【ゼロから始める英文法】
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
挿入句 語順 倒置
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簡易文法用語集
【ゼロから始める動名詞】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める動名詞

語句編
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
構文編
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
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ゼロから始める動名詞(1)
「動名詞」って何だっけ 先頭へ

動名詞は名詞的な意味を持たせた動詞

名詞の意味で使う動詞《動名詞》と言います。日本語で言えば、「歩く」が動詞、「歩くこと」あるいは「歩き」が《動名詞》に相当します。

たいていの動詞は語尾に"ing"を付けると、《動名詞》として使うことができます。

【例文】:歩くことは健康によい。
【英訳】:Walking is good for our health.

【英訳】の場合、"walking"が《動名詞》。意味は「歩くこと」です。

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ゼロから始める動名詞(2)
動名詞と現在分詞はどこが違うの? 先頭へ

見た目はまったく同じ、表わす意味が違う

現在分詞《動名詞》も見た目はまったく同じです。

"fly"に"ing"を付けると→"flying"……現在分詞であり動名詞でもある
"read"に"ing"を付けると→"reading"……現在分詞であり動名詞でもある

違いは意味だけです。

# 動名詞→→→その名の通り、名詞として使った動詞
# 現在分詞→→→形容詞や副詞として使った動詞

なので、ing形の意味が「〜すること、〜している状態であること」だったら《動名詞》、それ以外だったら現在分詞です。

【例文】:映画を見ている人を観察するのはけっこう面白かった。
【英訳】:It was good fun watching the people watching movie.

一つ目の"watching"の意味は「〜を観察すること」。名詞として機能しているので《動名詞》です。二つ目の"watching"の意味は「映画を見ている〜」。"the people"の意味を補足して形容詞として機能しているので現在分詞です。

【関連トピック】
ゼロから始める分詞
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動名詞の機能

ゼロから始める動名詞(3)
動名詞の機能 先頭へ

動名詞ができること

文の中で《動名詞》がどういう役割を果たすのかまとめます。

【目次】: 動名詞の機能

主語としての動名詞
動名詞の機能(1) この項目の先頭へ↑

《動名詞》名詞として使う動詞なので、名詞と同じように、文の主語にすることができます。

【例文】:馬に乗ることは思ったほど快適ではありません。
【英訳】:Riding a horse is not so comfortable as you expected.

《動名詞》の"riding a horse"は文全体の主語、意味は「馬に乗ること」です。

仮主語の"it"を文頭に置いて《動名詞》が意味上の主語になることもあります。ただし、仮主語の"it"を使う場合は、to不定詞を続けるほうが一般的です。

【例文】:馬に乗ることは思ったほど快適ではありません。
【 △ 】:It is not so comfortable as you expected riding a horse.
【 ○ 】:It is not so comfortable as you expected to ride a horse.
(= Riding a horse is not so comfortable as you expected.)
→"to ride a horse"のほうをよく使う

イディオムとしてよく使う「仮主語"it" + 動名詞」の構文もいくつかあります。これらの構文の場合、to不定詞を使うのは通例不可です→【参照】: 『動名詞を使jう主なイディオム

動名詞は補語にできる
動名詞の機能(2) この項目の先頭へ↑

《動名詞》名詞として使う動詞なので、名詞と同じように、文の補語にすることができます。

《動名詞》be動詞の次に置くと、"be + 〜ing"となり進行形と同じ形になります。ing形が進行形(〜している)なのか、《動名詞》(〜すること)なのかは、前後の文脈から判断します。

【例文】:My secret of good health is eating natto every morning.
【 × 】:私の健康の秘訣は毎朝納豆を食べている
【 ○ 】:私の健康の秘訣は毎朝納豆を食べることです。

前にbe動詞があるので一見進行形ですが、意味を考えると"eating"は《動名詞》です。意味は「食べること」。主語の"My secret of good health"の「補語」として機能します。"eating natto every morning"の意味は「毎朝納豆を食べること」です。

【例文】:My bad habit is shaking my legs nervously.
【 × 】:私の悪い癖は貧乏揺すりで足を揺すっている
【 ○ 】:私の悪い癖は貧乏揺すりで足を揺することです。

