後ろの文尾に移動したと考えられます。

動詞の目的語ではない
離れた位置にある「同格のthat」(2) この項目の先頭へ↑

追加の例文で確認。

【例文】:Hope is growing that the end of the recession is near.
(= Hope that the end of the recession is near is growing.)
【 × 】:希望は不況の終わりが近いことを育てている。
【 ○ 】:不況はもうすく終わるという希望が高まっている。

【例文】の"that 〜 is near"は一見"grow"の目的語ですが、"grow"の意味は「(生き物などが)育つ」なので「〜を」の目的語を取りません。"grow"を他動詞で使うときも、目的語にthat節は不可です。

【例文】の場合、"that 〜 is near"は文頭の主語"hope"につながります。なので、"that 〜 is near"は主語の"hope"を補足説明する「同格節」です。

「同格節」の"that 〜 is near"を"hope"の次に置くと主語全体が長すぎて英語としては不格好です。なので、"that 〜 is near"が"growing"の後ろの文尾に移動したと考えられます。

動詞を飛び越えて主語の補足説明
離れた位置にある「同格のthat」(3) この項目の先頭へ↑

もう一つ、追加の例文で確認。

【例文】:They say that business is improving, but the fact still remains that the number of bankrupt companies has not decreased.
(= They say that business is improving, but the fact that the number of bankrupt companies has not decreased still remains.)
【 × 】:景気は回復しつつあると言われるが、事実は未だに企業の倒産件数は減ってはいないことを残す。
【 ○ 】:景気は回復しつつあると言われるが、企業の倒産件数は減ってはいないという事実が未だに存在する。

"that 〜 decreased"は一見"remain"の目的語ですが、"remain"の意味は「(状態が)〜のままである」なので「〜を」の目的語を取りません。"that 〜 decreased"は主語の"the fact"を補足説明する「同格節」です。

「同格節」の"that 〜 decreased"を"fact"の次に置くと主語が長すぎて英語として不格好です。なので、"that 〜 decreased"が"remains"の後ろの文尾に移動したと考えられます。

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ゼロから始める同格のthat(6)
動詞の目的語の"that"とは別物です
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「同格のthat」が動詞の直後に来る場合

《同格のthat》名詞の後ろから移動させて動詞のすぐ後ろに置く場合、見た目は「動詞 + that節」となります。

なのでときどき、that節が同格なのか動詞の目的語なのか、パッと見ただけでは区別が付きません。動詞が目的語を取るのかどうか、そして、that節の目的語が可能かどうかを見て判断します→【参照】: 『離れた位置にある「同格のthat」

実例を二つ。

【例文】:The opinion has been ignored that UFOs are the spacecraft of aliens.
【 × 】:その意見はUFOが異星人の宇宙船であることを無視されている。

【例文】:The possibility remains that some dinosaurs are still alive.
【 × 】:その可能性はまだ恐竜が生きていることを残す。

上記の【例文】の場合、二つとも動詞の次にthat節があります。一見、どちらのthat節もすぐ前にある動詞の目的語のような気がします。和訳文は二つとも、that節を動詞の目的語と考えて無理矢理日本語に直したものですが、日本語としてはかなり不自然です。

目的語にthat節を取らない動詞はたくさんある

実は、"ignore"も"remain"も目的語にthat節を取ることは文法的に不可です。"remain"に至っては、自動詞なので目的語自体を取ることがありません。

では、二つのthat節の正体は何か。

先行詞が見当たらないので関係代名詞でもない、文頭に"it is 〜"がないので強調構文でもない。やはり、主語を補足説明する同格のthat節と考えるのが自然です。"that 〜 aliens"は文頭の主語"the opinion"を補足説明し、"that 〜 alive"は文頭の主語"the possibility"を補足説明します。

二つのthat節を《同格のthat》と解釈して、もう一度和訳してみます。that節を主語のすぐ後ろに移動させた例文も並べてみます。

【例文】:The opinion has been ignored that UFOs are the spacecraft of aliens.
【例文】:The opinion that UFOs are the spacecraft of aliens has been ignored.
【 × 】:その意見はUFOが異星人の宇宙船であることを無視されている。
【 ○ 】:UFOが異星人の宇宙船であるという意見は無視されている。

【例文】:The possibility remains that some dinosaurs are still alive.
【例文】:The possibility that some dinosaurs are still alive remains.
【 × 】:その可能性はまだ恐竜が生きていることを残す。
【 ○ 】:恐竜がまだ生きている可能性は残っている。

