【ゼロから始める英文法】
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
時制 仮定法 能動態と受動態
会話の表現 比較の表現
文の種類 付加疑問文
there構文 強調構文 同格のthat
have+目的語+動詞 get+目的語+動詞
挿入句 語順 倒置
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【ゼロから始める名詞】



ゼロから始める英文法

熟知しているつもりでも、実は間違えやすい語句や構文

ゼロから始める名詞

語句編
名詞 冠詞 代名詞 動詞 be動詞 助動詞
形容詞 副詞 前置詞 接続詞
関係代名詞 関係副詞
to不定詞 動名詞 分詞
句読点 接頭辞と接尾辞 疑問詞
構文編
時制 仮定法 能動態と受動態
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ゼロから始める名詞(1)
「名詞」は「もの」の名前 先頭へ

名詞ってナニ?

英語の《名詞》は日本語とほとんど違いはありません。人、動物、機械、概念、思想、などの名前です。

やっかいなのは、日本語と違って英語は「数」にやかましいところです。間違えやすい例をいくつか挙げます。《名詞》代名詞の間違えやすい「数の不一致」は別のコーナーにもまとめています→【参照】: 『ゼロから始める名詞: 名詞の「数」』 『英作文の“ツボ”:「数」の不一致をつぶす!

# 単数で良さそうだが実は複数を使う

【例文】:次の駅で乗り換えだ
【 × 】:We have to change train at the next station.
【 ○ 】:We have to change trains at the next station.
→乗り換えは「乗り物から乗り物へ」なので「乗り物」も二つある

【例文】:握手をしよう。
【 × 】:Let's shake hand.
【 ○ 】:Let's shake hands.
→握手は「二人」で行うので「手」も二本ある

# 数えられそうで実は数えられない名詞

【例文】:この村に住む人々はみんな名字が同じだ。
【 × 】:All the peoples in this village have the same family name.
【 ○ 】:All the people in this village have the same family name.
→"people"の意味は「人々」で複数を表わすが、"s"を付けた複数形は不可

【例文】:今日、インターネットを通じてさまざまな知識情報を手に入れることができる。
【 × 】:Today we can gain various knowledges and informations through the Internet.
【 ○ 】:Today we can gain various items of knowledge and information through the Internet.
→"knowledge"も"information"数えられないので複数形は不可、"items of 〜"を使う

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ゼロから始める名詞(2)
「名詞」はナニをするのか? 先頭へ

名詞の機能

《名詞》は文の中で「主語」や「目的語」や「補語」になります。

名詞の機能
  1. 主語
    【例】:Water consists of hydrogen and oxygen.(水は水素と酸素から成る)
    →名詞の"water"は文の主語
  2. 目的語
    【例】:The minister handed cash to reporters.(大臣は記者たちに現金を手渡した)
    →名詞の"cach"は動詞"handed"の目的語、名詞の"reporters"は前置詞"to"の目的語
  3. 補語
    【例】:Mercury is metal.(水銀は金属です)
    →名詞の"metal"は動詞"is"の補語
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ゼロから始める名詞(3)
「固有名詞」ってナニ? 先頭へ

「固有」な名詞
「固有名詞」ってナニ?(1) この項目の先頭へ↑

日本語で言えば、「水」や「国」は「普通名詞」です。一方、「コカコーラ」や「日本」は「固有名詞」です。英語でもほぼ同じです。"water"や"country"は「普通名詞」ですが、"Coca Cola"や"Japan"は「固有名詞」です。

たいてい、一つしかないものや、独自性が強いものを「固有名詞」として扱います。「日本(= Japan)」は一つしかありません。「コカコーラ(= Coca Cola)」は缶やペットボトルは無数にありますが、飲料水の中では独自のブランドとして知れ渡っているので「固有名詞」として扱います。

「固有名詞」には「普通名詞」とは異なる特徴があります。

「固有名詞」の特徴
  1. 綴りは必ず大文字で始める
    【例】:Japan(日本), Coca Cola(コカコーラ), San Francisco(サンフランシスコ)
  2. たいてい冠詞(a, an, the)は不要
    【例】:「日本」→the Japan[×], Japan[○], 「コカコーラ」→the Coca Cola[×], Coca Cola[○]

「固有名詞」は「普通名詞」ではないことを示すために、必ず先頭は大文字で始めます。なので、文の途中に大文字で始まる語句があったら、それは「固有名詞」である可能性があります。

【例文】:We took overseas students to Sky Tree.
【 × 】:私たちは留学生たちを空の木まで連れて行った。
【 ○ 】:私たちは留学生たちを「スカイツリー」へ連れて行った。
→"Sky Tree"は固有名詞、建物の名前

小文字で始めると違う意味になる「固有名詞」
「固有名詞」ってナニ?(2) この項目の先頭へ↑

「固有名詞」を小文字で始めると、「普通名詞」の意味を持つ語句があります。たとえば、"China"は「固有名詞」で意味は「中国」ですが、"china"は「普通名詞」になり意味は「陶磁器」です。

【例文】:My grandpa collects old china.
【 × 】:私の祖父は古い中国を集めている。
【 ○ 】:おじいちゃんは古い陶磁器を集めている。
→小文字で始める"china"の意味は「陶磁器」

"Japan"も大文字で始めると「固有名詞」なので意味は「日本」ですが、小文字で始めると「普通名詞」になり、"japan"の意味は「漆器」です。

例外的に定冠詞(the)を付ける「固有名詞」
「固有名詞」ってナニ?(3) この項目の先頭へ↑

「固有名詞」は「普通名詞」ではないので、たいてい冠詞(a, an, the)を付けません。ただし、常に定冠詞(the)を付ける「固有名詞」もあります。定冠詞(the)自体は「固有名詞」の前に付けますが、文頭を除きそのまま小文字で始めます

【例文】:自由の女神はフランス国民からアメリカ合衆国への贈り物です。
【 × 】:The Statue of Liberty was a gift to The United States of America from the people of France.
【 ○ 】:The Statue of Liberty was a gift to the United States of America from the people of France.
→文頭ではないので"The United States of America "は不可

定冠詞(the)を付ける主な固有名詞
  • the United States of America(アメリカ合衆国), the States(アメリカ合衆国), the United Kingdom(イギリス), the United Nations(国際連合)
  • the Renaissance(ルネサンス), the Internet(インターネット), the Industrial Revolution(産業革命), the Civil War(南北戦争)

元々は「普通名詞」だけど、歴史的な出来事などを表わすときや、国名や組織名の中に「普通名詞」が入る場合は、定冠詞(the)を付けることが多いようです。

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ゼロから始める名詞(4)
「集合名詞」ってナニ? 先頭へ

同じ種類がたくさん集まって一つ

同じ種類の人や動物や物が集まった集団、組織、団体、集まり、群れを表わす《名詞》を特に「集合名詞」と言います。「普通名詞」や「固有名詞」とはちょっと違う特徴があります。

「集合名詞」の特徴
  1. 意味的には複数を表わす
    【例】:the class(クラスの生徒全員), baggage(持っている手荷物)
  2. しかし、複数を表わす"s"はたいてい付けない
    【例】:「私のクラスの生徒全員」→[×]my classes, [○]my class
    【例】:「私が持っている手荷物全部」→[×]my baggages, [○]my baggage

"people"はよく見かける「集合名詞」です。意味は「人々」。特定の個人を指すのではなく、漠然と一般の人々を表わします。なので、ニュアンス的には「一人」ではなく「複数の人間」を表わし、文法的にも“複数”として扱います。ところが、「人々」の意味で"peoples"という複数形は存在しません。

【例文】:寒空の下、五百人以上の人々が公園に集まった。
【 × 】:More than 500 peoples gathered at the park despite the cold weather.
【 ○ 】:More than 500 people gathered at the park despite the cold weather.
→"people"には"s"を付けない、しかし意味的には複数を表わす

「漠然と人々」ではなく「ある種の人々」を指すときに、"peoples"と複数形を使うことがあります。たいてい、「特定の民族、特定の種族、特定の国民、特定の特徴を持つ人々」を表わします。

【例】:local peoples(地元の人々), primitive peoples(原始人), displaced peoples(難民、避難者)

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ゼロから始める名詞(5)
集合名詞の「数」はどうなるの? 先頭へ

「集合」だから複数とは限らない

「集合名詞」はたいてい意味的には複数を表わします→【参照】: 『「集合名詞」ってナニ?

ただし、 ときどき動詞や受ける代名詞で単数形を使うことがあります。「集合名詞」には「数」の扱いで三つの種類があります。(1)常に複数扱いのもの、(2)たいてい単数扱いのもの、(3)集まりの全体を表わすときは単数扱い、個々の人や動物や物を表わすときは複数扱いのもの。

「集合名詞」の「数」
1.複数扱い
  • people(人々), police(警察), cattle(飼牛), clothes(衣類、衣料品)
2.単数扱い
  • the country(国民)
  • furniture(家具類、調度品), clothing(衣類、衣料品)
  • garbage(生ゴミ), rubbish(家庭ゴミ、くず), trash(ゴミ、くず), litter(放置ゴミ、ポイ捨てゴミ)
  • baggage(手荷物), luggage(手荷物)
3.どちらも可
  • the public(人々), audience(聴衆、観衆、観客), crowd(群集), family(家族)
  • group(グループ、集まり、集団), team(チーム、団、組、班), generation(同世代の人々)
  • crew(乗員、乗務員、船員), staff(職員、部員、係員、スタッフ), the management(経営陣、上層部、幹部)
  • the class(クラスの生徒全員), the school(全校生徒)
  • the village(村人), the town(町民), the nation(国民), population(人口、頭数、個体数)
  • the press(新聞雑誌、報道機関、記者), the media(報道機関), the mass media(報道機関)
  • data(資料、情報、データ)

常に複数扱いの集合名詞
集合名詞の「数」はどうなるの?(1) この項目の先頭へ↑

常に複数扱いの「集合名詞」をまとめます。よく見かけるのは四語のみ。動詞に三・単・現(三人称・単数・現在)の"s"は付けません。代名詞は"they, their, them"を使います。

常に複数扱いの集合名詞
  • people(人々), police(警察), cattle(飼牛), clothes(衣類、衣料品)

【例文】:警察がこの男を捜しています。見かけたら連絡してあげて下さい。
【 × 】:The police is searching for this man. You should inform it if you see him.
【 ○ 】:The police are searching for this man. You should inform them if you see him.
→"police"は複数扱い

【例文】:BSE(狂牛病)と診断された飼牛は殺処分されて埋められた。牛たちが気の毒でならない。
【 × 】:The cattle diagnosed with BSE was killed and buried. I can't help feeling sorry for it.
【 ○ 】:The cattle diagnosed with BSE were killed and buried. I can't help feeling sorry for them.
→"cattle"は複数扱い

【例文】:赤ちゃんのほとんどは家内の手作りです。うまいことこしらえていました。
【 × 】:Almost all our baby clothes was handmade by my wife. It was well-made.
【 ○ 】:Almost all our baby clothes were handmade by my wife. They were well-made.
→"clothes"は複数扱い

"clothes"とほぼ同じ意味の"clothing"はたいてい単数扱いです→【参照】: 『集合名詞の「数」はどうなるの?……たいてい単数扱いの集合名詞

たいてい単数扱いの集合名詞
集合名詞の「数」はどうなるの?(2) この項目の先頭へ↑

たいてい単数扱いの「集合名詞」をまとめます。人以外の「物」を表わす《名詞》がほとんどです。動詞には三・単・現(三人称・単数・現在)の"s"を付けて、代名詞は"he, his, him, she, her, it, its"を使います。

たいてい単数扱いの集合名詞
  • the country(国民)
  • furniture(家具類、調度品), clothing(衣類、衣料品)
  • garbage(生ゴミ), rubbish(家庭ゴミ、くず), trash(ゴミ、くず), litter(放置ゴミ、ポイ捨てゴミ)
  • baggage(手荷物), luggage(手荷物)

【例文】:憲法改正の問題は国民の間に大きな議論を巻き起こし、国民は二つのグループに分かれた。
【 × 】:The issue of the Constitution revision caused a huge argument among the country and they were divided into two groups.
【 ○ 】:The issue of the Constitution revision caused a huge argument among the country and it was divided into two groups.
→"the country"は単数扱いが普通

"the country"ほぼ同じ意味を表わす"the nation"は単数扱いと複数扱いの両方が可能です→【参照】: 『単数、複数ともに可能な集合名詞

【例文】:揺れはひどかったが、幸い壊れた家具はなかった。
【 × 】:Though the shaking was violent, it was lucky no furniture were broken.
【 ○ 】:Though the shaking was violent, it was lucky no furniture was broken.
→"furniture"は単数扱いが普通

【例文】:空港で手荷物を盗まれたが、後日別の空港で見つかった。
【 × 】:I got my baggage stolen at the airport but later they were found at another airport.
【 ○ 】:I got my baggage stolen at the airport but later it was found at another airport.
→"baggage"は単数扱いが普通

【例文】:子供たちのはボロボロだったけど、元気に大人たちの仕事を手伝っていた。
【 × 】:Though their clothing were worn-out, all the children were actively helping the adults with work.
【 ○ 】:Though their clothing was worn-out, all the children were actively helping the adults with work.
→"clothing"は単数扱いが普通

"clothing"とほぼ同じ意味の"clothes"はたいてい複数扱いです→【参照】: 『集合名詞の「数」はどうなるの?……必ず複数扱いの集合名詞

単数扱い、複数扱いともに可能な集合名詞
集合名詞の「数」はどうなるの?(3) この項目の先頭へ↑

扱いが単数と複数のどちらも可能な「集合名詞」をまとめます。「人」を表わす《名詞》がほとんどです。全体を一つと見なせば単数扱い、集団の中の一人一人や一つ一つに目を向けるなら複数扱いです。

単数、複数ともに可能な集合名詞
  • the public(人々), audience(聴衆、観衆、観客), crowd(群集), family(家族)
  • group(グループ、集まり、集団), team(チーム、団、組、班), generation(同世代の人々)
  • crew(乗員、乗務員、船員), staff(職員、部員、係員、スタッフ), the management(経営陣、上層部、幹部)
  • the class(クラスの生徒全員), the school(全校生徒)
  • the village(村人), the town(町民), the nation(国民), population(人口、頭数、個体数)
  • the press(新聞雑誌、報道機関、記者), the media(報道機関), the mass media(報道機関)
  • data(資料、情報、データ)

【例文】:The crowd was walking toward the airport.
【和訳】:群集は一塊になって空港の方角へ歩いていた。
→"crowd"は単数、「群集」全体の動きに注目する
【例文】:The crowd were walking toward the airport.
【和訳】:群集は足並みを揃えて空港の方角へ歩いていた。
→"crowd"は複数、「群集」の一人一人の動きに注目する

【例文】:My family is safe after the derailment.
【和訳】:脱線事故にあったけど家族にケガ人はいません。
→"family"は単数、「家族」全体に注目
【例文】:My family are safe after the derailment.
【和訳】:脱線事故にあったけど家族はみんな無事です。
→"family"は複数、「家族」一人一人に注目

【例文】:All staff was required to wear a face mask.
【和訳】:全職員にマスクの着用が求められた。
→"staff"は単数、「職員」全体に注目
【例文】:All staff were required to wear a face mask.
【和訳】:職員一人一人にマスクの着用が求められた。
→"staff"は複数、「職員」一人一人に注目

【例文】:We can't say that the nation agrees with the holding of the Olympic Games.
【和訳】:国民全体がオリンピックの開催に賛成というわけではない。
→"the nation"は単数、「国民」全体に注目
【例文】:We can't say that the nation agree with the holding of the Olympic Games.
【和訳】:国民が一人残らずこぞってオリンピックの開催に賛成というわけではない。
→"the nation"は複数、「国民」一人一人に注目

"the nation"ほぼ同じ意味を表わす"the country"はたいてい単数扱いです→【参照】: 『たいてい単数扱いの集合名詞

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ゼロから始める名詞(6)
名詞の“性”ってナニ? 先頭へ

名詞の男女

実は英語の《名詞》でも、ときどき男女を区別します。代名詞で言い換えるとき、"ship, sea"や国名を"she, her"で受けることがあります。多少親しみを込めた表現です。

【例文】:このタイプの艦は駆逐艦と呼ばれ、戦艦や空母の護衛をしていました。
【英訳】:This kind of ship was called a destroyer and it guarded battleships or carriers.
【英訳】:This kind of ship was called a destroyer and she guarded battleships or carriers.
→船員など船に愛着ある人は"she"を使うことがある

【例文】:日本は長い伝統と高度な科学技術で有名な国です。
【英訳】:Japan is famous for its long tradition and high technology.
【英訳】:Japan is famous for her long tradition and high technology.
→"her"を使うと多少親しみが出て来る

「通性」の"it"

「赤ちゃん(= baby)」や「子供(= child)」などの性別が不明の場合は、男女どちらもOKの「通性」として"it, its"を使うことがあります。日本語では「赤ちゃん」を「それ」と表現すると失礼に当たりますが、英語の"it"にはそんなニュアンスはないようです。

【例文】:My wife is three months pregnant and we hope it will be a boy this time.
【和訳】:家内は妊娠三カ月です。今度は男の子がいいですね。
→現時点では赤ちゃんの性別が不明なので"it"を使う

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「名詞's」は名詞の所有格

ゼロから始める名詞(7)
「所有格」ってナニ? 先頭へ

所有や所属を表わす「格」が「所有格」

「格」とは、文の中で《名詞》代名詞がどんな意味を持つかです。主語を表わす「〜は、〜が」なら主格、目的語を表わす「〜に、〜を」は目的格、所有を表わす「〜の」は所有格です。

【例文】:Thomas borrowed his brother's car.
【和訳】:トーマスは彼のお兄さんの車を借りた。

【例文】の場合、"Thomas"(トーマス)は主格、"his brother's car"(彼のお兄さんの)は目的格、"his"(彼の)と"brother's"(お兄さんの)が所有格です。"borrowed"以外の単語の品詞は《名詞》代名詞ですが、文中で置く位置や"'s"を付けるか付けないかで意味が変化します。