前にbe動詞があるので一見進行形ですが、意味を考えると"shaking"は《動名詞》です。意味は「揺すること」。主語の"My bad habit"の「補語」として機能します。"shaking my legs nervously"の意味は「貧乏揺すりで足を揺すること」です。

動名詞は目的語にできる
動名詞の機能(3) この項目の先頭へ↑

《動名詞》名詞として使う動詞なので、名詞と同じように、文の目的語にすることができます。

動詞の目的語
動名詞の機能(1)動名詞は目的語にできる(1) この項目の先頭へ↑

【例文】:容疑者は博物館へ侵入したことを否定した。
【英訳】:The suspect denied breaking into the museum.

"breaking"は《動名詞》動詞"deny"の目的語です。"breaking into the museum"の意味は「博物館に侵入すること」。

前置詞の目的語
動名詞の機能(1)動名詞は目的語にできる(2) この項目の先頭へ↑

【例文】:強盗は誰にも気づかれることなく、博物館へ侵入した。
【英訳】:The burglar broke into the museum without being noticed.

"being noticed"は《動名詞》前置詞"without"の目的語です。"being noticed"の意味は「気づかれること」。

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ゼロから始める動名詞(4)
動名詞の目的語や補語はどこにある? 先頭へ

動詞と同じく、目的語や補語を取る

《動名詞》は元々動詞なので、《動名詞》自身の目的語や補語を取ることができます。そのためときどき、《動名詞》が妙に長い句を作ります。

# 「動名詞 + 目的語」

【例文】:一日中ゲームをすることで目が悪くなりますよ。
【英訳】:Playing video games all day long will make your eyes get worse.

【英訳】の場合、"playing"は《動名詞》です。目的語として"video games"を従えて、意味は「ゲームをすること」。さらに、副詞句の"all day long"もあるので、"playing video games all day long"の意味は「一日中ゲームをすること」です。文全体の主語として機能します。

# 「動名詞 + 補語」

【例文】:私たちは人間であることに責任を持たねばなりません。
【英訳】:We must have responsibility of being humans.

【英訳】の場合、"being"は《動名詞》です。補語として"humans"を従えて、意味は「人間であること」。前置詞"of"の目的語として機能します。

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動名詞の主語はどこにある?

ゼロから始める動名詞(5)
動名詞の主語はどこにある? 先頭へ

動名詞の意味上の主語

【目次】: 動名詞の主語

主語を明示しない場合
動名詞の主語はどこにある?(1) この項目の先頭へ↑

《動名詞》は元々動詞なので、目的語や補語を取ります→【参照】: 『動名詞の目的語や補語はどこにある?

なので当然、《動名詞》にも主語があります。ただし、表現しないこともよくあります。

動名詞の主語
  1. 動名詞の主語が文全体の主語と同じなら、クドくなるので省略
  2. 動名詞の内容が誰にでも当てはまる話なら、"we, you, they"を自動的に主語と見なすので省略

すぐに主語が何なのかわかる場合、《動名詞》の主語は省略します。

【例文】:ホラー映画を見るのは嫌いだ。
【 × 】:I dislike me watching horror movies.
【 ○ 】:I dislike watching horror movies.

《動名詞》"watching"の主語は文全体の主語と同じ"I"(私は)です。「見る」のは「私」とわかっているのでわざわざ"me"は付けません。"me"を付けるとかえって不自然です。

【例文】:百聞は一見にしかず。
【 × 】:Our seeing is our believing.
【 × 】:Your seeing is your believing.
【 × 】:My seeing is my believing.
【 ○ 】:Seeing is believing.