【 ○ 】の二つの和訳文に、日本語として特に不自然なところはありません。また、【例文】のthat節を主語のすぐ後ろに移動させても、文全体の意味にほとんど変化はありません。和訳も同じになります。

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ゼロから始める同格のthat(7)
関係代名詞の"that"とは別物です
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「同格のthat」=「補足」、「関係代名詞のthat」=「代役」

《同格のthat》関係代名詞の"that"も見た目は「名詞 + that節」となります。なのでときどき、that節が同格節なのか関係代名詞節なのか、パッと見ただけでは区別が付きません。名詞の次のthat節が関係代名詞節とは限りません。《同格のthat》の可能性もあります。

《同格のthat》関係代名詞の"that"では意味的な役割に大きな違いがあります。

#「関係代名詞のthat」→他の語句の「代役」

関係代名詞はあくまで代名詞の一種なので、他の語句の「代役」です。なので、"that"自体を元の名詞に置き換えて文として独立させても、文全体の意味はほとんど変わりません。

#「同格のthat」→他の語句の「補足」

《同格のthat》代名詞ではありません。後に補足説明が続くよという「目印」です。他の語句の「代役」ではないので、"that"自体を他の名詞に置き換えて文として独立させると、非文法的で意味不明の文章になります。

意味がよく似た文で例文で《同格のthat》と関係代名詞のthatの機能の違いを見てみます。

thatが同格のthatの場合
関係代名詞の"that"とは別物です(1) この項目の先頭へ↑

【例文1】:I heard the news that a UFO had been shot down.
【和訳1】:UFOが撃墜されたというニュースを聞いた。

"that"を"the news"に置き換えて、文として独立させます。

【 × 】:I heard the news. The news a UFO had been shot down.
【 × 】:ニュースを聞いた。そのニュース、UFOが撃墜された。

"that"を"the news"に置き換えると文法はメチャクチャ、内容も意味不明。なので、"that"は関係代名詞ではありません。that以下は"the news"の「代用」ではなく、"the news"の補足説明として機能しています。なので、【和訳1】のように、《同格のthat》と解釈して和訳すれば、自然な日本語になります。

thatが関係代名詞のthatの場合
関係代名詞の"that"とは別物です(2) この項目の先頭へ↑

【例文2】:I heard the news that said a UFO had been shot down.
【和訳2】:UFOが撃墜されたと報道しているニュースを聞いた。

"that"を"the news"に置き換えて、文として独立させます。

【例文2a】:I heard the news. The news said a UFO had been shot down.
【和訳2a】:ニュースを聞いた。そのニュースによるとUFOが撃墜された。

"that"を"the news"に置き換えても、【和訳2】と【和訳2a】の意味に大きな変化はありません。なので、【例文2】の"that"は"the news"の「代用」として機能する関係代名詞です。そして、【例文2】の"that"は"said"の主語としても機能します。

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ゼロから始める同格のthat(8)
「同格のwhich」は存在しない
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「〜という」意味の同格節を導くのは"that"のみ

関係代名詞の"which"とごっちゃになるせいか、「同格節」を"which"で始めるミスをよく見かけます。文法的に不可です。

「〜という」意味の同格を導く接続詞は、必ず"that"を使います。

# 同格節は必ず「that節」で導く

【例文】:地球温暖化は毎年着実に進んでいる、という現実を直視しなければならない。
【 × 】:We must face the fact which global warming has been developing year by year.
【 ○ 】:We must face the fact that global warming has been developing year by year.
→"that 〜 year"は同格節、直前の"the fact"を補足説明する、"which"は不可

【例文】:昨日、宇宙人にさらわれる夢を見た。
【 × 】:Yesterday I had a dream which I was abducted by aliens.
【 ○ 】:Yesterday I had a dream that I was abducted by aliens.
→"that 〜 aliens"は同格節、直前の"a dream"を補足説明する、"which"は不可

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ゼロから始める同格のthat(9)
「同格のthat」はどんな名詞でも使えるの?
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いいえ、「同格のthat」が使える名詞はごく少数です