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ゼロから始める名詞(8)
所有格の作り方 先頭へ

たいてい"'s"を語尾に付ける
所有格の作り方(1) この項目の先頭へ↑

たいてい《名詞》の語尾にアポストロフィ(') + "s"を付ければ、所有格ができあがります。

【例】:our dog's house(飼犬の家), penguin's food(ペンギンの餌)

"s"で終る単語の場合
所有格の作り方(2) この項目の先頭へ↑

元の語句の語尾に複数を表わす"s"が付いている場合は、アポストロフィ(')のみを付けます。

【例】:our dogs' house(飼犬たちの家), penguins' food(ペンギンたちの餌)

元の語句が複数形ではないけれど"s"で終る場合は、アポストロフィ(')のみを付けることがあります。ただし、"s"も付けて"James's dream"(ジェイムズの夢)と書くほうが普通です。

【例】:ジェームズの夢、トーマスの小説、パリの人口
【△】:James' dream, Thomas' novel, Paris' population
【○】:James's dream, Thomas's novel, Paris's population
→"'s"を付けるほうが普通

複数形が"s"で終わらない単語の場合
所有格の作り方(3) この項目の先頭へ↑

複数形が"s"で終らない語句もアポストロフィ(') + "s"を付けます。うっかり単数形にそのまま"s'"を付けないように。

【例】:子供たちの靴、男性の帽子、女性の口紅
【×】:childs' shoes, mans' hats, womans' lipstick
【○】:children's shoes, men's hats, women's lipstick
→"child"の複数形は"children"、"man"の複数形は"men"、"woman"の複数形は"women"

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ゼロから始める名詞(9)
所有格の意味……普通名詞の場合 先頭へ

「名詞's」の意味は「〜の」

所有格の「名詞's」はよく「〜の」と和訳します。実際には、「所有」だけではなく色々な意味を表わしますが、日本語の「〜の」も同じくらいいっぱい意味があるので、「〜の」と和訳しておけばたいていOKです。

【例文】:the president's arrival
【和訳】:大統領の到着(= 大統領が着いたこと)
→所有格の"president's"は意味的には主語を表わす

【例文】:the hostages' release
【和訳】:人質の解放(= 人質を解放すること)
→所有格の"hostages'"は意味的には目的語を表わす

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ゼロから始める名詞(10)
所有格の意味……代名詞の場合 先頭へ

代名詞の所有格は特定の人や物を指す

代名詞所有格は不特定の誰かや何かではなく、特定の誰かや何かを表わします。

日本語の場合、自分の兄さんの数が一人だろうと十人だろうと、「昨日、私の兄さんが学校を休んだ」で何ら不自然ではありません。聞き手がどの兄さんか確認するときは「どの兄さん?」と聞き返します。いつも話に聞いていてこの兄さんだとわかるなら、「へー、そーなんだ」で話が終ることもあります。

英語ではそうはいきません。

自分に兄さんが一人しかいない場合は"my brother"です。兄さんが二人以上なら、"one of my brothers"あるいは"a brother of mine"です。英語では必ず、兄さんが二人以上いるのなら「複数いる兄さんのうちの一人」と表現します。単に「私の兄さん(= my brohter)」では兄さんが一人しかいないことを暗示します。

【例文】:My brother was absent from school yesterday.
【和訳】:昨日、(兄さんは一人しかいないがその)私の兄さんが学校を休んだ。

【例文】:One of my brothers was absent from school yesterday.
【例文】:A brother of mine was absent from school yesterday.
【和訳】:昨日、(兄さんは複数いるがそのうちの一人の)私の兄さんが学校を休んだ。
→"a brother of mine"の意味は"a brother of my brorhers"

日本語の「私の兄さん」は兄さんが何人いるのか特に問題にしません。しかし、英語では兄さんが一人きりなら"my brother"、二人以上なら"one of my brothers"あるいは"a brother of mine"と使い分けます。

ただし、現実問題として、たとえば三人いる兄さんたちのなかで一番年が近い兄さんの話をするとき、毎回"one of my brothers"や"a brother of mine "と言い表わすのはかなり面倒です。なので、実際の会話や文章では代名詞の"he, his, him"を使う、あるいは"John"などの実名を使う、もしくは"my brother"と手短に表現します。

たとえ兄さんが十人いるとしても、その中の誰についての話なのかはっきりすれば、話の始めに"one of my brothers"や"a brother of mine "と言っておいて、二回目以降は「私の兄さん」 = "my brother"ですませてもOKです。

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ゼロから始める名詞(11)
「名詞 + of + 名詞's」の形 先頭へ

「名詞's」の前に不定冠詞(a, an)は使わない
「名詞 + of + 名詞's」の形(1) この項目の先頭へ↑

代名詞所有格を使った"my brother's friend"は「特定の人物」を指します。意味は「私の兄さんのたった一人の友人」か「すでに話に出て来た私の兄さんの友人」です→【参照】: 『所有格の意味……代名詞の場合

では、「数人いる兄さんの友人のうちの一人」はどう表現するのか。

「(誰とは限定しない)友人の一人」は"a friend"、あるいは、"one of friends"なので、"a friend of my brother's"、あるいは、"one of my borther's friends"と表現するのが普通です。

# a friend of my brother's = one of my brother's friends = 数人いる兄さんの友人のうちの一人

"a my borther's friend"は文法的に不可。不定冠詞の"a"が「不特定の人物」を表わし、所有格の"my brother's"が「特定の人物」を表わすので、論理的に矛盾します。

【例】:私の兄さんの友人の一人
【×】:a my brother's friend
→「a/an + 名詞's + 名詞」
【○】:a friend of my brother's
→「a/an + 名詞 + of + 名詞's」
【○】:one of my brother's friends
→「one of + 名詞's + 名詞」

「複数いる友人のうちの数人」なら"some(数人)"を使います。やはり、"some my brother's friends"は不可。"some"が「不特定の人物」を表わし、所有格の"my brother's"が「特定の人物」を表わすので、論理的に矛盾します。

【例】:私の兄さんの友人たち
【×】:some my brother's friends
→「some + 名詞's + 名詞」
【○】:some friends of my brother's
→「some + 名詞 + of + 名詞's」
【○】:some of my brother's friends
→「some of + 名詞's + 名詞」

"a friend of my brother's"や"some friends of my brother's"は所有格で終るのでやや奇妙に見えますが、"a friend of my brother's friends"や"some friends of my brother's friends"の"friends"を省略した表現と考えられます。

代名詞の場合
「名詞 + of + 名詞's」の形(2) この項目の先頭へ↑

代名詞を使って「特に誰とは限定しない友人の一人」は"mine, his, hers, theirs"を使います。"one of"も使えます。

# a friend of mine = one of my friends = 私の友人の一人

【例文】:私の友人の一人、彼の友人の一人、彼女の友人の一人、彼らの友人の一人
【英訳】:a friend of mine, a friend of his, a friend of hers, a friend of theirs
【英訳】:one of my friends, one of his friends, one of her friends, one of their friends

【英訳】の場合、"mine = my friends", "his = his friends", "hers = her friends", "theirs = theirs friends"です。

話し手も聞き手もすでに知ってる「特定の人物」なら、"my friend, his friend, her friend, their friend"のみでOK。

「名詞's」の前に"this, these, that, those"は使わない
「名詞 + of + 名詞's」の形(3) この項目の先頭へ↑

所有格が付いた《名詞》はすでに特定の人物やものを指し示します。なので「指示形容詞」(this, these, that, those)を所有格の前に置くことは文法的に不可。代わりに「of + 所有格」を使います。

# this/that book of my sister's = ここにある/そこにある姉さんの本
# these/those books of my sister's = ここにある/そこにある姉さんの本

【例】:ここにある姉さんの本、あそこにある姉さんの本
【×】:this my sister's book, those my sister's books
→「this/those + 名詞's + 名詞」
【○】:this book of my sister's, those books of my sister's
→「this/those + 名詞 + of + 名詞's」

"of my sister's"は所有格で終るのでやや奇妙に見えますが、"of my sister's books"の"books"を省略した表現と考えられます。

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ゼロから始める名詞(12)
所有格の次の名詞を省略する場合 先頭へ

意味的にすぐわかる名詞を省略する

アポストロフィ(')の次の《名詞》を省略することがあります。たいてい建物を表わす《名詞》を省略します。

よく省略する名詞
  • home(家), house(家), shop(店), church(教会), cathedral(大聖堂), chapel(礼拝堂)

【例文】:昨日、兄さんの家に泊まった。
【 ○ 】:I stayed at my brother's yesterday.
(= I stayed at my brother's house yesterday.)
→アポストロフィ(')の次の"house"あるいは"home"を省略

【例文】:このドーナッツはカークの店で買った。
【 ○ 】:I bought these donuts at Kirk's.
(= I bought these donuts at Kirk's shop.)
→アポストロフィ(')の次の"shop"を省略

【例文】:セント・ポール大聖堂へ行くところです。
【 ○ 】:We're going to St Paul's.
(= We're going to St Paul's Cathedral.)
→アポストロフィ(')の次の"Cathedral"を省略

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ゼロから始める名詞(13)
「名詞's」を使うべきか「of 〜」を使うべきか 先頭へ

"'s"は生物、"of"は無生物
「名詞's」を使うべきか「of 〜」を使うべきか(1) この項目の先頭へ↑

所有格の「名詞's」と「of 〜」はほぼ同じ意味を表わすことがあります。

【例】:my friend's address = the address of my friend(私の友人の住所)

ただし、いくつか使い分けの原則があります。原則として、「生物」は「名詞's」を使い、「無生物」は「of 〜」を使います。


「名詞's」が普通の場合
「名詞's」を使うべきか「of 〜」を使うべきか(2) この項目の先頭へ↑

人や動物など「生物」の場合は「名詞's」が普通です。

【△】:the chopsticks of children(子供たちの箸), the nest of a bird(鳥の巣)
【○】:children's chopsticks(子供たちの箸), bird's nest(鳥の巣)

組織や集団、国など「人の集まり」の場合は「名詞's」が普通。

【△】:the parking lot of a company(会社の駐車場)、the capital of Japan(日本の首都)
【○】:company's parking lot(会社の駐車場)、Japan's capital(日本の首都)

「of 〜」が普通の場合
「名詞's」を使うべきか「of 〜」を使うべきか(3)
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物や概念など「無生物」は「of 〜」が普通です。

【△】:car's speed(車の速度), nature's destruction(自然の破壊)
【○】:the speed of a car(車の速度), the destruction of nature(自然の破壊)

必ず「of 〜」を使う場合
「名詞's」を使うべきか「of 〜」を使うべきか(4) この項目の先頭へ↑

《名詞》形容詞分詞がくっついて長くなるときは「of 〜」を使います。

【例】:この国に住む人々の平均所得
【×】:all the people's living in this country average income
【○】:average income of all the people living in this country
→"all the people living in the country"の形は崩せないので"of 〜"を使う

「無生物」なのに「名詞's」が可能な場合
「名詞's」を使うべきか「of 〜」を使うべきか(5) この項目の先頭へ↑

「時」を表わす《名詞》は「名詞's」が可能です。

【例】:明日の天気、昨夜の火事、昨日の試合
【△】:tomorrow's weather, last night's fire, yesterday's game
【○】:the weather of tomorrow, the fire of last night, the game of yesterday

【関連トピック】
「名詞 + of + 名詞's」の形
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名詞の「数」

ゼロから始める名詞(14)
名詞の「数」(1)
日本語の名詞の「数」 先頭へ

日本語は数えられるかどうかに無関心
日本語の名詞の「数」(1) この項目の先頭へ↑

たとえば、日本語で「サンドイッチを食べたい」と言うとき、サンドイッチが数えられるのか、数えられないのかはまったく意識しません。

何個食べたいのかは、それまでの話から想像するか、その後の話で本人の口から聞くか、こちらから尋ねるかになります。話の最初から最後まで「サンドイッチが何個なのか」まったく触れないこともよくあります。

また、日本語には冠詞が存在しないので、《名詞》単独の「サンドイッチ」という表現が何ら不自然ではありません。その上、日本語には「名詞の複数形」という概念が希薄なので、《名詞》単独の「サンドイッチ」のみで、一個の「サンドイッチ」」も十個の「サンドイッチ」も表現可能です。

日本語の名詞は単数と複数で同じ形
日本語の名詞の「数」(2) この項目の先頭へ↑

日本語では、《名詞》が数えられるか否かに対しては無関心ですが、《名詞》の表現するものが一個なのか、二個以上なのかは表現可能です。「一個のサンドイッチ」や「十個のサンドイッチ」とします。ただし、《名詞》自体の形は単数でも複数でもたいてい同じです。

「サンドイッチ」の複数形は「サンドイッチ」でOK。「サンドイッチたち、サンドイッチら」も可能と言えば可能ですが、「サンドイッチ」を擬人化した特殊な言い回しです。

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ゼロから始める名詞(15)
名詞の「数」(2)
英語の名詞の「数」 先頭へ

名詞を使うたびに区別する

日本語では《名詞》の「数」にかなり無関心です→【参照】: 『日本語の名詞の「数」

英語では《名詞》を使うたびに数えられるか、数えられないかを毎回判断します。

たとえば「サンドイッチを食べたい」と言うとき、英語では「サンドイッチ」が「数えられる名詞」なのか「数えられない名詞」なのか瞬時に判断して、"sandwich"に不定冠詞(a, an)の"a"を付けて"I want to eat a sandwich."と表現します。あるいは、"sandwich"を複数形にして"I want to eat sandwiches."です。

"I want to eat sandwich."ではありません。"sandwich"(サンドイッチ)は「数えられる名詞」なので冠詞なしの単数形は文法的に不可。

一方、「パンを食べたい」と言うとき、英語では"I want to eat bread."です。"I want to eat a bread."ではありません。"I want to eat breads."もペケ。"bread"(パン)は「数えられない名詞」なので不定冠詞(a, an)の"a"は不要、複数形も不可です。冠詞なしので単数形のまま使います。

英語を使うときには、《名詞》を使うたびに「数えられるのか、数えられないのか」を毎回判断する必要があります。

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ゼロから始める名詞(16)
名詞の「数」(3)
「数えられない名詞」ってナニ? 先頭へ

主な「数えられない名詞」

日本語からの判断だと、英語の「数えられない名詞」には意外なものが多数あります。

水や空気などの液体や空気が数えられないのはなんとなくわかります。しかし、チーズや肉も普通は「数えられない名詞」として扱います。正直なところ、判断基準が不明です。そもそも日本語では「数えられる、数えられない」をいちいち判断する習慣がありません。

そこで、《名詞》が数えられるか否かを見分ける目安として、意味を基に「数えられない名詞」を分類します。いずれの「数えられない名詞」もたいていの場合、不定冠詞(a, an)は使わず、複数形も不可です。

代表的な数えられない名詞
人や物に固有の名前(固有名詞)
Japan(日本), John(ジョン), Mars(火星), Pepsi Cola(ペプシコーラ), the Internet(インターネット)
実体のない概念や思考を表わす名詞
advice(忠告), experience(経験), information(情報), knowledge(知識), music(音楽), news(ニュース), research(研究), labor(肉体労働), work(仕事), homework(宿題), housework(家事)
金属や材料などを表わす名詞
metal(金属), money(お金), copper(銅), paper(紙), sand(砂), silk(絹), wool(羊毛)
液体や気体などを表わす名詞
air(空気), blood(血液), water(水), tea(お茶), oxygen(酸素), carbon-dioxide(二酸化炭素)
食べ物や食材を表わす名詞
food(食べ物), butter(バター), margarine(マーガリン), cabbage(キャベツ), cheese(チーズ), meat(肉), salt(塩), sugar(砂糖)
自然物を表わす名詞
nature(自然), cloud(雲), crystal(水晶), grass(草), rain(雨), rock(岩), snow(雪), hail(あられ、ひょう), sleet(みぞれ)
色々な物の集りを一つのグループと見なす名詞(集合名詞)
furniture(家具), fish(魚、魚類), baggage(荷物), luggage(荷物), garbage(生ゴミ), rubbish(家庭ゴミ、くず), trash(ゴミ、くず), litter(放置ゴミ、ポイ捨てゴミ)
科学や学問の分野の名前
science(科学), mathematics(数学), chemistry(科学), physics(物理学), medicine(医学), philosophy(哲学), linguistics(言語学), literature(文学)
スポーツの名前
baseball(野球), soccer(サッカー), tennis(テニス), volleyball(バレーボール), curling(カーリング)
病気の名前
cancer(癌), measles(はしか), diabetes(糖尿病), tuberculosis(結核), leukemia(白血病), asthma(ぜんそく)

同じ《名詞》でも、意味の違いによって「数えられる名詞」「数えられない名詞」の両方が可能な場合があります。【例】:experience(経験)→「数えられない名詞」、experiences(経験したこと、体験談)→「数えられる名詞」。

「病気の名前」の中で、"cold(風邪)"や"headache(頭痛), backache(腰痛)"のような"〜ache(〜痛)"は「数えられる名詞」として扱います。【例】:I've caught a cold.(風邪をひいています), people suffering from backaches.(腰痛に悩む人たち)。

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ゼロから始める名詞(17)
名詞の「数」(4)
構文: 数えられる名詞 先頭へ

「数えられる名詞」のよく見かける構文

「数えられる名詞」が作る構文の基本的なパターンをまとめます。

「数えられる名詞」の場合、冠詞なしの単数形は文法的に不可です。必ず、不定冠詞(a, an)定冠詞(the)、"some"や"many"などを「数えられる名詞」の前に置くか、「数えられる名詞」自体を複数形にします。

「数えられる名詞」の構文
  1. 冠詞なしの単数形は不可
    【×】:I ate sandwich.
  2. 不定冠詞(a, an)を使う
    【○】:I ate a sandwich.
  3. 複数形が可能
    【○】:I ate sandwiches.
  4. "this, that, these, those"が使える
    【○】:I ate this/that sandwich.
    【○】:I ate these/those sandwiches.
  5. 「多い、少ない」は"much, little"ではなく、"many, few"を使う
    【例】:私はサンドイッチをたくさん食べた。
    【×】:I ate much sandwiches.
    【○】:I ate many sandwiches.
    【例】:私はサンドイッチを数個食べた。
    【×】:I ate a little sandwiches.
    【○】:I ate a few sandwiches.
    【例】:私はサンドイッチをほとんど食べていない。
    【×】:I ate little sandwiches.
    【○】:I ate few sandwiches.
  6. 一つ二つと数えるときは"one 〜, two 〜"を使う
    【○】:I ate one sandwich.
    【○】:I ate two sandwiches.