《動名詞》"seeing"と"beliving"の主語は不特定の人々です。特定の人物に限った話ではなく、誰にでも当てはまる「諺」の話なので、"our, your, my"などは付けません。

主語を明示する場合
動名詞の主語はどこにある?(2) この項目の先頭へ↑

《動名詞》の主語は普通、文全体の主語と同じです。なので、まどろっこしさを避けるためよく省略します→【参照】: 『動名詞の主語はどこにある?……明示しない場合

しかし、敢えて主語を表現する場合もあります。《動名詞》の主語は必ず《動名詞》の前に置きます。

動名詞の主語
  1. 動名詞が文全体とは別の主語を取るなら、動名詞独自の主語を置く
  2. 動名詞の主語は動名詞の前に置く

【例文】:なだれが発生する可能性が極めて高い。
【 × 】:The likelihood of happening some avalanche is very high.
【 ○ 】:The likelihood of some avalanche happening is very high.
→文全体の主語は"the likelihood"、動名詞"happening"の主語は"some avalanche"

「なだれが発生すること」は"some avalanche happening"です。《動名詞》の主語の「なだれ」を《動名詞》の後ろに置いた"happening some avalanche"は文法的に不可。《動名詞》の主語は必ず《動名詞》の前に置きます。

【例文】:若者が通りで唾を吐くのは我慢ならない。
【 × 】:I hate spitting young people on the street.
【 ○ 】:I hate young people spitting on the street.
→文全体の主語は"I"、動名詞"spitting"の主語は"young people"

「若者が唾を吐くこと」は"young people spitting"です。《動名詞》の主語の「若者」を《動名詞》の後ろに置いた"spitting young people"は文法的に不可。《動名詞》の主語は必ず《動名詞》の前に置きます。

目的格か所有格か
動名詞の主語はどこにある?(2)主語を明示する場合(1) この項目の先頭へ↑

《動名詞》の主語はたいてい目的格を使います。所有格を使うと、やや堅苦しい表現になります。

たいていの名詞はそのままの形で目的格として使えます。なので、名詞《動名詞》の前に置けば、《動名詞》の主語として機能します。

【例文】:津波が発生しやしないかと心配だ。
【 △ 】:I am afraid of tidal waves' occurring.[※やや堅苦しい言い方]
【 ○ 】:I am afraid of tidal waves occurring.

"tidal waves"は《動名詞》"occurring"の主語なので目的格を使います。所有格の"tidal waves'"はやや堅苦しい表現。

【例文】:あんなにうろたえたの姿は絶対に忘れない。
【 △ 】:I never forget my father's getting upset so terribly.[※やや堅苦しい言い方]
【 ○ 】:I never forget my father getting upset so terribly.

"my fathers"は《動名詞》"getting upset so terribly"の主語なので目的格を使います。所有格の"my father's"はやや堅苦しい表現。

所有格を使う場合
動名詞の主語はどこにある?(2)主語を明示する場合(2) この項目の先頭へ↑

《動名詞》の主語は通例、目的格を使います→【参照】: 『動名詞の主語はどこにある?……目的格か所有格か

ただし、《動名詞》自体が文全体の主語になる場合は、所有格を使うほうが普通です。

# 動名詞が文の主語……所有格 + 動名詞

【例文】:火星への人類到達は現時点では不可能なようだ。
【 △ 】:Humans arriving at Mars seems to be impossible now.
【 ○ 】:Humans' arriving at Mars seems to be impossible now.

「人類が火星に到達すること」は文の主語なので、所有格を使って"Humans' arriving"とするほうが普通です。

【例文】:あなたのギター演奏にすごく感動した。
【 △ 】:You playing guitar greatly impressed me.
【 ○ 】:Your playing guitar greatly impressed me.

「あなたがギターを弾くこと」は文の主語なので、所有格を使って"Your playing guitar"とするほうが普通です。

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動名詞の時制

ゼロから始める動名詞(6)
動名詞の時制 先頭へ

動名詞はいつを表わすのか

《動名詞》は元々動詞なので、意味の上では時制を表わすことができます。

【目次】: 動名詞の時制

文全体の時制と同じ場合
動名詞の時制(1) この項目の先頭へ↑

通例、《動名詞》時制は文全体の時制と同じです。

【例文】:次の日曜日が来るのが楽しみだ。
【英訳】:I look forward to next Sunday coming.

《動名詞》"coming"の時制は、"look"と同じ現在です。

【例文】:各駅停車の列車で旅をするのが好きだった。
【英訳】:I liked traveling by local trains.