実は、《同格のthat》が使える名詞はごく少数です。

たいていの名詞《同格のthat》を取ることができません。《同格のthat》が使える代表的な名詞、使えないのによく間違えて使ってしまう名詞を一覧にしてまとめます。

同格のthat

"chance"は意味によって、《同格のthat》が使える時と、使えない時が分かれます。"chance"の意味が「〜する機会、〜できるチャンス」のときは使用可能、"chance"の意味が「〜する可能性、〜するかもしれないこと」のときは使用不可です。

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ゼロから始める同格のthat(10)
「同格のthat」が使えない名詞
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無理矢理使うのは文法的に不可

どの名詞にも《同格のthat》は一見使えそうですが、実は文法的に不可です。代わりに、to不定詞や"of 〜ing"を使います。

同格のthatが使えない名詞(代表的なもの)

chance(機会、好機)
同格のthatが使えない名詞(1)【機会、好機】(a) この項目の先頭へ↑

【例文】:ハリウッドに行けば映画スターに会う機会があるかもしれない。
【 × 】:We may have a chance that we'll see some film stars if we visit Hollywood.
→「chance + 同格のthat」は不可
【 ○ 】:We may have a chance to see some film stars if we visit Hollywood.
→「chance + to不定詞」の形にする
【 ○ 】:We may have a chance of seeing some film stars if we visit Hollywood.
→「chance + of + 〜ing」の形にする

"chance"は意味が【可能性、見込み】のときには、《同格のthat》を取ることができます→【参照】: 『同格のthatが使える名詞:chance, possibility

opportunity(機会、好機)
同格のthatが使えない名詞(2)【機会、好機】(b) この項目の先頭へ↑

【例文】:ハリウッドに行けば映画スターに会う機会があるかもしれない。
【 × 】:We may have an opportunity that we'll see some film stars if we visit Hollywood.
→「opportunity + 同格のthat」は不可
【 ○ 】:We may have an opportunity to see some film stars if we visit Hollywood.
→「opportunity + to不定詞」の形にする
【 ○ 】:We may have an opportunity of seeing some film stars if we visit Hollywood.
→「opportunity + of + 〜ing」の形にする

image(イメージ、印象)
同格のthatが使えない名詞(3)【思考、思念】 この項目の先頭へ↑

【例文】:ジャイアントパンダというと、非常におとなしい動物というイメージがある。
【 × 】:We have an image that a giant panda is a very gentle animal.
→「image + 同格のthat」は不可
【 ○ 】:We have an image of a giant panda as a very gentle animal.
→「image + of 〜 as …」の形にする

character(特徴)
同格のthatが使えない名詞(4)【抽象概念】(a) この項目の先頭へ↑

【例文】:ウェルシュ・コーギーという犬は足が短いという特徴がある。
【 × 】:Welsh Corgi dogs have the character that they have short legs.
→「character + 同格のthat」は不可
【 ○ 】:Welsh Corgi dogs have the character of having short legs.
→「character + of 〜ing」の形にする
※2014/05/12:例文と英文を差し替えました→詳細

experience(経験)
同格のthatが使えない名詞(5)【抽象概念】(b) この項目の先頭へ↑

【例文】:一人で飛行機に乗った経験はまだありません。
【 × 】:I don't have an experience that I have boarded a plane by myself.
→「experience + 同格のthat」は不可
【 ○ 】:I don't have an experience of boarding a plane by myself.
→「experience + of ing形」の形にする

right(権利)
同格のthatが使えない名詞(6)【抽象概念】(c) この項目の先頭へ↑

【例文】:国民には真実を知る権利がある。
【 × 】:Every citizen has a right that he should know the truth.
→「right + 同格のthat」は不可
【 ○ 】:Every citizen has a right of knowing the truth.
→「right + of ing形」の形にする

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ゼロから始める同格のthat(11)
「同格のthat」が使える名詞
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漠然と物事を指すものが多い

《同格のthat》が使える名詞で、よく見かけるものをまとめます。

同格のthatが使える名詞(代表的なもの)
【思考、考え】
belief(信じること), doubt(疑い), idea(考え), impression(印象), thought(考え)
【夢、希望】
dream(夢、希望), hope(希望)
【意見、見解】
opinion(意見), view(意見)
【可能性、見込み】
chance(可能性), danger(危険性), possibility(可能性), probability(可能性), risk(危険性)
【事実、現実】
fact(事実)
【知識、情報】
information(情報), knowledge(知識), news(ニュース), rumor(噂)

belief(信じること), doubt(疑い), idea(考え), impression(印象), thought(考え)
同格のthatが使える名詞(1)【思考、考え】 この項目の先頭へ↑