定冠詞(the)代名詞の所有格、"some"と"any"は「数えられる名詞」「数えられる名詞」のどちらでも使うことができます→【参照】: 『構文:「定冠詞(the) + 名詞」』『構文:「代名詞の所有格 + 名詞」』『構文:「some/any + 名詞」

「数えられる名詞」の数え方には、"one, two, three ...(一個、二個、三個……)"のほかに、"a box of 〜, two boxes of 〜, three boxes of 〜 ...(一箱の〜、二箱の〜、三箱の〜……)"もあります→【参照】: 『数えられる名詞を数える(a box of 〜, etc)

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ゼロから始める名詞(18)
名詞の「数」(5)
構文: 数えられない名詞 先頭へ

「数えられない名詞」よく見かけるの構文

「数えられない名詞」が作る構文の基本的なパターンをまとめます。

「数えられない名詞」の場合、前に不定冠詞(a, an)を置くのは文法的に不可です。冠詞なしのままにするか、"much"や"a piece of"などを使います。

「数えられない名詞」の構文
  1. 冠詞なしの単数形はOK
    【○】:I ate bread.
  2. 不定冠詞(a, an)は不可
    【×】:I ate a bread.
  3. 複数形は不可
    【×】:I ate breades.
  4. "this, that"はOK、"these, those"は不可
    【○】:I ate this/that bread.
    【×】:I ate these/those breades.
  5. 「多い、少ない」は"many, few"ではなく、"much, little"を使う
    【例】:私はパンをたくさん食べた。
    【×】:I ate many breads.
    【○】:I ate much bread.
    【例】:私はパンを少し食べた。
    【×】:I ate a few bread.
    【○】:I ate a little bread.
    【例】:私はほとんどパンを食べていない。
    【×】:I ate few breads.
    【○】:I ate little bread.
  6. 一つ二つと数えるときは"a piece of 〜, two pieces of〜"などの表現を使う
    【○】:I ate one piece of bread.
    【○】:I ate two pieces of bread.

定冠詞(the)代名詞の所有格、"some"と"any"は「数えられる名詞」「数えられる名詞」のどちらでも使うことができます→【参照】: 『構文:「定冠詞(the) + 名詞」』『構文:「代名詞の所有格 + 名詞」』『構文:「some/any + 名詞」

「数えられない名詞」を数えるときは"a piece of 〜"などを使います→【参照】: 『数えられない名詞を数える(a piece of 〜, etc)

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ゼロから始める名詞(19)
名詞の「数」(6)
構文:「不定冠詞(a, an) + 名詞」 先頭へ

不定冠詞(a, an)は「数えられる名詞」に付ける

不定冠詞(a, an)はたいてい「数えられる名詞」に付けます。

たとえば、このサンドイッチやあのサンドイッチと限定せずに漠然と「サンドイッチ」と言うとき、英語の"sandwich"は「数えられる名詞」なので、不定冠詞(a, an)の"a"を付けるか、あるいは、《名詞》自体を複数形にします。

【例】:サンドイッチを食べたい。
【×】:I want to eat sandwich.
【○】:I want to eat a sandwich.
【○】:I want to eat sandwiches.

同様に、このパンあのパンと限定せずに漠然と「パン」と言うとき、英語の"bread"は「数えられない名詞」なので、不定冠詞(a, an)を付けずに単数形のままにしておきます。もちろん、複数形も不可。

【例】:パンを食べたい。
【×】:I want to eat a bread
【×】:I want to eat breads
【○】:I want to eat bread

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ゼロから始める名詞(20)
名詞の「数」(7)
構文:「定冠詞(the) + 名詞」 先頭へ

定冠詞(the)はどちらもOK

定冠詞(the)は話し手も聞き手もすでに知ってることを表わします。なので、「数えられる名詞」にも「数えられない名詞」にも付けることができます。

【例文】:昨日、野良の子猫一匹を拾ったけど、家では飼えない。
【英訳】:I picked up a stray kitten yesterday, but I can't keep the kitten.
→"kitten"は「数えられる名詞」
【例文】:昨日、野良の子猫を三匹拾ったけど、家では飼えない。
【英訳】:I picked up three stray kittens yesterday, but I can't keep the kittens.
→"kitten"は「数えられる名詞」

【例文】:コーチのありがたいアドバイスをもらった。そのおかげでゲームに勝つことができた。
【英訳】:My coach gave me helpful advice. Owing to the advice I won the game.
→"advice"は「数えられない名詞」

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ゼロから始める名詞(21)
名詞の「数」(8)
構文:「代名詞の所有格 + 名詞」 先頭へ

代名詞の所有格はどちらもOK

代名詞の所有格"my, our, your, his, her, its, their"は「数えられる名詞」にも「数えられない名詞」にも付けることができます。

【例文】:お皿は自分で洗うように子供たちには言いつけています。
【英訳】:I tell my children to wash their dishes themselves.
→"child(子供)"と"dish(皿)"は「数えられる名詞」
【例文】:その火山は噴火を始め、山頂から溶岩が溢れ出た。
【例文】:The volcano has begun erupting and magma flowed out of its top.
→"top(山頂)"は「数えられる名詞」

【例文】:健康のありがたみは失ってみて初めてわかる。
【英訳】:You don't realize the importance of your health until you lose it.
→"health(健康)"は「数えられない名詞」
【例文】:コーヒーにはクリームを入れて下さい。
【英訳】:Put cream in my coffee.
→"coffee(コーヒー)"は「数えられない名詞」

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ゼロから始める名詞(22)
名詞の「数」(9)
構文:「some/any + 名詞」 先頭へ

たいていの名詞に置くことができる"some"と"any"

【目次】: 構文:「some/any + 名詞」

"some"と"any"は「数えられる名詞」と「数えられない名詞」のどちらでも使うことができます。二語とも基本的なニュアンスは「ゼロではない〜、何らかの〜」です。厳密に数や量を明示せずに、漠然と「いくつか、いくらか」を表わします。

"some"はたいてい肯定文、"any"はたいてい疑問文か否定文で使います。肯定文の"any"は「どんな〜でも、いかなる〜でも」を表わし、一種の「条件」を表わします。

「some + 数えられる名詞」
名詞の「数」(9)構文:「some/any + 名詞」(1) この項目の先頭へ↑

「数えられる名詞」の場合はたいてい「some + 名詞の複数形」で使います。"some"のニュアンスは「ゼロではない〜、二三の〜、数個の〜」です。"several"や"a few"や"a couple of"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:もう二三個ハンバーガーを食べたいな。
【英訳】:I still want to eat some burgers.
(= I want to eat several/a few/a couple of burgers.)
→"burgers"は「数えられる名詞」

「some + 名詞の単数形」で使うと、ニュアンスは「よくは知らないが何かの〜、くわしくはわからないが何らかの〜」です。

【例文】:どっかのアホがオレの傘を盗って行きやがった。
【英訳】:Some fool stole my umbrella.
→"fool"は「数えられる名詞」

「some + 数えられない名詞」
名詞の「数」(9)構文:「some/any + 名詞」(2) この項目の先頭へ↑

「数えられない名詞」の場合は必ず「some + 名詞の単数形」で使います。"some"のニュアンスは「ゼロではない〜、いくらかの〜、少しの〜」です。"a little"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:うっかりして書類に水をこぼしてしまった。
【英訳】:I accidentally dropped some water on the paper.
(= I accidentally dropped a little water on the paper.)
→"water"は「数えられない名詞」

「any + 数えられる名詞」
名詞の「数」(9)構文:「some/any + 名詞」(3) この項目の先頭へ↑

"any"の場合、疑問文と否定文のときはたいてい「any + 複数形の名詞」で使います。ニュアンスは「(数や種類を限定しないで)何か〜、どれか〜〜」です。

肯定文では「any + 単数形の名詞」です。ニュアンスは「(数や種類を限定しないで)どんな〜、いかなる〜、どの〜」です。

【例文】:ニキビ予防の食べ物は何かありますか。
【英訳】:Are there any foods that can help prevent acne?
【例文】:ニキビ予防の食べ物などありません。
【英訳】:Any foods cannot help prevent acne.
【例文】:何でもいいからニキビ予防の食べ物について知りたい。
【英訳】:I want to know about any food that can help prevent acne.
→この場合の"food"は特定の食品を指すので「数えられる名詞」

「any + 数えられない名詞」
名詞の「数」(9)構文:「some/any + 名詞」(4) この項目の先頭へ↑

「数えられない名詞」の場合は必ず、「any + 名詞の単数形」で使います。ニュアンスは「(数や種類を限定しないで)何か〜、どれか〜〜」です。

肯定文のときのニュアンスは「(数や種類を限定しないで)どんな〜、いかなる〜、どの〜」です。

【例文】:コーヒーには砂糖を一切入れません。
【英訳】:I don't put any sugar in my coffee.
【例文】:コーヒーに砂糖を入れますか。
【英訳】:Do you put any sugar in your coffee?
【例文】:どんな種類の砂糖でもコーヒーに入れると太るよ。
【英訳】:Any sugar in your coffee will make you gain weight.
→"sugar"は「数えられない名詞」

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ゼロから始める名詞(23)
名詞の「数」(10)
実は数えられない名詞: 抽象的なもの(work, data, etc) 先頭へ

実は「数えられない抽象名詞」

実は「数えられない名詞」なのに、しょっちゅう「数えられる名詞」と勘違いして複数形にする、不定冠詞(a, an)を付けるものをまとめます。

実は「数えられない抽象名詞」

work(仕事), labor(肉体労働)
実は「数えられない抽象名詞」(1) この項目の先頭へ↑

色々な「仕事」をひとまとめに指す"work, labor"は「数えられない名詞」です。個々の「仕事」や「作業」(= task, job)は「数えられる名詞」です。

"work"を含む複合語の"homework(宿題)"や"housework(家事)"も「数えられない名詞」です。

【例文】:今日は仕事を三つ片づけないといけない。
【 × 】:I have to do three works/labors today.
【 ○ 】:I have to do three pieces of work/labor today.
→"work, labor"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:午前中に片づけないといけない仕事がまだ三つもある。
【 × 】:I still have three piece of job/task to do this morning.
【 ○ 】:I still have three jobs/tasks to do this morning.
→"job, task"は「数えられる名詞」なので複数形が可能

data(データ), expericenc(経験), knowledge(知識), information(情報), news(ニュース)
実は「数えられない抽象名詞」(2) この項目の先頭へ↑

色々な種類の情報をひとまとめに指す"data(データ), expericenc(経験), knowledge(知識), information(情報), news(ニュース)"は「数えられない名詞」です。

【例文】:コンピューターはたくさんのデータや情報を扱うことに長けている。
【 × 】:Computers can deal with many data and information.
【 ○ 】:Computers can deal with much data and information.
→"data, information"は「数えられない名詞」なので"many"は不可

【例文】:読書をすることによって何らかの知識や経験を得ることもある。
【 × 】:We may gain some knowledges or experiences from reading a book.
【 ○ 】:We may gain some knowledge or experience from reading a book.
→"knowledge, experienc"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:ネット上にニュースはあふれかえっているが、信用できないものもたくさんある。
【 × 】:Although there is too many news on the Internet, many items of it are unreliable.
【 ○ 】:Although there is too much news on the Internet, many items of it are unreliable.
→"news"は「数えられない名詞」なので"many"は不可、"many items of news"はOK

music(音楽)
実は「数えられない抽象名詞」(3) この項目の先頭へ↑

ジャンルとしての「音楽」(= music)は「数えられない名詞」です。一つ一つの「曲」(= tune, song, melody)は「数えられる名詞」です。

【例文】:色々なタイプの音楽を聴くのが好きです。
【 × 】:I like listening to various musics.
【 ○ 】:I like listening to various kinds of music.
→"music"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:卒業式を思い出す曲が何曲かあります。
【 ○ 】:A few tunes/songs/melodies remind me of graduation ceremonies.
→"tunre, melody"は「数えられる名詞」なので複数形が可能

time(時間)
実は「数えられない抽象名詞」(4) この項目の先頭へ↑

時の流れとしての「時間」(= time)は「数えられない名詞」です。時、分、秒(hour, minute, second)に区切ると「数えられる名詞」です。

【例文】:昼ご飯を食べる時間がほとんどない。
【 × 】:I have few times to take lunch.
【 ○ 】:I have little time to take lunch.
→"time"は「数えられない名詞」なので複数形の"times"も"few"も不可

【例文】:三時間は百八十分、あるいは、一万八百秒に相当する。
【 ○ 】:Three hours are equal to 180 minutes or 10800 seconds.
→"hour, minute, second"は「数えられる名詞」なので複数形が可能

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ゼロから始める名詞(24)
名詞の「数」(11)
実は数えられない名詞: 具体的なもの(furniture, clothes, etc) 先頭へ

実は「数えられない具象名詞」

実は「数えられない名詞」なのに、しょっちゅう「数えられる名詞」と勘違いして複数形にする、不定冠詞(a, an)を付けるものをまとめます。ほとんどの《名詞》「集合名詞」です。

実は「数えられない具象名詞」

furniture(家具、調度品)
実は「数えられない具象名詞」(1) この項目の先頭へ↑

さまざまな家具の「集まり」を表わす"furniture(家具、調度品)"は「数えられない名詞」です。個々の家具"desk(机), sofa(ソファ), bookcase(本棚)"は「数えられる名詞」名詞です。

【例文】:寮に住んでいた先輩たちからいくつか家具を譲り受けました。
【 × 】:The seniors who had lived in the dormitory gave me some furnitures.
【 ○ 】:The seniors who had lived in the dormitory gave me some pieces of furniture.
→"furniture(家具)"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:家具類は椅子、机、書棚を含みます。
【英訳】:Furniture includes chairs, desks and filing cabinets.
→個々の家具(chair, desk, filing cabinet)は「数えられる名詞」なので複数形が可能

clothes(衣類、衣料品), clothing(衣類、衣料品)
実は「数えられない具象名詞」(2) この項目の先頭へ↑

さまざまな衣服の「集まり」を表わす"clothes, clothing"は「数えられない名詞」です。個々の種類の衣服"shirt(シャツ), skirt(スカート), jacket(上着)"は「数えられる名詞」です。

【例文】:床に散らかっている服を片づけなさい。
【 × 】:You have to put away some clotheses/clothings on the floor.
【 ○ 】:You have to put away some articles of clothes/clothing on the floor.
→"clothes(衣類、衣料品), clothing(衣類、衣料品)"は「数えられない名詞」

"clothes"はの意味は「衣類、衣服、服全般」です。この意味では常に複数形で使います。"clothing"とほぼ同じ意味。

【例文】:上着とコートの補整をしてもらいました。
【英訳】:I got my jackets and coats fixed.
→個々の衣類(jacket, coat)は「数えられる名詞」なので複数形が可能

luggage(荷物), baggage(荷物)
実は「数えられない具象名詞」(3) この項目の先頭へ↑

さまざまな荷物の「集り」を表わす"luggage,baggage(荷物)"は「数えられない名詞」です。個々の「荷物」"suitcase(スーツケース), bag(鞄), backpack(バックパック), handbag(ハンドバック), purse(ハンドバック、財布), trunk(トランク)"などは「数えられる名詞」です。

【例文】:乗客の荷物の持ち込みは二つまでです。
【 × 】:Passengers are only allowed two luggages/baggages.
【 ○ 】:Passengers are only allowed two pieces of luggage/baggage.
→"luggage(荷物), baggage(荷物)"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:バッグやバックパックのような荷物はロッカーに預けることができます。
【英訳】:You are allowed to leave your baggage like bags or backpacks in the lockers.
→個々の荷物(bag, backpack)は「数えられる名詞」なので複数形が可能

garbage(生ゴミ), rubbish(家庭ゴミ、くず), trash(ゴミ、くず), litter(放置ゴミ、ポイ捨てゴミ)
実は「数えられない具象名詞」(4) この項目の先頭へ↑

さまざまなゴミの「集り」は「数えられない名詞」です。

【例文】:このゴミ箱に生ごみを絶対に捨てるな!
【 × 】:You don't put any garbages in this rubbish bin!
【 ○ 】:You don't put any garbage in this rubbish bin!
→"garbage(生ゴミ)"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:毎週、火曜日と金曜日が燃えるゴミの日です。
【 × 】:Every Tuesday and Friday, we can take out burnable rubbishes/trashes.
【 ○ 】:Every Tuesday and Friday, we can take out burnable rubbish/trash.
→"rubbish(家庭ゴミ、くず), trash(ゴミ、くず)"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

【例文】:生徒は各自十個以上のゴミを拾うこと。
【 × 】:Each student must pick up ten or more litters.
【 ○ 】:Each student must pick up ten or more pieces of litter.
→"litter(放置ゴミ、ポイ捨てゴミ)"は「数えられない名詞」なので複数形は不可

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ゼロから始める名詞(25)
名詞の「数」(12)
単数形と複数形では意味が違う名詞(time, work, etc) 先頭へ

意味が変化する「名詞」

単数形と複数形では意味が違う《名詞》をまとめます。単数形の場合は「数えられない名詞」、複数形になると「数えられる名詞」になるものもあります。

単数形と複数形では意味が違う名詞

time(時間), times(回数、〜倍)
数形と複数形では意味が違う「名詞」(time, work, etc) [1] この項目の先頭へ↑

【単数形】:time(時間)
【複数形】:times(回数、〜倍)

【例文】:No one can stop the flow of time.
【和訳】:時の流れを止めることは誰にもできない。
【例文】:My family visit Disneyland at least three times a year.
【和訳】:最低年に三は家族でディズニーランドへ行きます。
【例文】:The diameter of Jupiter is eleven times as long as that of Earth.
【和訳】:木星の直径は地球の十一です。

work(仕事), works(芸術作品、著作)
数形と複数形では意味が違う「名詞」(time, work, etc) [2] この項目の先頭へ↑

【単数形】:work(仕事)
【複数形】:works(芸術作品、著作)