《動名詞》"traveling"の時制は、"liked"と同じ過去です。

文全体の時制より昔を表わす場合
動名詞の時制(2) この項目の先頭へ↑

文全体の時制より昔のことを表わす場合は、「having + 過去分詞」を使います。意味は「〜していたこと」です。

# 「having + 過去分詞」……文全体より一つ前の時制を表わす

【例文】:あなたにメールを出していたことをすっかり忘れていた。
【英訳】:I totally forgot having emailed you.

文全体の時制は過去、《動名詞》"having emailed"の時制は過去のさらに過去になります。

ただし、文脈から時制が明確なときは、そのままing形を使うこともよくあります。

【例文】:あなたにメールを出していたことをすっかり忘れていた。
【 ○ 】:I totally forgot having emailed you.
【 ○ 】:I totally forgot emailing you.

厳密に言えば、「メールを出していたこと」は過去のさらに過去の話なので文法的には"having emailed"とすべきですが、実際の英語では簡略した表現として"emailing"のみですませることもよくあります。

文全体の時制より未来を表わすことはできない
動名詞の時制(3) この項目の先頭へ↑

《動名詞》が文全体の時制より未来を表わすことは、通例できません。文全体より未来の時制を表わすときは、to不定詞を使います。

【例文】:この手紙は忘れずにポストに入れておいてくれ。
【 × 】:You have to remember mailing this letter.
【 ○ 】:You have to remember to mail this letter.

「ポストに手紙を投函する」のは話をしている時点より未来のことなので、《動名詞》は不可。to不定詞を使います。

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ゼロから始める動名詞(7)
動名詞の受動態 先頭へ

受動態は「being + 過去分詞」を使う

《動名詞》は元々動詞なので、受動態を表わすことができます。形は「being + 過去分詞」です。受動態を表わすbe動詞のほうをing形にします。意味は「〜されること」です。

# 動名詞の受動態……「being + 過去分詞」(〜されること)

【例文】:食べている最中に話しかけられるのは嫌だ。
【英訳】:I dislike being talked to while I am eating.

"being talked to"は《動名詞》受動態、意味は「話しかけられること」です。

【例文】:満員電車で押されると、ときどき息ができなくなります。
【英訳】:Being pushed on a packed train sometimes chokes me.

"being pushed"は《動名詞》受動態、意味は「押されること」です。

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動名詞を使う主なイディオム

ゼロから始める動名詞(8)
動名詞を使う主なイディオム 先頭へ

ing形を名詞として使うイディオム

《動名詞》を使う代表的なイディオムをまとめます→【参照】: 『分詞を使う主なイディオム

【目次】: 動名詞を使う主なイディオム

it is fun + 動名詞(〜することは面白い)
動名詞を使う主なイディオム(1) この項目の先頭へ↑

「やると面白いこと」を表わします。to不定詞を使う「it is fun + to不定詞」も可能。

【例文】:緩衝材のプチプチをつぶすのは楽しい
【 ○ 】:It's fun to crush bubble wrap.
【 ○ 】:It's fun crushing bubble wrap.
→動名詞の"crushing bubble wrap"は文の意味上の主語

否定はたいてい"no fun"を使います。

【例文】:夕食を自宅で一人で食べるのはつまらない
【 ○ 】:It is no fun to eat dinner alone at home.
【 ○ 】:It is no fun eating dinner alone at home.
→動名詞の"eating dinner alone at home"は文の意味上の主語

it is no good + 動名詞(〜することは無駄である)
動名詞を使う主なイディオム(2) この項目の先頭へ↑

「やる価値のないこと」を表わします。"good"は名詞です。たいてい否定の意味の"no good"(無駄、役に立たないこと)の形で使います。to不定詞を使う「it is no good + to不定詞」は通例不可。

【例文】:すでに起ってしまったことを気に病んでも無駄である
【 × 】:It is no good to worry about what already happened.
【 ○ 】:It is no good worrying about what already happened.
→動名詞の"worrying about what already happened"は文の意味上の主語

"good"の代わりに"use"を使う「it is no use + 動名詞」もほぼ同じ意味を表わします→【参照】: 『it is no use + 動名詞(〜することは無駄である)