【例文】:I have a strong belief that the suspect told a lie.
【和訳】:容疑者が嘘をついていると強く信じています。

【例文】:We have no doubt that at all that a little house spirit haunts this old inn.
【和訳】:この古い旅館には間違いなく座敷わらしがいる。

【例文】:I have an idea that the library is closed today.
【和訳】:今日は図書館は開いていないと思うよ。

【例文】:There would be a false impression that physics is tiring.
【和訳】:物理学は退屈であるという誤った印象が存在するようです。

【例文】:I have a thought that your laptop is infected with malwares.
【和訳】:あなたのノートパソコンは悪質なプログラムに感染していると思います。

dream(夢、希望), hope(希望)
同格のthatが使える名詞(2)【夢、希望】 この項目の先頭へ↑

"dream"は「睡眠中に見る夢」の意味でも、「将来叶えたい夢」の意味でも《同格のthat》を使うことができます。

【例文】:I had a weird dream that I was walking through walls.
【和訳】:自分が建物の壁をすり抜けていくという奇妙な夢を見ました。
→"dream"の意味は「睡眠中に見る夢」

【例文】:I have a dream that I will invent new energy in place of oil.
【和訳】:私の夢は石油に代わる新エネルギーを開発することです。
→"dream"の意味は「将来叶えたい夢」

【例文】:We searched for our dog for hours in the hope that he would be safe.
【和訳】:無事であることを祈りつつ、飼い犬を何時間も捜しました。

opinion(意見), view(意見)
同格のthatが使える名詞(3)【意見、見解】 この項目の先頭へ↑

【例文】:Many civic groups voiced the opinion that all nuke plants should be immediately decomissioned.
【和訳】:多くの市民団体がすべての原発を即時廃止にすべきだという意見を表明した。

【例文】:I disagree with the view that violence on television has little effect on most children.
【和訳】:テレビの暴力シーンがほとんどの子供たちにたいした影響は及ぼさないという意見には反対です。

chance(可能性), danger(危険性), possibility(可能性), probability(可能性), risk(危険性)
同格のthatが使える名詞(4)【可能性、見込み】 この項目の先頭へ↑

五語とも、将来何かが起こる可能性を表わすときに《同格のthat》を使うことができます。"danger, risk"は特に何か良くないことが起りそうなニュアンスがあります。

【例文】:There is a chance that I have had the flu.
【和訳】:インフルエンザにかかった可能性がある。
→"probability"よりも可能性が低い

"chance"の意味が【機会、好機】のときには、《同格のthat》を取ることができません→【参照】: 『「同格のthat」が使えない名詞(2)…chance(機会、好機)

【例文】:There is a very real danger that an asteroid will hit Earth.
【和訳】:小惑星が地球に衝突する可能性は現実的にきわめてありうる話だ。

【例文】:There is a possibility that restriction on the water supply may start in a few days.
【和訳】:数日中に給水制限が始まる可能性がある。
→"probability"よりも可能性が低い

【例文】:There was a highly probability that the eruption would be a phreatic explosion.
【和訳】:今回の噴火は水蒸気爆発だった可能性がきわめて高い。
→"possibility"よりも可能性が高い

【例文】:There is currently no risk that food shortages will occur in this country.
【和訳】:この国が食糧不足に陥る危険性は今のところない。

fact(事実)
同格のthatが使える名詞(5)【事実、現実】 この項目の先頭へ↑

【例文】:The fact that El Nino is one of the causes of unusually cool summers is widely known.
【和訳】:近年の冷夏の原因の一つがエルニーニョ現象であることは広く知られている。

information(情報), knowledge(知識), news(ニュース), rumor(噂)
同格のthatが使える名詞(6)【知識、情報】 この項目の先頭へ↑

【例文】:We have reliable information that the president is going to resign.
【和訳】:大統領が辞任が間近だという確かな情報を持っている。

【例文】:I had no knowledge that our teacher had worked as a lawyer.
【和訳】:先生が昔、弁護士をしていたなんて知らなかった。

【例文】:The news that Mt. Fuji had erupted was incorrect.
【和訳】:富士山が噴火したという知らせは誤りだった。

【例文】:The rumor that the amount of pollen is ten times more than last year is spreading.
【和訳】:今年は去年の十倍の花粉が飛ぶという噂が広まっています。