【例文】:At last my work is done.
【和訳】:やっと仕事が終った。
【例文】:This is the complete works of Mozart.
【和訳】:これがモーツアルトの全作品集だ。

custom(慣習、掟), customs(税関)
数形と複数形では意味が違う「名詞」(time, work, etc) [3] この項目の先頭へ↑

【単数形】:custom(慣習、掟)
【複数形】:customs(税関)

【例文】:Every country has every custom.
【和訳】:それぞれの国にはそれぞれの慣習がある。
【例文】:Customs differ in every country.
【和訳】:慣習はそれぞれの国によって異なる。
【例文】:You need to go through customs.
【和訳】:税関を通る必要がある。
→"custom"は複数形では「慣習」と「税関」の両方の意味が可能

glass(ガラス), glasses(眼鏡)
数形と複数形では意味が違う「名詞」(time, work, etc) [4] この項目の先頭へ↑

【単数形】:glass(ガラス)
【複数形】:glasses(眼鏡)

【例文】:This rose is made of glass.
【和訳】:このバラはガラス細工だ。
【例文】:I can't see one meter witout glasses.
【和訳】:眼鏡がないと一メートル先も見えない。

manner(やり方、態度), manners(行儀、マナー)
数形と複数形では意味が違う「名詞」(time, work, etc) [5] この項目の先頭へ↑

【単数形】:manner(やり方、態度)
【複数形】:manners(行儀、マナー)

【例文】:You should speak in an efficient manner.
【和訳】:要領良くしゃべりましょう。
【例文】:History repeats in several manners.
【和訳】:歴史はを変えて繰り返す。
【例文】:It's hard to say "no" in a polite manner.
【和訳】:丁寧な物腰でお断わりするのはむつかしい。
【例文】:It's bad manners to use a cell phone on board.
【和訳】:バスや電車で携帯電話を使うのはマナー違反だ。
→"manner"は複数形では「方法」と「行儀」の両方の意味が可能

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ゼロから始める名詞(26)
名詞の「数」(13)
数えられる名詞を数える(a box of 〜, etc) 先頭へ

"a box of 〜"などを使う

「数えられる名詞」の場合、日本語と同じように英語でも《名詞》の前に"one, two, three"を付けて「一個、二個、三個」や「一匹、二匹、三匹」と数えます。

もう一つ英語では、ある程度の集まりを一つの「単位」と見なして「数えられる名詞」を数えることがあります。たとえば、"a bunch of flowers"(一抱えの花束)」や"two boxes of matches"(二箱分のマッチ)など。

集合を一つのまとまりと見なすので、「数えられる名詞」は常に複数形を使います。

【例】:一箱分のトマト、十箱分のトマト。
【×】:a box of tomato, ten boxes of tomato
【○】:a box of tomatoes, ten boxes of tomatoes
→「箱」は一つでも「トマト」は二個以上入っているので"tomatoes"とする

数えられる名詞を数える表現
a box of 〜……「一箱の〜」
【例】:a box of letters(一箱分の手紙), a few boxes of toys(数箱分のおもちゃ)
a bunch of 〜……「一束の〜」
【例】:a bunch of flowers(一抱えの花束), two bunches of carrots(二抱えのニンジン)
a flock of 〜……「〜の群れ一つ」
【例】:a flock of birds(一つの鳥の群れ), a few flocks of pigeons(複数のハトの群れ)
→"flock"は主に「鳥類やヒツジ、ヤギの群れ」を表わす
a herd of 〜……「〜の群れ一つ」
【例】:a herd of elephants(一つのゾウの群れ), ten herds of cows(十の牛の群れ)
→"herd"は主に「ほ乳類の群れ」を表わす
a swarm of 〜……「〜の群れ一つ」
【例】:a swarm of grasshoppers(一つのバッタの群れ), several swarms of bees(複数のミツバチの群れ)
→"swarm"は主に「昆虫の群れ」を表わす
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ゼロから始める名詞(27)
名詞の「数」(14)
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc) 先頭へ

漠然と「数」が多い少ないを表わす

厳密にいくつあるかではなく、人数や個数が「多いか少ないか」を表わす表現をまとめます。いずれも、一部を除いて「数えられる名詞」専用の表現です。「数えられない名詞」には"little"や"much"などを使います→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)

どの表現も人やものが複数あることを示すので、「数えられる名詞」たいてい複数形を使います。ただし、"people"や"audience"などの「集合名詞」は語尾に"s"を付けた複数形が存在しないので、単数形のままにしておきます→【参照】: 『構文: 数えられる名詞

数えられる名詞の多い少ないを表わす表現

「数がゼロである」ことを表わす……none, no, not any
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(1) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜の人は一人もいない、〜のものは一つもない」です。数がゼロであることを表わします。

# none, no, not any

【例文】:自転車を持っている生徒は一人もいません
【英訳】:None of students have a bike.
【英訳】:None of students has a bike.[※やや堅苦しい表現]
【英訳】:No students have a bike.

代名詞の"none"は単数形で受けるとやや堅苦しい表現になります→【参照】: 『原則として複数扱いの不定代名詞(none)

"not any"は文頭では不可。文の途中で使います。

【例文】:マンガは一冊も持っていない
【英訳】:I have no comic books.
【英訳】:I don't have any comic books.

"no"と"not any"は「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量がゼロである」ことを表わす……no, not any

「数がほぼゼロである」ことを表わす……few, hardly any, almost no
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(2) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「ほとんどの人は〜ない、ほとんどのものは〜ない」です。数が限りなくゼロに近いことを表わします。

# few, hardly any, almost no

【例文】:ほとんどの生徒は自転車を持っていません
【英訳】:Few students have a bike.
【英訳】:Hardly any students have a bike.
【英訳】:Almost no students have a bike.

"hardly any"と"almost no"は「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量がほぼゼロである」ことを表わす……little, hardly any, almost no

「数が少ない」ことを表わす……a few, some, several, etc
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(3) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「数人が〜だ、少数が〜だ」です。数が多くはないが少しはいることを表わします。

# a few, a couple of, several, some, not many, a minority of
# a small number of, a certain number of
# a small quantity of

【例文】:数人の生徒が自転車を持っている。
【英訳】:A few students have a bike.
【英訳】:A couple of students have a bike.
【英訳】:Several students have a bike.
【英訳】:Some students have a bike.
【英訳】:Not many students have a bike.
【英訳】:A minority of students have a bike.
【英訳】:A small number of students have a bike.
【英訳】:A certain number of students have a bike.
【英訳】:A small quantity of students have a bike.

"some, a small quantity of"は「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量が少ない」ことを表わす……a little, some, etc

「数が多少はある」ことを表わす……quite a few, a good few, a number of, etc
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(4) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「多少の人が〜、多少のものが〜」です。数が少数ではないが多くもないことを表わします。

# quite a few, a good few, not a few, a number of

【例文】:自転車を持っている生徒が多少はいる
【英訳】:Quite a few students have a bike.
【英訳】:A good few students have a bike.
【英訳】:Not a few students have a bike.
【英訳】:A number of students have a bike.

"a number of 〜"は「たくさんの〜」の意味でも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数が多い」ことを表わす

「数が多い」ことを表わす……many, a lot of, a number of, etc
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(5) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「多くの人が〜、多くのものが〜」です。数が多いことを表わします。

# many, a lot of, lots of, plenty of, numerous
# a number of, a considerable number of, a good number of, a great number of, a large number of, quite a number of
# a considerable quantity of, a large quantity of
# a crowd of, crowds of, a load of, loads of, a mass of, masses of, tons of
# a heap of, heaps of, a pile of, piles of

【例文】:多くの生徒が自転車を持っています。
【英訳】:Many students have a bike.
【英訳】:A lot of students have a bike.
【英訳】:Lots of students have a bike.
【英訳】:Plenty of students have a bike.
【英訳】:Numerous students have a bike.
【英訳】:A number of students have a bike.
【英訳】:A considerable number of students have a bike.
【英訳】:A good number of students have a bike.
【英訳】:A great number of students have a bike.
【英訳】:A large number of students have a bike.
【英訳】:Quite a number of students have a bike.
【英訳】:A considerable quantity of students have a bike.
【英訳】:A large quantity of students have a bike.
【英訳】:A crowd of students have a bike.
【英訳】:Crowds of students have a bike.
【英訳】:A mass of students have a bike.
【英訳】:Masses of students have a bike.
【英訳】:A load of students have a bike.
【英訳】:Loads of students have a bike.
【英訳】:Tones of students have a bike.

"a number of 〜"は「多少の〜」の意味でも使えます→【参照】: 『名詞の「数」: 数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)「数が多少はある」ことを表わす

"a heap of, heaps of, a pile of, piles of"はたいてい「人」ではなく「物」がたくさんあることを表わします。

【例文】:床にたくさんの空き缶が転がっていた。
【英訳】:I found a heap of empty cans on the floor.
【英訳】:I found heaps of empty cans on the floor.
【英訳】:I found a pile of empty cans on the floor.
【英訳】:I found piles of empty cans on the floor.

"many"と"number"や"crowd"を含む表現以外はすべて「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量が多い」ことを表わす……much, a lot of, etc

「数が非常に多い」ことを表わす……very many, a great many, etc
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(6) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「非常に多くの人が〜、非常に多くのものが〜」です。数がきわめて多いことを表わします。

# very many, a great many, a good many
# a huge number of, a vast number of, a very large number of
# an enormous number of, an impressive number of, an incredible number of
# a huge quantity of, a vast quantity of
# an enormous quantity of, an immense quantity of

【例文】:宇宙には膨大な数の惑星が存在する。
【英訳】:The universe contains very many planets.
【英訳】:The universe contains a great many planets.
【英訳】:The universe contains a good many planets.
【英訳】:The universe contains a huge number of planets.
【英訳】:The universe contains a vast number of planets.
【英訳】:The universe contains a very large number of planets.
【英訳】:The universe contains an enormous number of planets.
【英訳】:The universe contains an impressive number of planets.
【英訳】:The universe contains an incredible number of planets.
【英訳】:The universe contains a huge quantity of planets.
【英訳】:The universe contains a vast quantity of planets.
【英訳】:The universe contains an enormous quantity of planets.
【英訳】:The universe contains an immense quantity of planets.

"quantity"を使う表現は「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量が非常に多い」ことを表わす……very much, a huge amonut of, etc

「数がほとんどすべてである」ことを表わす……most, most of, etc
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(7) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「ほとんどの人が〜、ほとんどのものが〜」です。全部ではないがほぼ全部であることを表わします。

# most, most of
# almost all, nearly all

【例文】:ほとんどの生徒が自転車を持っている。
【英訳】:Most students have a bike.
【英訳】:Most of the students have a bike.
【英訳】:Almost all students have a bike.
【英訳】:Nearly all students have a bike.

「most + 複数形の名詞」は漠然と「ほとんどの〜は」の意味を表わします。「ある程度限定した人や物の中でほとんどの〜は」は「most of + the/my/their/etc + 数えられる名詞の複数形」を使います。"of"の次の名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格を付けます。

【例文】:今時の大学生はたいていアルバイトの経験がある。
【 × 】:Most the college students today have worked part-time jobs.
【 ○ 】:Most college students today have worked part-time jobs.

【例文】の場合、「大学生」は「漠然と最近の大学生たち」を指すので、英語では定冠詞(the)を付けず、"most college students"でOKです。

【例文】:今時の一人暮しの大学生はほとんどがアルバイトの経験がある。
【 × 】:Today most of college students who live alone have worked part-time jobs.
【 ○ 】:Today most of the college students who live alone have worked part-time jobs.

【例文】の場合、「大学生」は「大学生の中でも特に一人暮しをしている大学生」を指すので、英語では定冠詞(the)を付けて、"most of the college students who live alone"とします。定冠詞(the)がない"most of college students who live alone"は不可。

"most"と"most of"、"almost all"と"nearl all"は四つとも「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量がほとんどすべてである」ことを表わす……most, most of, etc

「数が一つ残らずすべてである」ことを表わす……all, each, every
数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)(8) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「すべての人が〜、すべてのものが〜、あらゆる人が〜、あらゆるものが〜、人がことごとく〜、ものがことごとく〜」です。例外なく全部であることを表わします。

# all, each, every

【例文】:All students have a bike.
【和訳】:すべての生徒が自転車を持っている。
【例文】:Each student has a bike.
【和訳】:生徒一人一人が自転車を持っている。
【例文】:Every student has a bike.
【和訳】:どの生徒も自転車を持っている。

"all"を「すべての人が〜、すべてのものが〜」の意味で使う場合、次に置く「数えられる名詞」はたいてい「複数形」です。一方、"every, each"の次に置く「数えられる名詞」は必ず「単数形」です。

"all"は「数えられない名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc):「量が全部である」ことを表わす……all, the whole amount of

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ゼロから始める名詞(28)
名詞の「数」(15)
数えられない名詞を数える(a piece of 〜, etc) 先頭へ

"a piece of 〜"などを使う

"book(本)"や"apple(リンゴ)"などの「数えられる名詞」は、"one book, two books, three books"、あるいは、"one apple, two apples, three apples"と数えることができます。"one, two, three"などの数詞を「数えられる名詞」の前に置いて、「数えられる名詞」自体を複数形にすればOK→【参照】: 『数えられる名詞を数える(a box of 〜, etc)

では、複数形が存在しない「数えられない名詞」はどうやって数えるのか。

「数えられない名詞」の前に「一本の」や「一杯の」を表わす別の表現を付け加えます。

たとえば、"water(水)"はこのままでは数えることができません。なのでびんに入れて、"a bottle of water(びん一本の水)"と表現します。"water"をコップに入れると、"a glass of water"、一滴だけなら"a drop of water"です。複数の「コップ二杯の水」は"two glasses of water"です。「数えられない名詞」の"water"は単数形のままで、"glass"を複数形にして"glasses"を使います。

「数えられない名詞」を数えるための代表的な"〜 of"の表現をまとめます。

数えられない名詞を数える表現

液体を数える
数えられない名詞を数える(a piece of 〜, etc) (1) この項目の先頭へ↑

a dorp of 〜……「一滴の〜」
【例】:a drop of eyewash(目薬の一滴), a few drops of rain(数滴の雨)
a spoonful of 〜……「スプーン一杯の〜」
【例】:a spoonful of vinegar(お酢さじ一杯), two spoonfuls of salad oil(サラダ油スプーン二杯)
a cup of 〜……「カップ一杯の〜」
【例】:a cup of tea(紅茶一杯), two cups of coffee(コーヒー二杯)
a glass of 〜……「コップ一杯の〜」
【例】:a glass of isotonic drink(コップ一杯のスポーツドリンク)、ten glasses of orange juice(十杯のオレンジジュース)
a bottle of 〜……「びん一本の〜」
【例】:a bottle of beer(ビール一本), two bottles of soy sauce(二びんのしょう油)
a carton of 〜……「一カートンの、紙パック一つの〜」
【例】:a carton of milk(紙パック入り牛乳ひとパック), ten cartons of green tea(紙パック入り緑茶十パック)

固体を数える
数えられない名詞を数える(a piece of 〜, etc) (2) この項目の先頭へ↑

a piece of 〜……「一枚の、一つの〜」
【例】:a piece of paper(紙一枚), some pieces of furniture(いくつかの家具)
a bit of 〜……「一かけらの、一切れの」
【例】:a bit of bread(パンの一かけら), two bits of biscuit(ビスケットのかけら二つ)
a scrap of 〜……「一部の〜、〜の断片」
【例】:a scrap of paper(ちぎった紙一枚), some scraps of cloth(布切れ数枚)
a sheet of 〜……「一枚の、薄い金属やガラス板一枚の」
【例】:a sheet of glass(一枚のガラス板), several sheets of wrapping paper(数枚の包装紙)
a slice of 〜……「切り分けた一枚の〜」
【例】:a slice of ham(ハム一枚), several slices of lemon(レモンの輪切りをいくつか)
a loaf of 〜……「パン一個の〜」
【例】:a loaf of bread(パン一個の)
→切り分ける前のパンが"loaf"、切り分けると"a slice of bread(パン一枚)"や"a piece of bread(パン一切れ)"
a pinch of 〜……「一つまみの〜」
【例】:a pinch of salt(一つまみの塩), three pinches of salt(三つまみの塩)
an article of 〜……「一つの〜、一枚の〜」
【例】:an article of clothing(一着の服), a few articles of clothing(数着の服)
an item of 〜……「一つの〜、一枚の〜」
【例】:an item of clothes(一着の服), several items of clothes(何着かの服)

思考や概念などの抽象物を数える
数えられない名詞を数える(a piece of 〜, etc) (3) この項目の先頭へ↑

a piece of 〜……「一つの〜」
【例】:a piece of advice(一つのアドバイス), a few pieces of experience(いくつかの経験)
a scrap of 〜……「一部の〜、〜の断片」
【例】:a scrap of information(断片的な情報), some scraps of knowledge(いくつかの断片的な知識)
an item of 〜……「一つの〜」
【例】:an item of data(一つのデータ), several items of data(いくつかのデータ)
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ゼロから始める名詞(29)
名詞の「数」(16)
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc) 先頭へ

漠然と「量」が多い少ないを表わす

厳密にどれくらいあるかではなく、量が「多いか少ないか」を表わす表現をまとめます。いずれも、一部を除いて「数えられない名詞」専用の表現です。「数えられる名詞」には"few"や"many"などを使います→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc)

どの表現も「数」ではなく「量」を表わすので、「数えられない名詞」たいてい単数形を使います→【参照】: 『構文: 数えられない名詞

数えられない名詞の多い少ないを表わす表現

「量がゼロである」ことを表わす……no, not any
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(1) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜はまったくない」です。量がゼロであることを表わします。

# no, not any

【例文】:マヨネーズがまったくかかっていないサラダが好きだ。
【英訳】:I like salad with no mayonnaise.

"not any"は文頭では不可。文の途中で使います。

【例文】:料理に塩は一切使いません
【英訳】:I don't use any salt in my cooking.
【英訳】:I use no salt in my cooking.

"no"と"not any"は「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数がゼロである」ことを表わす……none, no, not any

「量がほぼゼロである」ことを表わす……little, hardly any, almost no
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(2) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜はほとんどない」です。量が限りなくゼロに近いことを表わします。

# little, hardly any, almost no

【例文】:マヨネーズがほとんどかかっていないサラダが好きだ。
【英訳】:I like salad with little mayonnaise.
【英訳】:I like salad with hardly any mayonnaise.
【英訳】:I like salad with almost no mayonnaise.