【例文】:すでに起ってしまったことを気に病んでも無駄である
【英訳】:It is no use worrying about what already happened.
(= It is no good worrying about what already happened.)

it is no use + 動名詞(〜することは無駄である)
動名詞を使う主なイディオム(3) この項目の先頭へ↑

「やる価値のないこと」を表わします。"use"は名詞です。たいてい否定の意味の"no use"(無駄、役に立たないこと)の形で使います。to不定詞を使う「it is no use + to不定詞」は通例不可。

【例文】:目標を持たずに勉強することは無駄だ
【 × 】:It is no use to study without an aim.
【 ○ 】:It is no use studying without an aim.
→動名詞の"studying without an aim"は文の意味上の主語

"use"の代わりに"good"を使う「it is no good + 動名詞」もほぼ同じ意味を表わします→【参照】: 『it is no good + 動名詞(〜することは無駄である)

【例文】:目標を持たずに勉強することは無駄だ
【英訳】:It is no good studying without an aim.
(= It is no use studying without an aim.)

it is a nuisance + 動名詞(〜することは面倒だ)
動名詞を使う主なイディオム(4) この項目の先頭へ↑

「やるのが面倒こと、やるとトラブルを引き起こしそうなこと」を表わします。to不定詞を使う「it is a nuisance + to不定詞」は通例不可。

【例文】:土曜日に登校するのは面倒だ
【 × 】:It is a nuisance to go to school on Saturday.
【 ○ 】:It is a nuisance going to school on Saturday.
→動名詞の"going to school on Saturday"は文の意味上の主語

it is worth + 動名詞(〜するほどの価値がある)
動名詞を使う主なイディオム(5) この項目の先頭へ↑

「やる価値があること」を表わします。to不定詞を使う「it is worth + to不定詞」は通例不可。

"worth"が作る他の構文は別のコーナーでくわしくまとめています→【参照】: 『ゼロから始める形容詞……限定用法と叙述用法: 叙述用法のみの形容詞(worth)

【例文】:「2001年宇宙の旅」は見る価値のある映画だ。
【 × 】:It is worth to watch the movie "2001: A Space Odyssey".
【 ○ 】:It is worth watching the movie "2001: A Space Odyssey".
→動名詞の"watching the movie 2001: A Space Odyssey"は文の意味上の主語

cannot help + 動名詞(〜せざるをえない)
動名詞を使う主なイディオム(6) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「やめようとしてもどうしても〜してしまう、〜することを止めることができない」です。

【例文】:何か悪いことがあったと考えざるをえなかった
【 × 】:I couldn't help think something bad happened.
【 × 】:I couldn't help to think something bad happened.
【 ○ 】:I couldn't help thinking something bad happened.
→"couldn't help think"や"couldn't help to think"は文法的に不可

look forward to + 動名詞(〜を楽しみに待つ)
動名詞を使う主なイディオム(7) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「これから起ることを楽しみにしている」です。"to"の次には名詞名詞に相当する語句を置くので《動名詞》を使います。

【例文】:娘が孫を連れて帰って来るのを楽しみにしています。
【 × 】:I'm looking forward to my daughter come with her daugther.
【 × 】:I'm looking forward to my daughter to come with her daugther.
【 ○ 】:I'm looking forward to my daughter coming with her daugther.
→"come"や"to come"は文法的に不可

feel like + 動名詞(〜したい気分である)
動名詞を使う主なイディオム(8) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「その時に気分的にやりたいこと」です。"like"の次には名詞名詞に相当する語句を置くので《動名詞》を使います。

【例文】:カラオケに行きたい。
【 × 】:I feel like go to karaoke.
【 × 】:I feel like to go to karaoke.
【 ○ 】:I feel like going to karaoke.
→"feel like go"や"feel like to go"は文法的に不可

be accustomed/used to + 動名詞(〜に慣れている)
動名詞を使う主なイディオム(9) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「過去に何度も同じ経験をしているので慣れている」です。"to"の次には名詞名詞に相当する語句を置くので《動名詞》を使います。

"be accustomed to"と"be used to"はほぼ同じ意味です。

【例文】:枕なしで寝ることに慣れています。
【 × 】:I'm accustomed to sleep without a pillow.
【 ○ 】:I'm accustomed to sleeping without a pillow.
→"be accustomed to sleep"は文法的に不可
【 × 】:I'm used to sleep without a pillow.
【 ○ 】:I'm used to sleeping without a pillow.
→"be used to sleep"は文法的に不可

「慣れてしまう」という状態の変化を表わすときは、be動詞の代わりに、"become"や"get"を使います。

"become accustomed to"と"become used to", "get accustomed to"と"get used to"はほぼ同じ意味です。

【例文】:素手でミミズに触るのも慣れてしまいました。
【 × 】:I have become accustomed to touch earthworms with bare hands.
【 ○ 】:I have become accustomed to touching earthworms with bare hands.
→"become accustomed to touch"は文法的に不可
【 × 】:I have got accustomed to touch earthworms with bare hands.
【 ○ 】:I have got accustomed to touching earthworms with bare hands.
→"get accustomed to touch"は文法的に不可

【例文】:早起きして自分の弁当を作るのにも慣れました。
【 × 】:I have become used to get up early in the morning and make my box lunch.
【 ○ 】:I have become used to getting up early in the morning and making my box lunch.
→"become used to making"は文法的に不可
【 × 】:I have got used to get up early in the morning and make my box lunch.
【 ○ 】:I have got used to getting up early in the morning and making my box lunch.
→"get used to making"は文法的に不可

似た表現に「used + to不定詞」があります。意味は「よく〜したものだ、昔は〜だった」です。こちらの"used"は助動詞です。なので、"used"の前にbe動詞を置くことはありません。

# used + to不定詞(昔はよく〜したものだ、むかしは〜だった)[※usedは助動詞]
# be used to + 動名詞(〜することに慣れている)[※usedは形容詞]

【例文】:昔はよくホラー映画を見ていた
【 × 】:I was used to watching horror movies.
【 ○ 】:I used to watch horror movies.
→「昔はよく〜していた」は「used + to不定詞」(usedは助動詞)
【例文】:ホラー映画を見るのは慣れています
【 × 】:I used to watch horror movies.
【 ○ 】:I am used to watching horror movies.
→「〜に慣れている」は「be used + 動名詞」(usedは形容詞)

on + 動名詞(〜するとすぐに)
動名詞を使う主なイディオム(10) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「何かが起こった直後に〜、何かが起こると同時に〜」です。《動名詞》の主語はたいてい文全体の主語と同じです。

【例文】:On arriving home I realized that I had forgotten my umbrella.
(= As soon as I arrived home, I realized that I had forgotten my umbrella.)
【和訳】:帰宅するとすぐに傘をどこかに置き忘れたことに気づいた。
→"On arrivign 〜"は時を表わす、"arriving"の主語は"I"(文全体と同じ)

in + 動名詞(〜すると、〜している最中に)
動名詞を使う主なイディオム(11) この項目の先頭へ↑

「in + 動名詞」は【結果】や【同時進行】を表わします。ニュアンスは、「〜したその結果、〜している最中に」です。《動名詞》の主語はたいてい文全体の主語と同じです。

【例文】:In moving here, I have more friends.
(= As a result of moving here, I have more friends.)
【和訳】:こっちに引っ越して来てから前よりたくさんの友達ができました。
→"In moving 〜"は結果を表わす、"using"の主語は"I"(文全体の主語と同じ)

【例文】:In sleeping, the dog was moving his legs as if running.
(= While the dog was sleeping, he was moving his legs as if running.)
【和訳】:寝入っている最中に犬はまるで走っているかのように足を動かしていた。
→"In sleeping"は同時進行を表わす、"sleeping"の主語は"the dog"(文全体の主語と同じ)

there is no + 動名詞(〜できない)
動名詞を使う主なイディオム(12) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは、「〜することができない」です。動詞はよく"know"と"tell"を使います。

【例文】:There is no knowing what will happen to us tomorrow.
(= It is impossible to know what will happen to us tomorrow.)
【和訳】:明日自分の身に何が起こるかはわからない。