"hardly any"と"almost no"は「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数がほぼゼロである」ことを表わす……few, hardly any, almost no

「量が少ない」ことを表わす……a little, some, etc
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(3) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜は少量だ、〜はわずかだ」です。量が多くはないが少しはあることを表わします。

# a little, some
# a small amount of, a certain amount of
# a small quantity of
# a bit of, a touch of

【例文】:少量のマヨネーズがかかったサラダが好きだ。
【英訳】:I like salad with a little mayonnaise.
【英訳】:I like salad with some mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a small amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a certain amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a small quantity of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a bit of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a touch of mayonnaise.

"some, a small quantity of"は「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす:「数が少ない」ことを表わす……a few, some, several, etc

「量が多い」ことを表わす……much, a lot of, etc
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(4) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜は大量だ、〜はたっぷりある」です。量が多いことを表わします。

# much, a lot of, lots of, plenty of
# a considerable amount of, a large amount of
# a good deal of, a great deal of
# a considerable quantity of, a large quantity of
# a heap of, heaps of, a load of, loads of, a mass of, masses of, a pile of, piles of, tons of

【例文】:多めのマヨネーズがかかったサラダが好きだ。
【英訳】:I like salad with much mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a lot of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with lots of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with plenty of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a considerable amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a large amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a good deal mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a great deal mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a considerable quantity of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a large quantity of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a heap of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with heaps of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a load of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with loads of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a mass of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with masses of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a pile of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with piles of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with tons of mayonnaise.

"much"と"amount"や"deal"を含む表現以外のすべては「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数が多い」ことを表わす……many, a lot of, a number of, etc

「量が非常に多い」ことを表わす……very much, a huge amonut of, etc
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(5) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜の量はきわめて多い、〜はたっぷり過ぎるほどある」です。量が非常に多いことを表わします。

# very much
# a huge amount of, a vast amount of
# an enormous amount of, an immense amount of, an incredible amount of
# a huge quantity of, a vast quantity of
# an enormous quantity of, an immense quantity of

【例文】:とてつもない量のマヨネーズがかかったサラダが好きだ。
【英訳】:I like salad with very much mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a huge amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a vast amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with an enormous amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with an immense amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with an incredible amount of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a huge quantity of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with a vast quantity of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with an enormous quantity of mayonnaise.
【英訳】:I like salad with an immense quantity of mayonnaise.

"quantity"を使う表現はすべて「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数が非常に多い」ことを表わす……very many, a great many, etc

「量がほとんどである」ことを表わす……most, most of, etc
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(6) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜の量のほとんど全部、〜のほぼすべて」です。量がほとんどであることを表わします。

# most, most of
# almost all, nearly all

【例文】:ネットで手に入る情報のほとんどは大して信用できない。
【英訳】:Most information online is rather unreliable.
【英訳】:Most of the information online is rather unreliable.
【英訳】:Almost all information online is rather unreliable.
【英訳】:Nearly all information online is rather unreliable.

「most + 不可算名詞」は漠然と「ほとんどの〜は」の意味を表わします。「ある程度限定した人や物の中でほとんどの〜は」は「most of + the/my/their/etc + 数えられない名詞」を使います。"of"の次の名詞には定冠詞(the)代名詞の所有格を付けます。

【例文】:今や情報のほとんどはネットで入手可能だ。
【 × 】:Today most the information is available online.
【 ○ 】:Today most information is available online.

【例文】の場合、「情報」は「漠然と情報一般」を指すので、英語では定冠詞(the)を付けず、"most information"でOKです。

【例文】:文献から得られる情報のほとんどはかなり信用できる。
【 × 】:Most of information you obtain from books is fairly reliable.
【 ○ 】:Most of the information you obtain from books is fairly reliable.

【例文】の場合、「情報」は「情報の中でも特に文献を読んで得られる情報」を指すので、英語では定冠詞(the)を付けて、"most of the information you obtain from books"とします。定冠詞(the)がない"most of information you obtain from books"は不可。

"most"と"most of"、"almost all"と"nearly all"は四つとも「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数がほとんどすべてである」ことを表わす……most, most of, etc

「量が全部である」ことを表わす……all, the whole amount of
数えられない名詞の多い少ないを表わす(little, much, etc)(6) この項目の先頭へ↑

ニュアンスは「〜の量のすべて、〜の全部」です。量が全部であることを表わします。

# all, the whole amount of

【例文】:コショウは全部使っちゃった。
【英訳】:I've used all the pepper.
【英訳】:I've used the whole amount of pepper.

"all"は「数えられる名詞」にも使えます→【参照】: 『数えられる名詞の多い少ないを表わす(few, many, etc):「数が一つ残らずすべてである」ことを表わす……all, each, every

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ゼロから始める名詞(30)
名詞の「数」(17)
同種の集まりを表わす"kind of 〜" 先頭へ

特定の種類に属することを表わす"kind of 〜"
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜"(1) この項目の先頭へ↑

人やものを特定のグループに分類するときは"kind of 〜"をよく使います。意味は「〜という種類、〜というグループ、〜というタイプ」です。

"kind"自体は「数えられる名詞」なので"s"を付けて複数形にすることができます。"of"の次には「数えられる名詞」でも「数えられない名詞」でもOK。いずれにせよ、"of"の次の名詞冠詞を付けずに使うのが普通です。

"kind of 〜"の基本的な構文
  1. kind of + 名詞(無冠詞単数形)……【例】:this kind of dog(この種の犬)
  2. kinds of + 名詞(無冠詞単数形)……【例】:these kinds of dog(これらの種の犬たち)
  3. kinds of + 名詞(無冠詞複数形)……【例】:these kinds of dogs(これらの種の犬たち)

数えられる名詞の場合
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜"(1a) この項目の先頭へ↑

複数形の"kinds"の場合、"of"の次の名詞は単数形と複数形の両方が可能です。冠詞を付けないのが普通。

# a/the/this/that/any/some/what/etc + kind of + 名詞(単数形)
# the/these/those/any/some/many/different/various/all/what/etc + kinds of + 名詞(単数形)
# the/these/those/any/some/many/different/various/all/what/etc + kinds of + 名詞(複数形)

"kinds"に"several(いくつかの), many(たくさんの), various(色々な)"などを付けて複数の種類を表わすことができます。

【例文】:この種類の鳥は空を飛べない。
【 △ 】:This kind of a bird cannot fly.
【 ○ 】:This kind of bird cannot fly.
→"bird"(数えられる名詞)は冠詞なしの単数形が普通

【例文】:これらの種類のカキは渋い。
【 ○ 】:These kinds of persimmon are sour.
【 ○ 】:These kinds of persimmons are sour.
→"persimmon"(数えられる名詞)は単数形でも複数形でもOK、冠詞なしが普通

【例文】:猫カフェにはいろいろな種類の猫がいる。
【 ○ 】:There are various kinds of cat in a cat cafe.
【 ○ 】:There are various kinds of cats in a cat cafe.
→"cat"(数えられる名詞)は単数形でも複数形でもOK、冠詞なしが普通

【例文】:どんな飲み物が好きですか。アイスミルクティーが好きです。
【 ○ 】:What kind of beverage do you like? I like iced milk tea.
→尋ねている「飲み物」は一種類のみ
【例文】:どんな飲み物が好きですか。玄米茶やほうじ茶などの緑茶が好きです。
【 ○ 】:What kinds of beverage do you like? I like green tea like genmaicha and hojicha.
【 ○ 】:What kinds of beverages do you like? I like green tea like genmaicha and hojicha.
→尋ねている「飲み物」は複数の種類、"beverage"(数えられる名詞)は単数形でも複数形でもOK

数えられない名詞の場合
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜"(1b) この項目の先頭へ↑

「数えられない名詞」は通例、複数形にはならないので、"of"の次に冠詞なしで単数形のままで使います。

# a/the/this/that/any/some/what/etc + kind of + 名詞(単数形)
# the/these/those/any/some/many/different/various/all/what/etc + kinds of + 名詞(単数形)

"kinds"に"several(いくつかの), many(たくさんの), various(色々な)"などを付けて複数の種類を表わすことができます。"of"の次の名詞は単数形のままでOK。

【例文】:シェールガスは天然ガスの一種です。
【英訳】:Shale gas is a kind of natural gas.
→"gas"(数えられない名詞)は冠詞なしが普通

【例文】:一口に勇気といっても色々な種類があることは知っておくべきだ。
【英訳】:It's important to know that there are several kinds of courage.
→"courage"(数えられない名詞)は冠詞なしが普通

【例文】:政治家はこの種の金を受け取ってはならない。
【英訳】:Politicians should not accept this kind of money.
→「金」は一種類のみ、"money"(数えられない名詞)は冠詞なしが普通
【例文】:政治家はこの種の金を受け取ってはならない。
【英訳】:Politicians should not accept these kinds of money.
→「金」は複数の種類、"money"(数えられない名詞)は冠詞なしが普通

【例文】:プログラマーとして働くためにはどんな知識が必要ですか。
【英訳】:What kind of knowledge do I need to work as a programmer?
→「知識」は一種類のみ、"knowledge"(数えられない名詞)は冠詞なしの単数形が普通
【例文】:プログラマーとして働くためにはどんな知識が必要ですか。
【英訳】:What kinds of knowledge do I need to work as a programmer?
→「知識」は複数の種類、"knowledge"(数えられない名詞)は冠詞なしの単数形が普通

「〜 kind of + 名詞」 = 「名詞 + of 〜 kind」
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜"(2) この項目の先頭へ↑

「〜 kind of + 名詞」の代わりに「名詞 + of 〜 kind」も可能です。名詞は「数えられる名詞」でも「数えられない名詞」でもOK。

# 名詞(単数形) + of this/that/any/some kind
# 名詞(複数形) + of these/those/any/some/many/different/various/all + kinds

複数形の"〜 of many kinds"や"〜 of various kinds"も使えます。

【例文】:この種の植物は乾燥に強い。
【英訳】:A plant of this kind can stand dry conditions.
(= This kind of plant can stand dry conditions.)
→"plant"は数えられる名詞

【例文】:薬の類はすべて没収します。
【英訳】:We confiscate drugs of all kinds.
(= We confiscate all kinds of drugs.)
→"durg"は数えられる名詞

【例文】:この店ではいろいろな種類のミネラル・ウォーターを売っている。
【英訳】:This shop sells mineral water of various kinds.
(= This shop sells various kinds of mineral water.)
→"water"は数えられない名詞

【例文】:これらの類のユーモアは誤解されて悪意に取られることがあります。
【英訳】:Some people may misunderstand the humor of these kinds and interpret them as malice.
(= Some people may misunderstand these kinds of humor and interpret them as malice.)
→"humor"は数えられない名詞

"kind of 〜 = sort of 〜 = type of 〜"
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜"(3) この項目の先頭へ↑

"kind of 〜"の場合、"kind"の代わりに"sort"や"type"も使えます。意味はほぼ同じ。「数えられる名詞」でも「数えられない名詞」でもOK。

【例文】:この種の傷は治りにくい。
【英訳】:This sort of wound is hard to heal.
【英訳】:This type of wound is hard to heal.
(= This kind of wound is hard to heal.)
→"wound"は数えられる名詞

【例文】:これらのタイプの発電システムは温室効果ガスを一切排出しない。
【英訳】:Power generation systems of these sorts emit no greenhouse gases.
【英訳】:Power generation systems of these types emit no greenhouse gases.
(= Power generation systems of these kinds emit no greenhouse gases.)
→"system"は数えられる名詞

【例文】:この手の荷物は機内に持ち込めないと思うよ。
【英訳】:I don't think you will be allowed to take this sort of baggage on to a plane.
【英訳】:I don't think you will be allowed to take this type of baggage on to a plane.
(= I don't think you will be allowed to take this kind of baggage on to a plane.)
→"baggage"は数えられない名詞

【例文】:ある種の芸術は鑑賞する人を選ぶ。
【英訳】:Art of certain sorts can be appreciated by only a few pople.
【英訳】:Art of certain types can be appreciated by only a few pople.
(= Art of certain kinds can be appreciated by only a few pople.)
→"art"は数えられない名詞

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ゼロから始める名詞(31)
名詞の「数」(18)
同種の集まりを表わす"kind of 〜": "kind"を使うイディオム 先頭へ

"kind"を使うイディオムはよく見かける

"kind"はわりとよく使うイディオムを作ります。よく見かけるものをここでまとめます。

"kind"を使う主なイディオム

イディオム: one of a kind(唯一無比の、他に類がない)
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜": "kind"を使うイディオム(1) この項目の先頭へ↑

"one of a kind"は人や物事に対して「ユニークであること、代わるものがないこと」を表わすことがあります。たいてい形容詞として使います。

【例文】:Since a fingerprint is one of a kind, it is sometimes used instead of a signature.
(= Since a fingerprint is unique, it is sometimes used instead of a signature.)
【和訳】:指紋は二つとして同じものはないので、書名の代わりに使われることがあります。
→"one of a kind"は形容詞、意味は「他にはない、唯一の」

【例文】:This is one of a kind ice cream. It is made from kimchi.
(= This is unique ice cream. It is made from kimchi.)
【和訳】:これはよそでは食べられないアイスです。キムチアイスです。
→"one of a kind"は形容詞、意味は「他にはない、唯一の」

イディオム: a kind of 〜(何か〜、〜のようなもの)
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜": "kind"を使うイディオム(2) この項目の先頭へ↑

"a kind of 〜"は人や物事に対して「はっきりしないが、よくわからないが」というニュアンスを表わすことがあります。形容詞として名詞の前に置いて使います。会話でよく見かけるイディオムです。

【例文】:I have a kind of bad feeling, so I'll avoid driving and go on foot.
【和訳】:なんか悪い予感がするので運転はやめて歩いて行こう。
→"a kind of"は形容詞、意味は「どことなく、なんとなく」

"some kind of 〜"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:I have some kind of bad feeling, so I'll avoid driving and go on foot.
(= I have a kind of bad feeling, so I'll avoid driving and go on foot.)
【和訳】:ある種の悪い予感がするので運転はやめて歩いて行こう。

イディオム: kind of 〜(多少〜、けっこう〜、なんだか〜)
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜": "kind"を使うイディオム(3) この項目の先頭へ↑

"kind of 〜"は人や物事に対して「はっきりしないが、よくわからないが」というニュアンスを表わすことがあります。副詞として動詞形容詞の前に置いて使います。会話でよく見かけるイディオムです。

【例文】:"My eyes are kind of itchy. Maybe the pollen count is high today."
(= "My eyes are a bit itchy. Maybe the pollen count is high today.")
【和訳】:「ちょっと目がかゆい。たぶん、今日は花粉がたくさん飛んでる」
→"kind of"は副詞、形容詞の"itchy"の補足説明

【例文】:"I kind of thought I forgot something important"
(= I in some way thought I forgot something important")
【和訳】:「なんか大事なことを忘れているような気がしたんだ
→"kind of"は副詞、動詞の"thought"の補足説明

【例文】:"That man keeps following us." "He kind of gives us the creeps."
(= "That man keeps following us." "He a little gives us the creeps.")
【和訳】:「あの男ついて来るよ」「なんだか薄気味悪いね」
→"kind of"は副詞、動詞の"gives"の補足説明

"sort of 〜"もほぼ同じ意味を表わします。"sort of 〜"も会話でよく使います。

【例文】:"My eyes are sort of itchy. Maybe the pollen count is high today."
【和訳】:「ちょっと目がかゆい。たぶん、今日は花粉がたくさん飛んでる」

【例文】:"I sort of thought I forgot something important"
【和訳】:「なんか大事なことを忘れているような気がしたんだ

【例文】:"That man keeps following us." "He sort of gives us the creeps."
【和訳】:「あの男ついて来るよ」「なんだか薄気味悪いね」

イディオム: 〜 of a kind(似た〜、〜とやら)
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜": "kind"を使うイディオム(4) この項目の先頭へ↑

"〜 of a kind"は人や物事に対して「類似の、似た」のニュアンスを表わすことがあります。"two of a kind"(二つはよく似ている)、"three of a kind"(三つはよく似ている)の形でよく使います。

【例文】:「君らは似たもの同士だね。二人ともアウトドア派だし」
【和訳】:"You're two of a kind, aren't you? Both outdoors persons."
(= "You're similar to each other, aren't you? Both outdoors persons.")
→"of a kind"は二人の特徴がよく似ていることを表わす

もう一つ、"〜 of a kind"は人や物事に対して「期待外れな、がっかりさせる」のニュアンスを表わすことがあります。

【例文】:Finally we were served with coffee of a kind but it was lukewarm and watery.
【和訳】:最後にコーヒーとやらが出てきたが、ぬるくて味がなかった。
→"of a kind"は「コーヒー」の味が期待外れだったことを表わす

"〜 of a sort"や"〜 of sorts"もほぼ同じ意味を表わします。

【例文】:Finally we were served with coffee of a sort but it was lukewarm and watery.
【例文】:Finally we were served with coffee of sorts but it was lukewarm and watery.
【和訳】:最後にコーヒーとやらが出てきたが、ぬるくて味がなかった。

イディオム: 〜 of the kind(〜のようなこと)
名詞の「数」: 同種の集まりを表わす"kind of 〜": "kind"を使うイディオム(5) この項目の先頭へ↑

"of the kind 〜"はイディオムとして「正確ではないがだいたいそんなところ」というニュアンスを表わすことがあります。"something, anything, nothing"などの不定代名詞とよく一緒に使います。

# something of the kind……「(直前の語句を指して)そのようなこと」
# anything of the kind……「(直前の語句を指して)そのようなこと」
# nothing of the kind……「(直前の語句を指して)そのようなことはまったく〜ない」

三つとも直前に話したことを指して「〜のようなもの、〜的なこと」の意味を表わします。

【例文】:"Do you feel chill?" "Yes, I feel something of the kind in my back."
【和訳】:「寒気を感じますか。ハイ、背中になんか寒気のようなものを感じます」

【例文】:"What is that floating in the sky? That is a UFO or anything of the kind?"
【和訳】:「何だあの空に浮いているやつ。アレがUFOとかいうやつか」