【例文】:There is no telling why the sinkhole opend up in the middle of the town.
(= It is impossible to tell why the sinkhole opend up in the middle of the town.)
【和訳】:なぜ町の真ん中の地面に大穴が開いたのか原因はわからない。

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動名詞の作り方

ゼロから始める動名詞(9)
動名詞の作り方(1)
原則と例外 先頭へ

原則

たいていの動詞は語尾に"ing"を付けると《動名詞》になります。

【例】:happen → happening, listen → listening, talk → talking, watch → watching

例外

語尾に"ing"を付け加えて《動名詞》を作る際、たとえば、"-eing"なのか、それとも、語尾の"e"を取り去ってから"-ing"なのか。あるいは、"-tting"なのか、それとも"t"を重ねずに"-ting"なのか、一定のルールがあります。

たいてい、発音をしやすくするために語尾の綴りの一部を変化させます。

"ing"を付けるときの規則と例外
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ゼロから始める動名詞(10)
動名詞の作り方(2)
語尾の綴りを変化させる(live → living) 先頭へ

"ing"を付け足すだけでは不可の動詞

たとえば、"make"の《動名詞》は"makeing"なのか、それとも語尾の"e"を除去して"making"なのか、一定のルールがあります。

ちなみに、"ing"を付けるとき動詞の語尾の"e"はたいてい除去するので、"make"の《動名詞》は"making"です。語尾の"e"を除去する。

語尾の綴りが"e"の動詞→"ing"
動名詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(1) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"e"の動詞は"e"を取り去ってから"ing"を付ける。"e"を残すと発音しにくくなる。

動詞×
live(生きる) liveing living
make(作る) makeing making
move(動く) moveing moving
use(使う) useing using

語尾の綴りが"ee"の動詞→"eeing"
動名詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(2) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ee"の動詞は"e"を取らずにそのまま"ing"を付ける。"e"を取り去ると元の単語から発音が離れてしまう。よく見かけるのは六語のみ。

動詞×
agree(意見が合う) agreing agreeing
disagree(意見が合わない) disagreing disagreeing
flee(逃げる) fleing fleeing
free(解放する) freing freeing
guarantee(保証する) guaranteing guaranteeing
see(見る) seing seeing

語尾の綴りが"ye"の動詞→"yeing"
動名詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(3) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ye"の動詞は"e"を取らずにそのまま"ing"を付ける。"e"を取り去ると元の単語から発音が離れてしまう。よく見かけるのは二語のみ。

ただし、"eye"(じっと見る)は"e"を省いた"eying"と"e"を省かない"eyeing"の両方が可能。

動詞×
dye(染める) dying dyeing
eye(じっと見つめる) [なし] eying, eyeing

語尾の綴りが"ge"の動詞→"geing"
動名詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(4) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ge"で終る動詞のごく一部は"e"を取らずにそのまま"ing"を付ける。"e"を取り去ると元の単語から発音が離れてしまう。よく見かけるのは二語のみ。

ただし、"age"(年をとる)は"e"を省いた"aging"と"e"を省かない"ageing"の両方が可能。"e"を省かない"aegeing"はイギリス式の綴り。

動詞×
age(年をとる) [なし] aging(米式), ageing(英式)
singe(焦がす) singing singeing

語尾の"ie"を"y"に変えて"ying"
動名詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(5) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ie"の動詞は"ie"を"y"に変えて"ing"を付ける。元の単語にある二重母音の"ie"(発音は「アイ」)の発音がしやすくなる。よく見かけるのは四語のみ。

動詞×
die(死ぬ) diing, dieing dying
lie(嘘をつく、横になる) liing, lieing lying
tie(結ぶ) tiing, tieing tying
untie(ほどく) untiing, untieing untying

語尾の"ic"に"k"を足して"icking"
動名詞の作り方(2): 語尾の綴りを変化させる場合(6) この項目の先頭へ↑

語尾の綴りが"ic"の動詞は語尾に"k"を付け加えて"icking"とする。元の単語にある子音の"c"(発音は「ク」)の発音がしやすくなる。よく見かけるのは三語のみ。

動詞×
mimic(まねする) mimicing mimicking
panic(うろたえる) panicing panicking
picnic(ピクニックに行く) picnicing picnicking
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ゼロから始める動名詞(11)
動名詞の作り方(3)
語尾の子音を重ねる(cut → cutting) 先頭へ

子音を重ねるとその前は短母音

たとえば、"run"の《動名詞》は"runing"なのか、それとも語尾の"n"を重ねて"running"なのか、一定のルールがあります。

"ing"を付けるとき、動詞の語尾が「短母音(a,e,i,o,u) + 子音」の場合、たいてい子音を二つ重ねて綴ります。なので、"run"の《動名詞》は"running"です。語尾の"n"を重ねて綴る。

一音節で語尾の綴りが子音の動詞
動名詞の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(7) この項目の先頭へ↑

英語の場合、"tt"や"pp"のように子音を重ねると、その直前の母音は短母音であることが多い。

【例】:tape(録音する、録画する)→taping [※発音は「テェイピング」、綴りの"a"は二重母音を表わす]
【例】:tap(軽くトントンと叩く) →tapping[※発音は「タッピング」、綴りの"a"は短母音を表わす]

なので、"ing"を付ける場合、語尾が「短母音(a,e,i,o,u) + 子音」動詞は、短母音であることを示すために語尾の子音を重ねて"tt"や"pp"と綴る。

動詞×
cut(切る) cuting cutting
get(得る) geting getting
plan(計画する) planing planning
put(置く) puting puttting

ただし、語尾の綴りが「短母音(a,e,i,o,u) + "x"」の場合、語尾の"x"は重ねない。重ねると発音がしにくくなる。よく見かけるのは四語のみ。

動詞×
box(箱に詰める、ボクシングをする) boxxing boxing
fix(修理する、固定する) fixxing fixing
mix(混ぜる) mixxing mixing
tax(課税する) taxxing taxing

語尾の綴りが「長母音(eaやee) + 子音」や「二重母音(oiやou) + 子音」の場合、子音は重ねない。子音を重ねると直前の母音はだいたい短母音(a,e,i,o,u)になる→【参照】: 『一音節で語尾の綴りが子音の動詞

動詞×
eat(食べる) eatting eating
foul(反則を犯す) foulling fouling
join(加わる) joinning joining
keep(保つ) keepping keeping

二音節以上で語尾の綴りが子音の動詞
動名詞の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(8) この項目の先頭へ↑

語尾の音節に“強勢がある”場合、子音を二つ重ねる。

動詞×
admit(認める) admiting admitting
begin(始める) begining beginning
commit(委ねる) commiting committing
control(制御する) controling controlling

語尾の音節に“強勢がない”場合、子音は重ねない。

動詞×
consider(考慮する) considerring considering
develop(発達する) developping developing
differ(異なる) differring differing
enter(入る) enterring entering

語尾の綴りの子音を重ねる、重ねないの二通りが可能
動名詞の作り方(3): 語尾の子音を重ねる(9) この項目の先頭へ↑

少数だが、語尾の子音を重ねる、重ねないの両方が可能な動詞もある。語尾の綴りが「短母音e + "l"」の単語が多い。子音を重ねて綴るほうがイギリス式、重ねないほうがアメリカ式。

動詞英式米式
cancel(取り消す) cancelling canceling
channel(運ぶ、送る) channelling channeling
chisel(のみで彫る) chiselling chiseling
counsel(助言する) counselling counseling
duel(決闘する) duelling dueling
equal(等しい) equalling equaling
fuel(燃料を補給する) fuelling
fueling
label(ラベルを貼る) labelling labeling
level(平らにする、なぎ倒す) levelling leveling
marvel(驚く) marvelling marveling
quarrel(ケンカする) quarrelling quarreling
refuel(燃料を再補給する) refuelling
refueling
rival(競い合う) rivalling rivaling
shovel(シャベルを使う) shovelling shoveling
towel(タオルで拭く) towelling toweling
travel(旅行する) travelling traveling
tunnel(トンネルを掘る) tunnelling tunneling
worship(崇める) worshipping worshiping