【例文】:"Have you seen a small bag around here?" "No, I've seen nothing of the kind."
(= "Have you seen a small bag around here?" "No, I haven't seen anything of the kind.")
【和訳】:「このあたりで小さいバッグを見かけませんでしたか」「いいえ、そんなものありませんでした」

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名詞の複数形を作る
ゼロから始める名詞(32)
名詞の「数」(19)
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英語の名詞の複数形

日本語の場合、《名詞》の複数形を作るときは、語尾に「達」や「がた」「ども」「ら」などを付けます。

【例】:子供(単数)→子供達(複数)、子供ら(複数)、野郎(単数)→野郎ども(複数)、お嬢さん(単数)→お嬢さん方(複数)

英語の場合、《名詞》の語尾に"s"を追加します。

【例】:rat(単数)→rats(複数)[ネズミ]

ただし、"s"をつけるだけでは不可の《名詞》もかなりある。たいてい、複数形の発音に近づけるため、単数形の語尾の綴りをちょこっと変えます。

【例】:box(単数)→boxes(複数)[箱]
※"s"ではなく"es"を語尾に追加
【例】:oasis(単数)→oases(複数)[オアシス]
→※語尾を"sis"から"ses"へ変更

中には、語尾に"s"ではなく"en"や"ren"を付け加え、《名詞》の真ん中の綴りを変更するものもごく少数あります。

【例】:child(単数)→children(複数)[子供]
→語尾に"ren"を付加
【例】:foot(単数)→feet(複数)[足]
→単語の途中を"oo"から"ee"に変更

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ゼロから始める名詞(33)
名詞の「数」(20)
名詞の複数形を作る【原則】 先頭へ

語尾に"s"を付け足す

英語の場合、原則として《名詞》の複数形を作るときは語尾に"s"を追加します。

【例】:cat(単数)→cats(複数)[猫]、【例】:mountain(単数)→mountains(複数)[山]

語尾に"es"を付け足す

ただし、複数形を作るとき、語尾の綴りが"s, x, z, ch, sh"《名詞》は語尾に"es"を追加します。発音をしやすくするためです。

# 語尾の綴りが"s, x, z, ch, sh"→"es"を付け足す

たとえば、"bus"(バス)の複数形は"buses"です。発音は「バッスィズ」。"buss"と綴ると実際の発音から離れてしまうので、発音に合わせて語尾の"s"の次に"e"を付け加えて"buses"とします。

語尾が"x, z"の《名詞》はそれほど多くはありませんが、語尾が"s, ch, sh"の《名詞》はかなりたくさんあります。

名詞(単数形)複数形
×
bush(灌木) bushs bushes
church(教会) churchs churches
flash(閃光) flashs flashes
fox(キツネ) foxs foxes
lens(レンズ) lenss lenses
peach(桃) peachs peaches
quiz(クイズ、小テスト) quizs quizes
stress(ストレス、圧力) stresss stresses

ちなみに、《名詞》の複数形を作る原則は、動詞の三人称・単数・現在(三・単・現)の"s"を付ける規則と似たところがあります。【例】:語尾が"s, x, z, ch, sh"のときは"s"ではなく"es"を付加する→【参照】: 『三人称・単数・現在(三・単・現)の作り方

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ゼロから始める名詞(34)
名詞の「数」(21)
名詞の複数形を作る【例外】 先頭へ

語尾に"s"とは限らない

英語の場合、《名詞》の複数形を作るときは原則として語尾に"s"を追加します→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【原則】

ただし、"s"を付け足すだけでは不可の《名詞》もかなりあります。たいてい、複数形の発音に近づけるため、単数形の語尾の綴りをちょこっと変えます。中には、語尾に"s"ではなく"en"や"ren"を付け加え、《名詞》の真ん中の綴りを変更するものもごく少数あります。

【例】:ox(単数)→oxen(複数)[雄牛], tooth(単数)→teeth(複数)[歯]

こうした不規則な変化をさせて複数形を作る《名詞》をまとめます。

複数形がヘンテコな名詞
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ゼロから始める名詞(35)
名詞の「数」(22)
名詞の複数形を作る【例外】:単数形が複数形を兼ねる(aircraft, fish) 先頭へ

単数形と複数形が同一の単語
名詞の複数形を作る【例外】:単数形が複数形を兼ねる(aircraft, fish)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、ごく一部の《名詞》は単数形の形そのままで使います。生物や乗り物、アジアの国の通貨単位を表わす単語が多い。

名詞(単数形)複数形
×
aircraft(航空機) aircrafts aircraft
spacecraft(宇宙船) spacecrafts spacecraft
fish(魚) fishes fish
carp(コイ) carps carp
squid(イカ) squids squid
salmon(サケ) salmons salmon
offspring(子孫) offsprings offspring
deer(シカ) deers deer
sheep(ヒツジ) sheeps sheep
dice, die(さいころ) dices dice
yen(円) yens yen
yuan(元) yuans yuan
baht(バーツ) bahts baht

中国の通貨単位"yuan"(元)とタイの通貨単位"baht"(バーツ)は語尾に"s"を付ける複数形も使うことがあります。

「さいころ」の単数形の"die"は主にアメリカ英語、イギリス英語では"one of the dice"と表現します。

【例】:魚を十匹釣った。飛行機が二機飛んでいる。ヒツジを五十匹飼っています。
【×】:I caught ten fishes. Two aircrafts are flying. I have fifty sheeps.
【○】:I caught ten fish. Two aircraft are flying. I have fifty sheep.
→"fishes, aircrafts, sheeps"は通例不可

"s"や"es"を付ける場合
名詞の複数形を作る【例外】:単数形が複数形を兼ねる(aircraft, fish)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

魚類を表わす"fish(魚), carp(コイ), salmon(サケ), squid(イカ)"はそれぞれの下位区分の種類を表わすときは、複数形で"s"や"es"を付けることがあります。

【例文】:Here is the list of fishes people can catch in this river.
【和訳】:この川で獲れるの種類のリストです。
→川には複数の種類の魚が棲んでいる

【例文】:How to take care of carps in your pond.
【和訳】:お家の池でのコイの飼い方。
→色々な種類のコイの飼い方

【例文】:Some bears try to catch salmons to survive the severe winter.
【和訳】:厳しい冬を生き延びるためサケを獲るクマもいる。
→クマが獲るサケは一種類だけではない

【例文】:Squids and octopuses can become invisible in a moment.
【和訳】:イカタコ類は一瞬のうちにして目に見えなくなることができる。
→イカとタコの複数の種類が擬態できる

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ゼロから始める名詞(36)
名詞の「数」(23)
名詞の複数形を作る【例外】:単数形が複数形を兼ねる(Japanese, Swiss) 先頭へ

"ese"や"ss"で終わる「〜人」
名詞の複数形を作る【例外】:単数形が複数形を兼ねる(Japanese, Swiss)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、国民を表わす《名詞》の中で語尾が"ese"や"ss"で終るものは"s"や"es"を追加せず、単数形のままで使います。

名詞(単数形)複数形
×
Burmese(ビルマ人) Burmeses Burmese
Chinese(中国人) Chineses Chinese
Japanese(日本人) Japaneses Japanese
Javanese(ジャワ人) Javaneses Javanese
Lebanese(レバノン人) Lebaneses Lebanese
Portuguese(ポルトガル人) Portugueses Portuguese
Swiss(スイス人) Swisses Swiss
Vietnamese(ベトナム人) Vietnameses Vietnamese

【例】:二人の中国人と一緒に暮しています。兄は二人のアメリカ人と暮しています。
【×】:I'm living with two Chineses. My brother's living with two American.
【○】:I'm living with two Chinese. My brother's living with two Americans.
→"Chinese"の複数形は同じ"Chinese", "American"の複数形は語尾に"s"を追加して"Americans"

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ゼロから始める名詞(37)
名詞の「数」(24)
名詞の複数形を作る【例外】:複数形が単数形を兼ねる(glasses, means, data) 先頭へ

二つの「部分」が合体して機能するもの
名詞の複数形を作る【例外】:複数形が単数形を兼ねる(glasses, means, data)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

《名詞》の中には、たいていの場合"s"付きの複数形で使うものがあります。二つの「部分」が合体して機能するものがほとんどです。単数形はめったに使わないか、あるいはまったく別の意味になる。

一つだけを指すときは"a pair of"を使って"a pair of binoculars"(一つの双眼鏡)、あるいは簡単に"a binoculars"(一つの双眼鏡)と表現します。"a binocular"ではありません。

名詞単数形複数形
×
binoculars(双眼鏡) binocular binoculars binoculars
clothes(衣類、衣料品) cloth clothes clothes
glasses(眼鏡) glass glasses glasses
jeans(ジーパン) jean jeans jeans
pants(パンツ) pant pants pants
pyjamas, pajamas(パジャマ) pyjama, pajama pyjamas, pajamas pyjamas, pajamas
pliers(ペンチ) plier pliers pliers
scissors(ハサミ) scissor scissors scissors
shears(大ハサミ) shear shears shears
trousers(ズボン) trouser trousers trousers

"pyjamas"はイギリス式の綴り、"pajamas"はアメリカ式の綴りです。意味は同じ「パジャマ」。

【例】:双眼鏡で覗いてごらん。双眼鏡は三つ持っています。
【×】:Look through a binocular. I have three binocularses
【○】:Look through a binoculars. I have three binoculars
→"binoculars"単数でも複数でも使える
【例】:ハサミは便利な道具だ。ハサミを三本買った。
【×】:Scissor is a useful tool. I bought three scissorses.
【○】:Scissors is a useful tool. I bought three scissors.
→"scissors"単数でも複数でも使える

意味的に常に複数を表わすもの
名詞の複数形を作る【例外】:複数形が単数形を兼ねる(glasses, means, data)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

《名詞》の中には、二つの「部分」が合体したわけではないけれど、"s"で終わり単数でも複数でも使えるものが少数あります。単数で使うからと言って、語尾の"s"を落してしまうと綴り間違い。複数だからと言って語尾に"es"を付けるのもやはり間違いです。よく見かけるのは四語のみ。

名詞単数形複数形
××
headquarters(司令部) headquarter headquarters headquarterses headquarters
means(方法) mean means meanses means
series(ひと続き) serie series serieses series
species(種) specie species specieses species

【例】:司令部は占領された。複数の司令部が占領された。
【×】:The headquarter was occupied. The headquarterses were occupied.
【○】:The headquarters was occupied. The headquarters were occupied.
→"headquarters"(司令部)は単数でも複数でも使える
【例】:その方法がベストだ。多くの方法が試された。
【×】:That mean is the best. Many meanses were tried.
【○】:That means is the best. Many means were tried.
→"means"(方法)は単数でも複数でも使える

語尾が"s"ではないけど複数形
名詞の複数形を作る【例外】:複数形が単数形を兼ねる(glasses, means, data)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

"data"(データ)と"media"(マスコミ、メディア)の二語はもともと複数形の《名詞》です。今では意味的に単数、複数の両方で使うことができます。

名詞単数形複数形
data(データ) data(datum) data
media(マスコミ、メディア) media(medium) media

【例】:マスコミは無責任だ。そのデータは本物だ。
【×】:The medium is irresponsible. The datum is faithful.
【○】:The media is irresponsible. The data is faithful.
【○】:The media are irresponsible. The data are faithful.
→"media"と"data"は単数でも複数でも使える

"datum"という《名詞》は今ではほとんど使いません。「一つのデータ」のような単数を表わすときは"a piece of data"や"an item of data"などを使います→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(sis → ses, um → a)

本来"media"の単数形は"medium"です。だけど、「マスコミ、メディア」の意味で"medium"を使うことはありません。単数形"medium"の意味は「媒体、媒介、中間」です→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(sis → ses, um → a)

"media"(マスコミ、メディア)は集合名詞として使います→【参照】: 『集合名詞の「数」はどうなるの?

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ゼロから始める名詞(38)
名詞の「数」(25)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾が"s"だけど単数形(news, politics) 先頭へ

学問や病名に関する名詞
名詞の複数形を作る【例外】:語尾が"s"だけど単数形(news, politics)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

《名詞》の中には、単数形なのに語尾が"s"で終わるものがかなりあります。単数で使おうとして語尾の"s"を落してしまうと綴り間違い。複数で使おうとして語尾に"es"を付けるのもやはり間違いです。

単数形の語尾が"s"の《名詞》は"politics"(政治)などの学問的な言葉や"measles"(はしか)などの病名などの「数えられない名詞」が多いので、実際問題として複数形で使うことはほとんどありません。

英語の場合、学問名や病名はギリシャ語やラテン語からの外来語が多いので、複数の意味ではなくても語尾が"s"で終るものがたくさんあります。

名詞単数形複数形(まれ)
××
billiards(ビリヤード) billiard billiards billiardses billiards
news(ニュース) new news newses news
arithmetics(算数) arithmetic arithmetics arithmeticses arithmetics
economics(経済学) economic economics economicses economics
politics(政治) politic politics politicses politics
dynamics(力学) dynamic dynamics dynamicses dynamics
mathematics(数学) mathematic mathematics mathematicses mathematics
physics(物理学) physic physics physicses physics
statistics(統計) statistic statistics statisticses statistics
bronchitis(気管支炎) bronchiti bronchitis bronchitises bronchitis
diabetes(糖尿病) diabete diabetes diabeteses diabetes
measles(はしか) measle measles measleses measles
tuberculosis(結核) tuberculosi tuberculosis tuberculosises tuberculosis

【例】:ビリヤードは無限の可能性を持つゲームだ。
【×】:Billiard is a game of endless possibilities.
【×】:Billiards are a game of endless possibilities.
【○】:Billiards is a game of endless possibilities.
→"billiards"は単数として扱う、"billiard"という名詞は存在しない
【例】:物理学は科学の一分野です。
【×】:Physic is a branch of science.
【×】:Physics are a branch of science.
【○】:Physics is a branch of science.
→"physics"は単数として扱う、"physic"は「薬、医学」を表わす別の単語

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ゼロから始める名詞(39)
名詞の「数」(26)
名詞の複数形を作る【例外】:もっぱら複数形で使う(circumstances, customs) 先頭へ

単数形もあるけど"s"付きの複数形で使うのが普通
名詞の複数形を作る【例外】:もっぱら複数形で使う(circumstances, customs)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

《名詞》の中には、単数形もあるけれどたいてい複数形で使うものが少数あります。意味的には単数を表わす場合でも普通は語尾に"s"を付けて使います。

名詞単数形複数形
×
circumstances(環境、事情) circumstance circumstances
customs(税関、関税) custom customs
facilities(施設、設備) facility facilities
resources(資源、資金、手段) resource resources
surroundings(環境、状況) surrounding surroundings
savings(貯金) saving savings
vocals(ボーカル、歌声) vocal vocals

"custom"は「税関、関税」の意味を表わすときたいてい複数形の"customs"を使います。

"facility"は「施設、設備」の意味を表わすときたいてい複数形の"facilities"を使います。

【例】:事故の状況に不審な点はなかった。
【×】:There was no suspicious circumstance surrounding the accident.
【○】:There was no suspicious circumstances surrounding the accident.
→「状況」の意味では複数形の"circumstances"を使う

【例】:ウイルス対策ソフトを更新する費用が足りない。
【×】:We do not have enough resource to update the antivirus software.
【○】:We do not have enough resources to update the antivirus software.
→「費用」の意味では複数形の"resources"を使う

【例】:貯金をはたいて世界一周旅行をした。
【×】:I spent all my saving on the trip around the world.
【○】:I spent all my savings on the trip around the world.
→「貯金」の意味では複数形の"savings"を使う

【例】:サファリパークでは自然環境で暮らす動物を見ることができる。
【×】:In a safari park you can observe animlas living in natural surrounding.
【○】:In a safari park you can observe animlas living in natural surroundings.
→「環境」の意味では複数形の"surroundings"を使う

【例】:私が歌って妹がギターを弾きます。
【×】:I am on vocal and my sister is on guitar.
【○】:I am on vocals and my sister is on guitar.
→「ヴォーカル」の意味では複数形の"vocals"を使う

"custom"は単数形と複数形で意味が異なる
名詞の複数形を作る【例外】:もっぱら複数形で使う(circumstances, customs)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

"custom"は「社会的慣習、ならわし、風習」の意味を表わすときは、単数形の"custom"と複数形の"customs"の両方が使えます。「税関」の意味を表わすときは、もっぱら複数形の"customs"を使います。

【例】:旅行者は地方の慣習を尊重すべきだ。
【○】:Travellers should respect local customs.
【例】:ハロウィーンの習慣は日本でもポピュラーになってきた。
【○】:The custom of Halloween has become popular in Japan.
→「慣習、習慣」の意味では単数でも複数でも使用可能

【例】:この荷物は税関を通す必要があります。
【×】:This package should go through custom.
【×】:This package should go through a custom.
【×】:This package should go through a customs.
【○】:This package should go through customs.
→「税関」の意味では複数形の"customs"を使う、不定冠詞(a)は不要

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ゼロから始める名詞(40)
名詞の「数」(27)
名詞の複数形を作る【例外】:単数形と複数形でまったく違う(penny → pence) 先頭へ

複数形がまるで別の単語
名詞の複数形を作る【例外】:単数形と複数形でまったく違う(penny → pence)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

単数形と複数形でまったく違う形になる《名詞》がごく少数あります。よく見かけるのは一語のみ。

名詞(単数形)複数形
×
penny(ペニー) pennys pennies, pence

イギリスの通貨単位を表わすとき"penny"の複数形は"pence"です。貨幣一枚一枚を指すときは"pennies"を使います。

【例】:"This gum costs eight pence." "I have just five pennies in my wallet."
【訳】:「このガムは八ペンスだ」「財布には一ペニーが五枚しかない」
→"pence"は金額、"pennies"は硬貨を表わす

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ゼロから始める名詞(41)
名詞の「数」(28)
名詞の複数形を作る【例外】:単語の途中を変化させる(a → e, oo → ee) 先頭へ

単語の途中が"a"→"e"になる
名詞の複数形を作る【例外】:単語の途中を変化させる(a → e, oo → ee)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、真ん中の綴りが"a"《名詞》のごく一部は"e"にします。よく見かけるのは二語のみ。

名詞(単数形)複数形
×
man(男) mans men
woman(女) womans women

単語の途中が"oo"→"ee"になる
名詞の複数形を作る【例外】:単語の途中を変化させる(a → e, oo → ee)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、真ん中の綴りが"oo"《名詞》のごく一部は"ee"にします。よく見かけるのは三語のみ。三語以外のほとんどは真ん中の綴りが"oo"であっても、原則どおり語尾に"s"を付けます。【例】:boot(単数)→boots(複数)[ブーツ]【例】:tool(単数)→tools(複数)[道具]

名詞(単数形)複数形
×
foot(足) foots feet
goose(ガチョウ) gooses geese
tooth(歯) tooths teeth
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ゼロから始める名詞(42)
名詞の「数」(29)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(y → ies) 先頭へ

語尾を"y"→"ies"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(y → ies)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾の綴りが「子音 + y」《名詞》は、"y"を"i"に変えて"es"を追加して"ies"を付けます。発音をしやすくするためです。

# 語尾が「子音 + y」 → ies

たとえば、"baby"(赤ちゃん)の複数形は"babies"です。発音は「ベイビィズ」。"babys"と綴ると実際の発音から離れてしまうので、発音に合わせて語尾の"y"を"i"に変化させて"babies"とします。

名詞(単数形)複数形
×
allergy(アレルギー) allergys allergies
army(軍隊) armys armies
battery(電池) batterys batteries
body(体) bodys bodies
city(都市) citys cities
diary(日記) diarys diaries
duty(義務) dutys duties
emergency(緊急事態) emergencys emergencies
enemy(敵) enemys enemies
lady(婦人) ladys ladies
library(図書館) librarys libraries
melody(メロディ) melodys melodies
memory(記憶) memorys memories
party(パーティ) partys parties
reply(返事) replys replies
sky(空) skys skies
study(勉強) studys studies
try(試み) trys tries

語尾を"y"→"ys"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(y → ies)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

語尾の綴りが「母音(a,e,i,o,u) + y」《名詞》はそのまま"s"を付けるだけです。

# 語尾が「母音(a,e,i,o,u) + y」 → ys

名詞(単数形)複数形
×
boy(少年) boies boys
day(日、昼間) daies days
delay(遅れ) delaies delays
essay(随筆) essaies essays
journey(旅) journeies journeys
joy(喜び) joies joys
key(鍵) keies keys
monkey(サル) monkeies monkeys
play(演劇、遊び) plaies plays
toy(おもちゃ) toies toys
tray(お盆) traies trays
way(方法、道) waies ways
worry(心配) worrys worries
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ゼロから始める名詞(43)
名詞の「数」(30)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(f → ves, fe → ves) 先頭へ

語尾を"f"や"fe"→"ves"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(f → ves, fe → ves)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"f"や"fe"《名詞》の一部は"ves"とします。"life"→"lives"のように発音が「ライフ」→「ライブズ」となるので、発音に合わせて"f"→"ves"とします。

名詞(単数形)複数形
×
calf(仔牛、ふくらはぎ) calfs calves
elf(妖精) elfs elves
half(半分) halfs halves
knife(ナイフ) knifes knives
life(生活、命) lifes lives
thief(泥棒) thiefs thieves
leaf(葉っぱ) leafs leaves
loaf(パン一塊) loafs loaves
sheaf(穀物や書類の束) sheafs sheaves
self(自分) selfs selves
shelf(棚) shelfs shelves
wife(妻) wifes wives
wolf(狼) wolfs wolves

語尾を"f"→"fs", "fe"→"fes"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(f → ves, fe → ves)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

語尾が"f"や"fe"だけど"ves"とはせずに、原則通り"s"を付け足すものもあります。語尾が"ff"や"ffe"の名詞はたいてい、原則通りに"s"を付けます。

名詞(単数形)複数形
×
belief(信じること) belives beliefs
bluff(絶壁、切り立った崖) blufves bluffs
brief(要約) brieves briefs
cafe(コーヒー、喫茶店) cafves cafes
chief(チーフ) chieves chiefs
cliff(崖) clifves cliffs
dwarf(童話に出て来る小人) dwarves dwarfs
giraffe(キリン) girafves giraffes
gulf(湾) gulves gulfs
handcuff(手錠) handcufves handcuffs
proof(証拠) prooves proofs
safe(金庫) saves safes
staff(係員、スタッフ) stafves staffs
strife(争い) strives strifes

"ves"と"fs"のどちらも可能
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(f → ves, fe → ves)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

"ves"と"s"の両方が可能な《名詞》も少数あります。どちらかと言えば、原則通りに"s"を付け足すほうが普通です。

名詞(単数形)複数形
handkerchief(ハンカチ) handkerchiefs handkerchieves
hoof(ひずめ) hoofs hooves
roof(屋根) roofs rooves
scarf(スカーフ) scarfs scarves
turf(芝生) turfs turves
wharf(波止場) wharfs wharves

"turf"(芝生)の複数形"turves"はイギリス英語の堅苦しい言い方です。原則通り"s"を追加した"turfs"のほうをよく使います。

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ゼロから始める名詞(44)
名詞の「数」(31)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(o → i, on → a, ous → ice) 先頭へ

語尾を"o"→"i"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(o → i, on → a, ous → ice)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"o"《名詞》のごく一部は"i"とします。"solo, tempo"の二つはどちらも音楽用語として使うときに語尾を"i"とします。ただし、"solo"は音楽用語のときも原則通り"solos"とすることもあります→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"es"を追加する(echo → echoes)

"graffito"はたいてい複数形の"graffiti"で使います。意味は「(イタズラ目的の)落書き」です。

名詞(単数形)複数形
solo(独唱、独奏) solos soli
tempo(音楽のテンポ) tempos tempi
名詞(単数形)複数形
×
graffito(古代の文字、落書き) graffitos graffiti
paparazzo(パパラッチ) paparazzos paparazzi

語尾を"on"→"a"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(o → i, on → a, ous → ice)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"on"《名詞》のごく一部は"a"とします。ただし、原則通りの"s"も可能です。よく見かけるのは三語のみ。

名詞(単数形)複数形
automaton(ロボット) automatons automata
criterion(判定基準) criterions criteria
phenomenon(現象、天才、驚くべきこと) phenomenons(天才、驚くべきこと) phenomena(現象)

"phenomenon"は「現象」の複数形が"phenomena"、「天才」や「驚くべきこと」の意味の複数形が"phenomenons"です。

語尾を"ouse"→"ice"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(o → i, on → a, ous → ice)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"ouse"《名詞》のごく一部は"ice"とします。よく見かけるのは二語のみ。語尾の綴りが"ouse"だけど原則通り"s"のみを付け足す《名詞》もあります。【例】:house(単数)→houses(複数)[家]、blouse(単数)→blouse(複数)[ブラウス]

名詞(単数形)複数形
×
louse(シラミ) louses lice
mouse(ネズミ) mouses mice
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ゼロから始める名詞(45)
名詞の「数」(32)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(sis → ses, um → a) 先頭へ

語尾を"sis"→"ses"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(sis → ses, um → a)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"sis"《名詞》のほとんどは"ses"とします。

名詞(単数形)複数形
×
analysis(分析) analysises analyses
basis(基本) basises bases
catharsis(カタルシス) catharsises catharses
crisis(危機) crisises crises
diagnosis(診察) diagnosises diagnoses
emphasis(強調) emphasises emphases
hypnosis(催眠状態) hypnosises hypnoses
hypothesis(仮説) hypothesises hypotheses
metamorphosis(大変貌、変身) metamorphosises metamorphoses
oasis(オアシス) oasises oases
paralysis(麻痺) paralysises paralyses
synopsis(あらすじ、シノプシス) synopsises synopses
parenthesis(カッコ、挿入句) parenthesises parentheses
thesis(卒業論文、主題) thesises theses

語尾を"um"→"a"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(sis → ses, um → a)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"um"《名詞》の多くは"a"とします。ただし、"datum"と"bacterium"以外のほとんどの《名詞》原則通りの"s"も可能です。どちらかと言えば、"s"を付ける複数形のほうをよく使います。

名詞(単数形)複数形
×
datum(データ) datums data
bacterium(バクテリア) bacteriums bacteria

単数形の"datum"は今ではあまり使いません。単数を表わすときは"a piece of data"や"an item of data"などを使います→【参照】: 『名詞の複数形を作る【例外】:複数形が単数形を兼ねる(glasses, means, data): 語尾が"s"ではないもの

名詞(単数形)複数形
aquarium(水族館) aquaria aquariums
auditorium(講堂) auditoria auditoriums
asylum(保護施設) asyla asylums
curriculum(カリキュラム) curricula curriculums
forum(公開討論、フォーラム) fora forums
medium media(マスコミ、メディア) mediums(媒体、媒介、中間)
maximum(最大限) maxima maximums
minimum(最小限) minima minimums
memorandum(メモ) memoranda memorandums
millennium(千年) millennia millenniums
moratorium(一時停止、モラトリアム) moratoria moratoriums
planetarium(プラネタリウム) planetria planetariums
sanatorium(療養所) sanatoria sanatriums
spectrum(スペクトル) spectra spectrums
stadium(競技場) stadia stadiums
stratum(階層、地層) strata stratums
symposium(シンポジウム) symposia symposiums
vacuum(真空) vacua vacuums

"medium"は複数形が二つあり、意味が異なります。複数形"mediums"の意味は「媒体、媒介、中間」、複数形"media"の意味は「マスコミ、メディア」です→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】:複数形が単数形を兼ねる(glasses, means, data)

語尾を"um"→"ums"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(sis → ses, um → a)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

語尾が"um"でも、"um"を"a"に変化させず、原則通りに"s"を付ける《名詞》もあります。たいてい、綴りが短い《名詞》です。

名詞(単数形)複数形
×
album(アルバム) alba albums
drum(太鼓、ドラム) dra drums
gum(ゴム、チューイングガム) ga gums
museum(博物館、美術館) musea museums
plum(プラム) pla plums
slum(スラム街) sla slums
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ゼロから始める名詞(46)
名詞の「数」(33)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(us → i, x → ices) 先頭へ

語尾を"us"→"i"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(us → i, x → ices)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"us"《名詞》の多くは"i"とします。ただし、"stimulus"以外のすべての《名詞》原則通りの"es"も可能です。"s"で終るので"ss"ではなく"es"です。

名詞(単数形)複数形
×
stimulus(刺激) stimuluses stimuli
名詞(単数形)複数形
abacus(そろばん) abacuses abaci
cactus(サボテン) cactuses cacti
crocus(クロッカス) crocuses croci
fungus(カビやキノコのなどの菌類) funguses fungi
focus(焦点) focuses foci
hippopotamus(カバ) hippopotamuses hippopotami
nucleus(核) nucleuses nuclei
octopus(タコ) octopuses octopi
radius(半径) radiuses radii
syllabus(時間割) syllabuses syllabi
terminus(終点) terminuses termini
tumulus(古墳) tumuli tumuluses

語尾を"us"→"uses"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(us → i, x → ices)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

語尾が"us"でも"i"に変化させず、原則通り"es"を付ける《名詞》もあります。

名詞(単数形)複数形
×
bus(バス) bi buses
bonus(賞与) boni bonuses
circus(サーカス) circi circuses
genius(天才) genii geniuses

"genius"は「守り神、守護神」の意味のときに"genii"と綴ることがあります。

語尾を"x"→"ices"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(us → i, x → ices)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"x"《名詞》のごく一部は、"x"を"i"に変えて"ces"を追加して"ices"を付けます。ただし、原則通りの"es"の複数形も可能です。よく見かけるのは三語のみ。

名詞(単数形)複数形
apex(頂点) apexes apices
appendix(付録、虫垂) appendixes(虫垂) appendices(付録)
index(見出し) indexes indices

"appendix"は複数形"appendixes"の意味を「虫垂」、複数形"appendices"の意味を「付録」と使い分けることもあります。

語尾を"x"→"xes"にする
名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる(us → i, x → ices)(4)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

語尾が"x"でも"ices"に変化させず、原則通り"es"を付ける《名詞》もあります。

名詞(単数形)複数形
×
ax(斧) aices axes
affix(接辞) affices affixes
prefix(接頭辞) prefices prefixes
suffix(接尾辞) suffices suffixes
sex(性) seices sexes
tax(税) taices taxes
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ゼロから始める名詞(47)
名詞の「数」(34)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"es"を追加する(echo → echoes) 先頭へ

語尾に"es"を追加する(echo → echoes)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"es"を追加する(echo → echoes)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

"s"の代わりに"es"を語尾に追加して複数形を作るのは、原則として語尾が"s, x, z, ch, sh"《名詞》に限ります→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【原則】

ただし、語尾が"o"《名詞》のごく一部も語尾に"s"の代わりに"es"を追加します。

名詞(単数形)複数形
×
domino(ドミノ牌) dominos dominoes
echo(反響) echos echoes
hero(英雄) heros heroes
Negro(黒人) Negros Negroes
potato(ジャガイモ) potatos potatoes
tomato(トマト) tomatos tomatoes

"domino"は意味によって二つの複数形が可能です。ドミノ遊びの「ドミノ牌」を表わすときは複数形が"dominoes"(語尾に"es")、「ドミノマスク、ドミノ仮面」を表わすときは複数形が"dominos"(語尾に"s")。

語尾に"s"を追加する
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"es"を追加する(echo → echoes)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"o"の《名詞》の大多数は原則通りに"s"のみを追加します。

名詞(単数形)複数形
×
ego(自我) egoes egos
logo(ロゴ) logoes logo
photo(写真) photoes photos
piano(ピアノ) pianoes pianos
radio(ラジオ) radioes radios
ratio(比率) ratioes ratios
scenario(台本、シナリオ) scenarioes scenarios
shampoo(洗髪、シャンプー) shampooes shampoos
solo(ソロ) soloes solos
soprano(ソプラノ) sopranoes sopranos
studio(スタジオ、アトリエ) studioes studios
taboo(タブー) tabooes taboos
tempo(速さ) tempoes tempo
zoo(動物園) zooes zoo

"solo"と"tempo"の二語は音楽用語として使う場合、それぞれ複数形が"soli"と"tempi"になることがあります→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】:語尾を変化させる: 語尾が"o"→"i"になる

語尾に"s"あるいは"es"を追加する
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"es"を追加する(echo → echoes)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"o"の《名詞》の中には"s"と"es"の両方が可能なものもあります。

名詞(単数形)複数形
banjo(バンジョー) banjos banjoes
buffalo(水牛) buffalos buffaloes
cargo(積み荷) cargos cargoes
commando(特殊部隊) commandos commandoes
manifesto(政策、マニフェスト) manifestos manifestoes
memento(形見、記憶) mementos mementoes
mosquito(蚊) mosquitos mosqitoes
motto(座右の銘、モットー) mottos mottoes
tobacco(刻みたばこ) tobaccos tobaccoes
tornado(竜巻) tornados tornadoes
volcano(火山) volcanos volcanoes
zero(ゼロ) zeros zeroes
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ゼロから始める名詞(48)
名詞の「数」(35)
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"e, en, ren"を追加する(nebula → nebulae) 先頭へ

語尾に"e"を追加する
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"e, en, ren"を追加する(nebula → nebulae)(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、語尾が"a"《名詞》のごく一部は語尾に"s"の代わりに"e"を追加します。ただし、原則通りの"s"も可能です。よく見かけるのは三語のみ。

名詞(単数形)複数形
antenna(触角、アンテナ) antennae(触角) antennas(アンテナ)
formula(方式) formulae formulas
nebula(星雲) nebulae nebulas

"antenna"の場合、語尾に"s"を付けた複数形"antennae"の意味が「虫などの触角」、語尾に"s"を付けた複数形"antennas"の意味が「アンテナ」です。

語尾に"en"を追加する
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"e, en, ren"を追加する(nebula → nebulae)(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、ごく一部の《名詞》は語尾に"s"の代わりに"en"を追加します。よく見かけるのは一語のみ。

名詞(単数形)複数形
×
ox(雄牛) oxes oxen

語尾に"ren"を追加する
名詞の複数形を作る【例外】:語尾に"e, en, ren"を追加する(nebula → nebulae)(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形を作るとき、ごく一部の《名詞》は"s"の代わりに語尾に"ren"を追加します。よく見かけるのは一語のみ。

名詞(単数形)複数形
×
child(子供) childs children
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ゼロから始める名詞(49)
名詞の「数」(36)
名詞の複数形を作る【複合語の場合】 先頭へ

複数形にする部分は一か所のみ

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

二つ以上の単語が合体して一つの単語として機能する語句を「複合語」と言います。【例】:daughter-in-law(義理の娘), frying pan(フライパン)

複合語の複数形を作るときは、一語の《名詞》と同じように、含まれる単語のうちのどれか一つを原則通りに"s"または"es"を語尾に追加する。あるいは、語尾が"fe"など例外の場合は"ves"に変化させます→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【原則】』『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】

複合語のどの部分を変化させるのか、主に三通りの方法があります。複合語によってどれを複数形にするのか、微妙に異なります。

複合語の複数形

原則は最後尾の部分を複数形にする(parking lots)
名詞の複数形を作る【複合語の場合】(1)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複合語の複数形を作る場合、原則は複合語の“最後尾の部分”を複数形にします。

"s"を付けるのか、"ies"にするのかなどのルールは、一語の《名詞》の場合とまったく同じです→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【原則】』『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】

名詞(単数形)×
add-on(周辺機器) adds-on add-ons
better half(連れ合い、女房) betters half better halves
break-in(不法侵入) breaks-in break-ins
by-product(副産物、副作用) bys-product by-products
car park(駐車場) cars park car parks
parking lot(駐車場) parkings lot parking lots
chief executive(行政長官、最高経営責任者) chiefs executive chief executives
chief executive officer(最高経営責任者) chief executives officer chief executive officers
deputy sheriff(保安官代理) deputies sheriff deputy sheriffs
drive-in(ドライブイン) drives-in drive-ins
frying pan(フライパン) fryings pan frying pans
good-for-nothing(ろくでなし) goods-for-nothing good-for-nothings
jack-o'-lantern(カボチャちょうちん) jacks-o'-lantern jack-o'-lanterns
power cut(停電) powers cut power cuts
say-so(根拠のない発言、許可) says-so say-sos
spin-off(続編、副産物) spins-off spin-offs
start-up(操業開始、出店) starts-up start-ups
talking-to(小言) talkings-to talking-tos
tie-up(協力、タイアップ、交通渋滞) ties-up tie-ups
time-out(タイムアウト、中断) times-out time-outs
trade-in(下取り品) trades-in trade-ins
travel agent(旅行業者) travels agent travel agents

先頭の部分を複数形にする(passers-by)
名詞の複数形を作る【複合語の場合】(2)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

"passers-by"(通行人たち)や"runner-up"(準優勝の人たち)のように先頭の部分を複数形にする複合語も多数存在します。特に、先頭が"passer"や"runner", "man, maid, looker"のように「人」を表わす場合、たいていその先頭部分を複数形にします。

"s"を付けるのか、"ies"にするのかなどのルールは、一語の《名詞》の場合とまったく同じです→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【原則】』『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】

名詞(単数形)×
carrying-on(愚かな振る舞い) carrying-ons carryings-on
chief of staff(参謀長、幕僚長 ) chief of staffs chiefs of staff
commander-in-chief(最高司令官) commander-in-chiefs commanders-in-chief
editor in chief(編集主幹) editor in chiefs editors in chief
consul general(総領事) consul generals consuls general
cousin-german(実のいとこ) cousin-germen cousins-german
diner-out(外食する人) diner-outs diners-out
grant-in-aid(補助金) grant-in-aids grants-in-aid
hanger-on(ゴマすり) hanger-ons hangers-on
jack-of-all-trades(何でも屋) jack-of-all-tradeses jacks-of-all-trades
lady-in-waiting(侍女) lady-in-waitings ladies-in-waiting
maid-in-waiting(侍女) maid-in-waitings maids-in-waiting
listener-in(盗聴する人、盗聴装置) listener-ins listeners-in
looker-on(傍観者) looker-ons lookers-on
man-at-arms(兵士) man-at-armses men-at-arms
man-of-war(軍艦) man-of-wars men-of-war
passer-by(通行人) passer-bys passers-by
president-elect(次期大統領) president-elects presidents-elect
runner-up(準優勝の人) runner-ups runners-up
secretary-general(事務総長、事務局長) secretary-generals secretaries-general
summing-up(概要、まとめ) summing-ups summings-up

複数形が二通り可能(son-in-laws, sons-in-law)
名詞の複数形を作る【複合語の場合】(3)

複数形を作る……原則へ↑ 例外へ↑

複数形にするのは、複合語の先頭の部分でも最後尾の部分でもOKな単語もあります。どちらかと言えば、先頭部分を複数形にする綴りのほうをよく使います。

"s"を付けるのか、"ies"にするのかなどのルールは、一語の《名詞》の場合とまったく同じです→【参照】: 『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【原則】』『名詞の「数」: 名詞の複数形を作る【例外】

名詞(単数形)○(よく使う)
daughter-in-law(義理の娘、息子の嫁) daughters-in-law daughter-in-laws
son-in-law(義理の息子、娘婿) sons-in-law son-in-laws
father-in-law(義理の父) fathers-in-law father-in-laws
mother-in-law(義理の母) mothers-in-law mother-in-laws
sister-in-law(義理の姉妹) sisters-in-law sister-in-laws
brother-in-law(義理の兄弟) brothers-in-law brother-in-laws
court martial(軍法会議) courts martial court martials
falling-out(ケンカ) fallings-out falling-outs
jack-in-the-box(びっくり箱) jacks-in-the-box jack-in-the-boxes
right of way(通行優先権) rights of way right of ways
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ゼロから始める名詞(50)
名詞の意味を補足する(1)
名詞の前に置くもの 先頭へ

名詞の“前”に置いて意味を補足するもの

《名詞》は前や後ろに形容詞や他の《名詞》を置いて意味を補足することができます。ここでは《名詞》“前”に置いて意味を補足する表現をまとめます。

名詞の“前”に置いて意味を補足するもの
  1. 【形容詞】: spicy curry(辛いカレー)
  2. 【名詞】: cheese cake(チーズケーキ)
  3. 【名詞の所有格】: cat's eyes(猫の目)
  4. 【代名詞の所有格】: my/someone's bike(私の/誰かの自転車)

形容詞
名詞の意味を補足する(1)名詞の前に置くもの(1) この項目の先頭へ↑

たいていの形容詞《名詞》の前に置きます。

【例文】: I've never eaten such a spicy curry in my life.
【和訳】:こんなに辛いカレーは生まれて初めてだ。
→"spicy"は形容詞、意味は「辛い」

《名詞》の前にも後ろにも置くことができる形容詞もあります→【参照】: 『名詞の前にも後ろにも置けるもの: 一部の形容詞……a available bike(使用可能な自転車), a bike available(使用可能な自転車)

名詞
名詞の意味を補足する(1)名詞の前に置くもの(2) この項目の先頭へ↑

普通の《名詞》を他の《名詞》の前に置いて形容詞として使うことがあります。

日本語でも「チーズとケーキ」なら二つは別々の食べ物ですが、「チーズケーキ」と言うとケーキの一種になります。

【例文】:We already ordered two slices of cheese cake.
【和訳】:もうチーズケーキを二つ頼んだよ。
→"cheese"は形容詞として使った名詞、"cake"は「数えられない名詞」

名詞の所有格
名詞の意味を補足する(1)名詞の前に置くもの(3) この項目の先頭へ↑

特に生物が持っているものを表わす場合、所有格の「名詞's」《名詞》の前に置きます。

【例文】:Why do cat's eyes glow in the dark?
【和訳】:なんで猫の目は暗い所で光るの。
→"cat's"は所有格

代名詞の所有格
名詞の意味を補足する(1)名詞の前に置くもの(4) この項目の先頭へ↑

代名詞の所有格"my, your, his, her, its, their"も《名詞》の前に置きます。

【例文】:Your father and my mother are siblings.
【和訳】:あなたのお父さんと私のお母さんは兄弟です。
→"your, my"は代名詞の所有格

【例文】:Many birds make their own nests.
【和訳】:多くの鳥は自分の巣を作る。
→"their"は代名詞の所有格

【例文】:I'll borrow someone's bike.
【和訳】:誰かの自転車を借りよう。
→"someone's"は不定代名詞の所有格

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ゼロから始める名詞(51)
名詞の意味を補足する(2)
名詞の後ろに置くもの 先頭へ

名詞の“後ろ”に置いて意味を補足するもの

《名詞》は前や後ろに形容詞や他の《名詞》を置いて意味を補足することがで?きます。ここでは《名詞》“後ろ”に置いて意味を補足する表現をまとめます。

名詞の“後ろ”に置いて意味を補足するもの
  1. 【to不定詞】: the ability to speak(話す能力)
  2. 【前置詞句】: lunch with drink(飲み物付きの弁当)
  3. 【形容詞句】: a car capable of 300 km/h(時速三百キロで走る車)
  4. 【同格のthat】: the idea that humans live on Mars(人類が火星に住むという考え)
  5. 【関係代名詞】: forests which purify air(空気を浄化する森)
  6. 【関係副詞】: the place where we lived(昔住んでいた所)

to不定詞
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(1) この項目の先頭へ↑

to不定詞形容詞として使うときは、《名詞》の後ろに置きます。

【例文】:Some creatures except human beings have the ability to speak.
【和訳】:人間以外の生物も話す能力を持っている。
→to不定詞"to speak"は形容詞として"ability"を補足説明する

"for 〜"を使って、文全体とは異なるto不定詞独自の主語を置くこともできます。

【例文】:It's a duty for moms and dads to supervise their kids.
【和訳】:父親と母親には自分たちの子供を監督する義務がある。
→"for mons and dads"は"to supervise"の意味上の主語

後ろにto不定詞を置く主な名詞
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(1a) この項目の先頭へ↑

後ろにto不定詞を置いて意味を補足する名詞の中でよく見かけるものをまとめます。一部の名詞to不定詞のほかに、"of 〜"や"to 〜"などの「前置詞句」を置くこともあります。

後ろにto不定詞を置く主な名詞(もっぱらto不定詞を使うもの)
  • ability(能力), appointment(会う約束), duty(義務), obligation(義務), time(時間)

【例文】:笑う能力は人間にしかない。
【 × 】:The ability of laughing is peculiar to humankind
【 ○ 】:The ability to laugh is peculiar to humankind.
→"ability + of + 〜ing"は通例不可

【例文】:社長が弁護士と会う約束は私がしました。
【 × 】:I made an appointment for the president of seeing the lawyer.
【 ○ 】:I made an appointment for the president to see the lawyer.
→"appointment + of + 〜ing"は通例不可

【例文】:お年寄りを助けるのは私達の義務だ。
【 × 】:It is our duty of helping elderly people.
【 ○ 】:It is our duty to help elderly people.
→"duty + of + 〜ing"は通例不可

【例文】:親は子に教育を受けさせる義務がある。
【 × 】:Parents have an obligation of educating their children.
【 ○ 】:Parents have an obligation to educate their children.
→"obligation + of + 〜ing"は通例不可

【例文】:そろそろ薬を飲む時間だ。
【 × 】:It's time of taking pills.
【 ○ 】:It's time to take pills.
→"time + of + 〜ing"は通例不可

後ろにto不定詞を置く主な名詞(to不定詞以外も可能なもの)
  • freedom(自由), promise(約束), right(権利), responsibility(責任)

【例文】:ケーキは好きなだけ食べてもいいよ。
【 ○ 】:You have the freedom of eating as many cakes as you want.
【 ○ 】:You have the freedom to eat as many cakes as you want.
→"freedom"はto不定詞も「of + 〜ing」も可能

【例文】:父さんは新しいサッカーボールを買ってくれる約束を忘れていた。
【 ○ 】:My dad forgot his promise of buying me a new soccer ball.
【 ○ 】:My dad forgot his promise to buy me a new soccer ball.
→"promise"はto不定詞も「of + 〜ing」も可能

【例文】:幸せに暮す権利は誰にでもある。
【 ○ 】:Everybody has the right of living a happy life.
【 ○ 】:Everybody has the right to live a happy life.
→"right"はto不定詞も「of + 〜ing」も可能

【例文】:六年生は学校で飼っているウサギにエサを与える責任があります。
【 ○ 】:Sixth graders have their responsibility of feeding the rabbits at their school.
【 ○ 】:Sixth graders have their responsibility to feed the rabbits at their school.
→"responsibility"はto不定詞も「of + 〜ing」も可能

前置詞句
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(2) この項目の先頭へ↑

前置詞の作る句が《名詞》を後ろから補足説明することがあります。

【例文】:We can buy lunch with drink at stations.
【和訳】:飲み物付きの弁当は駅でよく売っています。
→前置詞句の"with drink"は形容詞として"lunch"を補足説明する

【例文】:Recently an electric fan without fans has been sold.
【和訳】:最近、羽根のない扇風機が売られています。
→前置詞句の"without fans"は形容詞として"fan"を補足説明する

後ろに「to + ing形」を置く主な名詞
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(2a) この項目の先頭へ↑

後ろに"to 〜"を置いて意味を補足する名詞の中でよく見かけるものをまとめます。ただし、"to"の次に置く動詞to不定詞ではなく、必ずing形を使います。

後ろに「to + ing形」を置く主な名詞
  • aversion(嫌うこと), clue(手がかり), key(鍵、キー), solution(解決策)

【例文】:シャワーを浴びるのが苦手でした。
【 × 】:I had an aversion to take a shower.
【 ○ 】:I had an aversion to taking a shower.
→「aversion + to不定詞」は通例不可

【例文】:今のところ行方不明の男の子の発見につながる手がかりは何もない。
【 × 】:We have as yet no clue to find the missing boy.
【 ○ 】:We have as yet no clue to finding the missing boy.
→「clue + to不定詞」は通例不可

【例文】:バイオテクノロジーは食糧危機を打開する鍵となるかもしれない。
【 × 】:Biotechnology might be a key to solve food crisis.
【 ○ 】:Biotechnology might be a key to solving food crisis.
→「key + to不定詞」は通例不可

【例文】:学校での銃乱射事件を防ぐ解決策は銃規制しかないだろう。
【 × 】:There would be no other solution to stop school shootings than gun control.
【 ○ 】:There would be no other solution to stopping school shootings than gun control.
→「solution + to不定詞」は通例不可

形容詞句
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(3) この項目の先頭へ↑

特に、「形容詞 + 前置詞句」や「形容詞 + to不定詞」のように形容詞句が長くなると、《名詞》の後ろに置きます。

【例文】:A car capable of 300 km/h seems extremely low mileage.
【和訳】:時速三百キロで走るクルマなんてさぞかし燃費が悪いだろうね。
→形容詞句"capable of 300 km/h"は前の"car"を補足説明する

【例文】:People unable to swim should try aqua aerobics in the next pool.
【和訳】:泳げない人は隣のプールで水中エアロビクスに挑戦してみて下さい。
→形容詞句"unable to swim"は前の"people"を補足説明する

同格のthat
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(4) この項目の先頭へ↑

"idea(考え)"や"belief(信じること)"などごく一部の《名詞》同格のthatを取ることができます。同格のthat《名詞》の後ろに置きます。

【例文】:The idea that humans live on Mars may come true in this century.
【和訳】:火星に人が住むという考えは今世紀中には実現するかもしれない。
→"that"以下は同格節、前の"idea"を補足説明する

【例文】:We can live safe in the knowledge that this house is earthquake-proof.
【和訳】:この家は耐震性があることを知っているので安心して暮らせる。
→"that"以下は同格節、前の"knowledge"を補足説明する

【関連トピック】
ゼロから始める同格のthat

関係代名詞
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(5) この項目の先頭へ↑

関係代名詞《名詞》代名詞の後ろに置きます。

【例文】:In Japan there are many forests which purify air.
【和訳】:日本には空気を浄化してくれる森林がたくさんある。
→"which"以下は関係代名詞節、前の"forests"を補足説明する

【例文】:Is there any energy which doesn't pollute the environment at all?
【和訳】:環境を一切汚染しないエネルギーは存在するのか。
→"which"以下は関係代名詞節、前の"energy"を補足説明する

【関連トピック】
ゼロから始める関係代名詞

関係代副詞
名詞の意味を補足する(2)名詞の後ろに置くもの(6) この項目の先頭へ↑

関係副詞《名詞》代名詞の後ろに置きます。

【例文】:The place where we lived is now under water due to the dam.
【和訳】:私が昔住んでいた所はダムのせいで今は水の底です。
→"where"以下は関係副詞節、前の"place"を補足説明する

【例文】:Tell me the reason why the airplane was delayed by three hours.
【和訳】:飛行機が三時間も遅れた理由を説明して下さい。
→"why"以下は関係副詞節、前の"reason"を補足説明する

【関連トピック】
ゼロから始める関係副詞
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ゼロから始める名詞(52)
名詞の意味を補足する(3)
名詞の前にも後ろにも置けるもの 先頭へ

名詞の“前”にも“後ろ”にも置くことができるもの

《名詞》は前や後ろに形容詞や他の《名詞》を置いて意味を補足することができます。ここでは《名詞》“前”にも“後ろ”にも置くことができる表現をまとめます。

名詞の“前”にも“後ろ”にも置くことができるもの
  1. 【一部の形容詞】: a available bike(使用可能な自転車), a bike available(使用可能な自転車)
  2. 【現在分詞】: a cat sleeping(寝ている猫), a sleeping cat(寝ている猫)
  3. 【過去分詞】: a rebuilt temple(再建された寺), a temple rebuilt(再建された寺)

一部の形容詞
名詞の意味を補足する(3)名詞の前にも後ろにも置けるもの(1) この項目の先頭へ↑

日本語と同様に、英語でもたいていの形容詞《名詞》の前に置きます→【参照】: 『名詞の前に置くもの: 形容詞……spicy curry(辛いカレー)

英語には《名詞》を後ろから補足説明する形容詞があります。

"available(使用できる)"と"imaginable(考えうる)"の二語は、《名詞》の前にも後ろにも置くことができます。

【例文】:今、自由にできるお金がほとんどありません。
【英訳】:Now I have little available money.
【英訳】:Now I have little money available.
→"availabe(使用できる)"は"money"前にも後ろにも置くことができる

【例文】:人間は考えうるありとあらゆる場所のほとんどに住んでいる。
【英訳】:Humans live in nearly every imaginable place on earth.
【英訳】:Humans live in nearly every place imaginable on earth.
→"imaginable(考えうる)"は"place"の前にも後ろにも置くことができる

現在分詞
名詞の意味を補足する(3)名詞の前にも後ろにも置けるもの(2) この項目の先頭へ↑

形容詞として使う現在分詞の位置は、《名詞》の前も後ろも可能です。

【例文】:A sleeping kitty is very cute.
【例文】:A kitty sleeping is very cute.
【和訳】:眠っている子猫はすごくかわいい。

現在分詞副詞前置詞がくっついて長くなった時はたいてい《名詞》の後ろに置きます。

【例文】:土鍋の中でスヤスヤと眠っている子猫はすごくかわいい。
【 × 】:The sleeping peacefully in the earthware cooking pot kitty is very cute.
【 ○ 】:The kitty sleeping peacefully in the earthware cooking pot is very cute.
→"sleeping peacefully in the earthware cooking pot"は文字数的に長いので"kitty"の後ろに置く

過去分詞
名詞の意味を補足する(3)名詞の前にも後ろにも置けるもの(3) この項目の先頭へ↑

形容詞として使う過去分詞の位置は、《名詞》の前も後ろも可能です。

【例文】:The delighted dog is wagging his tail very fast.
【和訳】:喜んだ犬は尻尾をちぎれんばかりに振っている。
【例文】:The dog delighted is wagging his tail very fast.
【和訳】:喜んだ犬は尻尾をちぎれんばかりに振っている。

過去分詞副詞前置詞がくっついて長くなった時はたいてい《名詞》の後ろに置きます。

【例文】:新しい犬小屋を見て喜んだ犬は、尻尾をちぎれんばかりに振っている。
【 × 】:The delighted with his new house dog is wagging his tail very fast.
【 ○ 】:The dog delighted with his new house is wagging his tail very fast.
→"delighted with his new house"は文字数的に長いので"dog"の後ろに置く